フィリピン宣教報告7月

2026・8・10

【髙岡沙代子先生の召天】

 7月17日未明、午前2時40分、1979年にIGMからフィリピンへ最初に派遣された元宣教師であり、その後フィリピン・ウェスレアン教会の牧師として長年ご奉仕された髙岡沙代子先生が召天されました(81歳)。沙代子先生はパーキンソン病を患われてから、ご主人のアルバート・パタクシル先生の献身的な介護を受けながら、ご自宅で療養生活を送っておられました。最期もご自宅で、アルバート先生が詩篇23篇を読み、「サヨコはいつまでも主の家に住まいます」と最後の一節を読み終えられたその瞬間、静かに息を引き取られたそうです。

 アルバート先生は、息子のケンジ先生に召天の知らせを電話で伝えた際、「サヨコにとって本当に『生きることはキリスト、死ぬことは益』だった」と語られたとのことでした。

 葬儀は7月17日から22日までの6日間にわたって執り行われました。私たちは、恭子が知らせがあってすぐ駆けつけた後、バイブルカレッジが担当した17日と、教団運営委員会が担当した最終日の葬儀に家族で参列しました。常喜は自分の弔意と共に、教団代表の岩上先生と元宣教師の梅田先生からの弔意を代読し、その思いをお伝えしました。また、今年に入ってから毎月1回、教報と昼食を持参してお見舞いを続けていた恭子は、遺族の挨拶の際にパタクシル先生から直接依頼を受け、タガログ語で訪問の時の様子を分かち合いました。「Kyoko was Sayoko’s comfort.」と言って頂き感謝でした。また沙代子先生が献身前に教師として働いておられた時の教え子であられた、宮島幸子先生から寄せられた弔文もお渡ししました。パタクシル先生をはじめ多くの参列者の方々に喜んで頂き、感謝の言葉を頂きました。

 私たちの宣教師生活において、沙代子先生は本当に大きな存在でした。機会があるごとに声をかけて下さり、伝道者として、牧会者として、宣教師として、そして一人の日本人として歩まれた経験を惜しみなく分かち合って下さり、私たちを励まし、慰め、時には教え、導いて下さいました。何よりも、ご夫婦で、真実に祈って下さいました。

 私たちにとって沙代子先生は、まさに「宣教師のレジェンド」と呼ぶべき存在でした。そのリーダーシップ、気さくなお人柄、謙虚で思いやりにあふれた言葉は、私たちの模範でした。そのような模範者であり、異国の地で共に主の為に戦った同労者を失ったことに寂しさは感じますが、御国での再会の希望を抱きつつ、私たちも与えられた宣教の使命を最後まで全うしたいと願っています。

【新年度開始】

ロザリスウェスレアン大学では20人の新入生を迎え、在校生44人を合わせて計64人で新年度が開始されました。常喜はクラスが始まる前に、子どもたち3人を連れてロザリスに向かい、新しい働きと生活が始まっています。今学期は「聖書論」のクラスを1年生に教えています。

到着して翌週には、父の日のお祝いで男性陣だけで、ランチを共にし、その後にはカフェで楽しい交わりのひと時を過ごしました。

ロザリスの宣教師館に到着早々、水が出ないことに気づき、ポンプ小屋を調べたところ、水揚げ用ポンプのモーターが焼け焦げていることが分かりました。モーターを新しく購入し、同僚のアレックス先生に設置してもらいましたが、今度は地下水自体が上がって来ないことが判明。最終的にはプロの修理屋に依頼し、地下水に達するまでのパイプを延長したことで、ようやく汲み上げができるようになり、水が出るようになりました。到着してからの5日間は、コインランドリーで洗濯をし、隣家でシャワーを浴びさせていただいたり、皿洗いをさせてもらったりと、周囲の方々に大変助けられました。ロザリスに滞在し始めてからは、3人の子どものうち2人が家事(洗濯、皿洗い、夕飯)を自発的に手伝ってくれており、とても助かっています。

祈祷課題:フィリピン(豊田)

◆新入生たちが新しい学校生活に早く慣れ、学びと訓練が祝されるように。4年生はインターンシップ前の最後の学期となります。

◆学校が始まった子どもたちが新しい学校生活に順応し、学びが守られるように。この新学期から義実と実喜がフェイスアカデミーに転校しました。

◆家族全員が事故・事件・怪我・過ち・災害・病気(疫病>などから守られ、心身共に健康が支えられ、主のご奉仕を全うできるように。