クリスマスを越えてからも、沢山の教会からクリスマスカードが届きました。主任代行について祈って下さったことなどが書かれており、感謝でした。支えられて終わりましたが、まだ引きずる疲れがあったようで、1月の前半部分に超過勤務の払い戻しとしてまとまったお休みを頂き、大分復調しました。
日本は例年より寒いと伺っておりますが、ケニアは夏です。温暖化の影響でしょうか、日本ほどではありませんが、夜までむしむしした日も何日かありました。年毎に暑くなってきているように思います。
最近、降雨量が少なく、テヌウェク病院のダムだけでなく、国営の発電所も水力発電が多いため、停電が頻発するようになりました。病院の敷地に電力を供給するのが優先なので、住宅地域はより長く、頻繁に停電が起こります。台所などで、久しぶりにろうそくを長時間使用するようになりました。「キャンドルディナー楽しんでいますか?」と携帯メッセージが回って来たり、充電式の電球の情報が回ってきたりしています。サイリウムというのでしょうか、ポキッと折って振ると光る物を持ち寄っての、子供たちのための短いダンスパーティーの企画が回ってきたり、停電の時間を過ごすための様々な工夫がされています。病院内では、停電の度に一度酸素供給のスイッチが切れるそうで、誰かが素早く走って再度スイッチを入れないといけないそうです。停電は数秒でも、麻酔器の酸素の圧などがてきめんに下がるので、毎回はらはらさせられます。
また、コンピューター関係も、デスクトップは停電と一緒に内容が消えてしまいます。ラップトップならばバッテリーがあれば作業を続けられるのですが、インターネット関係はサーバーなどの関係で切れたり消えたりしてしまいます。先日は、ダウンタイム(電子カルテが使えなくなった時)にどうするか、についての詳細な会議がありました。最近はZoomなどもつながりが安定せず、集会の最初の数分繋がった、と思ったら切れてしまい、何度も試行してまた繋がった!と思ったら「それではさようなら」と最後の数分だった、という事が何回かありました。赴任した2000年当時は、文字だけのメールの送受信も大変で、無駄だと知りつつも、コンピューターの前で「行けー、がんばれー」と応援していた事を思えば、子供の頃SFの世界の話だったビデオ通話がケニアと日本の間で出来ているという事がそもそも感謝であることを忘れていたな、と思い出させられます。電話も、受話器を取って、「ツー」という通話音が聞こえるだけで、「今日は使える!感謝!」と感謝していたことを忘れていたな、と思わされました。
そんな中、4人のボランティアの泌尿器外科の先生方を迎え、主に小児泌尿器科の手術が1週間、集中して行われました。期間が限られているので、早く始めて遅く終わる日程をこなせるように、スタッフも特別チームが組まれました。臨時病棟の開設、そのための休日出勤スタッフの募集等、様々な課題が満たされ、一週間が越えられた事、感謝です。今期の始め、「ついにケニア人の常勤の泌尿器外科医師が与えられた」と感謝していたのですが、数年後に諸事情で離職されました。今は、泌尿器外科に関しては、エルドレッドという町から、金曜日だけ外部のケニア人ドクターが来て手術をして下さる、という体制になっています。
CTC、昨年2月から一部始動している胸部心臓センターでも、2月から約2週間、ボランティアチームと共に、先天性心疾患の患者さんの集中手術週間となります。
テヌウェク病院の手術のうち、緊急手術の割合は、何年か前に今の主任のヴィンセント兄弟が統計を取った時に47%だったと聞いています。それでも十分多いと思っていましたが、最近は67%だそうです。その中には頭部外傷、脳内出血など、脳神経外科関係の手術も多く含まれます。「アフリカ大陸でクリスチャンの専門医を育てる」という趣旨でPAACS、パックスプログラム(汎アフリカアカデミークリスチャン外科医養成プログラム)が約20年前に始まり、現在アフリカ大陸の12か国にある22のミッション病院が提携して、専門外科医の育成にあたっています。その中には一般外科医コース、整形外科医コース、脳外科医コース、などがあり、修了までに大体5年かかります。5年の中で、実習として数か月別のアフリカの国の提携病院を回ることもあります。テヌウェク病院もこのプログラムに加わっているのですが、今年の1月から、脳外科コースに関しては、教える側の人手不足など様々な理由から、ナイロビにより近い別のミッション病院(キジャベ病院)に収束されることになりました。今までこのプログラムに関わる指導医・研修医が予定の、または緊急の脳外科手術を行い、医学生やインターン生の指導も行っていたのですが、その医師たちは、そっくりそのままキジャベ病院に移動して、コースの修了を目指すことになります。一方、脳外科の手術が必要な方々は変わらずテヌウェク病院にも来られますので、プログラムとは別口で、常勤の脳外科医が必要となります。現在、週2日で一人、週3日で一人、と別の病院から期間限定で来て下さる方を検討中と聞いておりますが、真夜中や週末の緊急にも答えられるように、必要が満たされるようにお祈りください。
先日、保健省の要職の方が病院の見学に来られました。「外人」のケニアでの医療活動に強硬に反対しておられる方とのことで、良い結果になるように祈りつつお迎えしました。おおまかに「好感触だった」とは聞いていますが、「外人」には、欧米の宣教師だけでなく、アフリカ大陸の別の国から常勤として来て下さろうとしている医師、先のPAACSプログラム関係の医師も含まれてしまいますので、良い結果に導かれますようにお祈りください。
祈祷課題
1. 保健省からの見学が行われた感謝と、ビザの発行が引き続き行われるために
2.医療保険料未払いの解消など、病院の必要が満たされるために
3.病院の働きが福音のために用いられ、働き人(ルカ10:2特に麻酔科、整形外科、脳外科、泌尿器科)が起こされ用いられるように
