【祈祷課題】

◆1.卒業された学生たちの教会での働きのために。夏休みに入った学生たちの霊肉がともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症の回復のために。
「彼は主に叫んで祈った。」第一列王記17章20、21節
13月に入り、セミが鳴き始め、フィリピンに夏が到来しました。最近は、夜も寝苦しいくらい暑いときもありますが、何とか扇風機で済ますことができています。
【ファミリーキャンプ】
5受難週の金曜日からイースターの日曜日にかけて私たちは南スカイライン教区のファミリーキャンプに家族で参加しました。南スカイライン教区は2018年に教区で土地を購入しヘブロンキャンプというキャンプ場の建設を開始し、業者の手を借りず、信徒と牧師が協力し合って建設に取り掛かり、今では運営委員のほとんどは信徒がその荷を担って、キャンプの運営、建設、宣伝などの活動をしておられます。2019年に初めてこのキャンプ場に移して開かれたファミリーキャンプには、宿泊施設が整っていませんでしたので、私たちもテントを持参して参加しました。
今回は、キャンプ場内にある教区長ジャーソン・ダナオ先生のお宅に留めて頂くことができました。テントも持参していたので子どもたちは教区長宅の建設途中の二階にテントを張り、他の子どもたちと楽しく過ごすことができました。今回のファミリーキャンプのテーマは「主の御護り」で、国内教会局長のアモス先生が聖会と宣教会、教区長ジャーソン先生が2回の聖書講義を担当されテーマに則してメッセージが語られました。イースターの朝には5時半から早天イースター礼拝を守り、イエス様の復活を思い巡らすときが与えられました。今回は、コロナ禍ということもあり、2回に分けキャンプが開催され1回目はユースが220名、2回目はファミリーで380名、合計600名の参加者が与えられコロナで2年中止されてきたファミリーキャンプに主がたくさんの祝福を注いで下さいました。
帰り間際に宣教車の右後ろのタイヤがパンクしていることに気付き、知り合いの牧師たちに手伝ってもらいスペアタイヤと交換し出発することができました。ところが、広い国道に出たところで確認したところ、スペアタイヤの空気が少し抜けていたようで、このままロザリスまで運転するよりも、バギオ市内でタイヤを修理してもらった方が良いと判断し、バギオに戻りました。イースターということもあり、ほとんどの修理屋はお休みでしたが、何とか修理屋を見つけ、タイヤを修理をし、無事に帰ることができました。
【チャペル】
聖書大学では、対面での授業ができていませんが、毎週チャペルでの集まりをFacebookを利用して継続しています。今月は、常喜がメッセージ、そして特別讃美に私たち家族が担当となり、讃美のビデオとメッセージのビデオを作成しました。子どもたちが積極的に参加、協力し、家族で主を讃美するビデオを作成することができ感謝でした。メッセージは「祈り、嘆きから望みに向かって」と題して第一列王記17章から語らせて頂きました。
【パスポートの更新と課外授業】
子どもたちのパスポートの更新のために、2度ロザリスとマニラを往復しました。1度目は恭子と常喜と義実で手続きのために、2度目はパスポート受取のために家族で往復しました。無事にパスポートが更新されて感謝でした。この後古いパスポートにあるビザ証明印を新しいパスポートに移す手続きをすることとなります。
2年ぶりに家族でマニラに来たこともあり、今回は、課外授業の一環として大使館近くにある国立博物館と国立美術館を見学してきました。国立公園の大きな敷地内にそれぞれ想像以上の大きな建物でしたので家族で12キロ歩き回ることになりました。最後はヘトヘトに疲れ果ててしまいましたが楽しい一時となり、また次回の宣教訪問団を迎えるための下見ともなりました。
◆1.卒業された学生たちの教会での働きのために。夏休みに入った学生たちの霊肉がともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症の回復のために。
主は言われた。「わたしの臨在がともに行き、あなたを休ませる。」(出エジプト33章14節)
13月に入り、セミが鳴き始め、フィリピンに夏が到来しました。最近は、夜も寝苦しいくらい暑いときもありますが、何とか扇風機で済ますことができています。
【実喜と実和子のワクチン接種】
5歳以上11歳以下の児童を対象としたコロナワクチン接種があり、長男実喜と次女実和子が無事に接種を完了することができました(2回)。大使館からは地域のコミュニティーで設けられる接種会場でも日本人が速やかにワクチン接種を受けられるようにフィリピン政府と交渉すると連絡を受けていたので、何のトラブルもなく接種を受けることができたのは感謝でした。
【恭子の甲状腺嚢胞】
恭子の甲状腺嚢胞が癒やされました。主治医より経過観察をするように言われてから6ヶ月が経ち、もう一度、検査の上、主治医に診て頂いたところ、異常はなく完治しているとのことでした。これまでのお祈りに心より御礼申し上げます。
【とにフェス参加】
日本国内の中高生向けに開かれた「とにフェス」にZoomでゲスト参加しました。フィリピンからは3問、台湾からも3問出題があり、私たちも中高生と一緒に楽しい時間を過ごしました。国内にいる中高生と交わり、また宣教地について少しでも知っていただく機会を与えて下さり有り難うございました。私たちは、宣教地に派遣される直前に、第一回目の「とにキャン」にスタッフとして参加する機会がありました。その時以来、ここまで中高生への働きが継続されていることへの感謝と、中高生たちの活発な参加に大いに励まされる機会となりました。長女も参加し、同年代の仲間とともに幸いなときを過ごすことができました。日本で、とにキャンが対面で開催されることになったら、参加したいとのことでした。
◆1.聖書大学のオンラインクラスで学生たちの学びが祝され、霊肉ともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
山も丘も 義によって 民に平和をもたらしますように。(詩篇72篇3節)
1月中旬よりコロナのオミクロン新感染者数は減少し始め、2月末には千人にまで減少しました。この減少に伴い、全国の隔離措置対策(ロックダウン)の各地のレベルも引き下げられ、規制が緩和されていきました。最近ロザリスでは、5歳以下の子どもでもショッピングモールに入れるようになり(2年ぶり)、少し賑やかになってきました。
【教区リトリート】
北中央パンガシナン教区の教職者によるリトリートが近隣のリゾートホテルで2日間開かれ常喜は通いで参加しました。ゲストスピーカーはウェスレアン教会代表のギリアモ先生ご夫妻でした。ギリアモ先生は列王記19章から伝道者が覚える霊的、肉体的、精神的疲労とその回復についてウェスレアン教会の牧師先生たちが経験されていることと重ね合わせて話して下さいました。二日目は、自己評価ということについて、ウェスレアン教会の教義及び条例を取り上げて講義をされ、牧師先生たちから現場での体験を踏まえた質疑応答のときもありました。その中で、聖餐について質問や意見が活発に交わされました。コロナ禍にあって、こうしたリトリートが開くことができ、交わりの時が与えられたことによって牧師先生たちは慰められ、励まされて帰途に着きました。
◆1.聖書大学のオンラインクラスで学生たちの学びが祝され、霊肉ともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
見よ、神は私の救い。
私は信頼して恐れない。
ヤハ、主は私の力、私のほめ歌。
私のために救いとなられた。(イザヤ12章2節)
【第二学期開始】
53名(学士変更プログラム登録者含めると73名)の履修登録者が与えられ、第二学期が始まりました。常喜は久し振りに「預言書」を担当することとなり、授業計画を見直し、改善して授業に臨みました。9名の学生が受講しています。相変わらずオンラインクラスが継続されていますが、学生のほとんどは現在ノートパソコン(昨年はスマートフォン)でクラスを受けられるようになりました。この1年の間に経済的な犠牲も払っていたことを思わされました。今月は預言書の序論、歴史、文学、メッセージ、終末論を学びました。来月からは預言各書に入ります。
【台風オデット】
昨年12月中旬にセブ島を東から西へ通過した歴史的にもかなり大きな台風オデット(フィリピン名)はミンダナオ島北部、セブ島、パラワン島に大きな被害をもたらしました。現在も、電気がないところもあり、国からの支援が継続されています。セブ島とパラワン島にあるウェスレアンバイブルカレッジでも、敷地にある建物の破損、半壊、また倒木などの大きな被害を受けました。2校とも小さな学校なので修理や後始末で経済的な試練を通っています。セブ校の敷地内にある引退された牧師たちが住むウェスレアンビレッジも被害を免れず女性で独り住まいをされているジョビナさんの家は全壊してしまい、今は学校の女子寮で避難生活をされています。
◆1.聖書大学のオンラインクラスで学生たちの学びが祝され、霊肉ともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
「主はあなたに告げられた。人よ、何が良いことなのか、主があなたに何を求めておられるのかを。それは、ただ公正を行い、誠実を愛し、へりくだって、あなたの神とともに歩むことではないか。」ミカ書6章8節
主の憐れみの中に抱かれてここまで歩むことができました。皆様のお祈りに心より御礼申し上げます。
今年もコロナ禍でのクリスマスを無事に過ごすことができました。ロザリス教会でのクリスマス礼拝、そして礼拝後には昨年にはできなかった愛餐の時が守られました。ウェスレアン聖書大学の職員とその家族による年末感謝会も学校の食堂で開かれ、小礼拝、証し会、交わりの時が与えられました。折しも、日本でもフィリピンでもコロナのオミクロン株感染者が増加傾向にあるときで、年末年始にかけて8万6000ほど感染者が増加しました。
今月半ばに、希乃実の第二回目のワクチン接種のために宣教車でマニラに向かい無事に終えることができました。恭子の甲状腺のためにもお祈り頂き有り難うございます。クリニックの主治医がコロナに感染したため検査結果が出た後しばらく診察できない状態が続いていましたが、主治医も回復され、久し振りにクリニックで診察することができました。甲状腺の腫れも引いているということで3月まで経過観察することとなりました。
今月でサバティカルリーブ(長期休暇)を終え、新年より第四期の働きを開始します。早速、常喜は1科目(預言書)の担当を任されて新学期に望みます。子どもたちはホームスクールの学びが継続されます。第四期の働きのために引き続きお祈りご支援のほど宜しくお願い致します。
◆1.聖書大学の学生たちと先生たちがオンラインクラスでうまくコミュニケーションが取れ、霊肉ともに守られるように
◆2.聖書大学では新年度(2020年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
【ワクチン接種(第一回)】
お祈り頂いていたワクチン接種(一回目)を終えることができました。10月11日、在比大使館より連絡がありマニラにあるタギッグ市でワクチン接種が実施されること、マニラ首都圏周辺の接種会場の設定は困難で、今回が最後になるかもしれないという連絡がありました。
妻と相談して、新感染者数がまだ多数のマニラに接種のために出かけることにしました。
10月22日、子どもたちを残し、必要書類(通行許可証、問診書、接種申請書)を携帯し、朝四時に宣教車で出発しました。
一年以上振りの3時間以上、高速道路上、首都圏での運転でしたが夫婦で一時間ごと交代して運転し無事に接種会場(ショッピングモール)に到着することができました。
接種開始時間の2時間以上前の到着でしたが、会場視察の為にモールの6階までエレベーターで上がって行きました。
会場はほとんど準備ができている状態で大使館員の方が対応して下さいました。
接種開始まで時間があったので私たちは一旦モールの外を出て朝食を取りました。
開始一時間前には朝食を済まし、会場入りしたところ、ちょうど接種が開始されていました。私たちは2番目でしたので問診、登録、接種とスムーズに進み、無事に終えることができました。
会場を出たところ、接種の待ち合い座席はうまっていました。
帰りは、渋滞を避けるために新しく開通した南北ルソンの高速を結ぶスカイウェイを利用しました。
このスカイウェイのおかげで今まで空港と北ルソン高速道路入り口間の渋滞を抜けるのに2時間以上かかっていたのが20分に短縮されました。このことによって、マニラの空港からロザリスまで2時間半から3時間で移動が可能となりました。
これで宣教旅行の旅程も少し快適になります。
接種後の副作用は2人とも接種した側の腕に痛みを覚える程度のものでした。第二回目の接種は11月19日になります。引き続きお祈りにお覚え下さい。
◆1.聖書大学の学生たちと先生たちがオンラインクラスでうまくコミュニケーションが取れ、霊肉ともに守られるように
◆2.聖書大学で対面授業がもてるように
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために
フィリピンでは、デルタ株による感染者急増の峠を越し、現在ではコロナ感染者数は減少し、隔離措置(ロックダウン)の規制もだいぶ緩くなってきました。
【ワクチン接種】
ワクチン接種の為にお祈り頂き有り難うございました。11月19日に無事に2回目の接種を完了することができました。これで国内外の出入りや活動が比較的容易になります。常喜、恭子の2回目のワクチン接種の2週間前には大使館より在邦人の12歳以上のワクチン接種の案内があり、希乃実が対象年齢であったので申し込み、26日にはマニラまで接種しに行きました。接種後の副作用として、常喜、恭子は二日ほど熱があり、希乃実は接種した腕に痛みがありました。希乃実の2回目の接種は12月17日となります。
【パブロ先生召天】
11月24日、フィリピン・ウェスレアン教会の第二代総理であったアルフォンソ・パブロ先生が82年の生涯を全うされ召天されました。ウェスレアン教会を総理として16年間リーダーシップを発揮され仕えられてこられました。また、国際的にもウェスレアン世界フェローシップ(WWF)でも議長として活躍しておられました。私たちはパブロ先生が引退された後にフィリピンに宣教師として派遣されましたが、引退された後もパブロ先生と交わり、その人格に触れ、彼の説教を聞く機会が与えられました。
カリスマ性に富み、愛に満ちた人柄で皆から愛され、そして神様に愛された器でした。常喜は、ナザレンセミナリーで学んでいたときに、パブロ先生の説教のクラスを取り、そこで多くのことを学びました。パブロ先生はセミナリーに在籍していたウェスレアンの学生たち(私も含め)を集め交わりの機会を設け、語らい、励まし、慰めて下さいました。引退後も執筆にも励まれリーダーシップや家族についての本を何冊か出版され、70代後半には博士課程で学ばれ、牧会学の博士号を取得されました。最近、ご子息がSNSでパブロ先生が本を読んで学ばれている姿の写真を投稿されているのを見て、最後まで神と向き合う姿勢に感服しました。30日には教団葬に近い形で記念会がここロザリスウェスレアン大学のチャペルで催され、200名ほどが参列しました。司式は前総理であったパタクル先生がされメッセージが取り次がれました。アメリカのウェスレアン教会、ウェスレアン国際フェローシップ、そしてIGMからは梅田昇先生(前フィリピン派遣宣教師)からの弔文が読まれました。ご遺族の慰めと励ましの為にお祈り下さい。
◆1.聖書大学の学生たちと先生たちがオンラインクラスでうまくコミュニケーションが取れ、霊肉ともに守られるように
◆2.来年度から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
【デルタ株の猛威】
フィリピンではコロナのデルタ株が猛威を振るい、各地で感染による死亡者が出ています。私たちにとって身近な人たちにもその猛威は及び、マニラ日本語キリスト教会を早期から支えてこられ、またフィリピンに赴任以来、色々な面で私たちを助けて下さったH兄、またロザリス教会が属するこの教区の教区長メルチャ・アキノ先生がコロナ感染で召天されました。お二人に共通するのは酸素の供給が十分に行われなかったこと、またアキノ先生に至っては入院ができず、十分な治療が施されなかったことがあげられます。お二人のご遺族のたまに主の慰めと励ましを祈るばかりです。
私たちが住むロザリスでも市場への買い物の制限(外出許可証の提示、週3回など)が再びかけられ、夜間外出禁止も継続されています。
在比日本大使館が八月より実施し始めた在比邦人に対するワクチン接種事業はこれまでに2回マニラ(ロザリスからは200キロの距離)、1回セブ島で執り行われました。基本的に、邦人滞在者の多い地域で実施されるので、ルソン島中北部での実施は難しいようです。私たちにはまだ案内が届いていません。できるなら、接種会場が近隣で設けられることを願っています。
【子どもたちのホームスクール】
昨年度は聖書大学に併設されたウェスレアンアカデミーのオンラインクラスで子どもたちは学んでいましたが、今年度はホームスクールに取り組んでいます。ホームスクールの運営者とコミュニケーションを取りながら、恭子が子どもたちをサポートしています。
【恭子の甲状腺嚢胞(こうじょうせんのうほう)】
検査後、主治医とこれからの治療について相談するために予約しているのですが、現在、その診療所が閉じられた状態で(もしかすると関係者に感染者がでたのかもしれません)、予約が延期になっています。
改めて予約の日時は連絡があるとのことでしたので、いつになるかもよくわかりませんが、待っている状態です。そうこうしている内に、感謝なことに恭子の甲状腺の膨らみ自体はほとんど見当たらなくなりました。
◆1.聖書大学の学生たちと先生たちがオンラインクラスでうまくコミュニケーションが取れ、霊肉ともに守られるように。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
ロザリスでは月末に50人ほどの新感染者が発見され、警戒しています。たまに買い物に行く隣町オルダネタ市では感染者が急増しロックダウン(隔離処置)することになりました。全国的に見ても隔離処置のレベルが少しずつ上がっています。
【新学期開始】
ウェスレアン聖書大学では新学期が始まり、オンラインでのオリエンテーションで先生たちと学生たちの顔合わせ、そして従業や生活についてのガイドラインが説明されました。翌週にはオンラインクラスが始まりました。今学期履修登録した学生は50名ほどで、昨年同様神様は新入生を与えてくださいました。オンラインクラスは、利点不利点両方ありますが、比較的ストレスも溜まることもありますので心理的肉体的に支えられるようにお祈りください。
【恭子の甲状腺嚢胞(こうじょうせんのうほう)】
現学長夫人は看護師を辞めて献身された方で、学校では保健室の役目も担っておられます。
先日、外で立ち話をしているときに、ぽつぽつと雨が降ってくるのを感じて、私は空を見上げました。そのときに私の喉を見た学長夫人が「あれ、甲状腺が腫れてるよ」と気がついてくださいました。それがなければ今でも気がついていなかったと思います。そのくらい、なんの自覚症状もないし、腫れていることも見た目には(素人には)ほとんどわかりません。触るとすぐにわかりますが、お風呂でも鏡を見ていても全く気がつくことはありませんでした。
学長夫人に「検査してみて」と言われ、3日後に家族でお世話になっている内科の先生のところへ行くと、血液検査とホルモン検査、エコーの検査をしてくださり、甲状腺外科の専門医のところへ紹介状を書いてくださいました。
検査の結果を持って、数年前から半年に一度の健康診断でお世話になっていた先生のところへ。この先生が甲状腺の専門だということをこの時初めて認識しました(確かに看板にはそう書いてありました)。
エコーと血液検査、ホルモン検査の結果を見ながら、甲状腺嚢胞だろうという診断でした。これからの治療を決めるために穿刺細胞診をすることになりました。嚢胞はエコー検査によると2.9cmの大きさだということでした。ここまでが、腫れていることがわかってから1週間。
その1週間後に穿刺吸引細胞診をしました。甲状腺エコー(妊娠検査の超音波みたいな感じ)で甲状腺腫瘍の位置を確認しながら、細い注射針でしこりを刺して直接細胞を吸い出し、顕微鏡で観察して良性か悪性かを判断する検査方法です。
その結果がで次第、主治医の先生と治療法を話し合う予定です。特に技術的というよりは、金銭的に保険が効く日本に帰る方が良いのか、帰国の費用、滞在費を含めると保険が効かなくてもフィリピンの方が安いのか、そのような判断基準になるのではないかと思っています。
ロサリスは人口7万人弱の小さな田舎町ですが、これら全てのことが、現在住んでいるバイブルカレッジから半径6km圏内で、しかも長い予約待機時間もなく出来ることに本当に感謝しています。またどの先生とも安心して話せていることにも感謝しています。いつの間にか経っていた14年間の時間にこんなにも人や場所との繋がりが出来ていたことを改めて実感し、ここまで導いて下さった神様の恵みを覚え、御名を崇めています。
◆1.新学期(8月) が始まった聖書大学の学生たちと先生たちのために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
【宣教師ビザ取得】
お祈り頂いていました宣教師ビザと外国人登録証が無事に更新され発給されました。いつもならニ、三ヶ月で更新手続きを終えるところ、今回は更新手続きを二月に開始してから六ヶ月かかりました。代理人からも現在移民局では密を避けるために人員削減をコロナ対策として取り組んでいて、そのために色々な手続きが遅れているという話を聞いていたので覚悟していましたが、六ヶ月かかるとは思っていませんでした。それでも、昨年コロナが始まったときには、ビザの更新はこれからどうなるのか少し心配していたこともあり、こうして無事に宣教師ビザが再発給され、取得できたことに主に感謝致しました。皆様のお祈りに心より御礼申し上げます。
【歯科医のご家族の信仰】
半年に一度ほどのペースで家族全員歯科検診に行くようにしています。10年ほど前に私たちの住むバイブルカレッジからも近いウェスレアン教会で歯科医のご夫妻が救われて以来、その先生のところでお世話になっています。
先月先生の体調が悪いとコロナを疑い検査に行くと、コロナではなく乳癌が見つかり、緊急手術を受けられたとのこと。その手術の1ヶ月後には、建築中だった先生の別荘が完成し、聖別式がありました。ウェスレアン教会が式を執り行い、式の最後の先生からのご挨拶は、挨拶が段々とお証詞になり、5年前の銀婚式とは全く違う様子に、第二の転機があったんだろうなあという印象を受けました。
そのまた10日後には手術が無事に終わった感謝と聖別式の感謝ということで先生のご自宅へ女性の教職牧師ばかり6人で招かれました。成人されてそれぞれにご家庭のある3人の娘さんご家族もおられ、夕食を待つまでの時間に始まった分かち合いが結果的に夕食もすっかり冷えた頃に終わるほどご家族からたくさんの話を聞けました。フィリピンでの牧会、伝道の基本も家庭訪問です。恭子にとっては初めての牧会的家庭訪問の機会になり、もっと語学力をあげていこうと改めて強く思う機会にもなりました。
癌がわかってから今までの2ヶ月間で、歯科医という社会的な成功がありながら癌になるという「不幸」は、教会(信仰)のせいではないかと、たくさんのご友人、ご親族に言われたようです。フィリピンのプロテスタント教会内でもホーリネス派は多数派ではないので、具体的に「無条件的選び」「限定的贖罪」「不可抗的恩恵」について間違っていると説かれたり、「ウェスレアン教会の千年王国の理解は前、後、無、のどれか」と挑まれたり、聖別式がなぜウェスレアン教会なのか親族のあの人のあの教会があったのにと言われたりというお話を聞きながら、信仰の戦いの激しさに圧倒されました。その全てに「がっぷり四つ」の理論で返していかれたご主人もすごいと思いましたが、奥様も「ウェスレアン教会で経験する愛情が私には必要」と静かに返されたというお話に、礼拝以外の平日の聖書の学びと愛の実践の大切さ、またご奉仕を誠実に続けてこられた代々の牧会者を改めて覚えて、育ててくださる神様の恵みとその栄光にも触れたようで圧倒される思いがしました。
3人の娘さんたちとそのご家族は、急にご両親が救われても自分たちは自分たちの生活を続けておられましたが、今回大嵐の中で叫び溺れそうになる自分たちとは対照的に、静かに強く信仰に立っておられるご両親の様子とそのお二人とご家族を支えるウェスレアン教会の方々の愛情に触れ、彼女たちにとっても信仰の転機になったとのこと。主牧先生方がフォローアップしておられます。
◆1.新学期(8月) が始まった聖書大学の学生たちと先生たちのために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜(網膜静脈閉塞症)の回復のために。
【聖書大学Zoom感謝祈祷会】
「教育局長アキノ先生からウェスレアン聖書大学各校(ロザリス、コーディレラ、パラワン、ヴィサヤン、カバカン)の先生たちに声が掛けられ感謝祈祷会をZoomで開くことが出来ました。18名の先生たちが集い、局長からの先生たちの働きを労うメッセージ、各学校、先生たちによる感謝の証し、直面している課題の分かち合い、最後には皆で祈り合い終えることができました。コーディレラ、パラワン、ヴィサヤン校では学生たちを受け入れられず、またオンラインでのクラスも出来ない状況でした。
カバカンでは学生たちをキャンパスに留まらせ対面でのクラスを持つことが出来ましたが、新学期は同様のことが出来るか分からないとのことでした。おそらく迎える新学期は対面での授業が許されない状況でオンラインクラスが行われることとなるかもしれません。コロナ禍で迎える2年目の戦いのためにお祈りください。
【宣教師ビザ】
宣教師ビザのためにお祈り痛き有り難うございます。代理人より宣教師ビザが更新されたという連絡を受けましたが、これから外国人登録証の手続きに入るためにパスポートと外国人登録証が私たちの手元に届くまでにはあと1〜2ヶ月かかるとのことです。引き続きお祈りください。
【ワクチン接種】
フィリピンでは最前線で働く人々、高齢者へのワクチン接種が始まっています。現在のところ必要回数のワクチン接種完了された割合は2・4パーセント(日本は12・9パーセント)となります。日本政府は海外在留邦人で、在留先でのワクチン接種に懸念を有し、日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する人たちを対象に、成田空港及び羽田空港においてワクチン接種事業を8月から来年1月上旬まで実施すると報告がなされました。私たちもできれば一時帰国しワクチンを接種する予定でいます。
【長期休暇】
日本に一時帰国できるかどうかは分かりませんが、世界宣教局より配慮を頂き、私たちは8月より長期休暇(サバティカルリーブ)を取ることになりました。宣教師の働きは一期4年と定められていましたが(現在3年)、私たちは第三期の6年目に入っています。本来なら日本で巡回報告のために帰国し、リフレッシュし第四期を迎えたいところだったのですが、コロナ禍でそのことも適いませんでした。神様の恵みと皆様のお祈りに支えられ、ここまで来ることができました。聖書大学、またウェスレアン教会にも理解していただき宣教師館に留まりながらフィリピンでの宣教活動を今年12月まで休止させて頂くこととなりました。この間、次期の働きに向けて霊肉ともに整えられるようにお祈りください。
◆1.新学期(8月)に入る聖書大学の学生たちと先生たちのために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜(網膜静脈閉塞症)の回復のために。
神を待ち望め。(詩篇42篇11節)
フフィリピンは雨期に入り、午後には雷の伴った強い雨がしばしば降るようになりました。
【最後の授業】
「ウェスレー神学」のクラスは本来前期に取り行われることとなっているのですが、諸事情で受講できず卒業を控えた男子学生ジェイマークのために豊田が受け持つこととなり、一対一でクラスを行なって来ました。毎週、クラスだけではなく、課題が与えられ答えを発表し、それに対して常喜が質疑応答し、また議論したりしてきました。
最後の授業は、ウェスレーの説教を一つ読んで、それについて発表してもらいました。聞き手が常喜にだけというのも寂しいと思い、密かに同級生の男子学生2人に声を掛け参加してもらうことにしました。発表当日、ジェイマークは何も知らず、常喜にだけ発表すると思いオンラインクラスに入ってきたところ、同級生の2人の学生たちがそこにいたので驚き、盛り上がりました。実は、この3人の学生は前期で常喜のクラス「ダニエル/黙示録」を受講していたこともあり、懐かしい再会ともなりました。そしてジェイマークの発表後、学生たちから「アダムの罪」について質問があり、白熱した議論となりました。その後、学生からは前期でも同じようなことが何度もあり本当に懐かしくまた恵まれたという感想をいただきました。
【卒業式】
62期卒業式が開かれました。政府からは対面での卒業式は禁止されているため、予めプログラムを作成し、プログラムに割り当てられた関係者の方々にビデオを送って頂き、ビデオを編集・作成し、それをSNSで配信する形式で卒業式は開かれました。常喜は校長ジャンレイ先生の割り当て部分のビデオ収録、編集に携わり、また恭子は卒業式の司会進行役のナレーションを担当しました。卒業式では「困難な時代にキリストに根ざす」というテーマのもと、ウェスレアン教会代表ジャニー・ギリアモ先生より式辞説教が語られました。今年卒業された学生は、全部で93名でした(学位更新プログラム卒業生含む)。卒業後には、現地の教会へ遣わされ、或いは教育現場で働き、学校で身に付けたことを発揮し、神の国を立て上げ、拡大するために労していくこととなります。主が卒業生たちを御霊を通して用い下さいますように。そして、サタンからのあらゆる誘惑、攻撃から守られ、主の召命に答えていくことが出来ますようにお祈りください。
◆1.卒業(5月)をした学生たち、夏休みに入った学生たちが霊肉ともに守られるように。
◆2.来学期(8月)に向けて進められる大学の準備のために。ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。宣教師ビザの更新手続きのために。
「この方こそまさしく神。
世々限りなく われらの神。
神は 死を越えて私たちを 導かれる。(詩篇48篇)
フィリピンは盛夏で、日中35度を越える猛暑に見舞われています。一方、大学は学期末を向かえ、学生たちも先生たちも四苦八苦しながらも主の恵みによって支えられここまで来ることができました。来月には、卒業式を迎えます。
【グッドフライデー】
受難週、キリストが十字架に架けられた金曜日(グッドフライデー)に、職員とその家族が集まり礼拝する時がチャペルでもたれました。プログラムの中で、十字架状で発せられたイエス・キリストの七つの言葉に思い巡らし、分かち合う時が与えられていました。私たちにも弟子の一人にマリヤを委ねられたことば(ヨハネ19章26−27節)が予め割り当てられていました。私たちの順番では、二人で前に出て、二人で御言葉の思い巡らしを分かち合いました。プログラムでは、職員の子どもたちの特別讃美もあり、希乃実が参加しました。
【宣教師ビザの更新】
オンライン授業をどのように進めるかはそれぞれの先生に任されています。フィリピンでのオンライン授業の難しさは学生たちのネット環境が整えられていないこと、またほとんどの学生たちはパソコン、タブレットをもっていませんのでスマートフォンで受講し、課題などに取り組むこととなります。こうしたことを考慮しながら、オンライン授業を進めようとすると色々な困難が生じます。 例えば、ネットの速度が遅いために授業に参加ができない学生がいたり、課題を締め切り期日に提出できない学生がでてきます。常喜のクラスの場合は、オンラインクラスを録画しておき、ビデオと授業で使われた資料を投稿し、オンデマンドで学生たちがいつでも視聴できるようにしておきます。
提出期限は設定しますが、スマートフォンで課題を作成していることの困難さを考慮し、採点には影響が出ないようにしています。課題やテストについては、学生たちを非倫理的な行為から遠ざけるため、論述形式にし、授業内容の理解を確かめる程度の課題を出します。論述形式は採点に時間と労力がかかりますので、返却に時間を要してしまうことがあります。オンライン授業を進めて行く内に改善点が見つかれば、改善して行きます。
◆1.卒業(5月)をした学生たち、夏休みに入った学生たちが霊肉ともに守られるように。
◆2.来学期(8月)に向けて進められる大学の準備のために。ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。宣教師ビザの更新手続きのために。
「なんと美しいことか、
よい知らせを伝える人たちの足は」(ローマ10章15節)
今月でフィリピン宣教第三期六年目の年が始まりました。
条例では一期は四年ですが、コロナ禍の帰国巡回延期で五年目を迎え、そして六年目に入り最長記録を更新中です。
【コロナ禍の状況】
今月中旬に、政府が警戒レベルを引き下げたところ、新感染者数が増加し始め、今月下旬には一日平均5千人から1万2千人の新感染者数が出ている状況です。私たちが住む町内でも感染者が出て、学校の目の前にはバリケードが設置され隔離処置がとられています。常喜が教えているマニラ在住の学生の家族からも2名の感染者が出てしまい、本人も体調が優れずクラスを休みました。ワクチン接種は今のところ人口の0.05パーセント、5万6百人ほどに行き渡りました。学校も、今年は対面での卒業式やクラス再開を期待していましたが、現在のところ政府はまだ禁止している状態です。五月の卒業式もオンライン形式で執り行い、準備することとなりました。そんな中、オンラインではありましたが久しぶりに夫婦でインマヌエルの年会に出席することができたのは感謝でした。
【宣教師ビザの更新】
2年に一度の宣教師ビザの更新時期に差し掛かり、先月より書類を揃え始め代理人を通して移民局に提出することができました。昨年から移民局内で何度もクラスターが発生しているため、その度に出勤人数が削減され、全ての手続きに時間がかかっているとのことです。更新手続きが問題なく、速やかに済みますようにお祈りください。
【チャペル】
夫婦でそれぞれチャペルでの説教の奉仕がありました。今月のテーマは「地よ、主の声を聞け」で、常喜は第一列王記17章17−24節よりエリヤの声と十字架に架けられたイエスの声、そして復活について思い巡らし、恭子はローマ人への手紙10章15節より快適なところから飛び出して福音を伝えることの大切さについて語りました。説教を作るだけでなく、ビデオを作り、Facebookのグループページに投稿しなくてはならず、一手間も二手間も増えましたが、コロナ禍にある学生たちが霊的、心理的にもメッセージを通して励まされることを祈ってやみません。
◆1.学期も締め繰りに差し掛かり、卒業(5月)を控えた学生たち、在校生たちの学びと訓練のために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。宣教師ビザの更新手続きのために。
あなたは 人を御使いより
わずかに欠けがあるものとし
これに栄光と誉れの冠を
かぶらせてくださいました。(詩篇8篇5節)
【ボン先生の御母様の召天】
以前校長として長年奉仕し、現在も職員として働いてるボン・ワギ先生のお母様が召天され、常喜は他の職員と一緒に葬儀に出席しました。
先月も同じ職員のお父様が召天されたばかりでしたので、神様の慰めと励ましを必要とする年始となりました。
【年次報告】
宣教車で一時間半離れたダグーパン市にある移民局(支局)で、在住外国人の年次報告の手続きを済ませました。例年だとベンゲット州にあるバギオ市(二時間半)の支局で手続きを済ませてきましたが、私たちが住むパンガシナン州にもあることを知り、夫婦で出かけました。
こういう時に、子どもたちが自分たちで留守番ができるようになってきたことは感謝です。私たちが朝一番で到着し、手続きも問題もなく速やかに終えることができました。
【JOMAの宣教セミナー】
JOMAの宣教セミナーがZoomで開かれ、夫婦で出席しました。テーマは「宣教師とその家族のケア」で、私たちが置かれた状況にあてはまったことが語られ、大変有意義なセミナーでした。午前に、常喜は「宣教師の発掘」、恭子は「宣教師マインドの育成」という分科会に出席しそれぞれのテーマについて発題者からの体験談、報告を聞き、またグループに分かれてディスカッションの時を持ちました。常喜は分科会で書記の奉仕をしました。午後の主題公演では、宣教師のケアということについてOMFの菅谷容子先生より講演をいただき、宣教師のケアについて色々な角度からの示唆をいただき、考えさせられ、大きなチャレンジをいただきました。ここでも、グループに分かれて話し合われるときがもたれました。(後日、そこで出会った方々とメールで分かち合うことができたのも感謝なことでした。)学生たち一人一人の顔を画面越しでも久し振りに見ることができ少しホッとしました。オリエンテーションの最後には辞任された校長アレックス先生と校長代行のバルデス先生が挨拶をされました。
【世界宣教局長との面談】
こちらでも年度末の時期ということで、月末には、ウェスレアン教会の世界宣教局長シルバー先生ご夫妻と私たちとでZoom面談の時が持たれました。お互いの近況報告を分かち合い、また私たちの昨年一年の働きについて報告しました。短い一時でしたが、最後には祈っていただき締め括られました。
◆1.オンラインクラスでコミュニケーションをとっている職員と学生たちの健康と霊性のために。校長代行のバルデス先生のために。常喜は3科目を担当しています。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。宣教師ビザの更新手続きのために。
幸いなことよ
弱っている者に心を配る人は。
わざわいの日に 主はその人を助け出される。(詩篇41篇1節)
【副校長と校長の辞任と校長代行】
今年に入り副校長レニール・サゴッド先生が御夫妻で辞職されマニラにあるナザレン神学大学院に引っ越しされることになりました。奥様アーリー先生はそこで教員として働かれます。2人の若い、優秀な先生が辞めることになり学校にとっては大きな損失となりました。
さらに、その翌週、学期が始まる直前、本部から会議のために訪問された教育局長アキノ先生から職員に招集が掛けられ、緊急職員会議が開かれました。
会議ではアキノ先生によってエペソ4章から勧話があった後、校長アレックス先生が校長を辞任されることが突然報告されました。もともとこの4月の教団総会までの任期だったのですが、まさかこんなに突然辞任されるとは誰も予測していませんでしたし、サゴッド先生ご夫妻の辞職も合わせ青天の霹靂でした。校長代行には男子寮監ジャンレイ・バルデス先生が代表と局長だけの臨時会議によって選出されました。バルデス先生には突然のことで、受け入れることに戸惑いもあったようですが、信仰をもって受け止め、決意を証しして下さいました。4月の人事委員会で正式に新校長が選ばれますので、それまで校長代行という立場ですがバルデス先生のために是非お祈り下さい。
【二学期開始】
新年に入り二学期が始まりました。一学期に履修登録した学生たちのほとんど全員(50名ほど)が再登録しました。早速、オリエンテーションがビデオ会議の形態で開かれました。その会議の中で前期のオンラインクラスについての反省点とこれからの改善点、心構えについても話されました。 学生たち一人一人の顔を画面越しでも久し振りに見ることができ少しホッとしました。オリエンテーションの最後には辞任された校長アレックス先生と校長代行のバルデス先生が挨拶をされました。
今学期、常喜は歴史書、聖書神学、ウェスレー神学の三科目を担当することになりました。聖書神学は教えるのが初めての科目で準備が大変ですが、準備をしながらたくさんの恵みを受けています。この恵みが、学生たちにうまく伝えられ、実践の場で活かせるように教えられることを願っています。また、ウェスレー神学は学生の一人があと二科目で、現在卒業見込みの学生たちと一緒に卒業できるので教えてもらうことが可能か学監から尋ねられ、喜んで引き受けました。毎週、一対一で講義と対話をしながら授業を進めています。
彼は、全き心で彼らを牧し
英知の手で彼らを導いた。(詩篇78篇72節)
一学期も無事に終わり、コロナ禍で迎えるクリスマス。普段出席しているロザリス教会では、クリスマス礼拝後、例年のような愛餐のときは持たれませんでしたが、プレゼント交換だけが行われ祝いも簡素になされました。こうして教会では自粛されながらも、イブの夜、そして年越しにはあちこちで花火が上げられていました。
【教会訪問】
学校のプロモーションのために2つのウェスレアン教会を訪問、奉仕しました。アニス教会は、一度訪問したことがあり、以前はハロブロック、コンクリート剥き出しの教会でしたが、現在は壁にはクリーム色のペンキが塗られ、床には煌びやかなタイルが貼られ、屋根も頑丈なカラースチール屋根に張り替えられていました。
このことのためにメンバーの方々がどんなに祈られ、捧げられてこられたかを想像すると、主がここまで彼らの信仰を支えて下さったことに感謝しました。サンタローサ教会には昨年も訪問する機会がありました。宣教車で訪問するにはそれほど遠くない教会なのですが、今回は教会に行くまでの道が行き止まりになっていたため、遠回りして行かなくてはならず、宣教車がなくては辿り着けませんでした。教会学校では恭子の準備してきたお菓子の景品付き手作りゲームで子どもたちが楽しんでいました。子どもたちが楽しむ様子のビデオ(クリック)
【校長父アンヘルさんの召天】
校長アレックス先生の父アンヘルさんが召天されました。
アンヘルさんは、一時、大工技能を生かして、建造物の建築、修繕を手伝って下さいました。私たちの宣教師館のドアや網戸を修繕して下さったのもアンヘルさんでした。ウェスレアン教会代表ギリアモ先生ご夫妻に他州を跨がるための許可証を取得していただき、彼らを宣教車でお連れし、ヌエバビスカヤ州カバナトゥアンにある葬儀場に出かけました。およそ60−70人ほど家族、遺族、関係者が集まり告別式が執り行われました。アンヘルさんのカンナで木材を削って寡黙に働かれている姿が懐かしいですが、今は、主の御許で安らいでいることと思います。
【常喜の右目】
常喜の右目のためにお祈り頂きありがとうございます。その後、血圧抑制剤を服用し続け、血圧も150/85と下がってきましたが、依然右目網膜
の回復には至っていません。お祈りの程宜しくお願い致します。
◆1.後期のオンラインクラスが始まった職員と学生たちの健康と霊性のために。常喜は3科目を担当します。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、病気、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。
Rev. Tsuneki & Mrs. Kyoko Toyoda
c/o Rosales Wesleyan Bible College, Inc.,
San Pedro West, Rosales, Pangasinan
2441, Philippines
e-mail : igmtoyoda@gmail.com
彼女(やもめ)は行って、エリヤのことばのとおりにした。(列王記第一17章15節)
【宣教礼拝】
今年巡回予定であった武蔵村山教会からお招き頂き、宣教礼拝で現状報告と宣教メッセージを語るときが与えられました。録画した映像をストリーミング配信する形式での奉仕でしたので、教会の皆さんの顔は拝見できませんでしたが、礼拝後には教会の皆様から報告とメッセージの感想や激励と祈りのことばをいただき、多くの恵みをいただきました。
ウェスレアン・ロザリス教会でも宣教礼拝での奉仕がありました。主任牧師夫妻は他教会での奉仕で当日不在でしたが、キャンパスに残っている学生たちと礼拝のプログラムを準備しました。フィリピン・ウェスレアン教会が宣教師たちによって生み出されていった歴史を恭子がタガログ語で脚本にまとめ、学生たちに演じてもらい収録し、礼拝で皆で映像を観ました。その後、常喜が宣教メッセージを語りしました。
【台風22号(ユリシーズ)による被害】
フィリピンを襲った台風22号(ユリシーズ)は各地で大きな被害をもたらしました。
ウェスレアン教会では、建設途中であった教会堂の骨組み破損、教会堂の屋根の破損、浸水被害、農作物への被害、そして、牧師一人が濁流に呑まれ行方不明となりました。行方不明となった牧師アレハンドロ先生は、私たちの教え子でもあり、また宣教師館でしばらくお手伝いをしてもらった卒業生のお父様でもあったので、一日も早く発見されることを祈っています。また、被害に遭った教会には本部や被害のなかった教区の教会から支援物資が送られたことを伺っています。
【常喜の右目異常】
11月中旬、常喜は右目に異常を感じ、隣町にある眼科に診てもらったところ、網膜を精密検査(OCT 検査)する必要があると診断され他の眼科で受けました。検査結果が出るのに2週間かかるとのことで、2週間後、再度検査結果を携えて眼科医に診てもらうこととなりました。
異常というのは、普段は両目で見ているので問題はないのですが、左目を閉じて右目だけで何かを見ようとすると焦点の下側に部分的に明るい灰色の地図のような模様が入ります。今回は、本を読んでいたときにそのことに気づき、妻と相談し翌日には隣町の総合病院に行きましたが、眼科医は出張でおらず、その翌日(土曜日)の朝に診てもらいました。
今回こうなって初めて、眼科の診察が他の科に比べて極端に少ないということに気がつきました。ロザリスでは、眼科は週に一度、半日ほど。車で約30〜40分のところにある近隣で一番大きな総合病院でも月、水、金の半日だけでした。さらに精密検査となると、OCT検査機器(高価)が設置してある病院は限られており、パンガシナン州内に二箇所だけとのことでしたが、そのうちの一つが総合病院のすぐ近く、州立眼科センターにあったことは、今回本当に助かりました。
2週間後、精密検査(OCT検査)の結果を携えて、眼科医に診て頂いたところ、網膜の静脈2箇所に血栓が発見され網膜静脈閉塞症と診断されました。検査では両目に網膜動脈硬化への変遷も見られるとのことでした。一応、心臓外科医に診てもらうことになり、翌週に診てもらいました。血圧を図ってもらったところ150/100と高血圧であったので、高血圧を抑える薬を2種類処方していただき、一週間朝夕血圧を測りモニターすることとなりました。それから、心電図と血液検査をすることとなりました。一週間後、その間の血圧が160/100でしたので、血圧を下げるもう少し強い薬が処方されました。
9月の健康診断では全く問題のなかった血圧でしたが、8月からのオンラインによるクラスや作業のストレスが蓄積されていたことや、忙しさにかまけて一時間の散歩を怠っていたことなど、食生活も含め思い当たる節は多々ありますので、生活習慣を改善していきたいと思います。
◆1.これからクリスマス休暇に入る学生たちの健康と霊性のために。
◆2.職員たちの次学期の準備が十分にできるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。
「人の手のひらほどの小さな濃い雲が海から上っています。」列王記第一18章44節
【ホセ先生一家の感染】
今月末の教区の教会の礼拝を中止するという連絡が入りました。初めはどうしてか分かりませんでしたが、尋ねたところ、この教区の牧師であるホセ・ラデロ先生と2人の息子さんがコロナウイルスに感染したとのことでした。
このため、二週間前に開かれた教区会では教区の牧師たちが集まったために、一応、二週間、各牧師は様子を見ることとなりました。幸い、奥様レス先生と娘さんには感染していなかったとのことですが、ホセ先生たちは病院に隔離されるため、しばらく家族が離れて暮らすことになります。
ホセ先生と2人の息子さんたちの癒しのために、一人で牧会していかなくてはならない状況にあるレス先生のために、そして教会のためにお祈り下さい。
【ロザリスの隔離措置レベル引き下げ】
ロザリスでは、11月からの隔離措置レベルがさらに引き下げられました。
このことにより、外出できる年齢範囲が広がり、これまでは22歳以上60歳未満でしたが、15歳以上65歳未満となりました。
ショッピングモールなどでは、年齢制限に厳しく、身分証明書の提示が要求される場合があります。
子どもたちも外出はできますが入れるお店などは限られています。ストレスが溜まっていたようで、久し振りに買い物に着いていくことができ大変喜んでいました。
◆1.新学期を迎える職員と学生たちの健康と霊性のために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、病気、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。常喜の右目と血圧の回復のために。
あなたの口にある主のことばが真実であることを知りました。(第一列王記17章24節)
【RWAのネット環境調査】
子どもたちが通うロザリス・ウェスレアン・アカデミーでは、オンラインクラスで教える教師たちのためにインターネット環境が整備されましたが、 どうも不具合があるので見てもらえないかという依頼があり常喜が原因を調査することとなりました。
結果は、ワイヤレスのシグナルを発信するルーターに原因があり、またそのルーター自体もアカデミーが契約したサービスで提供されるはずのものとは異なっていました。他にも必要な改善点を見つけ、校長先生に報告しました。
【Zoom宣教祈祷会】
巡回で訪問する予定であった中目黒教会の宣教祈祷会にお招き頂き、コロナ禍にある私たちの現状報告とメッセージの奉仕をさせて頂きました。
メッセージはエリヤの祈りから語らせていただきました。Zoomで祈祷会を始めてから最も多い41名の出席者が与えられたということを伺い御名を崇め感謝致しました。こうしたツールを用いて国内の教会と繋がることができていること、またともに教会と宣教について祈り合うことができる幸いなときとなりました。
【JEA宣教フォーラム】
月末には、JEA宣教フォーラムにZoomで参加することができました。次世代への宣教や国内と国外を繋げる橋渡しとしての宣教師の役割について考えるよい機会となりました。
◆1..学生たちの健康と霊性のために、そしてリモート学習スタイルに一日も早く慣れるように。
◆2.学生たちと職員たちのコミュニケーションがリモート学習を通しても、うまく取れるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
私の敵をよそに あなたは私の前に食卓を整え 頭に香油を注いでくださいます。 私の杯は あふれています。 (詩篇23篇5節)
【新学期開始】
8月10日より新学期が始まりました。昨年度よりも入学者数を少なく見積もっていましたが、オンライン受講という便利さが、入学者数の増加に繋がったようで、感謝なことにオンライン入学登録者は53人となりました。
8月17日よりクラスが開始されました。「柔軟な授業形態」ということで、各先生方にその授業形態は任されています。常喜は、オンラインで毎回授業を試みています。2週間ぐらい様子をみたところ、2年生の「聖書解釈」のクラスでは、16名中10名ほどがオンラインクラスを受講することができています。その日の授業で使ったパワーポイントと出席確認のための簡単なお復習い問題や課題を学習管理システムに挙げています。
3週目からは、授業に出席できない学生たちのためにオンラインクラスを録画し、ビデオファイルを学習管理システムに挙げ、視聴できるようにしました。まだ、オンライン形態での学習に慣れないことが教師と学生両方にあり、試行錯誤しながら前進しています。「黙示文学」のクラスは最上級生の学生3名が出席し、主に学生たちにレポートをしてもらい、それについてディスカッションやコメントをしながら授業を進めています。「とても良いディスカッションができた」というコメントを学生から頂き主に感謝しました。
授業では、講義し、質疑のときを設けても、あまり理解していない学生もいます。また、コンピューターでも、タブレットでもなく、スマートフォンだけでクラスに参加し、課題に取り組んでいる学生たちもいます。こうした学生たちにどのように対応していくべきなのか、たくさんのチャレンジを受け、日々、神様の助けと知恵を頂きながら準備をしています。
【子どもたちのオンライン授業】
子どもたちの学校も新学期が始まりました。
子どもたちの学校(ロザリス・ウェスレアンアカデミー)も学習管理システムを利用しながら、オンライン授業を行っています。大変なことの一つは、端末の操作ができない子どももいるので、恭子が付き添っていなければならないことです。とはいえ、子どもたちは楽しんで授業に参加し、また課題にも取り組んでいます。先生たちも、色々と工夫を凝らして授業を進めているようです。
◆1..学生たちの健康と霊性のために、そしてリモート学習スタイルに一日も早く慣れるように。
◆2.学生たちと職員たちのコミュニケーションがリモート学習を通しても、うまく取れるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
神はそのただ中におられ、その都は揺るがない。神は朝明けまでに、これを助けられる。 (詩篇46編5節)
八月に入りフィリピンのコロナウィルス累計感染者十万人を越え、とうとう東南アジアで最も多い感染者数となりました。とりわけ、マニラでは、経済の回復を目的に、隔離措置が一時引き下げられましたが、感染者増加で医療は逼迫した状態となり、医療従事者たちが大統領に直訴する事態となりました。結局、隔離措置はハイレベルに戻りましたが、感染の状況は悪化の一途を辿っています。
【学習管理システム使用セミナー】
7月6日に、常喜は、職員を図書館に集め、学習管理システム(Google Classroom)のワークショップを開き、このシステムの使用方法をプレゼンテーションしながら、一緒にクラスを作成していきました。常喜も職員も暗中模索しながらクラスの進め方を考え、カリキュラムを作成し準備に取り組んでいます。学生たちとのコミュニケーションが果たしてどのくらい取れるのかどうか分かりませんが、できるところまで準備を進めていきます。
【入学登録開始】
Facebookページを通して新学期の入学登録がはじまりました。感謝なことに現在のところ53名の入学登録者が与えられ、その内、50名が通常のカリキュラムを取る本学生となります。引き続き入学登録者が与えられるようにお祈り下さい。
◆1..学生たちの健康と霊性のために、そしてリモート学習スタイルに一日も早く慣れるように。
◆2.学生たちと職員たちのコミュニケーションがリモート学習を通しても、うまく取れるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
しかし、ダビデに免じて、彼の神、主は、彼のためにエルサレムに一つのともしびを与えて・・・(第一列王記15章4節)
フィリピンでは日毎の感染者数が目立って増加しており、一日に千人を超えることもあります。回復者数は3万6千人を超えました。私たちが滞在するパンガシナン州では、それほどの感染者数増加は見られませんが、ロックダウンのレベルが引き下げられたとはいえ、楽観視せず自粛生活を営んでいるように見えます。
【学習管理システム導入】
六月下旬、二度の不承認後、三度目の正直でグーグルより教育機関向けサービスを提供して頂くこととなりました。さらには、マイクロソフトにも申請し、同等のサービスを受けられることとなりました。
常喜は学校がサービスを有効活用できるように設定をしたり、ガイドラインの作成、教師向けのワークッショップを開くなどの準備に追われています。また、姉妹校(カバカン、コーディレラ、パラワン、ビサヤン)にもシステムの利用を呼びかける予定です。8月に始まる新学期開始に間に合うように、引き続きお祈り下さい。
【宣教車の窓ガラス破損
恭子が2人の女性を連れて宣教車で買い物に出かけ、帰りに公道を走行中、石が後部座席右側の窓に当たり、窓ガラスが破損しました。幸い、ガラスはヒビが入っただけでしたので、窓越しの座席にいた先生に怪我はありませんでした。どうして石が飛んできたのかは分かりませんでしたが、通りかかった警察によると、おそらく、オードバイに踏まれた石(飛び石)とのことでした。
警察は、保険に必要な証明書を作成するために、パトカーで警察まで誘導して下さいました。証明書は無事に発行され、受け取ることができました。帰宅途中、大きな振動を与えると細かなヒビの入ったガラスがポロポロとこぼれ落ちてくるので、スピードを緩めて走行し、無事に帰宅することができました。翌日には、保険代理店と連絡が取れ、保険で保障されることとなりました。主の御守りを感謝しました。
【夏休み聖書学校】
帰省できず校内に留まっている学生たちが、職員の子どもたちのために夏休み聖書学校を六日間、毎日午前中開いて下さり、私たちの子どもたちも参加することができました。
普段、長時間交流できなかった仲間たちと過ごす時間は貴重で、楽しかったようです。
長男は言葉が分からなくても、積極的に参加し、「楽しかった」といって毎日帰って来ました。
聖書のことばに友だちと触れられる感謝なひとときとなりました。
◆1.学生たちの健康と霊性のために、そしてリモート学習スタイルに一日も早く慣れるように。
◆2.学生たちと職員たちのコミュニケーションがリモート学習を通しても、うまく取れるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
教会は・・・主を恐れ、聖霊に励まされて前進し続け (使徒の働き九章31)
フィリピンでは、六月一日より、緊急事態宣言(ロックダウン)の部分的解除がなされましたが、事態は改善に向かうどころか、一日あたりの感染者数が百人から二百人だった数が、3−5倍に膨れあがり、一日あたりの回復者数は100−150人と変わらず、悪化の一途を辿っています。
【学習管理システム導入】
八月の新学期開始に向け、どのように授業を進めていくのか大学職員の先生方は暗中模索の中にあります。そこで四月より常喜が、解決策の一つとして学習管理システムの導入を校長と学監に提案し、了承を頂き進めて来ました。このシステム導入のために、Googleから政府認可の教育機関に無料で提供される教育サービスに申請したところ、最終審査の段階で、学校のホームページ提示を要求されました。自分でホームページを作成しようかとも思案していた丁度その時に、恭子の友人(Webデザイナー)がボランティアで手伝ってくれることとなりました。
最終的に、システム導入とホームページ作成の企画をまとめ、会議が開くことができないため一人一人の職員を訪問し説明し、全員の同意を頂き、企画を進めることになりました。現時点で、ホームページは完成し、公開するところまで進み、Googleに再申請しているところです。審査がとおり、承認されることを祈るばかりです。
【職員会議】
長らく延期されていた職員会議が今月末に開くことができました。Zoom会議をしてはどうかと提案しましたが、どうしても対面での会議を望まれ、ここまで延期されてきました。緊急事態下における対面での会議は十人までが限度のため、校長アレックス先生による発案で教室とチャペルの間にある格子を境にし職員をそれぞれ振り分け、ソーシャルディスタンスを保ちながら、対面での会議を開きました。
私たちが働く聖書大学は、他の教育機関同様に大きなチャレンジを受けています。
政府の方針は、柔軟な学習指導を大学に要請しています。この「柔軟な学習指導」とは、オンライン、オンデマンド、ホームスクーリングなどの形態を用い、学生たちの実情に合わせた指導を心がけるという提案です。
今回の会議で、職員一人一人の意見を聞く機会がありましたが、まだ実感が湧かないのか、また戸惑っているのか、具体的な方向性を提案される先生はおられませんでした。
そのような中、恭子がパワーポイントを使って、聖書大学の実情を踏まえた学習スタイル、また予算などについて具体的に提示しました。その提案を土台に、ある程度のことを、議論することができたことは感謝でした。しかし、議論は煮詰まらず終わりました。ニューノーマルな形で迎えようとする新学期に神様の知恵と助けがあることを祈るばかりです。
【腐敗槽設置】
汚水を処理する腐敗槽(セプティックタンク)を増設しました。以前よりゲストルーム側の下水管が詰まりやすくなり、トイレ・浴室の利用者に大変ご迷惑をお掛けしていました。
原因の一つは、腐敗槽までの下水管の長さと傾度の問題がありました。そこで、話し合った結果、ゲストルーム側のトイレ・浴室の裏側に腐敗槽を増設することにしました。
営繕係ジョージさんと学生たちが二メートルほどの深さの穴を掘り、そこにハロブロックを、セメントコンクリートで固めながら積み上げ、腐敗槽を設置して下さいました。これから、心置きなくゲストを迎えることができるようになりました。
◆1.夏休み中の学生たちの健康と霊性、大学職員の8月新学期に向けての準備のために。
◆2.ウェスレアン教会の牧師とその家族の健康的、経済的、精神的必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
「彼がわたしを愛しているから
わたしは彼を助け出す。」(詩篇91篇14節)
フィリピンでは夏に入り、ロザリスの日中気温は37度に達しています。宣教師館前のマンゴやアボカドの木にも実が実り、居残りの学生たちが一生懸命取って各家庭に配ってくれました。
【新型コロナウイルスの影響】
新型コロナウイルス拡大に伴い、ドゥテルテ大統領が「マニラ封鎖」を宣言しマニラ首都圏への出入りが制限されました(13日)。「封鎖」といっても正確には各自治区における感染監視を強化するという「コミュニティー検疫(隔離)」を意味します。
続いてマニラ首都圏に夜間外出禁止令が履行されました(15日)。公共交通機関は停止され、高速道路も封鎖されました。こうした現状を踏まえ、フィリピン各地域においても対策が講じられ、クラスター感染の恐れのある集会・イベント(含教会)の禁止、それに伴い全国的に学校は4月12日まで休校となりました。
【ウェスレアン教会】
ウェスレアン教会代表ギリアモ先生は、フェイスブックのグループにビデオを投稿、公式声明を発表し(1)自分と他者の健康に配慮し(2)集会・イベントの開催・参加を控え(3)各教会がもう一つの問題(感染)を生み出すのではなく、この問題の解決となるようにという奨励と共に御言葉をもってメッセージを送りました。尚、代表の依頼により常喜はこのビデオ収録・編集・作成に携わりました(13日)。
【聖書大学】
私たちの聖書大学も14日早朝に緊急会議を開き、大学を休校し、学生たちを帰省させることにしました。この休校の期間は、各教師と学生たちはSNS を通して連絡を取り合いながら、課題を熟すことでクラスの埋め合わせをすることとなりました。 常喜のクラスは巡回帰国の予定(3月)で、2月までに終わっていましたが、無料の学習管理システム(LMS)をとおして課題やテストの出題、提出、質疑応答を継続することにしましたが、十分なネット環境が整えられていない学生たちもいましたので色々と手探りしながらコミュニケーションを取っていきました。
【近隣の感染者】
ルソン島全域に「より強化されたコミュニティ隔離」の措置が取られることとなり(17日)、私たちが住むロザリス市も夜間外出禁止(八時から五時まで)が徹底され、各家庭に1部ずつ外出許可証が配布され、各家庭一人に限定されて外出(生活必需品の入手、通院)が許可されました。
さらに、近隣のバランガイ(自治体)から新型コロナによる死者が一人、感染者が一人確認され、濃厚接触者の健康観察に伴い、二つの自治体が完全隔離されることとなりました(23〜30日)。完全隔離された自治体はそこからの外出は許可されず政府から食料や必需品が支給品されます。このことにより外出許可証を確認する要所が増え、外出がより厳重化されました。私たちの大学の正門前にも昨日なかったバリケードが敷かれていました(24日)。それでも、私たちの居住区域は水曜日と金曜日にそれぞれ1回、外出が許可されました。
【セブ島脱出劇】
以前、宣教訪問団に参加し、現在セブ島で語学研修中の姉妹から連絡が入り、28日に帰国する予定が、突然航空会社から航空便キャンセルの知らせが届き、どうしたら日本に帰国出来るか相談がありました(18日)。ラインで親御さんも交えながら、色々と策を探りましたが、非常事態のためにセブ島も陸海空とも隔離してしまっている状態となっおり、その日は、航空会社のカウンターに姉妹の名前を残して帰ることとなりました。その翌日、マニラの日本人協会の後押しもあり、政府は航空会社に日本への特別便を出す許可を与え、姉妹は名前を記載していたので連絡が入り、その第1便に乗れることとなりました。そして、20日の夕方無事に日本に到着することができました。このフィリピン脱出劇の中にも、神様が色々な形で働いておられたことを感謝しました。
【医療崩壊】
マニラの幾つかの主要病院(24日以降)が立て続けにオーバーシュート(爆発的患者急増)が発生し、患者を救護できなくなってしまっている状態(医療崩壊)の危機に瀕していることを公式発表しました。おそらく、こうした医療機関の脆弱性を把握していた大統領・政府はいち早くマニラをはじめとする各地域を封鎖(ロックダウン)したのではないかと思いました。
【神学校の日本人学生】
バギオにあるアッセンブリーの神学校には6人(内一人は4人の子連れ)の日本人学生が学んでいて、3月の期末試験が終わり次第それぞれ帰国予定でしたが、緊急事態が発生したためその内5人が取り残されてしまいました。また、マニラにあるナザレンの神学校にも二人(内一人、奥さんと2人のお子さん連れ)の日本人学生が学びの最中にあります。不慣れな土地でこのような非常事態に遭われている日本人学生たちとそのご家族を覚えてお祈り下さい。
政府が発表した隔離期間まであと二週間となりました。ここまでの主の御守りとあわれみに感謝しつつ、尚受難週と復活節を過ごしたいと思います。
◆1.非常事態によって帰省中の学生たちの学び、健康、霊性のために(4/14帰着予定)。
◆2.2.フィリピン各地で、封鎖され衣食住に困っている方々のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
Rev. Tsuneki & Mrs. Kyoko Toyoda
c/o Rosales Wesleyan Bible College, Inc.,
San Pedro West, Rosales, Pangasinan
2441, Philippines
e-mail : igmtoyoda@gmail.com
主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。
主よ あなたの恵みはとこしえにあります。
あなたの御手のわざをやめないでください。(詩篇138篇8節)
新型コロナウイルスによるロックダウン措置が取られてから、一ヵ月が過ぎました。感染者総数は八千五百人を超え、回復者は一日20〜40人、死者数は一日10〜20人程です。
私たちは大学の敷地内に住んでいますので、敷地内に限り比較的自由に出入りできます。日中は、灼熱の日射しのため外出が困難ですが、涼しくなる朝夕、各々外出し散歩や運動をしています。
四月の動向をお知らせします。
【ロックダウン延長】
まもなく、強化されたコミュニティ隔離措置(ロックダウン)が解除される日(4月14日)が近づいていたとき、その延長(4月30日まで)が大統領府長官より報告されました(4月7日)。
【学生たちへの対応】
学生たちが戻れなくなったため、課題やテストの方法の変更を余儀なくされました。なるべくネット回線の弱い環境に置かれた学生に合わせ、また、学生たちの精神状態にも配慮し、さらに、図書館がないという前提で課題とテストの内容の変更を試みました。学生たちも、一生懸命取り組み、一つ一つに課題とテストをこなしています。期末試験と期末論文提出は5月上旬までですが、延期することもやも得ないと考えています。何と言ってもフィリピンは日中35度〜40度にあるので、集中するのもままなりません。学生たちのためにお祈り下さい。
【ウェスレアン教会】
日本と同様に、礼拝自粛に追い込まれているウェスレアン教会の牧師たちはSNSを使って積極的に礼拝を配信しています。とはいえ、フィリピン全体で経済活動が停止し、献金も滞り、牧師(家庭)たちは困窮してきています。政府からの援助も十分に行き渡らず、とりわけ、マニラは物価が高いため、貧しい人々、そこに含まれる経済力のない地域の牧師(家庭)たちは逼迫した状況に追い込まれています。この牧師たちの中には私たちの教え子たちも含まれるため祈らざるを得ません。こうした貧困化は、治安悪化を招いているようで、在比日本人が買い物に食料品店に入ろうとしたところ、強盗に遭ったというニュースも入ってきました。
【パンガシナン州】
私たちの住むパンガシナン州では新感染者数が一週間ほどゼロが継続し、このままいったら4月30日の隔離措置が解除されるのではと妻とも話し、淡い期待を寄せていたところ、政府から隔離措置の延期(5月15日まで)の発表がありました(4月24日)。折しも、その日に、三人の感染者がパンガシナン州に出てしまっていたため延期措置を飲み込まざるを得ませんでした。
【オンライン礼拝】
4月はオンラインで日本の礼拝(深川、久留米)や祈祷会(富士見台)に出席することができました。Zoom(ズーム)を通しての双方向な礼拝、YouTube(ユーチューブ)での礼拝ライブ配信をとおして、日本語の讃美を歌い、説教を聴き、また、子どもたちも教会学校に出席し楽しみ、とても感謝な時となりました。深川教会では、近況報告、証し、そして家族で特別讃美をさせて頂きました。。
「私の避け所 私の砦 私が信頼する私の神。」(詩篇91篇2節)
【ベレン先生訪問】
月初め、私たちは年次報告の手続きをするためにバギオにある移民局に出かけました。手続を終えたあと、代表ギリアモ先生の奥様ベレン先生が胆嚢結石除去手術をバギオの病院でされ、南スカイライン教区事務所で療養されていたのでお見舞いに立ち寄りました。思った以上に元気な様子でしたのでホッとしましたが、除去された結石を見せていただいたときはギョッとしました。というのも、それがピンポン球に近い大きさだったからです。断続的に痛みが十年ほどあったということでした。痛みは一時的なものでしたので、病院に行くほどでもありませんでしたが、今回は耐えきれず病院で検査したところ胆嚢結石が発見されました。主の御守りに感謝し、これからの回復のためにお祈りをして帰途に着きました。
【インターン実習生訪問】
バギオの移民局へ向かう途中、自転車に乗って走っているインターン実習
生ノエル兄とすれ違いました。2人で話し合い帰りに彼を訪問することに
しました。ノエル実習生はスブスブ教会に派遣され、そこで1人で牧会伝
道に励んでいます。教会は、幹線道路から200メートルほど離れた所にあ
ると聞いていましたが、実際には500メートルほどあり、車中で子どもと
待機していた常喜はなかなか戻らない恭子を心配しながら待っていました
。
【パンク修理】
先月に引き続き今月は2度も宣教車のパンクを経験してしまいました。二 度とも恭子の運転の最中で、一度目は近くのタイヤ修理屋で修理(釘抜き )をしてもらい、二度目は、学校から300メートルほど離れたところで、 近所の男性の方が手伝って下さり予備タイヤと交換してもらいました。二 度目のパンクは致命傷でタイヤの買い替えが必要で、予備タイヤも劣化が 酷く、結局タイヤを二つ交換することとなりました。宣教車で運転し始め て10年以上になりますが、タイヤのパンクを初めて経験し(しかも二、三 週間で三度も)、いずれも神様が助け手を絶えず与え、その場を乗り切る 体験をさせていただきました。
【帰国延期】
二月に入り、三月の帰国に備え、徐々に荷物の整理、年会の申し込みを進
めていましたところ、日本の新型コロナウイルスのニュースが私たちのと
ころに飛び込んできました。局長に相談し、局長も代表と相談して下さり
、最終的に帰国を6から12ヶ月延期することになりました。巡回報告を申
請して下さった教会もあり、また三月の年会に出席し、全国の先生方とお
目に掛かれるのを楽しみにしていましたので、残念でした。一方で、娘2
人は学校の友だちとの別れが延期され喜んでいました。
◆1.帰省中の学生たちの学びと訓練のために(課題が与えられています)。
◆2.非常事態によって帰省した学生たちが、健康的にも霊的に守られて無事に帰ってくることができますように(4/14予定)
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。
主、主はあわれみ深く、情け深い神。怒るのに遅く、恵みとまことに富み、恵みを千代まで保ち、咎と背きと罪を赦す。(出エジプト記34:6–7)
【イザベラ教区のプロモーション】
9月28、29日、学校のプロモーションのために、バン一台と宣教車に教職員と私たちが便乗し、学生たちはバスに乗って、イザベラ教区の諸教会を訪問しました。私たちはイザベラ州の主都イラガン市にあるカラマグイ・セカンド教会に派遣されました。宣教車で片道7時間以上の長旅でしたが、事故もなく往復の旅路は守られました。教会のフロレス先生御夫妻と教会の皆さんが私たちたちを温かく迎えて下さり、恭子は学校紹介、特別讃美、常喜は説教を担当しました。
礼拝後のランチを終え、私たちは大戦中に日本軍が地元の人々に掘らせた洞窟を見学に行きました。フロレス先生御夫妻は、この町の観光地でもあるこの洞窟に連れて行くべきがどうか躊躇っていたとのことでしたが、私たちの方から行きたいとお願いされたので安心したと話して下さいました。実は、昨年、この洞窟の見学を計画していたのですが、派遣された教会から離れていたのでその時は断念しました。
今回は、願ってもない機会でしたので、行くことにしてました。子どもたちも一緒に見学することができて感謝でした。この洞穴は、戦中に日本軍が地元の人々を酷使して作らせた洞穴でゲリラ戦、反乱者の投獄や拷問、戦利品の貯蔵のために利用されました。悲しい歴史的な出来事(戦争)を乗り越えて私たち、日本人とフィリピン人の友好関係がここまで築き上げられてきたことをもう一度心に刻むことができたよい機会となりました。
帰り際には、二袋のお米と一袋のバナナの収穫が学校に捧げられ、宣教車に載せて持って帰ってくることができました。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆月1度のマニラ日本語キリスト教会(MJCC)の働きのため
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのため。
主は言われた。「外に出て、山の上で主の前に立て。」(列王記第一19章11節)
今月で夏休みは終わり、八月から新学年度が始まります。在校生たちが一人も漏れなく帰って来ること、そして、新入生が沢山入って来ることを願うばかりです。
【職員家族遠足】
今月から新学年度が始まる前に聖書大学の職員の家族総勢38名で遠足に行ってきました。私たちの車を含め3台の車に乗り合わせ、片道1時間半ほどの目的地クラーク市に到着。私たちがまず訪れたのは以前ウェスレアン教会の本部の財務局長をされ、引退されたトゥアゾン婦人牧師でした。久しぶりの再会に喜びを分かち合い、短いときでしたが家拝を持ちました。みんなで大きな声で賛美が捧げられている間、トゥアゾン先生は涙しておられました。その後、博物館に出かけ、色々な視点から、パンガシナン州とクラーク市について学ぶことができました。ランチは韓国商店街通りにある韓国の焼き肉レストランで別室を借りきり、みんなで賑わいながら食べ放題の焼き肉を食べました。最後は免税店で買い物をして帰宅。多忙極まる新学期開始直前の憩いのひと時でした。
【新学年度開始】
特新学年度が始まりました。今年は前年度よりも多い18名の学生たちが新しく加わりました。入寮して一週間もしないうちにホームシックにかかった学生もいましたが、今に至るまで継続して学びと訓練に励んでいます。常喜は二科目担当することとなり四年生には「ダニエル書・黙示録」、二年生には「聖書解釈」を教えています。二年生の学生たちに教えるのは初めてで名前と顔を対話しながら覚えています。
【吉原宣教師御一家帰国】
フィリピンに20年滞在し、北ルソン・ベンゲット州バギオ市にある太平洋神学セミナリー(アッセンブリーオブゴッド)で18年もの間宣教師として従事されてこられた吉原宣教師ご一家が日本に帰国されることとなりました。セミナリーでは英語やギリシャ語を教え、また遠近にかかわらず地域教会を訪問、奉仕をし、また対外的にも北ルソン日本人会でご活躍されていました。山岳域の教会を訪問のおり、中古車がパンクしたり、破損したり、事故に遭ったりとハラハラするような報告を伺うたびに家族で祈り、新車が与えられたときにはホッとしたのを今でも覚えています。最後に訪問した際には、日本食を箱にいただき、帰宅してすぐに実和子がデング熱に罹ったときには、その箱に入っていたスポーツドリンクの粉が大変助かりました。吉原先生御夫妻からはたくさんのお励まし、また主にあるお交わりをいただきました。この2年間で、フィリピンで労された3カップルの日本人宣教師御夫妻が帰国され、少し寂しく感じますが、帰国後もSNSなどでお互いの情報を交換したり、励まし合うことができていることに感謝しております。なお、吉原先生ご一家の日本での新たな歩みの祝福のためにお祈り下さい。
【実和子のデング熱】
次女実和子がデング熱に罹りました。我が家では、初めてのデング熱患者で、恭子が一生懸命情報を集め対処に追われました。バギオから帰宅してすぐに発熱、倦怠感を訴え、横になっていました。食欲はあり、また歩けることもあり、私たちは風邪ではないかと思っていましたが、三日後に隣のお家の先生から、デング熱かもしれないから検査してはどうかというアドバイスをいただき、早速、病院で血液検査を受けたところ陽性でデング熱と診断され、入院を勧められましたが、とりあえず、準備のために帰宅。その後、主治医との連絡で実和子の状態(食欲、歩ける)から、入院はせず、自宅療養することとなり、とにかく脱水症状にならないように気をつけていました。デング熱には治療法がなく、深刻な場合は入院し、脱水を避けるために点滴を受け、あとは自然治癒(免疫力)で回復するしかありません。実和子は幸い、免疫力が強かったのか回復が早く、検査の二日後には熱が下がり、三日後には回復の兆しとなる赤い発心が身体に現れ、翌日の検査では血小板数値が平均値以下となりましたが、その翌日にはその数値が上がり、後は回復の一途を辿りました。峠を越えた後、いろいろな方々(経験者)から体力回復するまで大変だということを伺っていましたが、その言葉とは裏腹に、本人はすぐに元気に学校に通いだし、好きなダンスをしたりしていました。SNSを通して、たくさんの方々から励ましと慰めの言葉、そしてお祈りをいただきました。そして、日本の教会の皆さんにも祈っていただきました。本当にありがとうございました。
【MJCCでの奉仕】
今月で最後となったMJCCでの奉仕。次女がデング熱の渦中にありましたので、今回も、常喜一人が高速バスを乗り継いでマカティにあるマニラ日本語キリスト教会で説教の奉仕をしました。第一列王記19章から『山の上で主の前に立つ』と題し、精神的、肉体的、霊的に疲労困憊したエリヤが、ホレブの山の上でモーセのように神の声を、そして神との対話ができたのは洞穴の中ではなく、洞穴の外で、主の前に立ったことから始まったこと。私たちに休息を与えられる神は、私たちに次に踏み出す一歩を期待しておられる。ということを語らせていただきました。
【フィリピン文化の日】
毎年恒例のフィリピン文化の日の催し物が開かれました。
午前の部は宣教礼拝で日本に派遣されることとなっているパタクシル・ケンジ先生がメッセージを取り次ぎ、学生たちに宣教へのチャレンジが投げかけられました。また、ウェスレアン教会前代表のアルバート・パタクシル先生も出席下さり、宣教に必要な3つのことについてお話し下さいました。午後の部は、学生たちが一生懸命フィリピンの歴史や文化に関連するダンス、寸劇、歌などをグループ、あるいは有志個人で準備して披露してくれました。宣教と文化について考える良い機会となりました。
「その石で、彼は主の御名によって一つの祭壇を築き、その祭壇の周りに、ニセアの種が入るほどの溝を掘った。」 列王記第一18章32節
今月で夏休みは終わり、八月から新学年度が始まります。在校生たちが一人も漏れなく帰って来ること、そして、新入生が沢山入って来ることを願うばかりです。
【ウェスレアン教会全国祈祷会】
マニラにあるカインタ教会で開かれたウェスレアン教会の全国一斉祈祷会に常喜が出席しました。この日は、年に一度、フィリピンのウェスレアン教会のすべてが、何かしらの形で祈祷会を開きウェスレアン教会に関わる様々なことのためにお祈りをする日です。教区長ジェイサン先生よりお勧めがあった後、五つのグループに分かれ、五つの部屋をまわり、それぞれの部屋に掲載された祈祷課題にしたがって祈りました。最後は、ランチが振る舞われ、愛餐のときを持ち、解散となりました。このマニラ東教区の祈祷会では約百名ほどの方々が集まりました。
【パルメラ教会訪問】
特に、奉仕の依頼はありませんでしたが、マニラにあるパルメラ教会の礼拝に家族で出席しました。そこで、ミンダナオ島からナザレンセミナリーで学ぶ予定のヴィルマー・ディングリ先生御夫妻にお目に掛かることができました。以前より、話しには聞いていたのですが、なかなか会う機会がありませんでしたので、良き交わりの時となりました。彼らの二年間の学びのためにお祈り下さい。
【日本巡回同行】
7月下旬の1週間、フィリピンウェスレアン教会から代表のギリアモ先生と宣教局長のルマハン先生の日本訪問に恭子が同伴しました。前半は、恭子の神学校と実習教会のあったTEAM宣教師の働きである高松コミュニティーチャーチを訪問し、フィリピンウェスレアン教会から送る準備をしている宣教師の最終的な打合わせと確認をしました。また礼拝では、フィリピン人会衆が大半をしめる礼拝と日本人が多く集う礼拝と両方の皆さんにお目にかかることが出来ました。ルマハン先生は二度目の訪問でしたが、ギリアモ先生は初めてでしたので、教会の皆さんの宣教師への期待が想像以上に大きかったと、驚きと感謝と少しの緊張感の中、無事に宣教師を送り出せるようにと祈りながら東京に移動しました。
後半は東京でインマヌエルの本部を訪問し、代表を初め総務局長、国内・世界各宣教局長と会談し、インマヌエルとの宣教協力への感謝、これからの協力確認、またお互いの教団の運営の様子などにも話が及びあっという間の2時間ほどでした。暖かく迎えてくださった本部の皆さんに心から感謝しました。
また神学院(横浜)も訪問させて頂き、朝イチの時間でしたが、丁寧に案内してくださった馬場姉と渡辺真理先生、河村院長先生にも心から感謝しました。その後中目黒教会の祈祷会に参加、そして在日フィリピン人教会連合の理事の宣教師の先生方とウィクリフ宣教師の福田崇先生との面会もありました。
行く先々で良い出会いと良い繋がりが生まれ、帰りの飛行機の中では三人とも心地良い疲労感の中にも充実感があり、これからの働きについて建設的な話し合いをしながらマニラに着きました。日本はちょうど梅雨明け前後の涼しい週で、とても過ごしやすかったです。
恭子が日本に帰国中、常喜と子どもたちは留守番をしていました。学生も夏休みでいないということもあり、宣教師館周囲の草が伸び、とりわけ裏の物干し周辺は少し足でかき分けていかなければならない状態になったので、常喜は学校の草刈機で宣教師館の周囲の草刈をしました。常喜にとって草刈機を使用するのは神学院時代のことで、神学生時代を懐かしみつつ作業に精を出しました。
【マニラ日本語キリスト教会】
今月も、マニラ日本語キリスト教会(MJCC)での奉仕のために常喜がマニラに出かけました。最近、マニラでは、渋滞軽減のために、高速バスに限り指定されたバスターミナル(二カ所だけ)でしか下車できなくなり、少し不便になりましたが、下車してから路線バスに乗り換え目的地に向かい、無事到着しました。
列王記の連講第四回を迎え、列王記第一18章のカルメル山の記事から『主こそ神です』と題し、出エジプト記、ヨシュア記、そして主イエスの十字架の物語と結びつけて、説教をしました。
この日は、昨年受洗された方が日本に帰国されることとなり、礼拝後には、その方の送別会が開かれ、送別会後には愛餐のときがもたれました。フィリピンに来て、様々な苦難を通られ、その中で福音に触れ、クリスチャンとなり、日本に帰国されるこの方の信仰が守られるようにみんなで祈って送り出しました。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆月1度のマニラ日本語キリスト教会(MJCC)の働きのため
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのため。
昼 には主が恵みを下さ り夜 には主の歌が私とともに あり ます。 私 の いのち なる 神 への 祈り が。(詩篇四二・八)
【全国職員研修会】
5つのウェスレアン聖書大学職員が4年に一度集まって開催さる全国職員研修会に常喜が出席しました。2泊3日で開かれたこの研修会には合計25名が出席し、各種セミナーを通して学び、またお互いの聖書大学の現状を知り、励まし合う時となりました。セミナーでは、21世紀の学生たちに教えるということがどのようなことなのかということについて、現代のフィリピン学生たちの傾向性などを紹介しながら心理学者のサム・アキノ先生からお話を伺いしました。また、ジョン・アルフレッド先生からは学習成果基板型教育(OBE)について講義がなされ、私たちの教授法について再確認しました。この講義のあとには、それぞれの聖書大学の教職がグループとなり、自分たちの状況と課題を確認し、話し合う時がもたれました。また、リサーチの方法、論文の書き方についても、これからそれぞれの大学で教えていくという提案と議論がなされました。良い交わり、学びの時となりました。
【マニラ日本語キリスト教会(MJCC)で説教の奉仕】
常喜はマニラ日本語キリスト教会(MJCC)で説教の奉仕をしました。現在、MJCCには専任牧師がおらず、信徒持ち回りでバイブル・スタディという形で毎週礼拝を守っておられます。そのような中、月に1度、旧約聖書から説教してほしいという依頼があり、引き受けました。列王記の連続講解を始め、今回が2回目でした。また、今回は、常喜一人だけのマニラ上京となったために、ロザリスとマニラをバスで往復(片道4時間)しました。長旅でしたが、大変祝された1日となりました。
【プロモーション】
聖書大学のプロモーションのために東マニラ教区にあるタイタイ・ウェスレアン教会を訪問し、奉仕しました。タイタイ教会は宣教車がやっと通れる程の狭さの路地にあるため、緊張しながら、ゆっくりと運転し、たどり着きました。子どもも含め30名ほどの方々が集っていました。ちょうどその日は、父の日でもあったので常喜も含めて頂き、普段教会に集っているお父さんたちが前に出て、レイモンド牧師に感謝と祝福のお祈りをして頂きました。
レイモンド牧師は、常喜の教え子であり、このタイタイ教会には先月赴任したばかりでした。前任地は大きな教会で副牧師として働いていたため、まだ慣れない環境で、色々と不安や課題があり、礼拝後には彼からそうした話を伺い、お祈りしました。困難、課題を乗り越えながら、彼が神に委ねられた教会を愛し、仕えていくことができるようにお祈り下さい。
【MJCCでの奉仕】 月末にはマニラ日本語キリスト教会で奉仕をしました。今回は、ナザレンセミナリーで学ぶ 後藤献五郎さんと稲葉先生御一家を宣教車でお連れし出席することができました。多数の新来会者のせいか、いつもよりも出席者がたくさんあるなか、常喜は列王記第一十七章から説教をしました。礼拝後には、説教を通して聖書を改めて読み直したいと話して下さった未信者の方からの反応に御名を崇めました。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆月1度のマニラ日本語キリスト教会(MJCC)の働きのため
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのため。
【アジア太平洋ナザレン神学大学院の卒業式】
常喜はミャンマーのウェスレアン教会からフィリピンに来て学ばれていたヴァン牧師の卒業を祝うためにアジア太平洋ナザレン神学大学院の卒業式に出席しました。ヴァン先生は、奥様とお子様たちをミャンマーに置いて来られ、経済的な理由のために3年間一度も戻ることなく学びに専念され、この度卒業することとなりました。國重潔志先生が短期宣教でミャンマーのウェスレアン聖書学校で教鞭を執られたときの学生の一人でもありました。
【リザル教会を訪問】
聖書大学のプロモーションのために、リザル教会を訪問しました。リザル教会には、私たちの教え子たちが奉仕をしていましたので、前日より訪問し、一泊し、交わりのときをもたせて頂きました。聖日には、常喜が説教、恭子が学校案内と特別賛美をそれぞれ担当しました。リザル教会から、聖書大学のための献金と、農産物(お米、玉ネギ、ココナツの実)をいただきました。リザルに到着してから、宣教車の後部タイヤがパンクしていることに気づき、教会の方に手伝って頂き予備のタイヤと交換して何とか帰ってくることができました。
【マニラ日本語キリスト教会(MJCC)で説教の奉仕】
常喜はマニラ日本語キリスト教会(MJCC)で説教の奉仕をしました。現在、MJCCには専任牧師がおらず、信徒持ち回りでバイブル・スタディという形で毎週礼拝を守っておられます。そのような中、月に1度、旧約聖書から説教してほしいという依頼があり、引き受けました。列王記の連続講解を始め、今回が2回目でした。また、今回は、常喜一人だけのマニラ上京となったために、ロザリスとマニラをバスで往復(片道4時間)しました。長旅でしたが、大変祝された1日となりました。
【ロザリス・ウェスレアン聖書大学/第60期卒業式】
ロザリス・ウェスレアン聖書大学では、第60期卒業式が執り行われ、神学部27名、宗教教育学部21名の合計48名が卒業しました。2週間前には実習地から卒業する学生たちが皆守られ誰一人欠けることなく帰って来ることができ、卒業式を祝福の内に迎えることができ主の御名を崇めました。
これから、それぞれの地域教会に、あるいは教育関係の仕事に携わる卒業生たちの働きのために、主の豊かな祝福があるようにお祈り頂ければ感謝です。また、在校生たちは、夏休みに入り、実習することとなります。新学期が始まる8月に一人も欠けることなく帰ってくることができるようにお祈りください。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆月1度のマニラ日本語キリスト教会(MJCC)の働きのため
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのため。
王は主に信頼しているのでいと高き方の恵みにあって揺るぎません。(詩篇21:7)
フィリピンは盛夏となり、ロザリスでは日中38度を超えることがしばしばあります。
【ファミリー南スカイライン教区ファミリーキャンプ】
今年もイースター前の木曜日から日曜日までのホーリーウィーク連休に、南スカイライン教区のファミリーキャンプに参加しました。今年はファミリーキャンプ史上初の教区所有のキャンプ場での開催となりました。20数年前にこの教区でファミリーキャンプが始まり、10年前には教区所有のキャンプ場をと土地を購入、2年前に計画が具体的に祈りの課題になり、昨年からとうとう本格的に工事が始まりました。資材は献金で賄い、労働力は全て牧師と教会員のボランティア、重機は会社で所有している教会員さんの無料貸し出し、その様子がSNSに逐一載り、他の教区からもボランティアを組んで応援の輪が広がり、今年のキャンプ開催になりました。とは言え、今回に間に合った建物は、トイレ・シャワー棟の10ブースと屋根付きの多目的スペースだけで、あとはまだ整地だけされた空き地に大型テントを2基張って、その下で分科会をしました。宿泊は各自持ち寄ったテントです。
「人間をとる漁師に」というテーマで朝晩のチャペル、昼の分科会でメッセージが語られ、通いの方も多くおられましたが、毎日300人は出席があり、最終日のイースター礼拝と聖餐式には600人強の方の出席がありました。500人分準備していた椅子が足らず、急遽資材として置いてあったH綱を並べて座ったりもしました。2日目に夕立があり、泥濘ができましたが、あとは天候も守られ、みんなでのテント生活も楽しかったです。SNSの普及により色んな方面に色んな変化がもたらされたとは思いますが、まずはキャンプの様子をSNSで見た他の教区にもここ数年で「教区のファミリーキャンプ」という行事が広がりました。それから今回のキャンプの後、準備からキャンプの様子までをSNSで見ていた他の教区の方々に「自分たちの教区もキャンプ場を作りたい」と言う志が与えられているのを見ました。これからの変化も楽しみにしています。
【チャペルの特別讃美】
約10年ぶりに恭子が一人で特別賛美を担当することになりました。
特に他意はないのでしょうが、豊田家は特別賛美とは全く無縁の生活をフィリピンでは送っていますので、担当者欄に名前があったことに、まずはビックリしました。しかも一人で。
韓国の賛美「主はあなたを守る方」を英語とタガログ語の歌詞にして歌いました。詩篇121篇の聖句をほぼそのまま置き換えて翻訳したのですが、学生たちは詩篇121篇の聖句だとは全く気がついていない様子で、気がついていたのは先生たちだけでした。恭子の音痴と発音の悪さと他にも色々大丈夫だったんだろうかと、不完全燃焼感に満たされ終了。あと10年後くらいを目指して精進していこうと思います。
【マニラ日本語キリスト教会ファミリーキャンプ】
今まで常喜が2度ほど呼ばれたキャンプのご奉仕に、今度は恭子が呼んで頂き、行ってきました。初めて声がかかった時は、冗談だと思ってスルーし、次は別の方を推薦、三度目にようやく本当に自分が呼ばれていることに気がついて驚きながらも、光栄な機会でした。
3日前のチャペルと同じ箇所から今年のキャンプのテーマ「愛・あい・アイ、君も愛されている」に沿った着地点でのみ言葉の分かち合いになりました。
天候も健康も守られ、昨年のキャンプの反省が大いに改善されているのを随所で見ることもでき、準備委員の皆さんの様子にこちらが良い刺激を受けました。
年末から聖書の中に出てくる石について広く深く調べ続けてきた学びもこれでひと段落し、少し「石ロス」状態になりました。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育の奉仕のために。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。
【サタンの攻撃】
今月は、私たちが聖書大学で働きを開始したとき以来の大きな出来事がありました。詳細は述べられませんが、このことで6人の学生たちが停学処分となりました。引き続き、学生たちがサタンの攻撃から守れ、学びと訓練に励むことができるようにお祈りください。
低地の暑い気候に慣れた常喜にとっては気温差が10度から20度になりますので、最近ではこの気候に寒さを覚えるようになりました。少し風邪を引いていましたが、健康に気をつけながら5日間のクラスを終えることができました。現在、学生数の減少が祈りの課題となっていますが、そのような中でも1人、2人と毎年与えられていることは感謝です。日本の教会が建てた宣教師館で寝泊まりしましたが屋根の軒裏が剥がれていたり、雨漏りで床が抜けてしまったりと修理を必要としたために責任者のホセ氏にお願いし修理をして頂きました。
【チャペル】
学校の週2回のチャペルの時間は13人の教職全員がローテーションで御用を担当しており、今月は恭子の順番が回ってきました。ヨシュア記4章から「次へつないでいく」と言う月間テーマに沿ってみ言葉を分かち合いうことができました。
【マニラ日本語キリスト教会ファミリーキャンプ】
今まで常喜が2度ほど呼ばれたキャンプのご奉仕に、今度は恭子が呼んで頂き、行ってきました。初めて声がかかった時は、冗談だと思ってスルーし、次は別の方を推薦、三度目にようやく本当に自分が呼ばれていることに気がついて驚きながらも、光栄な機会でした。
3日前のチャペルと同じ箇所から今年のキャンプのテーマ「愛・あい・アイ、君も愛されている」に沿った着地点でのみ言葉の分かち合いになりました。
天候も健康も守られ、昨年のキャンプの反省が大いに改善されているのを随所で見ることもでき、準備委員の皆さんの様子にこちらが良い刺激を受けました。
年末から聖書の中に出てくる石について広く深く調べ続けてきた学びもこれでひと段落し、少し「石ロス」状態になりました。
◆学生たち(とりわけインターンシップの学生たち)がサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育(聖書解釈)の奉仕のために
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
「主のおしえは完全で たましいを生き返らせ 主の証は確かで 浅はかな者を賢くする 」
(詩篇十九・七)
【短期集中講義】
ロザリス校での新学期が開始される直前に、常喜は短期集中講義のためにベンゲット州シニプシップにあるコーディレラ校に一週間滞在し、「ダニエル書・黙示録」を1年生から4年生の学生7名と一緒に学ぶことができました。シニプシップは標高2700メートルに位置するため、空気は薄く、そして現在は最も寒い時期で夜は8度位まで下がります。
低地の暑い気候に慣れた常喜にとっては気温差が10度から20度になりますので、最近ではこの気候に寒さを覚えるようになりました。少し風邪を引いていましたが、健康に気をつけながら5日間のクラスを終えることができました。現在、学生数の減少が祈りの課題となっていますが、そのような中でも1人、2人と毎年与えられていることは感謝です。日本の教会が建てた宣教師館で寝泊まりしましたが屋根の軒裏が剥がれていたり、雨漏りで床が抜けてしまったりと修理を必要としたために責任者のホセ氏にお願いし修理をして頂きました。
【新学期開始】
ロザリス校の新学期が開始されました。今学期から4年生は自分の所属する教区の教会、または学校にインターンシップのために派遣されているため、学校の寮には1年生から3年生の学生が留まっていますが、4年生の人数が多かったこともあり、以前よりは静かになりました。常喜は、今学期「聖書解釈」を2年生に教えています。学生は5人で以前(15人、30人)よりも少ないのですが、学生たちとの距離感が縮まり、学生たちもよく質問をしてくれます。
【MJCCでの奉仕】
マニラ日本語キリスト教会(MJCC)に依頼され常喜は礼拝での説教、恭子は教会学校で奉仕をしました。朝7時にロザリスを出て3時間かけてマニラに到着しました。
礼拝では、特別賛美のプログラムで教会学校の子どもたちが賛美し、我が家の子どもたちも予め知らされ、練習していたので参加し、大きな声で歌っていました。MJCCには現在担当牧師が不在のために、信徒が持ち回りで毎週礼拝の説教(正確には学びのシェアタイム)をしています。そんな中、月に1度旧約聖書から説教をして頂きたいという依頼がありました。今回は列王記からソロモンについて学び、説教をしました。
◆学生たち(とりわけインターンシップの学生たち)がサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育(聖書解釈)の奉仕のために
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
「祝福に満ちた神の、栄光の福音によれば、そうなのであって私はその福音を委ねられたのです。」
テモテへの手紙第二1:11
【リバイバル週間】
10月の第一週はリバイバル週間で卒業生でもあり、私たちの教え子でもある視覚障害者のジョイス・ロペス先生を講師として招き3日間に亘り三回の説教をして頂きました。二日目のランチでは、彼女を我が家に迎え、楽しいひとときを持つことができました。
ジョイス先生は現在マニラにある視覚障害者たちのための学校の働きに携わり活躍しています。会議に出席するために一人でアメリカを訪問したときの苦労を冗談を交えながら話してくれました。一方で、フィリピンではまだ社会にあまり認知されていない視覚障害者たちの過酷な現状も吐露してくださいました。フィリピンに限らず発展途上国における障害者への働きがもっと必要とされていると感じました。
【ルソン島域ウェスレアン教会教職会議】
今月はルソン島域のウェスレアン教会教職者会議がロザリスから車で1時間ほど離れたターラックで開かれました。大学の教授陣はこのセミナーに参加するためにこの週は休講となりました。私たちも参加を願っていましたが、常喜は火曜日のチャペルの御用と諸用で参加できず、恭子がフェローシップで審査員を任されていたので1日目の夜だけ出席しました。
最終日の午前中に、同じく学校に居残っていたボン・ワギ先生が突然、我が家を訪れ、シニプシップにあるコーディレラ校の校長ロニー先生の車が故障して高速道路で助けを必要としている、と緊急事態を知らせてくださり、宣教車でボン先生と常喜で出動しました。途中故障の原因となったラジエーターのホースを購入し、目的地に到着。木陰など一つもない高速道路、炎天下の中でロニー先生と奥様ジュディス先生とミラー先生と奥様メリーロス先生の4人が待ちわびていました。高速道路をパトロールしている道路警察も駆け付けていましたが、ただ私たちの到着を待ち、修理が終わり、立ち去るのを待っているだけでした。購入したホースのサイズが合いませんでしたが、器用なロニー先生とボン先生は古い部品とつなぎ合わせ応急処置をし、とりあえずその場を凌ぐことができました。
それから、高速道路を出てロザリスにあるお店で適切な部品を購入し、10分もしないで修理は完了。ボン先生と車中で、この時のために、私たちはセミナーに行かずに居残っていたのかもね、と冗談を言いながら帰途に着きました。
その晩には、パラワン島からの若い牧師たちがセミナーを終え、ロザリスに立ち寄って下さいました。みんな私たちの教え子で、近況や思い出話に花が咲き楽しい、そして感謝な一時を過ごすことができました。
◆学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育の奉仕の ために。常喜は『ダニエル書・黙示録』と『ウェスレー神学』を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
義は 主の御前に先立って行き
主の足跡を道とします。
詩篇85章13節
フィリピンでは雨期真っ盛りで、台風の影響もあり豪雨になるときもあります。宣教師館の屋根を止める釘についたパッキンが経年劣化したことが原因でよく雨漏りするようになりましたが、学生にシーリング材で補修してもらいました。
【台風22号による被害】
台風22号のためにお祈り頂き感謝します。私たちも日本の方々からたくさんの安否を尋ねる連絡が入り、日本でも報道されていることを知り驚いていました。得られる情報を集め、台風で吹き飛ばされそうなもの(番犬含む)すべてを宣教師館に入れ、念のため食糧も確保し、台風上陸に備えました。
台風の中心から外れていたものの、豪雨は強く、夜中に2、3度停電し、翌日の夕方まで強い風と雨は続きました。3日目の聖日には晴天となり、礼拝後校内と町の様子を視察しに行きましたが、校内も町の様子も変わらず、河川の水位が普段より高いほか大きな被害は見受けられませんでした。
日本でも報道されていましたように、一番被害が大きかったのは台風の中心が通過したバギオを含むベンゲット州でした。普段の雨天でも土砂崩れ、落石が起こりやすい地域でしたが、今回はバギオ市いくつかの地域が冠水の被害にあい、また土砂崩れで山道は閉鎖されたり、家を失う人々もいました。ウェスレアン教会の南スカイライン教区長ジャーソン・ダナオ先生からは台風による教区内の各教会、教会員への被害はなかったと伺いました。また、私たちが住んでいたシニプシップも大きな災害から免れました。引き続き被災された方々のために復興のためにお祈りください。
【ラバヨッグの日比友好記念礼拝】
シソン市ラバヨッグ区のウェスレアン教会で牧会されている先生より連絡が入り日比友好記念礼拝に日本人代表として是非参列して頂きたいという依頼がありました。この記念会は、シソン市ラバヨグ区近辺の山中で戦死した日本兵の生存者と親族の方々が巡礼するようになり、記念碑を建てさせてもらってから始まりました。今では高齢化が進み巡礼も困難となってきました。それにもかかわらず、ラバヨグの人たちは日本人が訪問しようがしまいが毎年9月の第2日曜に記念会を催しています。関係者のほとんどは区役所の職員と学校の教師で構成され、ウェスレアン教会の方々もいらっしゃいました。
式典の中で、戦中には日本にひどいことをされたが今はこうして友好関係が築けていることに、そしてこれまで受けてきた経済的支援に感謝を表明されていたことに、深い感銘を覚えました。私たちもそれぞれ挨拶する機会が与えられ、こうした貴重な記念会に参列できたこと、また日本がフィリピンにしてきたことへの慚愧の念、そしてこうして友好が保たれていることへの感謝を表しました。フィリピンに来てから日本にいたときよりも戦争について考える機会がなくなっていた私たちにとってよい機会となりました。
【プロモーション】
今月は西マニラ教区とイザベラ教区の教会に大学のプロモーションのために訪問、奉仕をしてきました。西マニラ教区ではサンファン教会というウェスレアン教会の中でも歴史のある教会に遣わされました。この教会は一人の信徒が自分のジプニーの中で聖書研究会を始めたところから始まった教会です。今でも、その開拓に関わられたメンバーが集われ、信仰も受け継がれ老若男女バランスよく70から80人ほどが毎週出席されています。礼拝後には弟子訓練の一環として求道者へのアプローチについて有志が集まって学ばれていました。
1年生の学生2人が証しをし、それから恭子が大学の紹介と案内、そして常喜が説教をしました。1年生の二人は初めてということもあり、時間をあまり気にせず1人20分という長さで証しをしてしまい、フィリピンでは当然なのかもしれないのですが、慣れない常喜は迫る時間に焦り始めました。いよいよ常喜の番になったときには残り10分となりましたが、常喜は腕時計を外しながら「皆さん、時間は過ぎますが、説教に耳を傾けることに御協力ください。」と話すと会衆は笑いながら受け止め、忍耐して耳を傾けてくださいました。
イザベラ教区はロザリスから250キロ、車で6時間ほどの距離にあります。早朝4時に学生2人と家族を車に乗せて出かけ、急カーブのある道で工事中のところもあり運転するのに困難を覚えましたが何とか目的地に到着することができました。
私たちが遣わされたのは常喜の教え子でもあったマーク・ジョン先生が牧会するアリシャ教会でした。
昨年結婚された奥様ジェーン姉は出産を控え実家に戻られており、マーク先生と彼の妹と姪が私たちをもてなしてくださいました。慣れない外国人へのもてなしの様子、また出産予定日が二日後に迫る奥様への心配な様子のマーク先生を横目にし、帰るわけにも行かず、申し訳ないなと思いながら、先生とお互いの近況を話し合い、また教会、伝道、牧会のことを話しました。夕食はアヒルの料理でもてなしくださいました。子どもたちはアヒルを絞め、捌いている様子を観察していましたが、美味しく食べていました。また、教会に来る子どもたちと仲良くなり色々な遊びで楽しいときを過ごしていました。牧師館は手狭なこともあり、教会の隣にある信徒のお家に泊まらせて頂くこととなりました。
聖日には恭子が学校の報告、案内だけでなく、イロカノ語で特別讃美も歌い会衆を和ませ、常喜の英語の説教も恭子がタガログ語に翻訳したスライドをパワーポイントで会衆の皆さんに見てもらい理解して頂きました。田舎の小さな教会で結婚し、一生懸命に牧会・伝道に励む若い牧師に励まされながら帰途に着きました。数日後、奥様ジェーン姉は第一子長女を出産されました。安産でした。
◆新学年度が始まった学生たちが サタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育の奉仕の ために。常喜は『ダニエル書・黙示録』と『ウェスレー神学』を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
主は言われた。「外に出て、山の上で主の前に立て。」するとそのとき、主が通り過ぎた。
(列王記第一19:11)
フィリピンでは雨期真っ盛りで、台風の影響もあり豪雨になるときもあります。宣教師館の屋根を止める釘についたパッキンが経年劣化したことが原因でよく雨漏りするようになりましたが、学生にシーリング材で補修してもらいました。
【全国責任者会議】
8月14-17日まで4年に一度行われるウェスレアン教会の全国責任者会議が開かれ、全国各地より教区長御夫妻(22教区)と聖書大学各校校長御夫妻(5校)、そして各局長御夫妻合わせて62名がパラワン島に集まり、私たちは家族で招かれ出席しました。今回は常喜が主講師として招かれ二日間の朝のチャペルでエリヤの生涯から講解説教をしました。
今回の会議のテーマは「ともに労し、ともに成長」でしたが、代表ギリアモ先生より奉仕の依頼があった時より列王記第一19章のエリヤの物語が心に留まり、一日目は17章から「神が求める真の預言者」、二日目は19章から「出て、神の前に立つ預言者」と題してそれぞれ説教しました。たくさんの方々より恵まれた感想をいただき、御名を崇め感謝しました。
ある局長と教区長のそれぞれの先生からは「どうして恵みの座を開かなかったのですか。」「開いてたら私がまず前に出てたのに。」という感想も頂きましたが、心中ではそんな余裕がないほど緊張していました。年齢的にはほとんど私の方が若いのですが、皆さん真剣に耳を傾け応答して下さり、主が御霊を通して働かれていたことを実感しました。
会議ではワークショップがあり今回はとりわけビジネスの現場でも使われるSWOT分析が紹介され、この分析によって各教区、各聖書学校を分析する作業をみんなで取り組みました。
夜には男性と女性に別れ、女性は証しを中心に集会が行われ、恭子は『宣教師の妻と宣教師としての役割』と題して証しを依頼され15分ほどの証しをしました。
普段お目に掛かれない教区長、校長先生たちと共に過ごし、交わりができたのは大きな収穫でした。
【新学期開始】
新しい学期が始まりました。新入生は12名、全学生数は45名となりました。政府が11、12年制を組み込んだことによってここ2年間は新入生が僅かでしたが、今年は12年教育課程を終えた学生たちが入学してきました 。
実は、聖書大学としては新入生の人数をもう少し多く期待していました。ところが政府が指定する大学に入学すれば奨学金が出るという制度ができ、おそらくその奨学金を頼りに他大学に入学してしまった子もいるようですいずれにせよ、学生たちが一日も早く大学での生活に慣れ、訓練と学びに励むことができるように引き続きお祈りください。常喜は『ダニエル書・黙示録』『ウェスレー神学』を今学期4年生に教えることとなりました。
◆新学年度が始まった学生たちが サタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育の奉仕の ために。常喜は『ダニエル書・黙示録』と『ウェスレー神学』を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
【卒業式】
第59回卒業式が6月8日に執り行われ、宗教教育学部から5人、神学部から22名が卒業しまし た。多くの卒業生を送ることができ、感謝でした。新しい任地に遣わされる卒業生のためお祈りください。
【聖書大学プロモーション】
恭子は6月末に10日間、ミンドロ島に行ってきました。聖書大学 プロモーションのため、教職10人で2台の車に乗り合わせての片道 640キロの旅でした。ミンドロ島教区は今回が約12年ぶりのプロモーション受け入れ。聖書大学の夏休みを利用した10日間でしたが、 小中高はもう始まっているため、我が家は療養中の常喜が子どもたち3人と残ってくれました。 ミンドロ島教区内には270キロ離れた2つの市にそれぞれ8つと4つの教会と伝道所があり、2回の日曜日に2、3人のグループに分かれて訪問しました。 ミンドロ島教区の教会は、パラワン島教区の地方教会と街の雰囲もよく似ていて、初めてなのに久しぶりな感じがしました。また、大岡昇平の俘虜記にも出て来るサンホセを通ったり、日本の戦争の跡を感じる場所でもありました。
私たちのプロモーション自体は他の教区でもしているのと同じ要領でしたが、今回は私がタガログ語で喋るのをビデオで撮っていてくださった方があり、初めて自分のタガログ語を自分で聴くと、思っていたよりもはるかに日本語訛りの強いタガログ語でガッカリはしましたが、改めて慢心せず高嶺を目指すモチベーションも与えられました。
【留守中の出来事】
9泊10日を陸路で、ネットも電気もままならない、ストレスを感じやすい旅を仲間と過ごした時間がとても貴重で、無事に往復できたことを感謝しました。 恭子の留守中、常喜は子どもたちの世話をしていました。掃除、洗濯、食事の準備(これは恭子が作り置きしていたものに熱を加えるだけ)、買い物、実喜の学校同伴など毎日汗を流すうちに体調も以前よりよくなってきました。
ある日、ドスンと台所で大きな音がして、しばらくすると実喜が 常喜のところに駆け込んできました。見ると冷蔵庫のドアが外れて 倒れていました。持ち上げてみると結構重かったので、実喜がドアの下敷きにならずに済んだことは不幸中の幸いでした。今は新しい冷蔵庫を購入することができました。普通に開け閉めできる冷蔵庫の有り難さを感じています。
◆夏休みに入った学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆パラワン島で全国の教区長、各聖書大学職員が集う会議(8月)で常喜が2回のチャペルを任されています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。
あなたは御救いの盾を私に下さいます。
あなたの右の手は私を支え
あなたの謙遜は私を大きくします。(詩篇18:35)
【献堂式】
私たちが二年間滞在していた山岳域シニプシップにあるグレイト・マウンテン・ミッションでは長年祈って来た会堂建築が完成に近づき、五月に献堂式がもたれました。常喜は、式辞説教の当務にあたるウェスレアン教会代表ギリアモ先生を宣教車でお連れし、参加しました。参加者が新会堂に入る前に、献別の祈りが捧げられた後、常喜とカナダから駆け付けたコリンさん、そして初期バイブルカレッジの卒業生二人がリボンカットを執り行いました。参加者は一二〇名ほどで、以前なら満堂となる人数ですが、新会堂は余裕をもって収容することができました。代表ギリアモ先生からはエペソ書から「教会は人である」ことを中心に教会の重要性についてメッセージがなされました。献堂式後には、愛餐のときがもたれ、祝福されたときとなりました。
【チャペル】
常喜はチャペルで奉仕しました。今月のテーマは「神の計画」でした。今回は、説教というより自分がどのようにして宣教師としてここにいるのかを証ししました。三月にウィクリフの宣教チームがロザリスに訪問してくださった際に、自分が神学生のときに、日本でウィクリフが開催した「ジャーニー」という宣教師疑似体験ツアーで、神学校の教師として奉仕をしたことを思いだし、神様のご計画の深さを知る機会となりました。そのことも含め、宣教師になるまでを証ししました。
【プロモーション】
学校のプロモーションのために常喜と恭子は宣教車に三人の学生を乗せ、一時間半離れたカバナトゥアン教会を訪問しました。この教会では青年たちによってコワイヤーが編成され、合唱がなされ、元気で明るく大きな声が会堂に響き渡りました。恭子はタガログ語と英語で証しを交えながら学校の案内とアピールをし、常喜はダニエル書から「謙遜」についてメッセージをしました。帰りはまた三人の学生をそれぞれ乗せ帰途に着きました。みんな疲れてぐっすり休んでいました。
帰国後も宣教団体の宣教師をサポートされる働きに携わることとなります。ともに祈り合い、励まし合いながらフィリピンにおける宣教の働きに携わってきた者として少し淋しいですが、引き続き主が彼らを用い続けて下さることを祈って止みません。
【常喜の高血圧】
五月上旬にロザリスとシニプシップの往復運転してから常喜は体調がよくない状態が続きました。始めは、長い運転から来る疲れと腰痛、それから風邪、便秘などと風邪薬を飲んで休んでいましたが、倦怠感は続き、五月末に血圧を測ってみると上一六〇代、下一〇〇代と高血圧であることが分かり病院で診察、検査してもらいました。コレステロールと腎機能の数値が高かったため、適度な運動と食事の節制を必要と医者から診断されました。
◆夏休みに入った学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆卒業生たち(6月)のために、新しく任命される地で、あらゆる誘惑から守られ、教会を建て上げていくことができるように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。パラワン島で全国の教区長、各聖書大学職員が集う会議(8月)で常喜が2回のチャペルを任されています。
【イースター礼拝】
妻と子どもたちはロザリス教会で、常喜はマニラのパルメラ教会でイースター礼拝を守りました。
フィリピンのほとんどの教会ではイースター礼拝を早朝五時から始めるのが恒例となってきました。朝日が昇る時間帯に主の復活を覚えて礼拝を守るという慣習はイースターをより身近にそして新鮮に思い巡らせる恵まれた機会となりました。
礼拝後には礼拝に集ったメンバーの方々と朝食を囲んで愛餐のときをもちました。
【チャペル】
恭子は久し振りにチャペルで説教をしました。
良い忠実な僕、という月間テーマに添い、忠実な僕と怠惰なしもべを比べながらマタイ24〜25章を共に学びました。
【村島宣教師御夫妻訪問】
長年フィリピンで宣教師として翻訳の働きに携わってきた村島宣教師御夫妻がその働きを閉じ、日本に帰国することとなったので、帰国する前に家族で訪問しました。村島御夫妻とは私たちがフィリピンで働きを始めたときからのお付き合いがあり、香港インマヌエル國際基督教会教会に所属され、フィリピンの危険地域でその働きを進めておられました。
帰国後も宣教団体の宣教師をサポートされる働きに携わることとなります。ともに祈り合い、励まし合いながらフィリピンにおける宣教の働きに携わってきた者として少し淋しいですが、引き続き主が彼らを用い続けて下さることを祈って止みません。
【義実のビザ取得】
お祈り頂いていた義実のビザをやっと取得することができました。
フィリピンではほとんどの書類手続に時間が掛かることは当然のこととはいえ、申請から取得するのに半年以上掛かると、色々な意味で忍耐が試されます。いずれにせよ、祈りに答えてくださった主に感謝致します。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆地域教会でインターンシップ中の4年生のために。あらゆる誘惑から守られ、教会を建て上げる喜びを体験できるように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。
あなたがたが、私たちの奉仕の結果としてのキリストの手紙であることは、明らかです。それは、墨によってではなく生ける神の御霊によって、石の板にではなく人の心の板に書き記されたものです。(第二コリント3:3)
【第二学期開始】
第二学期が再開されました。常喜は今学期「聖書解釈」のクラスを担当することとなりました。
受講する学生は全部で13人で、その内の三人は視覚障害者です。学期を通じて聖書を自分で読み、観察、解釈、適用できるようになる訓練をしていきます。
【ビカート先生訪問】
常喜は諸用でマニラに行かなければなりませんでしたが、丁度どこの学校も学期開始で学生たちの移動と重なり、マニラへ向かう高速バスはどれも満員で、妻にお願いして二つ前の隣町でバスにのることにしました。ところが、そこでもどのバスも満員で乗ることはできませんでした。翌日にはマニラに到着しておきたかったので、とうとう意を決して二時間離れたバギオまで逆戻りし、そこからマニラ行きの始発に乗ることにしました。
バギオに夕方到着後、南スカイライン教区長ジャーソン・ダナオ先生を訪問し、一緒にバスのチケットを買いに行きましたが、一時間毎に出ているバスは翌早朝まで満員で朝四時頃のチケットを取り、その夜は教区のオフィスで夜を明かすこととなりました。
チケットを買いに行く途中、車中でジャーソン先生がフィリピン・ウェスレアン教会で長年宣教師として働かれたことがあるビカート先生が入院しているので訪問したいか尋ねられたので、訪問する意向を伝え、バスのチケット購入後、病院に行くことになりました。実のところ、ビカート先生の入院のことについてはフェイスブックで伺っていましたので、バギオに向かうバスの中で訪問したいと思ってはいたのですが、もう既に暗くなっており、バスの時間帯も分かりませんでしたので諦めていたところでした。
ビカート先生は短期宣教のためにバギオに滞在し、現在平信徒のための訓練プログラムを立ち上げようとしているところでした。ところが、1月中旬に歯が欠けたところから感染し、下顎が大きく膨らみ、入院することとなりました。抗生物質を投与するもなかなか完治せず、常喜が訪問した前日には肺炎を患っていることが分かりました。久し振りにビカート先生御夫妻と再会が許され、しばらく良き交わりの時が与えられました。最後はお互いのために祈り合うことができました。その一週間後には、退院することができ感謝でした。ご高齢でありながら宣教の働きを進められているビカート先生御夫妻のためにお祈りください。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆地域教会でインターンシップ中の4年生のために。あらゆる誘惑から守られ、教会を建て上げる喜びを体験できるように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。義実のビザ取得のために。
あなたがたが、私たちの奉仕の結果としてのキリストの手紙であることは、明らかです。それは、墨によってではなく生ける神の御霊によって、石の板にではなく人の心の板に書き記されたものです。(第二コリント3:3)
【ボリナオ教会訪問】
学校のプロモーションのために、ボリナオの教会を訪問しました。この教会は11月に伝道所から教会として正式に承認され、記念式典が開かれた教会です。8月の訪問団のメンバーが訪問した教会でもあります。
私たちがこの教会を初めて訪問したのは10年前でしたが、その時は、マンゴの木の下で十数名の方々と礼拝を捧げていました。それが、今ではメンバーが増え、土地と会堂が与えられ、教会として承認されるまでに成長することができました。この教会だけでなく、ウェスレアン教会が力を入れている働きの一つは青年たちへのアプローチです。この日も、たくさんの青年たちが礼拝に集い、証しや特別讃美をしてくださいました。毎週、金曜日の夜には青年の集会があります。このような素晴らしい教会を建て上げた主任牧師マーク先生御夫妻は、もう既に次の教会開拓について検討しているとのことです。恭子が学校の紹介を、そして常喜が説教をしてプロモーションを終えました。
【第一学期終了】
今年度の学期を恵みの内に終えることができました。今学期は常喜が2科目を教え、両科目とも四年生が受講しました。四年生は第二学期からインターンシップで地域教会に遣わされ四ヶ月の実習期間を過ごします。毎年のように、この実習期間中に問題を起こし、卒業を引き延ばされる学生が出てきますので、彼らがすべての誘惑から守られ、無事に卒業できますようにお祈りください。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆地域教会でインターンシップ中の4年生のために。あらゆる誘惑から守られ、教会を建て上げる喜びを体験できるように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。義実のビザ取得のために。
アブラハムは主を信じた。それで、それが彼の義と認められた。(創世記十五・六)
【世界宣教聖日】
日本の教会と同様に、フィリピンのウェスレアン教会も十一月に世界宣教聖日礼拝が守られます。
今年は、常喜が説教者として招かれ、説教をしました。神の御心としての宣教と、その宣教のためにどうしても人を必要とし、その人への神の愛について語りました。礼拝を締め括るにあたり、私たち家族が前に呼ばれ、同席されていたウェスレアン教会の代表ギリアモ先生がお祈りして下さいました。
【チャペル】
今月のチャペルのテーマは「ホーリネス」で、常喜はマタイの福音書八章よりイエスがツァラアトに冒された人に手を伸ばされ、触れられ、癒やされた箇所からホーリスネスについて話しました。説教の後には、聖餐式が執り行われ、主イエスが十字架の上で割かれた肉と、流された血の恵みに与りました。
【パスポート申請と取得】
義実と恭子のためにお祈り頂き有り難うございます。恭子は日常生活には困らない程度まで回復してきましたが、二時間おきに授乳をしなければならないので夜はあまり眠れていないようです。そんな中、二人の娘たちが代わる代わるに義実を抱いたり、あやしたりして母親を助けてくれています。最近は、目が見えてきたのかよく笑うようになってきました。
義実(いさみ)のパスポートを申請し、無事に取得することができました。申請するのに一番困ったことは、写真でした何度撮っても目が開いた状態で写っている写真が撮れませんでしたが、段々と成長するにつれて顔立ちがハッキリとしてきて第三週目でようやく撮ることができました。また、申請、取得に際してもロザリスからマニラまで往復しなければなりませんでした。いずれにせよ、申請から取得まで何の支障もなく手続が進み、終えることができて感謝でした。引き続きビザの申請と取得のためにお祈りを宜しくお願いします。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆来年から四年生はインターンシップで四ヶ月地域の教会に住み込みで奉仕をします。準備と見守りのために。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。(恭子と義実のために)。
Rev. Tsuneki & Mrs. Kyoko Toyoda
c/o Rosales Wesleyan Bible College, Inc.,
San Pedro West, Rosales, Pangasinan
2441, Philippines
e-mail : igmtoyoda@gmail.com
「「イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされて、神の栄光と誉れが現されますように。」ピリピ1:11
【義実の誕生】
10月12日午前7時20分、第四子次男が誕生しました。朝、恭子に「産まれる」と起こされ、子どもたちを起こし、身支度をし家族で病院へ。到着してものの15分ほどで産まれました。
夜明けから連絡を取っていた担当医も間に合わず、分娩室に行く暇もなく、救急のベッドでの出産でした。上の子供たちの時もそうだったのですが、誕生の瞬間、常喜は涙が出てしまいました。
「誕生は奇跡」と今夏の宣教訪問団のメンバーに教えてもらいましたが、まさに「奇跡」に遭遇した感動の瞬間でした。ピリピ1:11から義実(いさみ)と命名しました。
神様が私たちに与えて下さった4つの「果実」(希乃実、実和子、実喜、義実)がこのフィリピンの地でスクスクと元気に育ち、人々に愛される者として成長していきますようにお祈りください。
【一時帰国】
義実の出生届、そして戸籍謄本の取得はフィリピンでもできるのですが、
戸籍を取得するのに二ヶ月掛かります。
その二ヶ月の間に緊急事態が発生したとき、私たちは身動きが取れなくなります。
そのため、局長に許可を頂き、10日程帰国して手続をしました。
これから、義実のパスポートの申請、取得、さらにビザの申請、取得と、ロサリスとマニラの往復が続きますので、引き続きお祈りの程宜しくお願い致します。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆神学教育の働きのために。今学期は常喜が『ウェスレー神学』『ダニエル書・黙示録』を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。(恭子と義実のために)。
「しかし、知識は人を高ぶらせ、愛は人の徳を立てます。」1コリント8:1
日本では九州の豪雨で大きな被害があったと聞いています。教会はどうだったのでしょうか。お祈りしています。
【メデリヤン教会再訪問】
常喜は短期集中講義のためにセブ島にあるヴィサヤン・ウェスレアン大学に一週間滞在しました。月曜日から始まるクラスでしたが前週の金曜日夜に到着し、土曜日の午後から2013年11月に大台風ヨランダによって被災したセブ島北部メデリヤンにあるウェスレアン教会を再訪問しました。
折しも教区長バシスタ先生がその教会を巡回予定でしたので一緒にバスで行くこととなり、大変心強い助け手を神様は与えてくださいました。セブ市内のバスターミナルからエアコン付きバスに乗る予定でしたが、エアコン付きバスは夜間運行のみとなっていたため、急遽エアコン無しのバスでメデリヤンまで四時間掛けて行くこととなりました。30度を越える暑さでしたが何とか耐えつつ、そして外の景色を眺め楽しみながら無事にメデリヤン教会に到着することができました。
この教会は台風によって教会堂や信徒並びに関係者の家屋は被災してしまい、周囲の教会からはもうこのウェスレアン教会の活動は終わりとまで言われていました。しかしながら、教区長バシスタ先生、牧師クリストファー先生、信徒の1人1人、そして教区の牧師や信徒の皆さんが協力し合って翌年2014年には立派な新会堂を献堂することができました。
この建築は日本のインマヌエル教会やアメリカのウェスレアン教会からの経済的援助によってなされたものでしたので、礼拝の折には常喜を覚えておられる教会の皆様から大変喜ばれ、感謝されました。被災された信徒の方々も足繁く教会に通っておられ、礼拝後には5人の女性のためにビーチで洗礼式を執り行うことができました。クリストファー先生は信徒の家を訪問し、セルグループをし、地道に伝道、信徒訓練に励んでおられ、その結実を今回見ることができ大変幸いなときとなりました。礼拝の折には教区長より挨拶を依頼され、私たちインマヌエル教会が祈ってきたこと、そして私たちがメデリヤン教会にしたように、同じことを他の人々にするようにお伝えしました。
帰りは1時間待ってエアコンバスに乗り、往きよりは快適に帰途に着くことができました。
【短期集中講義(セブ校)】
今年度よりヴィサヤン・ウェスレアン大学の校長にはジョン・レイ先生が就任し新しく踏み出しました。ジョン・レイ先生とは常喜がナザレンセミナリーで学んでいたときの同級生でしたので、何でも遠慮なく言えて気兼ねがなく過ごすことができました。
まだ新学期が始まったばかりでしたので、クラスを始めたとき、2013年に台風で被災したレイテ島タクロバン出身の四年生二人がまだ帰って来ていませんでした。この二人の学生たちは被災地支援の一環で奨学金を受けてこの学校で学んでいましたので、常喜も二人が無事に帰ってくることを祈って止みませんでした。そして翌日一人は到着しましたが、もう一人は職業訓練学校に行くと言って帰って来ませんでした。正直、残念で仕方ありませんでした。ところが、神様の憐れみは尽きず、その翌日にもう一人の学生も帰ってくることができました。夏休み中、学生たちは色々な誘惑と戦いながら、また学校に帰ってくることを思うと、祈りによって学生たちを支えることの大切さを教えられます。
今回はパウロ書簡を16人の学生に教えました。この16人の内7名が4年生、7名が3年生、1名が2年生、1名が1年生となります。フィリピンでは国全体で教育改革が推し進められ、これまで初等から高等教育が10年制でしたが12年制(つまり日本と同じ)になる移行期にあり、そのため一年生、二年生の人数は僅かとなっています。このことは各聖書大学の経済に大きな影響を与えていて、各校を支援している諸教区も経済的支援を試みていますが、それでも不足している状態にあります。格別、セブとパラワン校は一つの教区からしか支援されていません。それでも、先生方は色々な工夫をして生計を立てています。例えば、セブ校では先生方が大学だけでなく併設された小学校を助けて僅かな収入を得ています。
木曜日にはチャペルで説教をしました。もう一度、神様の宣教への召命ということについて語りました。そして、金曜日の夜は、バナナの葉をテーブルに敷き詰めて、その上にご飯とおかずを載せ、立ちながら手で食べる「ブードルファイト」という形式で夕飯をみんなと一緒に楽しく頂きました。普段手で食べない常喜には少し難しかったのですが、何とか食べることができました。
メデリヤン教会再訪、短期集中講義と少し詰め込んだセブ島での予定でしたが、神様の恵みに触れて、ロザリスに帰ってくることができました。
【宣教師館修繕】
授業が始まるとなかなか手が回らない宣教師館の修繕を夏休み中に進めています。
一昨年、台風通過の折に、宣教師館側にあったマンゴの木の大きな枝が宣教師館の屋根に倒れ、大きな被害を受けましたが、今月、これまで手を付けられなかった宣教師館の屋根を覆っていたマンゴの木の枝伐採にようやく漕ぎ着けることができました。これも、愛の泉献金によって寄贈されたチェーンソーのおかげです。側にあるマンゴの木の大きな枝は折れ、倒れてくることもあり、それだけでなく屋根に葉っぱが落ちて積もり、排水溝に流れるはずの雨水を塞ぎ、その水が屋根の隙間から染み込み、館内に雨漏りを起こしていました。ですから、今回雨漏りで傷んだ天上の修理の必要もあり働き手を捜していたところ、代表の兄弟でもあるノエルさんが引き受けてくださり、修理をすることができました。また、シロアリに食われた窓枠や、納屋の天上の修理などもして下さいます。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。夏休みに入った学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、新学期(8月)にのぞむことができるように。
◆8月22-30日に予定している宣教訪問団(世界宣教局・教育局主催)の準備と御護りのために(参加者11名)。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。(恭子10月出産予定)。
「確かに、私たちは見るところによってではなく、信仰によって歩んでいます。」(2コリント5:7)
フィリピンはいよいよ雨期に入り、午後にはよく雨が降るようになりました。子どもたちの学校も6月から始まりました。
【宣教師ビザ取得】
お祈りありがとうございました。宣教師ビザを無事に取得することが出来ました。先月報告を送ってから翌週にはビザ取得の連絡が代理人から入りました。今回は、更新ではなく再申請ということもあり、昨年11月に申請してから6ヶ月掛かりました。この宣教師ビザで2年更新しながら10年はフィリピンに滞在できることとなります。
【恭子のTESOL受講】
恭子は、聖書大学の夏休みを利用して、英語を第二言語とする人に英語を教える資格(TESOL、日本でも受講できます)を取得するためマニラの神学校に5週間滞在しました。月曜日から金曜日、朝8時から夕4時まで教室で勉強し、毎日たくさんの宿題を夜明けまでこなし、二人組で公立の中学校での教育実習へ行き、無事卒業したクラスメイトは、もはや「戦友」です。
その間、常喜は家事、育児、勉強、ミニストリーに勤しんでいました。大変は大変でしたが、お互い楽しい5週間となりました。このTESOLは宣教団体センド(SEND)がアメリカのコーナーストーン大学と提携して主催しているもので、公に宣教できない国々で英語教育を通して宣教することを念頭に置いた講習でした。受講はクリスチャン限定で、申請者には救いの証しと牧師の推薦状提出が求められました。今回は50名強の申請者のうち受講したのは英語テストに合格した27名、そのうち卒業したのは11ヶ国からの25名でした。また、ウェスレアン教会から2名の牧師夫人も受講され一緒に卒業することができました。ささやかな卒業式では恭子が卒業生代表の証詞に抜擢され、お互いの労をねぎらい、ここまで支え導いてくださった主の御名を讃え、ゆっくり寝られる夜が来ることを喜び別れました。
【カバナトゥアン教会での奉仕】
恭子がTESOLの受講中、5月の第1聖日、常喜は聖書大学(ロザリス校)のプロモーションのためにカバナトゥアン教会を訪問し、奉仕しました。カバナトゥアン教会はウェスレアン教会となる前はピルグリム・ホーリネス教会でしたが、その開拓の年から数えて80年になる伝統のある教会です。出席者は70−80名ほどでしたが、小さな子どもからお歳を召された方々まで年齢層にばらつきがなくバランスが保たれている教会であることが一目見て分かる教会でした。
特別讃美の折には青年聖歌隊が讃美をしてくださいました。常喜が奉仕をしている間、子どもたち3人は後方で待っていてくれました。宣教車での帰宅途中、普段なら運転を恭子と交替すればよいのですが、この日はいませんでしたので、子どもたちに協力してもらい仮眠を取り、無事にロザリスに到着することが出来ました。恭子がいない、常喜と子どもたちだけの地域教会訪問、奉仕は初めてのことでどうなるかと思いましたが、主の恵みによって終えることができました。
「私がキリストを見ならっているように、 あなたがたも私を見ならってください。」 (1コリント11:1)
フィリピンは日中37度前後となる真夏日に入りました。我が家の子どもたちは夏休みに入りましたが、夏期講習に出席し、補習しています。
【ウェスレアン教会第8次総会】
ウェスレアン教会の第8次総会がロザリスのリゾートで開かれました。今回は新しい代表と局長が選出される大切な総会でした。そして、前教育局長のジャニー・ギリアモ先生が新代表として選出されました。
ギリアモ先生御夫妻は、私たちがフィリピンに赴任してから色々な相談に親身になって耳をかて向け、アドバイスし、祈って下さっていたメンターでしたので、私たちにとっても大変喜ばしいことでした。その他に、世界宣教局長にはシルバー・ルマハン先生が再選されました。また、教育局長には前出版局長であったメルビン・アキノ先生が新しく選出され、これからは私たちがお世話になります。常喜は、議場にて代表からの挨拶状を読み上げました。アメリカからウェスレアン教会総理シュミット先生御夫妻、またカリブ海から2人の来賓、グローバル・パートナーズのデニス・ジャクソン先生、そしてスピーカーの1人として前フィリピン宣教師で引退されたポール・ターナー先生が出席され、国際色豊かな総会となりました。今回の総会では「進展」をテーマとし、目標として2020年までに345教会の開拓を目指すこととなりました。ウェスレアン教会の祝福のために引き続きお祈りください。
【宣教フェスティバル】
総会前日2日間に亘って宣教フェスタがロザリス校内で開かれました。全国の各教区がグラウンドにブースを設け、各地域の名産を売り出したり、宣教についてのフォーラムがチャペルで開かれ、デニス・ジャクソン先生やポール・ターナー先生が講師として説教をしてくださいました。
常喜は、インマヌエル教会の歴史と宣教理念、そしてフィリピン・ウェスレアン教会との関わりについて説明し、自分たちのフィリピンでの働きを紹介しました。
【宣教師ビザ】
宣教師ビザのためにお祈り頂きありがとうございます。今月、代理人から連絡をいただき、家族で移民局に出頭し、外国人登録証の写真撮影、指紋を取りました。書類は移民局長に渡され、承認を待つ最終段階に入りました。引き続きお祈りください。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。夏休みに入った学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、新学期(8月)にのぞむことができるように
◆新総理としてジャニー・ギリアモ先生が、そして各局長がそれぞれ選出されました。新しく踏み出したウェスレアン教会のために。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。現在手続き中の宣教師ビザ取得のために。
「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。」 (ガラテヤ2:20)
【卒業前のチャペル】
卒業の月となりました。今月のチャペルのテーマは「召命(Calling)」でした。毎週、先生方が様々な角度から「召命」について説教をしました。妻が体調を崩したこともあり、常喜は今月2回チャペルで話す機会が与えられました。
1回目は「神の宣教への召命」、2回目は「神御自身の心への召命」についてヨナ書から語りました。神はどんな者でも宣教へと召してくださっていること、一方で、神は宣教の成功の良し悪しを問わず、むしろその宣教者の心に関心があること。神は宣教者の心を御自身の心と同じであることを望んでおられる。これは、新約の時代において「キリストの心」として表され、その究極が十字架の上のキリストであった。私たちがこの「神の心」「キリストの心」を持つためには十字架に向かわなければならない。十字架は私たちの罪のためだけではなく、私たちの「いのち」、そして私たちが「生きる」ためのものでもあった(ガラテヤ2:20)。パウロと同じように私たちもまた宣教の生涯を生きるために十字架の経験を必要とする。
もう一度、宣教と聖化の恵みについて語らせていただきました。2回目のチャペルの時には、インターンシップから帰って来たばかりの4年生も加わりメッセージに耳を傾けていました。説教の後、何人かの学生たちが握手を求めてきました。主がこの2回のメッセージを通して学生たちの心に何かを語ってくださったことを祈って止みません。
【卒業式】
今年の卒業生は神学部19名、宗教教育学部9名合計28名でした。ここには、ロザリス聖書大学が政府に認可されたためにその認可された学位を取得するために再入学し、通信教育で終えた卒業生たちも含まれます。インターンシップ中に、問題を起こし残念ながら卒業できなかった学生もいました。卒業した学生たちがそれぞれの宣教の畑で主に用いられ、活躍されることを祈ってやみません。
【長い夏休み】
フィリピンでは、昨年より義務教育が12年制になりました。そのために、昨年、今年の1年生の入学者は激減し、その分、先生方の収入も不安定になっている状態です。周囲の教区、あるいは有志の信徒方々から財的サポートがありますが、それでも十分ではありません。その12年生導入に伴い、学期始めも6月から8月になり(今年はロザリス校だけ)、この夏休み(4ヶ月)は全く収入がない状態となります。どうか各聖書大学の経済的必要のためにお祈りください。常喜は6月にヴィサヤン校(セブ島)、7月にパラワン校に短期集中講義で出張することとなっています。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。夏休みに入った学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、新学期(8月)にのぞむことができるように
◆ウェスレアン教会の総会が開かれ、新しい代表が選出され、各局長が変わりました。新しく踏み出したウェスレアン教会のために。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。現在手続き中の宣教師ビザ取得のために
「あなたがたが、最初の日から今日まで、福音を広めることにあずかって来たことを感謝しています。」ピリピ1:5
第3期の働きが始まり、一年が経とうとしています。あっという間の一年間でしたが、主のみ守りと導き、そして皆様の祈りに支えられここまで来ることができました。
【マニラ日本語キリスト教会ファミリーキャンプ】
昨年にお招きを受け、2月18ー19日には、例年行われているマニラ日本語キリスト教会のファミリーキャンプに講師として家族と共に参加することができました。集合時間は朝7時でしたので早朝3時半にロザリスを宣教車で出ました。7時前には到着しましたが、バスも参加者(41名)の半分も到着していませんでした。ある教会員の御厚意を頂いて宣教車をその方のコンドミニアムに置かせて頂きました。
7時30分には無事に出発することが出来ました。バスの中は子どもたちも、大人たちもお喋りをし、打ち解け合い、賑やかでした。12時半には現地に到着し昼食をとり、夕方まで自由時間、家族だけ、あるいは子どもたちだけで楽しい一時を過ごしました。夕方からはフェローシップの時間。集会室に集まり、自己紹介、チームに分かれてゲームをしました。夕食後には、今年のファミリーキャンプのテーマ「家族の『わ』」に因んで、賜物捜しゲームをしました。チームのメンバーそれぞれのいいところを捜して、丸に切り出した色紙にそのいいところを書いて渡してあげ、自分の紙に貼っていきます。それぞれが必要とされているということを確認するゲームでした。
翌朝は、集会室で礼拝が捧げられ、常喜がピリピ人への手紙1:1-11から『福音のパートナーシップに生きる』と題して説教をしました。私たちの信仰は、福音に、あるいは聖書に記されていることに賛同、同意するだけで終わるのではなく、その福音に、聖書に記されていることに生きること、それが私たちの信仰であり、ここで言うところの「福音のパートナーシップ」であるということ。それは、神ご自身が原動力となっているということ、そして、悲しみ、苦しみ、悩みの中にいる人々に感謝と喜びをもたらす恵みとなること。そのために、祈り続ける必要があるということを学びました。
礼拝後、自由時間を過ごし、昼食をとり、帰途に着きました。大きな事故、事件など無く守られてマニラに到着することができました。 愛する兄弟姉妹方との交わりを深め、主を仰ぎ見る素晴らしいときとなりました。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。夏休みに入った学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、新学期にのぞむことができるように
◆4月第一週に開かれるウェスレアン教会の総会のために。新しい代表が選出され、各局長が変わります
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。現在手続き中の宣教師ビザ取得のために
もし私たちが御霊によって生きるのなら、御霊に導かれて、進もうではありませんか。(ガラテヤ5:25)
お祈り、御支援、宣教のための御愛労を頂き感謝します。
【短期集中講義(コーディレラ校)】
1月23日から5日間の日程でシニプシップにあるコーディレラ・ウェスレアン聖書大学にて短期集中講義で「ダニエル書・黙示録」を教え、主の恵みの内に終えることができました。お祈り頂きありがとうございました。
22日、聖日の礼拝をロザリスで守り、午後にバギオに向けて出発。途中、ロアカン教会のダンシー先生を訪ねたところ、ちょうどすれ違えで姉妹教会に弟子訓練で出かけたところでした。ところが、フィリピンで長年宣教師として働き、今は引退され米国に帰国されていたビカート先生も同伴されているということを伺い、どうしても恩師でもある先生に会いたかったので彼らを追いかけました。ビカート先生は前の週に開かれたリトリートでの働きと、フィリピンの山岳域で信徒伝道者養成のビジョンを抱え、その視察に来られていました。先生は、その日の夕方にシニプシップに出かける予定でしたが、私が明日の早朝にバギオからシニプシップに出発することを聞き、私と一緒に行くこととなりました。その日、私は南スカイライン教区の事務所で泊まりました。
23日、早朝にビカート先生をお迎えし、シニプシップに出発。まだ暗い中でしたが、車中2人で積もる話を語り合う大変恵まれたときとなりました。先生には、私たちの宣教師館に一晩だけ泊まって頂きました。翌朝に、ビカート先生が私に相談したいことがあるとリビングに呼ばれました。先生が仰るには、この宣教師館を宣教の拠点として奥様ケイ先生と9ヶ月滞在したいのだが可能かという質問でした。私の返事は即答で了承でした。こうした宣教師の働きを助けるために、この宣教師館が建てられたことをお話ししました。実は、ビカート先生がまだ現役で働かれていたときに、当時の責任者にシニプシップに宣教師館を建てたい旨を伝えたところ断られてしまったという体験と、今回シニプシップの宣教師館に泊まりながら、そのことを思い出し、神様が導かれているのではないかと感じお話し下さいました。まだ決定ではないので、さらに視察し、またこの責任者のホセ氏とも相談し、祈りつつ最終的に決断されるとのことでした。
23日、到着後、すぐに短期集中講義を開始しました。「ダニエル書・黙示録」には色々な解釈と教え方があるのですが、私の場合は、聖書本文が中心となります。学生たちには3週間前に聖書本文と序論的な情報を印刷されたテキストを届け、どのようにして聖書本文を読んでいくのかも以前この学年の学生たちには教えていたので、彼らに課題を与え、クラスにのぞんでもらいました。学生たちの「難解だ」という先入観を解きほぐしながら、授業は進められていきました。私も、学生たちの発表を聞きながら、学ばせられることがありました。
最終課題は、最終日に提出されるはずでしたが、現在では学生がインターネットを使って、Eメールでも課題を送れるようになったので、次週の金曜日が提出期限日となり、果たしてその期日にはメールが届いていました。以前より学生たちは学校のノートパソコンを利用し、課題を作成し、印刷、提出していましたが、今ではインターネットを利用し宿題を送れるようにもなりました。そして学生たちの中にもノートパソコンを個人所有している学生もあらわれました。このような山岳域でも、そのようなIT技術が普及してきたことに驚きを感じえませんでした。
ロザリスでは日中の気温が30度前後でしたが、私がシニプシップに到着してから雨が降り出し、気温も一気に下がり日中は16度前後、夜には7度前後にまで下がりました。また、標高2,200mに位置しますので空気が薄く、酸素不足になり、2−3日頭痛に悩まされました。こうした環境を乗り越え、山から下りると、山の生活に慣れ始めた身体が、また暑い気候に戻ろうとするので、相俟って、旅の疲労も重なり、倦怠感を感じ始め、回復するのに2−3日掛かりました。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たち(とりわけ、卒業を控えた実習生)がサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練を通して、主の器として造られますように。(卒業式3/31)
◆4月に開かれるウェスレアン教会の総会のために。新しい代表が選出され、各局長が変わります。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。現在手続き中の宣教師ビザ取得のために。
「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」 ルカ2章11節
9月から始まったクリスマスのムードも、日本同様12月でクライマックスに差し掛かります。しかし、フィリピンでのクリスマスは祝いモードが強く、日本のように伝道的要素(行事)はあまり見受けられません。今年も、日本の救霊を覚えながらフィリピンでクリスマスを過ごしました。
【バイブルカレッジ・チャペル】
常喜はチャペルで説教をしました。今月は、クリスマスがテーマで、旧約聖書から新約聖書に至るクリスマスの恵みについて話しました。
【MJCCファミリークリスマス】
今年は、恭子が子供達向けにクリスマスのメッセージを頼まれていたこともあり、マニラの日本語教会のクリスマス祝会へ家族で参加しました。
50人強ほどの参加者のうち三分の一ほどがフィリピン人の方、三分の一ほどが日本人の未信者のご家族、三分の一が教会員さんでした。未信者の方々は日本語教会で開かれている英会話教室に来られている駐在員さんの奥様とそのご家族がメインで、そんな滞在歴の短めの方々のためにと、集会後の交わりの時間には、滞在歴の長い教会員の皆さんがマニラのおすすめスイーツを持ち寄ってくださって、本当に美味しく楽しい時間を持つことができました。恭子も、交わりの中で子供からも大人からもメッセージの内容について幾つも質問をされ、その反応に驚きつつ、すべての準備を整えて下さった、神様に感謝をしました。この、伝道のきっかけとして始められた英会話教室が、さらに来年も用いられていきますようお祈りしました。
【ノーススカイライン教区牧師親睦会】
年末に、ノーススカイライン教区の牧師親睦会に招かれ、お勧めのメッセージを取り次ぎました。
私たちは宣教車で前日にシニプシップまで行き、一泊し、それから会場であるアムリマイの教会まで向かいました。途中、前夜に降った雨のために泥濘んでいた工事中の凸凹道も、四輪駆動になった宣教車のおかげで難なく現地に到着することができました。この教区は私たちがシニプシップで働いていたときにお世話になっていたので、ほとんどの教会の先生が顔馴染みということあり、交わりも親しくさせていただきました。午後には、牧師の子どもたちの親睦会で我が家の子どもたちも混ぜていただき大変楽しいひとときを過ごしました。恭子はこの日のためにゲームを用意し、大きな笑い声が教会から沸き立ち、賑やかで、あたたかな牧師の交わりを持つことができました。夜は、讃美、メッセージ、そして夜10半頃まで証しのときがありました。たくさんの笑いと感謝をもってこの一年を締め括ることができました。
「ただし、 その根株を地に残し・・・」(ダニエル4:15,23,26)
お祈り、御支援、宣教のための御愛労を頂き感謝します。
【新校長就任式】
ロザリス・ウェスレアン大学では、アレックス・ブルムデス先生を新校長として迎え入れるために校長就任式が挙行されました。教育局長ジャニー・ギリアモ先生より依頼され常喜は式辞説教をすることとなりました。依頼されたとき、驚きつつも主が御言葉を示してくださり謹んで引き受けさせて頂きました。はじめは何故そのような大役を仰せつかったのか分かりませんでしたが、ギリアモ先生が仰るに、1つは、すぐに常喜が思い浮かんだこと、そして歴史的にウェスレアン教会の校長就任式では宣教師が式辞説教をすることとなっているとのことでした。創世記12章1節より「行け! 踏み出そう!」と題し、ヘブル語の「出て行け」という語の特異性を示し、「出て行け」という主の言葉に従って踏み出すことの大切さについて語りました。就任式後には、新校長アレックス先生御夫妻が前に出て、出席者全員に囲まれ、歓迎のときが持たれました。新校長アレックス先生御夫妻のためにお祈りください。
【ハーベスト聖日(聖書大学プロモーション)】
今月も、学校のプロモーション(宣伝活動)のために地域教会に派遣されました。常喜が説教とお勧めをしました。小さな教会(正確には、伝道所)でしたので、聖書大学について、その存在意義、献身者、また教会が支えることの意味など分からず、一緒に行った先生が説明して下さいました。
【第2学期開始】
第二学期が始まりました。常喜は二科目(「聖書的解釈」「パウロ書簡」)、恭子は一科目(「福音書」)を教えています。「聖書的解釈」のクラスでは、神学科と宗教教育科の両方の学生たち30人に教えることとなり、普段1クラス5−10人ほどの学生たちに教えてきた常喜は、はじめクラスに出たときその人数の多さに圧倒されてしまいましたが、今はだんだんと慣れてきました。授業に集中してくれる、してくれない学生、視聴覚障碍にある学生とさまざまですが、祈りつつクラスに取り組んでいます。
【香港国外退去】
フィリピンでは宣教師ビザは10年間だけ2年更新し続けることができます。10年経つとビザを新たに申請しなければなりません。私たちのビザは来年がその10年目となり、そしてこの11月がビザ更新となるために、ビザの新申請を早めることにしました。そのために、私たちはフィリピンから出国しなければなりませんでしたので、香港に4日間滞在しました。滞在期間中、香港の宣教師鹿島先生御夫妻と交わるときが与えられ、お互いの近況や将来の宣教などについて分かち合う恵みのときを持ちました。
また、フィリピンに滞在し始めた頃から家族ぐるみで交わりのある日本人宣教師御一家(奥様は香港出身)を訪問することができました。御一家の長男、次男と、我が家の長女、次女が同じ年ということもあり、久し振りの再会ということもあり仲良く遊んでいました。現在、宣教師ビザを再申請しています。すみやかにビザが取得できますようにお祈り下さい。
【日本語教会での奉仕】
先月に引き続き、常喜はマニラ日本語キリスト教会で説教の奉仕をしました。この聖日までには、風邪を引いてしまい体調を崩してしまい、完全とまではいきませんでしたが、声が出せるまでに回復することができ奉仕に望むことができました。それでも、説教が終わる頃には鼻水が出てきてしまい、教会の皆様に失礼がありましたが、集会後には説教を通して恵まれたことを分かち合って下さいました。主の恵みに感謝しました。また、体調のことを聞きつけた信徒の方々からのどに効く薬などをいただき、神様の憐れみに触れさせていただきました。
【宣教聖日礼拝】
毎年11月の最終日曜日はフィリピンウェスレアン教会の宣教聖日です。
今年はロサリスの神学院教会での礼拝で、恭子が使徒2章からメッセージをしました。またフィリピンウェスレアン教会の海外宣教師3名、宣教師候補1名、国内部族宣教師5名の働きを紹介しながら皆で祈りの時間を持ちました。
フィリピンウェスレアン教会の海外宣教師は皆さんバイブルカレッジを卒業後、国内で牧師をされ、その後出稼ぎで海外へ行き、そこで日曜日に礼拝を始めるテントメーカーです。23年目の香港、5年目のシンガポール、2年目のイタリアに続き、来年は日本でのフィリピン人教会の牧会のためにひと家族が準備中です。国内では南部から北部、中部の広い範囲で教区の支援や大きな教会の伝道として部族伝道があります。政府が届いて行かない部分に教会で届いていくような、今までは外国の宣教団体が担っていた働きを少しずつ国内伝道で担っていくようになって来たような印象を受けました。
テントメーカーの働きは、平日は忙しく働いて週末に礼拝に集まりながら口コミや紹介でフィリピン人の交わりに加わるフィリピン人が加えられ、救われています。部族伝道も特に教育支援、就業支援の働きを根気強く続けておられます。
頭がさがるような思いと援祷と献金を持って礼拝を終えました。とても良い刺激になりました。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練を通して、主の器として造られますように。
◆2月25、26日にマニラ日本語キリスト教会のファミリーキャンプがあります。家族で招かれ、常喜はみことばを取り次ぐこととなっています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。宣教師ビザ取得のために。
◆新校長アレックス先生を迎え、新学期が始まりました。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練を通して、主の器として造られますように。常喜は2科目、恭子は1科目を担当します。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。宣教師ビザ取得のために。
◆常喜のシニプシップでの短期集中講義(1月23−27日)のために。
「私たちの資格は神からのものです。」(2コリント3:5)
お祈り、御支援、宣教のための御愛労を頂き感謝します。
夜には少し気温が下がり、風邪を引く人が増えて来ました。私たちも風邪を患いましたが、早い段階で処方して直すことができました。
10月の活動報告をお送りします。
【一学期終了】
6月から始まった一学期を恵みのうちに終えることができました。私が教えた4年生は2学期から地域教会で半年間の実習に入ります。どうかこの実習期間中、4年生の一人一人が霊肉ともに守られ、来年3月に無事に帰ってきて卒業することができますように、お祈り下さい。
【マニラ日本語キリスト教会】
常喜はマニラ日本語キリスト教会で何年ぶりかで説教しました。ダニエル書1章から『神が与えた3つのこと』と題してメッセージを語りました。
30名ほどの方々集い熱心に主のみ言葉に耳を傾けていました。
【教役者大会】
ルソン島全域、パラワン島、ミンドーロ島のウェスレアン教会の400名近い伝道者がロザリス・ウェスレアン大学に集まり、3泊4日のリトリートが開かれました。テーマは「リーダーシップの霊性と資格」で、国内局長アモス先生、教育局長ギリアモ先生、代表パタクシル先生が主題講義をされました。中には教区や地域教会で起きたデリケートな問題まで踏み込んで話され、説教に応答し、恵みの座にはたくさんの牧師が前に出て祈っておられました。
大会の最後の集会後には、来年の総会で任期を終える代表パタクシル先生と奥様ドルカス高岡先生に前に出ていただき、各教区より感謝を捧げる一時がもたれ、最後には彼らを取り囲み祈りの時がもたれました。
私たちは第二夜の聖書大学の教授たちによる特別讃美に加えて頂き、ともに讃美しました。
◆新校長アレックス先生を迎え、新学期が始まりました。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練を通して、主の器として造られますように。常喜は2科目、恭子は1科目を担当します。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。
◆各聖書大学(ロザリス/セブ/パラワン/シニプシップ/カバカン)の霊的、財的、健康的必要が満たされますように。
また私は、 天と地と、 地の下と、 海の上のあらゆる造られたもの、 およびその中にある生き物がこう言うのを聞いた。
「御座にすわる方と、 小羊とに、 賛美と誉れと栄光と力が永遠にあるように。 」(黙示録5:13)
お祈り、御支援、宣教のための御愛労を頂き感謝します。
【リバイバル集会】
毎年恒例のリバイバル集会が教育局長ジャニイ・ギリアモ先生を講師として招いて開かれました。一日目は「砕かれること」、二日目は「服従」、そして三日目は「献身」について語られ、毎回開かれる恵みの座に学生たちは出ていき、献身の壇を築いていました。学生たちにとってもう一度主に心探られ、扱われるときとなりました。1人1人の学生がこの集会を通して聖化の恵みを経験されたことと信じてやみません。尚、常喜は一日目、恭子は二日目にそれぞれ男性と女性の教授たちによるコワイヤのメンバーに加わり特別讃美を捧げました。
【ロアカン教会】
ロアカン教会のダンシー先生より突然連絡が入り、依頼され日曜日に説教の奉仕をすることになりました。ロザリスでも金曜日より低気圧が停滞し雨が降り続け、災害などの危険が予想されましたので、土曜日より宣教車でバギオに向かい、教区のオフィスに泊めて頂き、日曜日の朝に教会に向かいました。
バギオではデング熱が流行っていましたので、蚊取り線香を持参し一夜を過ごしました。教会学校では、恭子が小学校クラスを担当し、ゲームを取り入れながら子どもたちに楽しく聖書を教えました。礼拝では常喜が説教をし、説教中の常喜の質問に会衆からジョーダンで返してくる賑やかなシーンもありました。
【宣教車の故障】
ある晩、車内灯を消し忘れてしまいました。結果から言いますと故障はそれが原因ではなかったようなのですが、そこから宣教車の調子が段々と悪くなってきました。始めに、エンジンの掛かりが遅くなりました。走っていればバッテリーは充電されると思っていましたが、エンジンの掛かり具合はそれほど改善されず、さらにエアコンが冷えなくなってきました。丁度雨が降り続いて、気候的に涼しかったので窓を開けて凌ぐことができましたが、どうしたものかと思っていると、とうとうエンジンが掛からなくなってしまいました。それも、教授方を載せてある信徒の方の葬儀に出席し、帰ろうとしたときのことでした。幸い、校長ボン先生の車と一緒に来ていたので、ブースターケーブルをバッテリーに繋ぎエンジンを掛けることができました。しかしながら、その後、バッテリーを充電しても、エンジンは掛からなくなりました。
ロアカン教会での奉仕があり、バッテリーの交換時期と判断し、バッテリーを購入し、交換したところ、エンジンはすぐに掛かりました。ところが、バギオからの帰り道、エアコンがまた冷えなくなり、雨の中、フロントガラスが曇ってしまうので、窓を少し開けて車を走らせました。そして、休憩で立ち寄ったガソリンスタンドの売店前に車を駐め、休憩を終え出発しようとしたところ、またエンジンが掛からなくなりました。どうしたものかと、恭子がガソリンスタンドの店員に助けを求めに行ったところ、その店員さんは宣教車が駐まっている反対車線側にある車の修理工を紹介してくれました。常喜がそこに行き修理しにみてもらいました。結局、原因は分からずブースターケーブルを繋げてもらいエンジンを掛け、エンジンを止めず、そしてエアコンを含め、全て電気を消してロザリスまで無事に帰り着くことができました。
フィリピンには車検がないので、宣教車を購入してからすぐに車検をしなくてはならないと思っていたのですが、車両登録のこともあり、先延ばしになっていました。よい機会なので、エアコンの調子も含め、ディーラーに持って行ったところ、車検の料金があまりにも高かったのでエアコンだけ診てもらうことにしました。エアコンのファンが回っておらず、またフィルターも汚れていたので、取りかえてもらいました。エンジンは掛かり、エアコンも冷えた空気が出るようになりました。
その週末には、日本人教会のメンバーの方が経営している会社の技術士の方が車を診て下さることとなり、夜中マニラに出発しました。ところが、高速道路を走行している内に、再びエアコンの風が冷たくなくなり、そして警告ランプが付くようになり、さらにはヘッドライトの光も弱くなってきたのです。サービスエリヤで車をエンジンを掛けたままで、ライトなどの電気を消し、車を駐め、少し休み、出発すると警告ランプは消え、ヘッドライトも明るくなったのですが、暫く走っていると、また同じ状態に戻りました。サービスエリヤごとに駐まり、だましだまし、そして祈りに祈り、マニラに到着することができました。日本語キリスト教会のメンバーの方と再会を喜び、対外の近況をお話ししながら朝食を共にした後、その方の会社に宣教車を持って行き、技術士に診て頂きました。結局、ファンベルトが摩耗し機能していなかったことが判明し、交換し、これで電気の問題は解決し、バッテリーはちゃんと充電されるようになり、エアコンも冷たい風が流れるようになり、ヘッドライトも明るくなりました。しかしながら、異なる故障が発見されました。それは、トランスミッション・オイル不足、そしてトランスミッション・サポートの小さなひび割れが発見されたのです。オイルはすぐに補充することができましたが、サポートの代替部品は、会社のある場所の周辺では手に入れることができず、余程のデコボコ道を走らなければ大丈夫とのことで、マニラで購入し、修理することとなりました。
その日は、もう遅かったので、バレンズエラにあるウェスレアン教会の本部の事務所に泊めて頂き、翌日にはウェスレアン教会のメンバーで修理工のジョージ兄に部品の交換をお願いしました。ところが、朝から夕方まで待てど暮らせど部品は見つからず、結局どこのお店にも部品はないことが分かりました。そして、その日は、諦めてロザリスに帰ることにしました。
それから数日後、ロザリスにある車部品屋さんに尋ねてみたところ、その部品をすぐに手に入れることができました。一日マニラで部品を捜し回ったのは何だったのかと思わせる出来事でした。部品交換には、営繕担当のアレックス先生が助けて下さいました。
これで、故障していた宣教車は修理され、現在は問題無く快適に走ることができるようになっています。
【恭子の入院】
常喜が宣教車の修理で、マニラに行っている間の金曜日、恭子は体調を崩しました。ちょうど、デング熱が流行っているバギオに行ってから5日目のことでしたので、潜伏期間の5-7日間を考えるとデング熱の恐れもありました。検査を受けるために1人で病院に行くと、脱水症状が確認され即入院となりました。
検査後、点滴、抗生物質を投与しながら治療をし、検査結果を待ち、結局デング熱ではなく膀胱炎であると分かりました。3日後には退院し元気に家に帰ってきました。この機会を利用し、彼らを宣教師館にお招きし、お交わりの時を持ちました。宣教師同士、お互いに経験してきたことを笑いを交えながら語り合い、恵まれた一時となりました。
【ロザリス教会祈祷会】
突然、恭子がロザリス教会での祈祷会で御言葉の分かち合いを依頼され、奉仕しました。出席者は多くはありませんでしたが、御言葉に耳を傾け、その後、祈りと交わりのときが持たれました。
◆この学年度も半分が過ぎました。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練を通して、主の器として造られますように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。
◆各聖書大学(ロザリス/セブ/パラワン/シニプシップ/カバカン)の必要が満たされますように。
「一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。」ヨハネ12:24
お祈り、御支援、宣教のための御愛労を頂き感謝します。
【ルオカン教会訪問】
バギオ在住の日本人宣教師より紹介され、宣教師になるために英語を学んでおられる女性をロザリスにお迎えしました。日本の神学校を卒業してからのことや、宣教師へと導かれるようになった経緯など色々なことどもを話して下さり、私たちも宣教師になるまで、あるいはなってからの経験を話させていただき、とても良い交わりのとき、恵みのときとなりました。
その翌日の聖日には、バギオにあるルオカン教会を私たちと彼女とで訪問しました。彼女にとっては、人々と交わり、現地の教会を知るよい切っ掛けになりました。ルオカン教会の牧師は今年の5月より赴任したばかりのダンシー・ラドゥアン先生で、5月にも一度訪問したのですが、その時は着任されたばかりでしたが、2ヶ月が過ぎてすっかり打ち解けているように感じました。
【クヤポ伝道所訪問と奉仕】
7月10日には、ロザリスから車で30分ほど離れたクヤポ伝道所を訪問し、常喜は説教の奉仕をしました。この日は雨でクヤポまでの途中にはデコボコの道となっていて、しかもこの日は雨で泥道と化していましたが、新しい宣教車は四輪駆動なので難なく教会に辿り着くことが出来ました。
クヤポ伝道所は、聖書の学びをしていたエステバンさんの家族が救われ、その家を解放してくださり日曜日に礼拝を始めたのが約7年前、そのご家族を中心に近所から毎週15〜20名の出席者が与えられています。
開拓当初から積極的に学び、奉仕に加わり、友達を誘い、家族の信仰の励ましだったこの家のひとり娘のダーリーンさんは脳腫瘍摘出後も思うように回復せず、長い間家で寝たきりの療養をしておられました。私たちも毎週の祈祷会で祈り続けていましたので、その日曜日には初めて直接お目にかかりお祈りすることができました。礼拝の説教も賛美も全て、彼女の部屋にはっきり聞こえるようになっていました。
それから10日後、彼女が天に召されたと聞きました。1週間ほど続いたお通夜の後、町の墓地へ埋葬されました。私たちも最後の告別式から埋葬式まで参列することができました。13歳の女の子が入った小さな棺桶でした。
礼拝に参加したときに気がついたのですが、家の中で礼拝していても、気にせず洗濯や台所仕事をしている家族の方があり、いま起きてきたような方もおられました。
フィリピンは親戚一同が同じ敷地内に住んだり、どの家が誰の家か、日本人の感覚からみていたら見当がつかないような近しい行き来がありますので、違う宗教の親戚の方なんだろうと思っていました。
告別式は召されたダーリーンさんと、ダーリーンさんのお母様、お祖母様の希望で、ウェスレアン教会が執り行いました。教区の牧師や兄弟姉妹も参列していましたが、すっかり憔悴しているお母様お祖母様以外の親戚はみなさんカトリックということで、ウェスレアン式で葬儀をすることも気に入らないと、分かりやすい拒絶反応があちらこちらにありました。
どうやら日頃から親戚や近所の方々に、娘さんがあんな病気になったのは、ウェスレアンに家を解放したせいでサタンの怒りが降った呪いじゃないかと言われ続けておられるとのこと。
先天性の病気だったので事実無根だと言いたいのですが、お祖母様は既に「呪いじゃないなら、なぜ癒されなかったのかという思いが心から消えない」と正直に牧師に話して下さり、霊の戦いの凄まじさに圧倒される思いでした。
エステバン一家に天父の恵と慰めが豊かにありますように。霊の戦いを主が戦ってくださることを信じてついて行かれますように。
【チャペルでの奉仕】
常喜は聖書大学のチャペルで説教の奉仕をしました。今月のテーマは「謙遜」(Humility)で、「どのようにして謙遜になれるのか」についてダニエル書4章から説教をしました。
【トビアス宣教師御夫妻を迎えて】
現在、セブ島にあるウェスレアン聖書大学に在住し、宣教に携われっているトビアス宣教師御夫妻がロザリスで子ども伝道のセミナーを学生たちのために開きました。
この機会を利用し、彼らを宣教師館にお招きし、お交わりの時を持ちました。宣教師同士、お互いに経験してきたことを笑いを交えながら語り合い、恵まれた一時となりました。
【ルソン中央教区青年リトリート】
7月28日、29日とボリナオ島にて日本だとYSBにあたる青年たちのためのリトリートがあり、私たちは金曜日の午前中の集会にだけ出席しました。ルソン北教区の教区長ディック先生が講師として招かれ、神に誠実であることについて語られました。ボリナオの綺麗な海とビーチが臨める会場で青年たちはたくさんの恵みを受けて帰途に着きました。私たちにとっても、教え子たちがこうした青年たちを導く牧師として活躍している姿を見る恵みのときとなりました。
「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。」エペソ2:8
お祈り、御支援、宣教のための御愛労を頂き感謝します。
フィリピンでは週4日ぐらい午後に雨が降るようになりました。
【新学期開始】
新学期が始まりました。常喜宣教師は「ウェスレー神学」と「ダニエル書・黙示録(黙示文学)」を四年生に教えています。ロザリスから離れて3年が経ち、4年生とは初対面ということもあり授業の中でお互いを観察しながら、学びに勤しんでいます。
クラスの形態は、半分が講義で、あとは学生たちの発表となっています。ウェスレー神学では、学生たちに1人ずつ異なる「ウェスレーの説教」を選んで読んでもらい、発表してもらっています。「ダニエル書・黙示録」では、聖書学的な視点から学生たちがこれらの書物を読めるようにクラスを進めています。クラスの準備をしながら個人的にもたくさんの恵みを頂いていますが、学生たちにもクラスを通して恵みに触れてもらいたいと願っています。月末にはチャペルで説教の奉仕をしました。久し振りで緊張しましたが、学生たちは一所懸命に耳を傾けてくれました。
【子どもたちの教育】
実和子と希乃実はウェスレアン聖書大学に併設されている幼稚園と小学校にそれぞれ通い始めました。英語での読み書きに遅れはありますが、そのようなことも気にせずに毎日登校しています。小学校では、国語(フィリピノ語)の他に、母語(イロカノ語)のクラスがあり、担任の先生はこれらの科目のために希乃実に家庭教師を付けるように私たちにお願いしてきました。そのため、希乃実はほとんど毎日家庭教師を引き受けてくださったレベッカ・プゴガン先生のところに通ってこれらの科目を克服するために頑張っています。
【宣教師館建設30周年】
インマヌエル宣教師館がロザリスに建設されたのは1986年7月のことです。それから30年が経つこととなります。この宣教師館を通しても宣教の働きが継続されてきたことは神様の恵みであることを、ここに住み始めてから日々実感させられています。
◆新学年度が始まりました。学生と先生方のために。常喜宣教師は「ダニエル書・黙示録」「ウェスレー神学」を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。希乃実は校内にある小学校、実和子も校内にある幼稚園に通い始めます。
◆聖書大学(ロザリス・セブ・パワラン・シニプシップ・カバカン)の必要が満たされますように
「それは、ただ公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むことではないか。」ミカ6:8
5月中旬まで日中36度を超える真夏が続いていましたが、下旬より雨期に入り、週2度ほど午後に雨が降るようになりました。とはいえ、日中気温は34度を超えています。
【貯水タンク破損】
5年ほど前に購入した貯水タンクに穴が開いてしまい、しばらく手押し式の井戸水を使っての生活を強いられていました。ちょうど日曜日を挟んでいましたので、月曜日に営繕担当のアレックス先生に来ていただき、観てもらったところ、穴を溶接で埋めることとなり、学生を連れてきてタンクをご自宅に運び、1時間後には穴が溶接説で塞がれ戻って来ました。ところが、今度は設置の段階で問題が発生。井戸水を汲み上げるために使われているパイプに問題があり、それによって不安定に水が汲み上げ荒れていることが分かりました。アレックス先生が紹介して下さった水道屋さんに半日掛けて直してもらい、夕方には、普段通りに水道から水が出るようになりました。
【宣教車購入と聖別式】
宣教車の買換のために祈り、捧げて下さりありがとうございました。恵みの内に、新しく宣教車を購入することができました。この宣教車購入に際し、御愛労下さったウェスト・アベニュー教会のポール・デ・ロス・レイエス先生には多大な御尽力をいただきました。
彼はインターネット、あるいは人脈を通して宣教車を捜して下さいました。たとえ良い車が見つかってしまっても、一日でも先送りしてしまうと車は売れてしまいます。口約束なんてものはあてになりません。また、現金がなくては話しになりません。
そして、盗難車、事故車、浸水災害車でないかの区別、書類の見分け方などどれを取っても素人には難しい業務ですが、ポール先生のたくさんの経験がこうした一つ一つのことを解決し、今回の購入に至りました。車種は三菱モンテーロ(日本ではアウトランダー)、2010年式、四輪駆動、ディーゼル、走行距離約65,000キロでした。念願の四輪駆動で、車高も高いので、これで少しは安心して山岳域の教会を訪問出来ます。
5月31日には、ウェスレアン教会本部にて世界宣教局長シルバー先生の司式のもとに聖別式をして頂きました。総理パタクシル先生を始め、その他の局長先生方も参加してくださり、宣教車に手を置いて祈って下さいました。この宣教車が、フィリピン宣教のために、効果的に有意義に用いられ、また事故などに巻き込まれたりすることがないようにお祈りください。
5月中旬、水道(貯水タンク)が壊れて、裏にある井戸からの水くみ生活になりました。
週明けにメンテナンス担当のアレックス先生に貯水タンクに空いた穴を溶接して直してもらいましたが、水の出がおかしいので、ローカルの水道屋さんを呼んで頂き、無事修理が完了。暑い中での水汲みは大変でしたので、本当に感謝でした。
◆新学年度が始まりました。学生と先生方のために。常喜は「ダニエル書・黙示録」「ウェスレー神学」を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。希乃実は校内にある小学校、実和子も校内にある幼稚園に通い始めます。
◆聖書大学(ロザリス・セブ・パワラン・シニプシップ・カバカン)の必要が満たされますように
「そのとき、ヤコブの残りの者は、多くの国々の民のただ中で、主から降りる露、青草に降り注ぐ夕立のようだ。」ミカ5:7
第3期フィリピン宣教開始
1月から3月まで続く学びの途中で常喜は家族を迎えにフィリピンから日本に帰国しました。
初めは家族で出席するはずの年会第一夜は、引っ越しの直前の慌ただしさで常喜だけが出席することとなりました。恭子の右足の甲が突然痛みだし、直前の準備もままならない状態で荷造りを行い、何とか翌朝に、予定より少し遅れてでしたが出発。空港に到着してからも、恭子は足を引きずりながら、実喜を抱き、荷物のカートを押していました。それでも段々とお姉ちゃんになってきた希乃実と実和子が弟の面倒をみて手伝ってくれました。日本での1年間の滞在で、子どもたちは随分と成長しました。一番端にある格安航空の搭乗口まで約500メートルの距離を、恭子も子どもたちも自分たちの足で楽しみながら歩いて行くことができました。
3月9日午後3時30分、私たちはマニラ空港に無事到着。世界宣教局長シルバー先生に迎えられ、荷物は本部の車で、私たちはタクシーで空港から本部があるバレンズエラに向かいました。ところが、本部の近くで選挙運動があり渋滞という情報が入り、私たちは本部から500メートル手前でタクシーから降り、そこからは歩いて本部に向かいました。娘たちは不平を漏らすこともなく、その距離を難なく歩いてくれました。
翌日、宣教車のエンジンが掛からず、バッテリーの交換が必要とのことで、バッテリーを購入し、交換しましたが、それでもエンジンが掛からず、御用達の修理屋を呼ぶことになりました。すぐに修理が終わり、そのおかげで午後にロザリスに出発し、夕方には到着することができました。
常喜は、残りのクラスと課題のために、その翌日未明には宣教車でマニラに戻りました。
子どもたちは英語を忘れてしまいましたが、現地の仲間と遊び始めています。希乃実は、忘れた英語がすぐに話せるようにとお祈りしています。
皆様からのたくさんの祈りと現地の方々の協力に支えられながらフィリピン宣教が始まりました。
感謝とともに。
沢山の教会や聖会にお呼び頂き、みなさまと顔と顔をあわせて報告や奉仕をさせていただきました。
お祈りとご支援を心から感謝いたします。
◆シニプシップからの引っ越しと6月からの新学期の準備のために
◆事故、怪我から家族が守られますように
◆子どもたちが明朗活発に成長し、その学びが祝されますように
◆聖書大学(ロザリス・セブ・パワラン・シニプシップ・カバカン)の必要が満たされますように
東京都千代田区神田駿河台2-1 OCCビル6F 地図リンク
TEL:03-3291-1308
FAX:03-3291-1309
e-mail:honbu@immanuel.or.jp
時間:10:00~16:00
受付日:火・木・金
インマヌエル教育局では、牧師の学びや、地方(海外でも)にお住まいの方や、お仕事や介護で時間の取りにくい信徒の方のために、インターネットを用いた学びを提供しています。
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