【祈祷課題】
1.11月で最後となる日本における各教会、教区への巡回が用いられ、教会、教団の宣教への取り組みがさらに祝されるように。
2.フィリピンの恭子と子どもたちのために。子どもたちの学校へ順応のために(学びと言葉)。
3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。
【線状降水帯】
恭子が今年度(8月から翌年5月)から奉仕することになった、フェイスアカデミーの理事会の今年度最初の定例会議が、9月2日にありました。
翌週に控えた大きな会議の最終確認があったり、前年度から引き続き話し合っている事項があったり、新しく生まれた課題があったりなど、朝8時半から2時過ぎまで、今年度選出された理事長を中心に建設的な話し合いが持たれ、とても充実した時間でした。
本来ならば定例理事会は朝8時半から5時くらいまで持たれるのですが、この日の午前中は線状降水帯の影響で、ありとあらゆる幹線道路が冠水しマニラ全体が大混乱。丘の上にある学校内では洪水の影響はなかったのですが、道路冠水の影響で渋滞に巻き込まれて学校にたどり着けない先生も学生も何名かあり、理事会に出席している学長が臨時で授業を受け持つために会議中も出たり入ったり。加えて迎えを心配した保護者の方の問い合わせがあまりにも多く、2時半の終業時間を待たずに急遽お昼で一旦学校を終えることになりました。そのため、普段は理事会終わりに部活終わりの子供たちと一緒に帰る私たち理事も、5時まで子供たちを待たせるわけにもいかず、急いで切り上げたような変則的な対応になりました。
我が家は学校から片道6㎞の場所にあり、この学校で働いたり通ったりしている宣教師の家族はほとんどこの半径内に住んでいます。雨が弱まり、冠水が引くのを待つ方が安全だということから、学校が終わってもほとんどの宣教師家庭の子供たちは学校に残って時間を過ごしていた様子でしたが、冠水の真っただ中でもほとんど全てのフィリピン人家庭の子供たちは帰宅して行きました。理事会の中でもしばしば話題になる文化の壁を少し垣間見たような気持ちがしました。我が家の子供たちは「もう帰るの?」と言っていました。楽しそうでなにより。
我が家は毎朝7時10分からの始業のために家を出るのは6時半です。その頃には問題なく学校に送り届けて帰宅したのですが、8時半の理事会のために家を出たのがまさに混乱が始まったところでした。最初の2㎞地点付近で全く動いていなさそうな渋滞が見え、あわててUターン。遠回りして15㎞の道のりを進み、学校まであと3㎞になったところで、道路が冠水していました。もうその道しか学校に行く方法はないので、オンラインで会議の音声を聞きながら車の中でのんびり水が引くのを待つこと45分。水が膝の高さまでなったところで、車がどんどん進み始め、私も一緒に進むことが出来ました。それから3㎞進んだところに別の川のために道路が冠水していると聞いていましたが、水が引いて水たまりほどになっており、簡単に通ることが出来て神様に感謝していたらその先に、今度は民家の垣根の木が道路側に倒れて4mほどの2車線を完全に塞いでいました。学校まであと500m。
その木が部分的に切られて片側交互通行が始まったのが、倒れてから45分後。私は3時間かけて学校にたどり着き、理事会の部屋に入ると拍手で迎え入れられ、笑ってしまいました。私より後に到着した方々ももう2名おられましたが、半数は来るのを諦めてオンラインでの参加でした。
天気予報の発達した日本でなら、きっと前日から対策が出来ていたのでしょうが、ここはそういうわけにもいかず、また10年以上のフィリピン滞在で様々な経験を潜り抜けてきた宣教師には「急がば回れ」「待つ、のが結局一番早い」という鉄則も自然と身についているようで、そんな猛者揃いの理事会で「戦友」と周囲のパニックのなかで静かに交わるのも、戦友たちの子供たちも同じようにしなやかに伸び伸びと育っている様子を見られたのも、過去と現在の自分たちを労い、これからも頑張ろうと思えた、なんだかとても霊が強められた(元気になった)日になりました。
2時半に理事会を終えて学校を出るころには雨も止んで、冠水した道路の水も引いて、スイスイと20分ほどで家に帰りました。
【ガバナンス会議】
9月9日から12日までの3泊4日間、2年に一度開催されるインターナショナルスクールの理事のためのガバナンス会議があり、恭子が参加しました。アジア州内で宣教師によって運営されている、宣教師の子供たちのために創設された学校が対象です。今回は恭子の属する理事会が幹事を担当し、10数年ぶりのマニラでの開催に、カザフスタンからパプア島のインドネシアまで16校から参加がありました。全体の半分ほどの数だそうです。そんなに多くの学校があり、こんな場所で働いている宣教師がいる、という初めての情報に感動しつつ、70名の参加者の皆さんとのお交わりからも良い刺激を受けました。
環境省のホームページによると、「ガバナンスとは、組織の所有者が組織行動を制御するための仕組みです。組織が目的達成に向け て適切に行動するように誘導し、その長期的な維持・存続・発展を可能にするために、採られる 全ての統治・支配行動を指しています。」とあります。
私は、理事会に加えて頂いて初めて「組織の理念(ミッション)と方針(ビジョン)を守る」ということに関わりました。そのためのしくみづくり、という裏方の真ん中に飛び込み、宿題に課題図書が出たり、組織の中での役割を知るために自分の特性を知る有料のアンケートをしたりと、最初からトップスピードで仕事が開始したのですが、そこで驚いている場合ではないと、会議のなかで更に身の引き締まる思いがしました。
クリスチャンアカデミージャパンからも理事の方々が来ておられ、良いお交わりが許されました。また台湾の学校の隣国との緊張感は、平瀬先生や久保先生たちから聞くよりももっと高いのだと彼らのガバナンスの様子を聞きながら思うこともありました。新しい宣教の流れとして、北半球にある国々から送り出されていた宣教師の数がこれからは減り続け、南半球(とその近辺)にある国々から送り出される宣教師の活躍の機会が増え続けるという話も興味深かったです。10年ほど前に、フィリピンウェスレアン教会から日本に短期、長期の宣教師、青年の宣教訪問団を送り出すというビジョンを神様から与えられ、そのために働き続けてきたことは、異端ではなく王道だったのかと、感動にも近い、目から鱗を剥がしてもらったような気がしました。
次回2年後の幹事を決める時になり、2年後の開催をいま約束できる治安の落ち着いた国が少ないことにも気が付きました。私たちが与えられている平和と自由が2年後もこのままあり続けているように、そうでない地域には与えられるように、一人一人の携わっている宣教活動(本業)の守りと祝福をみなで祈り解散しました。海外での会議の開催の際は恭子の属する理事会の15人のうちの代表2、3名が参加することになり、おそらくそこには恭子は選ばれないのではないかと思います。今回の貴重な経験に神様に心から感謝をしました。
朝8時半から夜9時までの会議日程の間、私だけ通いで参加していました。子供たちの学校の送り迎え、家の掃除洗濯の助け手が多方面から(すぐに!)与えられ、本当に有難かったです。熊谷晋一郎先生の「依存は自立の対義語ではない。依存先を増やしていくことこそが自立なのだ」という言葉を心が震えるほど実感しました。まだ理事の任期は始まったばかりですので、これからもっと役に立てるように勉強していきます。フィリピンからさらに宣教師、宣教訪問団を送ることが出来るようにも準備していきます。
1.11月で最後となる日本における各教会、教区への巡回が用いられ、教会、教団の宣教への取り組みがさらに祝されるように。
2.フィリピンの恭子と子どもたちのために。子どもたちの学校へ順応のために(学びと言葉)。
3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。
【恭子と子どもたちの帰比】
8月17日、恭子と子どもたちがフィリピンに無事に戻りました。13日から16日まで恭子が同伴で娘たちはとにキャンに参加し、16日(金)夜の成田発の航空便でフィリピンに戻る予定でした。ところが、台風7号の接近に伴い、娘たちは残念がっていましたがキャンプを途中で切り上げ、15日朝に我孫子に戻ってきました。15日午後には航空会社から予約していた航空便が欠航となった連絡があり、翌日の夜の便で帰ることにしました。 出発当日にはかつてセブ島で宣教師をされていた我孫子バプテスト教会の天利牧師が車で私たちを成田空港まで連れて行って下さいました。前日の台風のためにたくさんの航空便が欠航となったためか、いつもより空港は混雑し、恭子たちの搭乗手続きも少し時間が掛かりましたが、無事に終えることができました。(常喜)
子供たちは体調を崩すこともなく、みんな元気で、最初の晩餐にフィリピン料理を買ってきて、大喜びで食べました。(マンイナサル)
翌日から、同級生のみんなより2週間遅れでの学校が始まりました。宣教車のタイヤがパンクしていたので、友人の韓国人宣教師に娘たちの送迎をお願いしました。
今回の巡回では、日本でも行く先々でみなさんに暖かく迎えられ、フィリピンでも帰りを待っていてくださった方々に迎えられていることを、親だけでなく、子供たちも体験でき、宝物のような出会いを共有できたことがとても有り難かったです。(恭子)
1.日本における各教会、教区への巡回が用いられ、教会、教団の宣教への取り組みがさらに祝されるように。
◆2.フィリピンの恭子と子どもたちのために。子どもたちの学校へ順応のために(学びと言葉)。
3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。
【巡回開始】
国内巡回が始まりました。常喜は浦和、深川教会を一人で、家族では別府と呉教会を車で巡回しました。それぞれの教会で温かく迎えていただき、教会員の方々とのお交わりのときが与えられ、とても感謝なひとときを過ごしました。「お祈りしてます」との声に大きな励ましと慰めを頂きました。
子どもたちは前回家族で帰国したとき(2015年)のことを殆ど覚えていませんが、今回の巡回では日本の教会の方々とのふれ合いを通して、自分たちがこうした方々(教会)よって祈られ、支えられていることをより深く理解し、体験できたことは大きな収穫でした。
また、コロナ後の各教会が直面する(してきた)課題や取り組みを知ることができたことも大きなチャレンジでした。こうした状況の中で、継続して祈りと支援をもって支えて下さっていることを改めて実感できました。と同時に引き続き私たちも国内の教会のために祈り続ける必要をより強く感じました。礼拝での宣教報告を含む説教の他、教会学校主催の特別集会での奉仕や宣教師への質疑応答を中心とした集会など企画を設けて下さる教会もあり楽しいひとときを持つことができました。
◆1.日本における各教会、教区への巡回が用いられ、教会、教団の宣教への取り組みがさらに祝されるように。
開始された学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆2.先に帰国した恭子と子どもたちのために。
子どもたちの学校へ順応のために(学びと言葉)。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。
【フィリピン出国と日本到着】
6月7日朝、フィリピンウェスレアン教会世界宣教局長シルバー・ルマハン先生が、本部のバンで迎えに来て、私たちをマニラ空港まで送って下さいました。飛行機の搭乗待合場所が2回も変更となり、家族6人で空港内を行ったり来たりしましたが、出発時間が少し遅くなったこともあり、搭乗には問題なく間に合いました。成田には無事に到着し、平瀬先生御夫妻が私たちを温かく迎えて下さり、そのままバンタクシーに乗って我孫子に向かい無事に到着しました。
【常喜の運転免許証】
翌週には、役所への手続き、常喜の失効した運転免許証の回復手続きなどのために動き回りました。その次の週には車で山口県周南市にある妻の実家に2人で運転して向かう予定でしたので、常喜は免許センターでフィリピンの運転免許証から日本の運転免許証に切り換える手続きをすることになったのですが、フィリピンで取得し、提出しなければならない書類が足らず、その日は運転免許証を取得することができませんでした。結局、色々な伝手を通じて、書類は原本ではありませんでしたが、とりあえず、PDFファイルでフィリピンから取り寄せることができ、それを印刷持参し、山口を出発する予定となっていた週の月曜日にもう一度免許センターに足を運びました。2度目の提出だったこと、日本の免許証をすでに取得していたこと(失効してましたが)を理由に、担当者の裁量で書類はすべて受諾してもらえ、運転免許証を無事取得することができました。色々な面で神様が働かれていたことを覚え感謝致しました。
【山口への長旅】
木曜日には山口に向けて家族で出発し、18時間の長旅でしたが山口県周南市に無事に守られ到着しました。その翌週には、恭子の父を見舞いに、家族で呉ベテニヤホームに出かけました。昨年には透析治療の必要を医者から言われていましたが、今のところその必要がないほどに回復していました。神様のなさる不思議さに驚嘆と感謝でいっぱいです。お祈りを感謝致します。
◆1.日本における各教会、教区への巡回が用いられ、教会、教団の宣教への取り組みがさらに祝されるように。 開始された学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆2.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。娘たちはとにキャンに参加。
◆3.8月16日(金)に帰国する恭子と子どもたちのために。恭子と娘たちは聖山から直接成田空港に向かう予定。
キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと。
第一コリント15章3-4節
(出エジプト記 19章4節)
【全国ウェスレアン婦人部修養会】
4年に一度のフィリピンウェスレアン教会婦人部修養会の全国大会が、5月1日から3日までマニラで開かれ、恭子が参加してきました。
コロナで一度中止になりましたので、2016年以来8年ぶりの開催となり、全国23の教区から、571名の参加者がありました。
聖会では第二コリント4:7-9のテーマ聖句から3名のゲストの方々より御言葉が語られました。また4度あったレクチャーでは2名の精神科医、カウンセラーの先生方をお迎えしてのセミナーが2回と、看護師の方の健康についてのセミナー、土木工学の研究職として働く姉妹のセミナーがあり、特に土木工学博士の姉妹のお話は、若い方々にもぜひ聞かせてあげたいと思う大変興味深いものでした。
マニラに引っ越して以来、バイブルカレッジにいるときよりも、色々な教区の方々にお目にかかる機会はずっと少なくなりました。そのぶんを取り戻すように、あちこちから声をかけて頂き、私もあちこちの方々に声をかけ、空白の時間を埋めに埋めたような賑やかな時間にもなりました。
会場になったホテルは、世界最古のチャイナタウンとして知られる町のなかにありました。空き時間には、運動靴に履き替えてせっせと街に繰り出し、中華街博物館や史跡を見て回ったり、餃子と肉まんを堪能したり、それもとても楽しかったです。
昨年末に恭子が父の介護のために帰国していた間、常喜が家を切り盛りしていた経験から、2泊3日ほど、買い物も料理も掃除も洗濯もしないままお母さんが消えたところで痛くも痒くもない我が家の現在地と、若い牧師夫人や姉妹方が小さい子供たちを連れて参加している様子をかつての我が家とも重ね合わせ、心からのエールも贈りました。
修養会を終えて迎えた日曜日には教会で修養会の報告と証詞をする機会もありました。タガログ語で準備した原稿を使って話しました。説教を頼まれることもないガイジンのオバチャンが(オジチャンは説教する)、珍しく登壇したらタガログ語で喋り始めたことに驚いて口がポカーンと開いている、日曜学校の子供たちがそんな表情だったので講壇で笑いそうになりました。
その後、新しく加わる他の理事の方々と一緒にオリエンテーションも受けました。来年度の理事は男女比が半々、人種比率は欧米系が11人にアジア系3人です。アジア系では2名がフィリピン人、東アジア系は私だけでした。おそらく平均年齢は40代前半くらい。私は45歳、平均の真ん中、のような気がします。朝食を一緒に食べるところから始まる定例会議は昼食を挟んで、子供たちの部活終わりの時間に合わせて定刻通り終わりました。初めての欧米の方々との会議は、映画やドラマを生で見ているような錯覚に陥るほどで、日本の役員級の会議にすら出たことのない私が急に迷い込むにはあまりにも非現実的すぎて、すごいところに来てしまったと笑ってしまいそうになりました。
【卒業式】
5月24日に、ロサリス・ウェスレアン聖書大学の第65次卒業式が執り行われ、今年は神学部より5名、宗教教育学部から4名の合計9名の学生たちが卒業しました。また、一年生のコースは、クリスチャンリーダーシップ訓練コースと定められ、25名の学生たちがその学びを修了しました。会場には400名ほどの関係者が参列し卒業生たちを祝いました。卒業した学生たち一人一人が、真実に神と教会に仕え、地域の人々に福音を伝えて行くことができるように。サタンからの誘惑、攻撃、恐れから守られ、あるいは乗り越えて、主から与えられた職務を全うすることができるように。また、一年生からも神からの召命に答え、2年目の学びを続ける学生たちが興されるように。お祈り下さい。
◆1.ロサリス聖書大学の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。 開始された学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆2.日本における各教会、教区への巡回が用いられ、教会、教団の宣教への取り組みがさらに祝されるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。
あなたがたは、わたしがエジプトにしたこと、また、あなたがたを鷲の翼に乗せて、わたしのもとに連れて来たことを見た。
(出エジプト記 19章4節)
フィリピンでは今、盛夏の真っ只中にあり、日中38度を越えることもあり、各地域で学校が休校になるところもあります。息子たちの学校もその一つで、一週間ほど、オンラインで授業を受けていました。また、ロサリスでも市より休校の案内があったようですが、聖書大学は各先生によってクラスを継続するかどうかが判断されることとなりました。
【フェイスアカデミー理事会】
娘たちの通うフェイスアカデミーという学校は、宣教師子弟のために1957年に欧米の10ほどの宣教団体が協力して設立した学校です。
北米ウェスレアン教会の宣教師家庭もインマヌエルの宣教師家庭も、何人ものお子さんたちが学ばれた学び舎です。我が家は2年前にこの学校に転校して来て以来、まだ学校のシステムに慣れていっているようなところではありますが、私(恭子)が来年度からの学校の理事会に加わることになりました。まずは第一期3年ほど、何かお役に立てるように丁寧に真摯に取り組んでいこうと思います。
5月からの任期の始まりを前に、4月の今年度最後の理事会に傍聴が許され参加しました。
その後、新しく加わる他の理事の方々と一緒にオリエンテーションも受けました。来年度の理事は男女比が半々、人種比率は欧米系が11人にアジア系3人です。アジア系では2名がフィリピン人、東アジア系は私だけでした。おそらく平均年齢は40代前半くらい。私は45歳、平均の真ん中、のような気がします。朝食を一緒に食べるところから始まる定例会議は昼食を挟んで、子供たちの部活終わりの時間に合わせて定刻通り終わりました。初めての欧米の方々との会議は、映画やドラマを生で見ているような錯覚に陥るほどで、日本の役員級の会議にすら出たことのない私が急に迷い込むにはあまりにも非現実的すぎて、すごいところに来てしまったと笑ってしまいそうになりました。
オリエンテーションではいくつかの宿題が出ました(以下あえてカタカナのまま書きます)。ひとつは、コミュニティー・ガバナンス、健全なキリスト教組織を構築するための枠組み(デビッド・バートレット、ポール・カンペイ著)という本と、日本語にも翻訳されている、あなたのチームは、機能してますか? (パトリック・レンシオーニ著)という本を読むというものです。9月の3泊4日の理事の研修会で本について議論する時間があるそうです。また、ワーキングジーニアスという有料のアセスメントを受けるというというものです。アセスメントは、問題解決、コミュニケーション、リーダーシップ、コラボレーションなどのさまざまな分野における個人のスキル、能力、好みが測定され、自分の強みや専門分野を理解し、それらをどのように活用して組織やチームに貢献できるかを理解するのに役立てるのだそうです。本もアセスメントも経費で落ちるので、精算してくださいとのこと。電子書籍でも紙の書籍でも経費で落ちると話していると、「自分はオーディオブックを聞きながら、紙の本を読む」という方もおられましたが、それも両方経費で精算できるとのこと。ラーニングダイバーシティーが浸透していると、こんなことにも壁がないのかと衝撃を受けた、しかし周りの欧米の方々にはきっとなんでもなさそうな、印象的な出来事でした。
【愛の泉献金】
愛の泉献金によって、ロサリス聖書大学の図書館にコンピューターが5セット捧げられました。昨年、国の教育委員会による監査があったときに、図書館にノートパソコン以外にデスクパソコンが少なくとも5台必要であることを指摘され、学校と相談し愛の泉献金で購入することとなりました。朝のチャペル礼拝の後、校長ボン先生によって聖別祈祷が捧げられ、使用に際しての注意が告げられました。以前、捧げられたノートパソコンとタブレットと共に、学生たちの研究と課題作成のために早速用いられています。皆様の献金に心より感謝申し上げます。
◆1.悪からのすべての誘惑、攻撃から霊肉ともに守られ、学生たちが学びと訓練に集中できるように。 開始された学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆2.6月の帰国に向かって準備が滞りなく進みますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校と救いのために。
「目の見えない者たちが見、足の不自由な者たちが歩き、ツァラアトに冒された者たちがきよめられ、耳の聞こえない者たちが聞き、死人たちが生き返り、貧しい者たちに福音が伝えられています。
(マタイ11章5節)
常喜がウェスレアン聖書大学に滞在している間、受難週のために子どもたちは学校が休みに入り、一週間ほどの休みをロサリスで過ごすことができました。久し振りに家族でロサリスの生活を懐かしみながらゆっくりすることができました。
【プゴ教会訪問】
棕櫚の聖日には、常喜と恭子と息子たちでプゴ教会を初めて訪問しました。プゴ教会には、ウェスレアン教会前代表をされ引退されたギリアモ先生御夫妻が牧会されています。
無牧となった教会(教区)に依頼され昨年から働きを再開され、週末にロサリスから泊まりがけで車で出かけ奉仕をされています。ギリアモ先生御夫妻は私たちにとってメンター的存在で色々と話しを聞いて頂いたり、アドバイスを頂いたりすることがあります。突然の訪問に先生方も、教会のメンバーの方々も驚かれましたが、暖かく私たちを迎えて下さいました。暑い日でしたが、たまに教会の脇に流れる小川から吹く涼しい風に一時暑さを忘れて、礼拝を共に捧げることができました。メンバーの中には常喜の教え子もいて、交わることができました。
【授業修了】
常喜は1月より始まった短期集中講義を無事に終えることができました。
14名の学生たち(3年生)と各預言書を歴史的、文学的、神学的視点から学び、各書に表されたメッセージを、現在の世界に適応していくことを試みました。学生たちの最終課題は、学んだことを土台に預言書から説教を作成し、地域の人々と教会にメッセージを届けることとなります。夏に向かって日中は気温が上昇し、学生たちにとっては肉体的にも精神的にも忍耐を必要とする時間帯での授業でしたが、よくここまで頑張ってくれました。この学生たちは来年度には4年生となり、卒業へと向かいます。お祈り下さい。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生不在が続いています。
◆2.悪からのすべての誘惑、攻撃から守られ、霊肉ともに守られ、学生たちが学びと訓練に集中できるように。学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校と救いのために。
「わたしは、あなたを胎内に形造る前から あなたを知り、 あなたが母の胎を出る前からあなたを聖別し、 国々への預言者と定めていた。」
(エレミヤ1章5節)
フィリピンでは朝夕は若干涼しくはなりますが、日中は32度を超える暑さが続いています。4月から5月に始まる夏に向けてこれからいよいよ暑さが増してくると思います。
【急性胃炎】
常喜は一月第5週に博士課程の対面授業(短期集中講義・「死海文書序論」)に出席するためにヴァレンズエラ市にあるセミナリーに一週間滞在しました。これまではオンラインでしか出会うことのなかった中国、トンガ、フィリピン、ミャンマー、インド出身の学生たちと直に出会い、クラスの中でお互いの考えや意見を交わしたり、議論したり、冗談を言うことができ有意義なときをもつことができました。
ところが、3日目朝食後、部屋に帰ったところ腹痛を覚え、ベッドに横になってしまいました。経験から、食中毒かとも思いましたが、食堂で一緒に食べた方々には問題はなく、食中毒ではないことが分かりました。学校専属の看護師に整腸剤を頂いて様子を見ましたが回復の兆しはなく、とり合えず授業に出て様子を見ることにしました。ところが、授業にはまったく集中できず、廊下のベンチで一時間ほど横になってしまいました。その後、教授に許可を頂き、午前中は部屋で休養することにしました。それでも痛みは止むことなく、耐え切れず、学校の方にお願いし近くの病院に連れて行って頂きました。医者が診断したところ、急性虫垂炎で手術する可能性があると言われ、どうするか尋ねられました。さすがの常喜も恐れと不安が募り、セカンドオピニオンを求めてマカティ市にある日本人医師会のクリニックで診てもらうことにし、学校の方が親切にもそのままクリニックに連れて行って下さいました。クリニックでの診察の結果、急性胃炎の可能性があり、血液検査の結果、虫垂炎の可能性を示す白血球の数値は安定しており、好中球の数値が高いところから感染していることが分かり、急性胃炎と診断され、抗生物質を処方して頂きました。翌日には腹痛は治まりましたが、血圧が上がってしまい、あまり体調はよくありませんでした。それでも授業に出られるほどに回復できたのは感謝でした。一月下旬から二月上旬に掛けて常喜は変則的な予定が続くため、また風邪が流行る季節になり、公衆では原則マスクを着用し体調管理を心掛けていましたが、思いも寄らない細菌に感染してしまい、青天の霹靂でしたが、クラスメイト、ルームメイト、学校のスタッフの皆様の主に在る温かい心遣いを頂き乗り越えることができ感謝でした。
【常喜の一時帰国】
常喜は第23次総会に代議員オブザーバーとして出席するために、日本に一時帰国しました。8年ぶりの日本の寒さに備え、成田に到着するや否や長袖に着替えましたが、それでも少し肌寒さを感じざるをえませんでした。フィリピンに到着してからも、働きが継続されるため、また空港の出入口を問題なく通過するため、風邪など引かないように、総会会場でも暖かい格好をして臨みました。この短い滞在期間中に、実家で両親と過ごすことが許され、元気な様子を垣間見ることができたこと、大宮教会、浦和教会を訪問することができたことも感謝でした。7月から始まる巡回で皆さんに再会できることを楽しみにしています。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生不在が続いています。
◆2.悪からのすべての誘惑、攻撃から守られ、霊肉ともに守られ、学生たちが学びと訓練に集中できるように。学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校と救いのために。
私の口のことばと 私の心の思いとが
御前に受け入れられますように。
主よ わが岩 わが贖い主よ。
(詩篇19篇14節)
【宣教車修理】
昨年暮れに遭った事故によって宣教車を修理しなければならず、年明けに早速いつもお世話になっている修理屋に宣教車を預けました。一週間で衝突された部分の板金塗装修理ができるということで、その一週間だけは宣教車なしの生活となりました。息子たちの学校はもうすでに始まっていましたので、一週間はジプニーやトライシクルで通学することになりました。娘たちは一週間ずれて学校が始まり、私たちと同じAPNTSに在住し、娘さんをフェイスアカデミーに通学させている韓国人の方に娘たちの送り迎えをお願いしました。朝はジプニーが満員で乗車できなかったり、トライシクルが来なかったりと大変なこともありましたが一週間を乗り切ることができました。
【ウェスレアン大学第二学期開始】
常喜はウェスレアン大学ロサリス校の第二学期開始に伴い、ロサリスに出発しました。一学期で学んだ学生たちの一人と現地教会でインターンシップが開始されている4年生を除いた在校生たちがクリスマス休暇から学校に帰って来て、二学期を迎えました。
常喜はロサリスに約二ヶ月滞在しながら一科目「預言書」を三年生(14名)と共に、昼間の通常授業時間と夜の勉強時間を使って学んでいます。学生たちが預言書とそのメッセージをより深く理解し、彼らの信仰生活と共に、ミニストリーでとりわけ説教で表現できるように願いながら授業を進めています。
【校舎建設】
現在、ロサリス校では校舎建設の工事が着手され、私が到着したときには基礎工事が進められているところでした。予算はまだ満たされていませんが、フィリピンではある程度の予算が蓄積され次第工事が進められて行きます。これまでは旧チャペルの四隅に教室があり、そこでクラスを行うことができましたが現在はチャペル拡大に伴い、教室はなくなり、食堂、管理棟(2室)、修士課教室を使い授業を行っています。予算が満たされ、さらに工事が進められ、無事に校舎が完成するるようにお祈り下さい。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生不在が続いています。
◆2.悪からのすべての誘惑、攻撃から守られ、霊肉ともに守られ、学生たちが学びと訓練に集中できるように。学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校と救いのために。
主は羊飼いのように、その群れを飼い、
御腕に子羊を引き寄せ、懐に抱き、
乳を飲ませる羊を優しく導く。
イザヤ書40章11節
【フォトボニファシオ教会】
聖書大学の広報活動のために常喜はフォトボニファシオ教会を第一聖日に訪問し、学校の活動報告と案内、説教をしました。2週間前から、子どもたちが次々に風邪を引き、本来なら子どもたちも同行してもらう予定でしたが、2人の子どもがま だ咳をしていたため、子どもたちを家に残して、常喜だけで教会に行きました。ボニファシオ教会の主任牧師夫妻、副牧師夫妻は共に聖書大学の教え子で、とりわけ、主任牧師のカルロ先生は学生の時学費を稼ぐために宣教師館で働いてもらったこともあり、懐かしくもあり、何よりも神様がカルロ先生を地域教会で用い続けて下さっていることに感謝しました。また、牧会から離れた卒業生レーガン兄とも再会することができました。彼も宣教師館で働いてもらったことがあり、礼拝の説教者の紹介の時に、その時のことを証ししていました。感謝なことに、彼は牧会の現場に戻る決意をし、もうすでに教会で説教を含む色々な奉仕に携わり、来年には正式に現場復帰するという嬉しい知らせを本人から聞きました。恭子もこの事を聞いて大変喜んでいました。ボニファシオ教会を訪問するのは久し振りで、信徒の方がSNSに投稿していた昔訪問したときに撮った写真を紹介の折りに見せて下さいました。礼拝後にはその時のメンバーでもう一度写真を撮りました。ボニファシオ教会はビジネス街の外れの下町にあり、貧困にある女性とその家族を支援する働き(コンパッション・ミニストリー)にも力を注ぎ、近隣の女性たちがたくさん教会の礼拝に出席していました。神様がこの教会をさらに祝福し、献身者を興して下さるように祈って止みません。常喜は午後に帰宅しましたが、子どもたちの風邪が移ったようで体調を崩し、一週間ほど優れず過ごしました。
【恭子のフィリピン帰国】
恭子の父のためにお祈り頂きありがとうございます。12月に入り、循環器内科と腎内科で診察があり、血液検査で心臓の数値は改善がみられたのですが、腎臓の数値は低く、年越しにもう一度検査をすることとなりました。恭子は担当医と父とも相談し、来年1月の診察には立ち会わなくても良いこととなり、12月中に帰比の目処がつきました。帰比前に恭子は、歯科医で治療を受けようとしましたが、高血圧で治療は受けられず、そのまま内科を受診し、処方して頂いた薬で何とか体調を取り戻すことができました。その後、諸手続きを大宮で済ませた後、12月18日深夜にフィリピンに到着しました。深夜でしたが、子どもたち4人も興奮しながら宣教車に乗り込み、マニラ空港に迎えに行きました。入国審査に人が混雑したため、恭子は空港から出てくるのに手間取りましたが、1時間後には無事に出てくることはできました。子どもたちは母親との一ヶ月ぶりの再会に大興奮し、留守の間にあった出来事や日本滞在の土産話で車中が賑やかになり帰途に着きました。神様からの大きなプレゼントにみんなで感謝をしました。
【宣教車衝突事故】
恭子がフィリピンに到着する前週金曜日(15日)、正午頃、乗客4人を乗せた三輪タクシー(トライシクル)が、ナザレンセミナリーの門に入ろうとした宣教車に衝突してきました。運転していた常喜、後部座席にいた2人の息子とも怪我はありませんでしたが、トライシクルの運転手、乗客とも軽傷を負いました。常喜は門に入る際、一台のオートバイが停止したのを確認し、左折し、対向車線を宣教車が横断しているような状態で、車の右側面に衝突されました。常喜も、子どもたちも、トライシクルのアクセルを噴かせる大きな音が聞こえたと同時に、大きな衝撃を受け驚きました。その後、2人の息子を帰宅させた後、事情聴取を受けるために、警察に行きました。ウェスレアン教会の牧師ジョセフ先生とジョージ先生が同行し通訳や相談にのって助けて下さいました。最終的に示談となり、和解することができました。話し合いが終わるにあたり、常喜は警察の方々に感謝を述べ、自分が宣教師であること、宣教師としてフィリピンの教会だけでなく人々に仕えなければならないのに、怪我をさせてしまったことをお詫びしました。その後、額に傷を負った乗客の一人のCTスキャン検査のために宣教車で病院に行きましたが、クリスマス間際の金曜日の夕方で、しかも病院の場所が分からず、結局3時間ほど移動することとなりました。帰宅したのは午後8時頃となりましたが、子どもたちはファーストフードで夕食を済ませていました。本来なら、娘たちのお迎えもあったのですができず、学校の先生が幹線道路まで娘2人を車で送って下さり、そこからは自分たちでジプニーに乗り無事に帰って来ることができました。この日は、子どもたちの学校の最終日で、恭子の帰国する予定も立っていたので、少し安堵していたところでしたが思い掛けない事故に見舞われ、少し落胆しましたが、いのちが守られ、子どもたちの成長した姿を見て神様に感謝するときともなりました。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生不在が続いています。
◆2.悪からのすべての誘惑、攻撃から守られ、霊肉ともに守られ、学生たちが学びと訓練に集中できるように。学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校と救いのために。
見よ、わたしは新しいことを行う。
今、それが芽生えている。
あなたがたは、それを知らないのか。
必ず、わたしは荒野に道を、
荒れ地に川を設ける。
イザヤ書43章19節
ロザリスでは暑い日々が続いています。宣教師館にはエアコンがありますが、常喜は整容、炊事、食事以外は外にある竹で作った小屋(バーハイクボ)で過ごしています。豪雨のときは少々の雨漏りもありますが、ナチュラルエアコンといった感じで涼しく快適に過ごすことができ、仕事も捗ります。この小屋は2017年に宣教訪問団をロザリスに迎えるに際し建てられ、今日に至っています。小屋には宣教訪問団の参加者たちの名前が入ったプレートが飾られ、時々その名前を見ながら、当時のことを懐かしんだり、祈ったりします。
【日本伝道会議】
常喜は教団と局の協力を頂き、日本伝道会議に出席する機会が与えられました。家族には羨ましがられながらも約7年半振りに帰国し、会議、セッション、小グループ、集会に出席し、たくさんのチャレンジと出会いと再会を頂き帰ってきました。
セルグループに参加したときに、隣の席の方が常喜が日本で牧会していたときにCLCの文書伝道で大変お世話になった方のご子息であることを知り、神様の不思議な導きを感じました。日本で現在展開されている草の根的な社会への活動とその貢献、そしてその教会同士、また地域の様々な公共機関との関係の構築は教会の新たな在り方、あるいは福音に生きる教会としての在り方を描いているのではないかと思わされました。
また、在日外国人コミュニティーへの伝道牧会、スピリチュアルケアの必要性も急務であると感じました。とりわけ在日外国人の中でフィリピン人が3番目に多い今、IGMとの協力のもとにフィリピンから宣教師を日本に送ることはできないかというチャレンジを受けました。これは私たちのビジョンの一つでもあります。
【デング熱】
恭子がデング熱にかかりました。
微熱、倦怠感、筋肉痛のみで3日間ほど寝て過ごし、市販の風邪薬が効かないなあと思っていましたが、病院に行くほどの切迫感も感じず、熱が下がったところで上半身に突然発疹が出て初めて、デング熱だったと気が付きました。奇跡的な軽症で終わって、日ごろのお祈りに守られていることを改めて感じる出来事になりました。
神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、
事を行わせてくださる方です。ピリピ2章13節
【パタクシル宣教師との再会】
フィリピンウェスレアン教会から日本の教会に派遣されているパタクシル宣教師一家がファーローで帰国され、交わりのときが与えられました。日本での宣教活動、生活、異文化適応、子どもたちの学校のことなど証しを交えたお話しを聞かせて頂きました。神様がパタクシル宣教師たちを用いて日本の教会と在日フィリピン人を祝福して下さっていることを知り主の御名を崇め感謝しました。
【アンゴノ教会】
アンゴノ教会に一年ぶりに招かれ常喜は説教の奉仕をしました。昨年は、常喜一人だったのでジョセフ牧師の車で教会に連れて行ってもらいましたが、今回は、恭子と息子たちも一緒でしたので宣教車で教会に向かいました。私たちが住むタイタイからアンゴノまでは車で20分ほどのところにあり、教会の営みは自治会の多目的ホールを借りて行われています。一年ぶりの訪問で、家族も一緒でしたので喜んで下さり、礼拝後の愛餐のときも与えられ祝されたときとなりました。会堂の取得に向けて進まれている教会ですが、パンデミックの間に二家族が他の教会に転会されることになったけど、それも神様のご計画と受け止め、信仰を持って進んでいるというお話をジョセフ先生から伺い大いに励まされました。
【ウェスレアン教会本部訪問】
ウェスレアン教会の代表と局長たちに招かれ私たちは家族でバレンズエラにあるウェスレアン教会の本部を訪問することができました。訪問の折りには、代表アモス先生のオフィスに2人で招かれ、面談のときを持ちました。私たちの宣教師としてのこれまでの歩み、これからのこと、子どもたちのことを知って頂く良い交いとなりました。また、私たちと同じく、日本派遣宣教師パタクシル家も招かれていましたので、彼らも面談の時を持ち、その後には、局長たちに挨拶の時が与えれました。愛餐のときにはこれまであまり面識がなかった局長の先生たちともお話する機会が与えられ感謝でした。このような機会を与えて下さった神様に感謝致しました。
【新学年度開始】
ロザリスウェスレアン大学の新学年度が始まりました。今学期は66名の学生が在校し寮生活を送りながら、学びと訓練に励むことになります。常喜はロザリスに2ヶ月滞在し、一年生(28名)に「聖書論」を教えることになりました。新しい顔ぶれは目を輝かせて授業に取り組んでいてくれるので、彼らの期待を裏切らないよう準備し授業に臨んでいます。
【チャペル】
常喜は礼拝(チャペル)で説教をしました。今月のテーマは「仕える」というテーマでしたので第一列王記17章から、弱い者に仕えることの大切さについて話しました。これまでは改築工事のために食堂でまもられていた礼拝も、今年度から新会堂でできるようになり、また時間帯もお昼前から、授業開始時間前の朝の涼しい時間帯となり、今までよりも礼拝に集中できるような環境となりました。
【子どもたちの学校】
子どもたちの学校も始まりました。息子2人と次女は転校して、新しい環境に適応する生活が始まりました。学校が始まる前日の夜、次女は心配で泣きはじめ、新しい学校に行くのを躊躇っていましたので、翌朝には祈って学校に送り出しましたが、笑顔で学校から帰って来ました。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生不在が続いています。
◆2.悪からのすべての誘惑、攻撃から守られ、霊肉ともに守られ、学生たちが学びと訓練に集中できるように。学校の新校舎建設のための経済的必要が満たされるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校と救いのために。
主よ、私は知っています。
人間の道はその人によるのではなく、歩むことも、その人の歩みを確かにすることも、人によるのではないことを。エレミヤ10章23節
【東マニラ教区会】
毎週通っているパルメラ教会で、東マニラ教区会が開かれ、私たちは家族で出席し、挨拶の時を持たせて頂きました。
思いのほかたくさんの教え子たちが牧師としてこの教区で働いていて、彼らとの交わりの中で「是非私たちの教会に来てください」というお招きを頂き、大きなチャレンジを受けました。
この一年間、新しい生活に適応するのに時間がとられ、教会訪問のビジョンはあったもののなかなか実践できませんでした。
今年は何とか実現していきたいと願っています。
【全国男性大会】
3年に一度のウェスレアン教会の全国男性大会が2泊3日でロザリスの聖書大学で開かれ、全国から700名ほどのウェスレアン教会の男性の教職と信徒が集まりました。ミンダナオ島からは2週間かけて自転車で参加された方もおられ、3年に一度の大会に大きな期待をして集われた方々で新チャペルは埋まりました。各教区の紹介で、常喜は東マニラ教区のメンバーに入れて頂きました。「弟子を生み出す訓練者」というテーマの基に講演、聖会が開かれ、最後の宣教会では代表アモス・アンテグ先生が力強いメッセージを持って参加者を送り出しました。宣教師館と庭にある竹の小屋にも参加者たちが寝泊まりし大いに役立てられました。男性だけということもあり威勢がいい一方でみことばに聞き従おうと恵の座で祈る謙虚な姿に感銘を受けました。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生不在が続いています。
◆2.学生たちが全ての誘惑、攻撃から守られ、教会での奉仕が祝され、戻ってくることができるように。8月中旬から新学年度のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校と救いのために。
ところが、まだ家までは遠かったのに、父親は彼を見つけて、かわいそうに思い、駆け寄って彼の首を抱き、口づけした。(ルカ15章20節)
【パラワン島での働き その2】
第二週はマタイの後半、ルカ、ヨハネの福音書に取り組みました。少し疲れが見え始めたのか、半分ぐらいの生徒が授業に遅れてくることもありましたが、最後までついてきてくれました。授業の合間の休憩時に学生がクラスルームの傍に立ったエルダーベリーの木から実を採ってきて分けくれて、甘酸っぱいベリーの味で元気をもらいました。試験は二回に分けてすることとなり、何人かの学生たちはスマートフォンを所有していませんでしたが、先輩のを借りて試験を受けてもらいました。一回目は立ち会うことができましたが、二回目は他の先生に立ち会って頂きました。
昨年捧げられた愛の泉献金に感謝致します。今回は、パラワン校の学生たちのミニストリーの移動手段としてオートバイを購入するために用いられました。常喜も試乗しましたがとても乗りやすく安定した乗り心地でした。
滞在の最終日に学生たちが主体となって感謝の晩餐を開いてくれました。食べ尽くすことのできないほど沢山の種類のフィリピン料理が並べられ、学生たちが讃美と証しをし、常喜も感謝の挨拶をさせて頂きました。普段教鞭に立たれている先生たち、パラワン教区長ご夫妻も参加し、交わりの一時を持ちました。この二週間神様の臨在に満ちた、祝福の時を過ごすことができました。引き続き、この小さな学校が祝され、地域の教会が祝されることを祈って止みません。
【インフルエンザ】
常喜は6日土曜日の朝にパラワンより帰宅しました。恭子が2人の子どもたちと一緒に宣教車で空港まで迎えに来てくれたのは良かったのですが、交通渋滞に巻き込まれ、途中オーバーヒートしかかったため炎夏の中エアコンを止めて走行することとなりました。1時間半後には渋滞が解消されエアコンが使えるようになり無事に帰宅することができました。
日曜日、恭子はウェスレアン教会ルソン島区域の女性大会に出席するためにバスでバギオに向かいました。常喜と子どもたちはパルメラ教会の礼拝に出席しましたが、礼拝中実和子の体調が悪くなり、礼拝後すぐに帰宅しました。その午後には希乃実の体調が悪くなり、夜には2人とも熱が上がりました。恭子はバギオに向かう長距離バスの中で体調が悪くなり、宿泊所について熱が高くなり参加者のなかにおられた医療従事者の姉妹方や仲良しの牧師夫人方に看病を受けることになりました。月曜日の夜には高熱による脱水症状のため希乃実の体中が痛くなり、手足も硬直してきたので、病院で点滴をしました。幸い血液と尿検査は異常がありませんでした。その頃、実和子の熱は下がってきました。火曜日には、実喜、義実、常喜の熱が上がり、常喜も段々と子どもたちの看病をする余力がなくなってきました。その頃バギオでは、神様の憐れみによって、恭子の熱が下がり、最後の集会に参加してから長距離バスで火曜夕方には帰宅することができました。帰ってきたら実和子以外は全員寝込んでいました。結局、全員が熱が下がった後も全快までには時間がかかり、日曜日の礼拝は家で持ちました。翌週には、義実以外は学校に行くことができるようになるまで回復することができました。常喜のフェイスブックを通して状況を発信していましたので、色々な方々からお見舞い、励ましのことば、そして何よりも援祷を頂き、支えられ感謝しました。また、インフルエンザ回復直後には常喜の右足の甲にあった傷が化膿し歩行が困難になりましたが、抗生物質の軟膏や錠剤を処方して頂き、翌週の卒業式前には回復することができたことも感謝でした。
【卒業式】
24日にウェスレアン聖書大学の第64次卒業式が挙行され、神学部から12名、宗教教育学部から7名、合計19名が卒業しました。今回の卒業生たちはコロナ禍に入ったときに一年生だった学生たちで、ある意味、大変苦労しました。神様の恵みと憐れみによって困難を乗り越え、今回無事に卒業するに至り、卒業生一人一人の顔は希望に満ちて輝いていました。卒業生の中には実家が農家の学生もいます。農家の孫(子供)が一日中部屋にこもってコンピューターの前から動かない(オンライン授業のため)とはなにごとか、家にいるなら田畑の手伝いをするようにと怒られて授業に出られないとの学生からの訴えに、現地の主任牧師にも協力して頂いてご家族にオンライン授業のことを何度も説明しご理解を頂いたような時期もありました。また未婚の母親として一人娘を自分の家族に預けて沢山の犠牲を払って学びを継続してきたレア・ジェーン姉は、実家のあるベンゲットの山奥では電波が弱く繋がらないときもありましたが、常喜の生徒であったときも本当によく頑張って課題を提出してくれました。そのような丸2年間のオンライン授業の後、最終年度の今年は対面授業と対面での実習が3年ぶりに再開できました。卒業した学生たちがそれぞれの現場(教会・学校)で活躍し、主の恵みの器として用いられ、地域の教会に祝福が及びますようにお祈りください。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生不在が続いています。
◆2.卒業した学生たちが教会で牧師として教師として主の恵みの器として用いられるように。夏期休暇中、学生たちが全ての誘惑、攻撃から守られ、教会での奉仕が祝され、8月に戻ることができるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために。
「時が満ち、神の国(神の支配)が近づいた。
悔い改めて福音を信じなさい。」
マルコ1章15節
【イースター】
受難週の連休に入り、ビザ更新手続きに必要な書類(自治区労働証明書)の取得も合わせ、私たち家族は宣教車でロザリスの聖書大学に向かいました。連休ということもあり、高速道路は渋滞であったためにロザリスに到着するのに、普段は3時間ぐらいのところ8時間も掛かってしまいました。常喜は恭子と運転を交代する機会をなくしてしまい途中体調不良を覚えて、車を路側帯に寄せ、運転を交代するということもありました。ロザリスに到着すると、丁度教区の女性集会があり、恭子も参加することができました。女性集会の講師は西マニラ教区の牧師ジョセフ先生の奥様ヴィエルナリン・ナマ博士で、マニラで親しくさせていただいてる先生たちです。実は、私たちがロザリスに到着した後すぐに彼らもマニラから到着し、驚きの再会と同時にお互いの長旅の労をねぎらいました。神様が旅を守って下さり感謝でした。
私たちは聖書大学のイースター礼拝に出席しました。朝日が昇る頃に礼拝が始まり講師の先生が復活のイエスを力強く語ってくださいました。礼拝後には、久し振り再開した学生たちと交わりながら朝食をとりました。フィリピンは翌日の月曜日も休暇でしたが長女の学校は授業が始まるので恭子と子どもたちは礼拝後すぐにマニラに帰ることにしました。帰りは渋滞もなく3時間でマニラに到着することができました。
ビザに必要な書類は自治会ホールで発行されるのですが、レベッカ先生に訳を話し、先生に同伴していただくことになりました。月曜日は休日でしたので火曜日になるということでしたが、先生が朝確認したところ、月曜日に発行できるということでしたの、自治会ホールに2人で行き、書類を取得することができました。これでビザの更新手続きのための書類を全て整えることができました。常喜はバスの乗客の混雑を避けるために翌日の昼にロザリスを出発しました。
【パラワン島での働き その1】
短期集中講義 ◎
4月22日から5月6日までパラワン島にある聖書大学を訪問し、2週間の短期集中講義で「福音書」を学生たちと一緒に学びました。この依頼は昨年10月に校長マーク・ベロン先生からあり、今学期引き受けることになりました。パラワンには2013年のインマヌエルからの宣教訪問団以来、学生の減少などの理由で訪問する機会がありませんでしたが、今回教える1、2年生は12名で神様が教会と学校の祈りと活動に真摯に答えて下さったのだと思いました。学生たちとは訪問する前から連絡を取り合い、授業の日までに福音書をタガログ語と英語でそれぞれ1回づつ読む課題を与えていましたので授業の中で質問もありました。授業の一週目は、福音書の歴史的、宗教的、文化的、社会的背景とそれがどのように福音書の本文に読み取れるのか、そしてマルコの福音書を学びました。丁度その頃パラワンでは停電が頻発していたため、授業ができなくなることもありましたが、他の時間を使って補講をすることができました。
教区男性フェローシップ ○
金曜日には、81キロ離れたアドーラン教会でパラワン教区の男性フェローシップがあり訪問することになりました。パラワン教区は広範囲に及ぶため便宜上3つの地区に分かれてフェローシップを持っています。大体、50〜60名ほどの男性が集まり、讃美、みことばの分かち合い、選挙、食事、交わり、そしてバスケットボールと根城推しのプログラムが組まれ楽しんでいました。何よりも喜ばしいことは教え子たちとの再会でした。今どんな教会に遣わされ、何人ぐらいの会衆を牧会しているのか、家族はどうしているのか、色々とお互いのことを分かち合い、励まし合いました。
マナロ教会での奉仕 ◎
第四聖日は、校長夫人マージー先生が牧会されるマナロ教会で2回の説教をすることとなりました。ところが低気圧が停滞し早朝から大雨が降り出し、停電となり、第一礼拝は中止せざるを得ない状況となってしまいました。第二礼拝に間に合うように、私たちもなんとかずぶ濡れになりながらも教会に到着。その頃には停電も解消され、第二礼拝を始めることができました。80名ほどの出席者が集い礼拝が捧げられました。英語で大丈夫ということでしたが、ゆっくりとした口調で、パワーポイントを使いながら説教をしました。マナロ教会は礼拝後に教会学校をしていて、その内容は説教の感想を分かち合うということでしたので、今回は説教の締め括りに際し、私の方で説教の内容について5つ質問をさせていただき、各グループで話し合ってもらうことになりました。私は男性グループに含めていただき、とても有意義な分かち合いのときとなり、時間も足りなかったので後日開かれる男性フェローシップで引き続き話し合うことになりました。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生不在が続いています。
◆2.卒業した学生たちが教会で牧師として教師として主の恵みの器として用いられるように。夏期休暇中、学生たちが全ての誘惑、攻撃から守られ、教会での奉仕が祝されるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために。
多くの民族が来て言う。
「さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。
主はご自分の道を私たちに教えてくださる。
私たちはその道筋を進もう。」
それは、シオンからみおしえが、
エルサレムから主のことばがでるからだ。(イザヤ2章3節)
【短期集中講義終了】
1月下旬から行われてきた短期集中講義を今月中旬で終えることができました。9名の学生たちとともに、「預言書」を共に学びました。クラスの中では、預言書各書の神学的、歴史的、文学的、聖書的な背景、内容、メッセージを学びました。今度は、こうした学びに基づいて説教を作り、自分たちの生活、地域教会に適用してもらうのが学生たちの最終課題となります。コロナ後最初の対面授業でしたが、学生たちとこうして直に交わりながら授業をすることの大切さを体感できたときとなりました。最終日の夜間にはコーヒーとパンデサルとシーチキンサラダを用意し、授業後にみんなで感謝のときを持ちました。昨年は、3ヶ月通してロサリスに滞在しましたが、今回は2ヶ月の滞在中に、2回のテスト週があったのでその間はマニラに帰宅し保養することができました。ロサリスから帰宅してからは4月のパラワン校での短期集中講義の準備に取り組んでいます。
【アンティポロヒルズ教会訪問】
家族でアンティポロヒルズ教会の聖日礼拝に出席しました。この教会は梅田前宣教師御夫妻が奉仕されていた教会で、常喜も2004年以来19年ぶりの訪問となりました。礼拝の出席者は35名ほどで、ジョン先生と奥様シーナ先生が牧会されています。今回は、シーナ先生がヘブル書からメッセージを語ってくださいました。最近、会堂の増改築が開始され、土曜日に会堂のタイルが貼られたばかりとのことでした。礼拝後には拡張された土地にできた牧師館を見学させて頂いたり、信徒の方にはこれからの増改築のビジョンを伺うことができました。ジョン先生とシーナ先生は常喜の教え子でもあり、最近結婚されたばかりで、礼拝後には2人の近況や牧会の話しを聴き、豊かな交わりのときとなりました。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生の不在が続いています。
◆2.学生たちの学びと訓練のために。地域教会に派遣さている4年生のインターンシップのために(卒業式5月26日)
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために。
主はこう言われる。
「公正を守り、正義を行え。
わたしの救いが来るのは近いからだ。
わたしの義が現れるのも。」(イザヤ56章1節)
【リバイバル集会】
2月の中旬に、学校では一週間 霊性強調週と定められ、火曜日から木曜日に3回のリバイバル集会が開かれ、ウェスレアン教会代表のアモス・アンテグ先生が講師として招かれ、力強いメッセージが語られました。第1日目は「服従と不服従」2日目は「世にある倫理観」3日目は「資格の無い者が選ばれた」と題して、それぞれ実際的なメッセージが語られ、恵みの座も開かれました。3日目には学生たちが涙して応答し、神様への再献身を表明していました。学生たち一人一人の信仰が励まされ、刷新され、強められるよい機会となりました。
【卒業生からのインタビュー】
常喜は卒業生のジョマー先生から「宣教師について」インタビューを受けました。現在ジョマー先生はナザレンセミナリーで新約学を専攻し、学びを継続され、今回のインタビューは課題の一つでした。常喜が宣教師として経験したこと、考えていること、期待することなどを尋ねられ、応答し、自分のことを振り返るよい機会となりました。
【タガログ語中級クラス】
恭子は1月からフェイスアカデミーで開講されたタガログ語教室に通っています。週2回1時間ずつ、他の宣教師の方々と一緒に中級クラスで学んでいます。クラスメイトの宣教師はそれぞれ働きが違うのですが、皆一様に「もっと世間話がしたい」という共通の目標を持って頑張っています。初級を15年前の初赴任時に学んで以来の座学ですが、その間に生活の中で伸びた語学力を感じたり、宿題をしながら娘たちに教わることもあったり、クラスメイト同士で学び合ったり、週2回1時間ずつの2時間でも外に出て自分のために使う時間ができて良い気分転換になったり、6月のクラス修了まで楽しもうと思います。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生の不在が続いています。
◆2.休暇が明けた学生たちの学びと訓練のために。4年生はインターンシップのために地域教会に派遣されます。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために。常喜のパラワンでの短期集中講義のために(4月)。
わたしの聖なる山に来させて、
わたしの祈りの家で彼らを楽しませる。
彼らの全焼のささげ物やいけにえは、
わたしの祭壇の上で受け入れられる。
なぜならわたしの家は、
あらゆる民の祈りの家と呼ばれるからだ。(イザヤ書56章7節)
【風邪】
新年早々、常喜と長女は風邪を引き、1週間体調が優れないまま過ごしました。長女は学期が始まったばかりで、常喜は学期が始まる前週でロザリスに赴く予定の週でしたが、一週引き伸ばされることになりました。一応、コロナの簡易検査キットで確認したところ2人とも陰性で安心しました。翌週に長女は回復し学校に行き始めましたが、常喜は長女から3日遅れて回復してからロサリスに向かい、結局予定より10日遅れの仕事始めになりました。移動するタクシーの中で、今の病み上がりの体力と週末にバギオに医療ボランティアを助けるために移動する体力を考え、ロザリスには立ち寄らず、そのままバギオに向かうことにしました。
【バギオでの医療ボランティア】
昨年、マニラのウェスレアン教会で医療ボランティアをして下さった友人が、一月にバギオでボランティアをしたいという申し出があり、コーディネートすることとなりました。南スカイライン教区のジャーソン先生に相談したところ、SNSで昨年のボランティア活動の様子を知っていたこともあり、是非お願いしたいとのことで1月第三週の三日間バギオにあるリマンド教会で医療ボランティアを友人とその同僚が来てすることになりました。一日目は、教区の教区会と重なり、患者のほとんどは教区の牧師先生たちでした。とりわけ、若い牧師先生たちはこの教区で建設中のキャンプ場の工事に携わっていることもあり、色々な部位に痛みを覚えておられました。老若男女の牧師先生たちが癒やされました。それに満足されたのか、午後には教区会が予定されていましたが、祈祷課題を共有して、午前中で解散することになりました。
結局、三日間で100名ほどの患者さんが教会で癒やされ、歓喜と感謝に満ちあふれるボランティア活動となりました。この活動のために教会員の方が宿を提供し、若い女性牧師先生たちが色々な面で気を配りサポートして下さいました。主の栄光が顕わされた活動となったことに感謝しました。
【第2学期開始】
ロザリス・ウェスレアン大学の第二学期が始まりました。インターンシップで実習教会に遣わされた四年生以外の学生はみんな守られて帰って来ることができました。常喜は「預言書」を三年生9名に短期集中講義で三月上旬まで教えます。この三年生の殆どは初めて受け持つ学生たちで、このクラスでお互いに知り合う機会が与えられ感謝しています。週に二度設けられた通常の授業時間の他に、夜に時間を割いて頂き授業を進めていてます。四月には久し振りにパラワン校での短期集中講義(福音書)を依頼されています。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生の不在が続いています。
◆2.休暇が明けた学生たちの学びと訓練のために。4年生はインターンシップのために地域教会に派遣されます。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために。
主はこう言われる。
「公正を守り、正義を行え。
わたしの救いが来るのは近いからだ。
わたしの義が現れるのも。」(イザヤ56章1節)
(マタイ4章24節)
【オートバイ事故】
常喜が長女を学校へ送りに宣教車で走行中、小猫がヨロヨロと車道の真ん中を歩いているのに気付きブレーキをかけたところ、宣教車の後ろを走行していた2人のオートバイがブレーキをかけそのままスリップをして転んでしまうという事故に遭遇しました。宣教車との接触はありませんでしたが、2人は道路わきで座り込み、後部に乗っていた女性が、立ち上がれない状態でした。
事故現場を通り掛かった長女のお友達のお母さんが事故に気がついて止まって下さり、何があったのか確認し、2人に声を掛け、それから長女を学校に連れて行ってくれることになりました。
結局、常喜が2人を近くの病院に連れて行くこととなり、恭子とパルメラ教会のマーク先生に連絡をしてから、宣教車で病院に向かいました。病院に到着し、しばらくしてからマーク先生が駆けつけ、2人に声を掛け、2人のためにお祈りしてくださいました。検査の結果は数日かかるとのことでしたが、いのちに関わる事故にはなりませんでした。2人を事故現場近くにある職場まで送り、帰途につきました。この事故を通して、神様が色々な助け手を送り、そして2人の命を守って下さったことに感謝しました。
【ロザリスでのクリスマス】
クリスマスは家族でロザリスで過ごしました。
ロザリスにいる間に、コロナ禍で行くことのできなかった歯科医にいったり、宣教車の修理をすることができました。また、マニラには連れて行くことができなかった番犬との再会を果たせたものの、この滞在中にその番犬が亡くなり別れのときを持つことができました。
最後にその番犬が発見されたのは学校のチャペルでした。とても悲しい出来事でしたが、家族とともに番犬を看取り、最後に神様に感謝を捧げることができました。大学はクリスマス感謝会をもって前期を締め括りました。私たちも参加し、お祝いしました。学生たちが創意工夫を凝らした色々な余興を楽しみ、クリスマスをお祝いし、感謝しました。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生の不在が続いています。
◆2.休暇が明けた学生たちの学びと訓練のために。4年生はインターンシップのために地域教会に派遣されます。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために。
イエスは彼らを癒やされた。
(マタイ4章24節)
【短期集中講義終了】
10月中に終える予定だった短期集中講義は、一週延期され11月の第一週に終えることができました。学生たちの生の声、クラスの雰囲気が体感できるという点、学生たちのキャンパスでの生活、様子を伺いながら授業にのぞめる点で、オンラインではできない体験をして、改めて対面での授業のよさを味わうことができました。四年生のクラスは、学生たちの発表だけをオンラインですることになり、継続されています。
8月中旬より続いた3ヶ月のロザリス滞在を終え、マニラにいる家族のもとに無事に帰ることが許されました。久し振りに子どもたちに会い、成長した姿を目にし、神様のこれまでの御守りに感謝しました。
【医療宣教】
整体師の友人が、11月中旬に同業の仲間たちと一緒にフィリピンでボランティアをしたいので患者と場所を確保して欲しいという依頼が突然入り、初めはお断りしましたが、丁度11月はウェスレアン教会では宣教月間と定められていたので、東マニラ教区の教区長ジャサン先生に相談してみることにしましました。教区会で話し合われた結果、バゴンナヨン教会が引き受けて下さることになり、2日間メディカルミッション(医療宣教)が開かれることとなりました。
準備に一週間しかありませんでしたが、教会の協力もあり、メディカルチーム(整体師4人マッサージ師1人)は2日間で合計104名の患者を診ることができました。初日で受診した患者さんたちが口伝えで広めて下さったこともあり、二日間とも朝から夕方までほぼ間断なく活動をすることができました。
悩まされていた患部が癒やされた人たちの驚嘆した顔、明るい笑顔、時折おこる歓喜の声「ハレルヤ」に、まるでイエス様が公の活動を始められた出来事を垣間見るようでした。教区の牧師先生たち、また国内局教会局長ディック先生も患者として来会され診て頂き、癒やされました。ディック先生はこの活動とメディカルチームに感謝の意を表し、彼らのために祈って下さいました。メディカルチームもこのボランティア活動を通して普段以上の成果に感動し、またフィリピンに来たいと思って下さいました。
フィリピンのメディカルミッションでは、医者が患者を問診し、ビタミン剤などが手渡されるのが通常です。その場で患部が癒やされるという経験をするということは稀なので、今回のようなメディカルミッションは大きな反響を呼びました。
また、フィリピンでは一回の整体の診療費が貧困層の人々には高額ということもあり、整体自体が知られていません。こうしたことが相まって、今回は患者さんの期待に必要以上に応えられました。何よりも、神様ご自身がこの2日間を通して、教会で行われたこの活動を祝福し、縦横無尽に働かれていたと感じました。祈りをもって始められ、祈りをもって締め括られたこの活動の中に、イエス様が歩かれて、一人一人の患者にチームと教会を通して触れられ、癒やして下さいました。いつか再び同じような活動ができたらと願ってやみません。
誇る者は、ただ、これを誇れ。
悟りを得て、わたしを知っていることを。
わたしは主であり、
地に恵みと公正と正義を行う者であるからだ。
まことに、わたしはこれらのことを喜ぶ。(エレミヤ9章24節)
【プロモーション】
学校のプロモーションのために、イザベラ州、マニラ、ヌエヴァ・エシハ州にある地域教会を学生と教職員で2台(各12人乗)のワゴン車に便乗して訪問しました。イザベラ州は遠距離のために前日の早朝に出発。ロザリスから車で6時間以上かかり、往路は抜け道となる山道を通りましたが、復路は山道が土砂崩れで通れなくなったため、「迂回路」を通って帰ってきました。
常喜は教区事務所兼伝道所となっているプレンザ教会で奉仕することになり、教区長サミー先生ご夫妻が迎え入れてもてなして下さいました。夕食、朝食を共にし教区が抱える問題(献身者、伝道者不足、離職など)、プレンザ教会の可能性の話しを聴かせて頂き祈りました。聖日には15名ほどの十代、二十代の出席者が集い、礼拝のプログラムが進められました。このプレンザ教会は、各種政府教育機関が集まっている都心に位置するために、学生を含む、若い方々へのアプローチがしやすい立地に恵まれています。
マニラへは、前の週からちょうど恭子と子どもたちがロザリスを訪問していたこともあり、宣教車で家族と一緒に向かいました。いつもお世話になっているパルメラ教会でプロモーションと説教の奉仕をしました。礼拝後に、常喜は学校のワゴン車に便乗しロザリスに帰りました。
ヌエヴァ・エシハ州は、車で2時間ほどの距離なので、当日早朝に出発。常喜はキャンプ・ティニオ教会で奉仕しました。この教会は、長年私の親友であるロミオ・ロドリゲス先生ご夫妻が牧会されていましたが、最近ペーネ先生ご夫妻が赴任され交代されました。以前にも訪問したことのある教会でしたのでどうなっているか楽しみにしていきました。到着して早々、教会堂を見させて頂きました。以前より奥行きが広くなり、床全面にタイルが貼られ、天井には断熱材も敷かれ、十分な音響機材も調えられていました。恭子と子どもたちのことを覚えていて近況を尋ねて下さったメンバーの方々も何人かおられました。信徒の役員の方々とも話す機会が与えられました。こうした真実に仕えておられる方々によって教会が支えられてきたことに主に感謝しました。
ところで、ぺーネ先生には、お子さんが3人おられ、1番目のエイジェー君は現在聖書大学の1年生で常喜の教え子です。2番目のジェリミー君は障がいをもっていて、朝食では奥様のスターリン先生からこれまでどうやって育ててこられたのかお話しを伺いました。フィリピンでは、障がい者の方々に政府機関からの援助はなく、社会的に阻害され、ご家族も社会的、経済的、心理的に厳しい環境の中で生活していかなくてはなりません。実は、私たちの知っているウェスレアン教会の牧師ご夫妻も障がいをもったお子さんを支えるために牧師職を退かざるをえなくなりました。フィリピンでは障がい者を受け入れる施設はほとんどなく、あったとしても費用が高額のために経済的弱者には手の届かないところにあります。ペーネ先生ご夫妻のジェリミー君も先生たちが交代で世話をしなければなりません。これまで様々なご苦労をされた話に感慨深く聞き入りつつ、一方でチャレンジを受けました。
もしウェスレー、初代教会、イエスさまが生きていたらどんな行動を起こしているだろうか。そして自分たちには何ができるだろうか。と考えさせられています。
【教師・牧師感謝月間】
フィリピンでは毎年10月は学校の教師、教会の牧師に感謝を覚える月となっています。チャペルのプログラムの中で、学生たちから各先生方への感謝の言葉が述べられプレゼントが配られました。月末には、ロザリス教会からも感謝の言葉とお米を頂きました。感謝されるにふさわしい器としてなお成長していくことができるように祈りました。
【チャペルの奉仕】
月末に常喜はチャペルで説教をしました。第一列王記17章1節から今月のテーマとなっている「仕える」ことについて話しました。チャペル後に1年生の学生が説教について応答してくれて、神様が働いていて下さったことに感謝しました。
【弟子訓練グループ】
月に一度、学生たちを小グループに分け、集まり、弟子訓練をもつことになり、今学期で最初の弟子訓練グループをもつことができました。常喜は男子7名を担当することとなり、宣教師館前のクボに集まり、聖書を読み、デボーションの本を読み、感想を述べあい、最後にお互いの近況報告を兼ね祈りの課題を分かち合い、祈り合う時をもちました。まだまだ打ち解け合えていない状態ですので、もう少し工夫することができたらと思っています。この日の夜の職員会議では、弟子訓練グループを月に一度ではなく、2度にしてはどうかという提案がなされ、隔週で集まることとなりました。学生たち同士、また先生と学生たち同士が主に在って親密に繋がり、分かち合える時となることを願っています。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生の不在が続いています。
◆2.聖書大学では、チャペルの大改装工事が進められています。事故などから守られ終えられますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために。
彼らは思い出した。
神が自分たちの岩であり、
いと高き神が自分たちを贖う方であることを。(詩篇78篇35節)
【聖典論の学び】
常喜にとって始めて教えることとなった「聖典論」は、とても興味深く、授業を準備し、学びながら学生たちの信仰を深める上でも重要な科目であることが分かってきました。また、一年生の中には信じたばかりの学生も沢山いるのでこうした学生たちにも自分たちが信じているキリスト教の確かさを確認するよい機会になるのではないかと思いました。英語ではBibliologyと訳されますが、辞書では「聖典論」とは載っていません。内容は、聖書がどのように発見され、編纂され、翻訳され、「聖典」とされ、私たちの手元に届いたのかということを歴史的、科学的に学ぶ科目です。これはまた、聖書に対する疑問批判から護るという意味で「護教」的内容も含んでいます。学生たちには視覚教材(写真、図、地図、ビデオなど)を用いたり、グループで集まってディスカッションをしてもらったりもしています。短期集中講義ということもあり、時間に制限があるため、グループディスカッションでは最終的に発言をグーグルクラスルームを用いて発表してもらい、その発表に対しての応答してもらう形式で授業に参加してもらっています。学生たちが一生懸命取り組む姿勢に励まされながら、授業の準備を進めています。神の言葉としての聖書についての知識、またそのことによって信仰が深められること祈ってやみません。
【大学裏の河川敷擁壁工事】
6月より進められてきた大学裏の河川敷の擁壁工事も終盤を迎えました。台風に際して河川の水かさが増し、また流れも速くなるために大学が所有する土地が侵食していく被害に遭っていました。20年ほど前から政府に訴え続け、受け入れられてはいたもののなかなか工事は着工されず頭を抱えていました。今回の工事で河川敷はセメントでしっかりと擁壁され、また侵食された土地も盛土で回復されました。学校では色々な工事が進められているので安全を祈るばかりです。
【姉妹校】
聖書大学パラワン校の校長マーク・ベロン先生と連絡が取れ、現在の状況を伺うことができました。感謝なことにはパラワン校では四年生2人、三年生1人、二年生9人、一年生7人、合計19名の学生が在籍し、学びと訓練に励んでいます。コロナ禍に入り少人数になったことを以前聞いていましたが、神様が祝して下さり、学生たちを与えて下さっていることに感茶謝いたしました。情況を伺うだけでしたが、さっそく短期集中講義を今学期にしてもらいたいという依頼がありましたが、今学期は予定が入っているので、来学期にしてもらうことにしました。一方、パラ湾口と同規模で小さな姉妹校であるヴィサヤン(セブ)校、コーディレラ(シニプシップ)校では学生が不在の状況が続いています。引き続きお祈り下さい。
◆1.聖書大学の姉妹校(シニプシップ、パラワン、セブ、ミンダナオ)の祝福のために。セブとシニプシップは学生の不在が続いています。
◆2.聖書大学では、チャペルの大改装工事が進められています。事故などから守られ終えられますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために。
神よ あなたの恵みはなんと尊いことでしょう。
人の子らは御翼の陰に身を裂けます。(詩篇36篇7節)
【子どもたちの学校】
子どもたちの学校のためにお祈り頂き有難うございます。
将来的なことを考え、昨年から娘たちをマニラにある宣教師子女のための学校に寄宿させて通わせることを検討しましたが、寄宿させるには年齢制限(高校生以上)があり、マニラに移動することを検討し始めました。その後一年間はコロナのために、ホームスクールで子どもたちの教育を進めてきましたが、子どもたち親双方で困難を覚え、対面で授業が受けられる学校を検討し始めました。そのために今年の6月にマニラに移動し、引越後整理をしながら、子どもたちの学校を探し始めました。感謝なことには長女が宣教師子女のための学校フェイスアカデミーに受け入れてもらえることとなり、本人も強く志願していたので親としてもホッとしています。その後、他の三人の子どもたちのための学校を3校あたり、その内一校が対面式で授業が行われる学校でしたので、この学校に子どもたちを送ることに決めました。この学校は、私たちがお世話になっているパルメラ教会のメンバーのお子さんが通っている学校で、その方が勧めて下さいました。車で学校を見学しに行きましたがプレハブでできた小さな学校でした。学校まで車で15分程の距離にあります。後日、恭子がその学校のオーナーとマネージャーの方から教育方針と将来の計画を聞き、安心して子どもたちをあずけるられる納得が与えられました。8月中旬より学校が始まり、子どもたちは元気に、楽しく学校に通っています。対面で教育を受けられることに感謝しています。現在、恭子は子どもたちの送り迎えで毎日6往復しています。一年間はこの生活を続けながら様子を見ます。お祈り下さい。
【常喜のロザリス滞在】
8月中旬より常喜はウェスレアン聖書大学新学期の開始前にロザリスに滞在し始めました。子どもたちの学校の様子をもう少し見届けたかったのですが、お互いに新しい生活に慣れるためにも、主に家族を委ねてロザリスに向けて出発しました。常喜がロザリスに赴任して間もなく、2回の宣教車の故障(パンク、シフトの故障)、そして恭子が買い物中に三人の女性の窃盗犯に取り囲まれ、財布を捕られそうになった未遂事件(以前この手の窃盗被害にあった女性宣教師の話しは聞いていましたが)など次々と予期しないことが起こり、常喜も帰った方が良いかと思わされました。祈るしかありませんでした。また折しも、ある教会が気に掛けてメールを下さり、祈祷会で祈って下さいました。改めて日本の教会の皆様の祈りによって支えられ続けていることを覚えさせられ、また神様の御守りに感謝いたしました。
常喜は身の回りのことは自分でしていますが、食事はロザリス教会メンバーの方が大学の付属のウェスレアンアカデミーで営んでいる学食で摂ることにしていました。ところが2週間後血圧が異状に高くなり、その後は茹で野菜を中心に食生活を変えることにしました。そのおかげで血圧も安定し以前よりも良くなりました。また、野菜を買いに市場まで行くときには歩いていき、いつも行く露店の人とも段々と親しくさせて頂くようになり、最近は色々とサービス(ネギ一本おまけ、野菜少盛)をして下るようになりました。
【聖書大学対面授業再開】
聖書大学の新学期が再開されました。対面授業の再開が許可されたため、入寮も可能となり新入生は28名与えられました。オリエンテーションで常喜は開会祈祷を担当しましたが、コロナ禍にあって主が学生や先生たちを支え守り、対面で授業の再開を許して下さったことを感謝しました。常喜は2科目担当することになり、一科目は常喜にとって新しい「聖典論」を一年生に教えています。学生たちと聖書がどのように私たちの元に届いたのかを一緒に学んでいます。一年生は4学年で一番人数の多いクラスで、久し振りに教える大人数のクラスに常喜は試行錯誤しながら授業を進めています。二つ目の科目「ダニエル書・黙示録(黙示文学)」は四年生と一緒に学んでいます。両方のクラスには諸事情で対面参加が不可能な生徒がいますので、彼らのためにオンラインでクラスに参加できるように工夫しています。
◆1.新校舎建設の経済的必要のために
◆2.聖書大学では対面授業が再開されています。しばらくロサリスに滞在する常喜のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために
あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。 主があなたの進む道をまっすぐにされる。(箴言3章6節)
【ウェスレアン教会第9次総会】
コロナ禍のために延期されていた第9次総会が開催されました。アメリカのウェスレアン・グローバル・パートナーより招待されたデニス・ジャクソン先生ご夫妻も出席し、開会のお勧めにはジャクソン先生が使徒の働きより聖霊に導かれたピリピについて言及され、この会と出席された一人一人が聖霊に導かれることが語られました。1日目は各局長からの報告と承認、2日目は各決議に対する質疑応答、採択、そして要職の選挙投票が行われました。選挙の結果、前国内宣教局長(伝道・教会成長局)のアモス・アンテグ先生がウェスレアン教会の総理として選出されました。前期と変わらず世界宣教局はシルバー先生が選出され、私たちはお世話になります。最終日には、各要職の就任式典が催され、式典では総理ジャニー・ギリアモ先生より伝道者の教訓に関わるメッセージがなされました。そしてその後には各要職の就任式があり、ジャクソン先生、前総理アルバート・パタクシル先生、そして常喜が就任式の役割を担い執り行いました。常喜は、各局長への誓約の辞と祈りのことばを読み上げました。今回の総会では聖書大学の校長も新しく選出され、暫定校長であったジャンレイ先生に代わり、かつて校長だったボン・ワギ先生がロザリス校の新校長として再選出されました。ウェスレアン教会の総理を始め、それぞれ要職に就かれた先生方のために、そして彼らのリーダーシップのためにお祈り下さい。また、新しい総会期に入ったウェスレアン教会がいよいよ祝福されますようにお祈り下さい。
【マニラへの引越し】
子どもたちの今後の教育のことを検討しマニラに移住することを決めましたが、なかなか住居が見つからない状態が続いていました。そんな折りに、コロナ禍においてナザレン・セミナリーではキャンパス内に滞在する学生が減少したため、空いた住居の管理が困難となり、キャンパス外の人(とりわけ宣教師)に貸し出すことになったという情報が入り、すぐに連絡を取り、私たち家族が住むのに適したアパート(男子寮)があり、賃貸することにしました。安全の確保、予定している学校からの距離、そして手頃な家賃が決め手となりました。
6月21日、キャンパス内に住む職員とそのご家族をお招きして食堂で感謝会を開きました。2008年から12年ほどこのキャンパスに住み続け、皆さんに受け入れられ、助けられてきました。校長ワギ先生に感謝会のことをお伝えすると、その時に小集会を持たせて頂きたいとお申し出を頂き、お願いしました。感謝会は讃美と前総理夫人ベレン先生からのメッセージで祝福に満ちたものとなりました。ここでの生活で受けた神様からのたくさんの恵みに感謝しました。
6月24日、ロザリスからリーザル州タイタイ市にあるナザレンセミナリーのキャンパス内に引越することができました。早朝に私たちの荷物を搬送してくれるトラックと運転手と助手が到着し、荷物をトラックに詰め込み始め、約1時間後には積み終え、トラックは先に出発しました。搬送を依頼した会社は引越専門ではなかったので、詰め込みの際、冷や冷やすることもあり、壊れ物は宣教車に積んで持っていくことにしました。トラックは高速道路を使わないため7時間後に到着予定でした。私たちは家を片づけてから出発しました。宣教車が出発する際、校長先生ご夫妻や両隣の先生ご一家がいとまごいに来て下さり、最後には前校長ジャンレイ先生がお祈りをもって私たちを見送って下さいました。
私たちは引越のトラックに2時間遅れて夕方に到着してしまいました。ロザリスで以前一緒に働き、お隣に住んでいて、昨年セミナリーに働きの場を移したサゴッド先生一家が私たちが住むアパートの隣に住んでいて、ご夫妻で挨拶に来て下さいました。必要なものがないか親切に尋ねて下さり、ちょうど飲料水を切らしていたので、お伝えすると、夫のレニール先生が水が入ったコンテナを一つ肩に担いで持ってきて下さり大変助かりました。良き助けても与えられ感謝です。まだまだ整えられていない部分もあります。とりわけ、子どもたちの行く学校が正式に決まりますようにお祈り下さい。
これからの働きとして、常喜は新学期が始まる頃にロザリスに2ヶ月ほど滞在し、神学教育の働きに携わることになります。マニラでは地域のウェスレアン教会を訪問や奉仕を通してサポートします。すでに2つの教会から奉仕の依頼がありました。
【新校舎の鍬入れ式】
ウェスレアン聖書大学では、以前教室が併設されていたチャペルの拡大工事に伴い、教室が無くなってしまい、学生たちが学ぶ教室の確保が困難となっていましたが、今月末、職員室を備えた新校舎建設のための鍬入れ式が挙行されました。予算はまだ足りていませんが、信仰を持ってこの建設計画に取り組み始め、案内がなされ、この計画に霊的に、財的に加わる方々が起こされています。できれば、教室だけでも新学年度開始に間に合せることができればと願っています。
【ロザリスからマニラへ移転】
子どもたちの教育について長らく検討し、私たちは6月に宣教拠点をロザリスからマニラに移ることになりました。新しい住所は以下の通りです。
Asia-Pacific Nazarene Theological Seminary,
Ortigas Avenue Extension Kaytikling,
Taytay 1920 Rizal, Philippines
◆1.新校舎建設の経済的必要のために
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業が再開されることとなりました。準備が整えられて、各所方面からの条件を克服することができますように
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。子どもたちの学校のために
しかし、それが何だというのでしょう。見せかけであれ、真実であれ、あらゆる仕方でキリストが宣べ伝えられているのですから、私はそのことを喜んでいます。(ピリピ1章18節)
フィリピンでは7月下旬に感染者が4000人を超えました。ここから増え続けるのか、それとも減少していくのか様子を伺っています。私たちと長女は近隣のスーパーマーケットでブースター接種を打つことができました。ロサリスでは正式に政府からの許可が下り、対面授業が再開されることとなりました。
【パルメラとアンゴノ教会】
常喜は2つの教会より奉仕の依頼を受け聖日礼拝での説教の奉仕をしました。一つは私たちの住むナザレンセミナリーから一番近く、また家族でお世話になっているパルメラ教会からでした。現在、コロナの人数制限で30名ほどの人たちが礼拝に出席していますが、オンラインでも礼拝をライブ発信されています。主任牧師のマーク・パピー先生ご夫妻は以前よりお交わりがあり、私たち家族を温かく迎え、引越の後も、色々と気にかけて、声を掛け続けて下さっています。礼拝後にはいつも食事を用意して下さり、交わりのときが与えられています。
アンゴノ教会(伝道所)は、常喜がフィリピンに来たとき以来交わりのあるジョセフ・ナマン先生が牧会をされています。現在は、自治体の多目的ホールの2階を借り切り、そこで集会をしていますが、ゆくゆくは町の近くにある土地を購入する計画を進めています。教会には、朝、ジョセフ先生が車で迎えに来て下さり、一緒にアンゴノ教会に行きました。教会に到着すると、ナザレンセミナリーで一緒に勉強したロミオ・ロドリゲス先生の伯父アートさんとその奥様のベスさんが温かく迎えて下さいました。セミナリー時代にアートさんのジプニーでオーロラ州にミッショントリップに行ったことを懐かしく思い出し、今も誠実に教会に仕えられておられる様子を見ることができとても嬉しく、主に感謝しました。会場には20人ほど人たちが出席し、共に礼拝を守ることができました。
【西マニラ教区の青年大会】
引越して約1ヶ月が経つ頃、ロサリス聖書大学から教員がマニラの青年大会に聖書大学のプロモーションのためやってくると連絡がありました。ロサリスの教職員住宅のお隣に住む我が家の子供たちが大好きだったギリアモ牧師ご夫妻でした。
ロサリス校外へと住まいは移りましたが、聖書大学のために働くことは変わりません。中学生以上からの参加となる青年大会へ、中学2年になった長女と、ただご夫妻に会いたいだけの年中の末っ子を連れて、恭子がプロモーションの応援に行ってきました。
コロナのために2年間中止され、今回で3年ぶり4回目の開催ということで、教区内11の教会から約200名の青年の参加があり、ゲームと賛美を楽しみました。 5時間のうち1時間弱がメッセージと聖書大学のプロモーションの時間でした。現在この教区からは2名の青年が聖書大学への進学を予定しています。お二人のために参加者全員でお祈りしました。
教区での青年のイベントは夏の青年大会と冬の青年キャンプです。3年ぶりの青年大会が開催できたようにキャンプ開催までコロナが収まり続けていてくれるようお祈りしています。
全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。(マルコ16章15節)
13月に入り、セミが鳴き始め、フィリピンに夏が到来しました。最近は、夜も寝苦しいくらい暑いときもありますが、何とか扇風機で済ますことができています。
【クラスの締め括り】
1月より始まった第二学期のクラス「預言書」も今月で締め括りを迎えることが出来ました。9名の学生と共に聖書の言葉とそのメッセージに取り組むことが許され、良い学びをすることが出来ました。学生たちとのオンラインでのコミュニケーションはなかなか難しい部分もありましたが、一人一人が与えられた課題をこなし、この科目を修了し、神様の憐れみによってこのクラスを終えることができたことを感謝します。常喜が教えた学生たちは3年生ですので、いよいよ来年度は卒業に向けて準備段階に入ります。彼らが最後まで主の召しに応え、学びと訓練に真剣に取り組んで行くことができるようにお祈りください。
【卒業生とのインタビュー】
聖書大学では、対面での授業ができていませんが、毎週チャペルでの集まりをFacebookを利用して継続しています。卒業式が対面で催されることとなり、会場作り、キャンパス内の清掃、その他の準備のために卒業生たちが1週間前に学校に戻ってきました。2年振りの同じ釜の飯を共にした仲間との再会を喜び、インターンシップで経験した武勇伝(?)を分かち合い、励まし合い、祈り合うひと時となりました。
学校より依頼があり、常喜は2名の職員と一緒に3名の卒業生それぞれにインタビューすることとなりました。主にインターンシップ期間中(5ヶ月)の体験を中心に毎日の生活、主任牧師との関係、奉仕(準備、実践、結実)、教会との関係、問題・課題、卒業するにあたり学校への要求について学生たちに答えて頂きました。学生たちが実習を通して得た沢山の神様からの祝福と恵みやチャレンジを聞き、そして何よりも一人ひとりが実習を通してその召命を確信したことに感動し、神様がこの学生たちと共にいて、働いてくださったことに、神様に感謝するとともに、その栄光を崇めました。学生たちからの要求として上がっていたのは、職員と学生たちとの関係をもう少し深めたかったというものでした。今の学生たちはコミュニケーションを苦手とし、自分のことを表現しずらいので、職員がメンターとして学生たちの声に耳を傾けてもらいたいと話してくれました。インタービューを終えてから、このことについてこれからの課題として取り組んでいくことを他の職員達と話し合いました。
常喜が準備した学生たちへの質問の一つとして「実習期間中、世界宣教について考えたか?教会が世界宣教に携わるように励ましたか?また、そのためにどんなことをしたか?」残念ながらどの学生も答えはノーでした。このことについても職員と話し合い、世界宣教についてもう少し考え、どのようにして教会の活動として取り組んでいくのかを学校全体で取り組んでいくこととなりました。現在、学校では世界宣教に関わる科目がないのも一つの課題となっています。
【卒業式】
5月20日、第63回卒業式を執り行うことが出来ました。卒業生は12名(宗教教育学部3名、神学部9名)を主の畑に送ることが出来ました。この卒業式にあたって、以前より進められていたチャペルの増築、改装工事が各教区の有志の牧師と信徒方により急ピッチで進められ、何とか卒業式を執り行うことできるまでの工事を終えることが出来ました。また、教育庁からのプロトコルに従い環境を整え、出席人数も制限され卒業生一人に対し一人の付き添い人が許されました。とはいえ、色々と関係者が芋づる式に出席し、準備した座席は足りなくなるほど大勢の出席者が与えられ、2年振りの対面での卒業式は賑やかに執り行われました。卒業式のテーマは「コロナ後のしなやかな宣教へのチャレンジ」でロデル・パタクシル先生より祝辞説教を頂きました。卒業した学生たち一人一人が主の恵みの器として用いられ、地域の教会に、また人々に祝福が注がれる良い管となれるようにお祈り下さい。
【ロザリスからマニラへ移転】
子どもたちの教育について長らく検討し、私たちは6月に宣教拠点をロザリスからマニラに移ることになりました。新しい住所は以下の通りです。
Asia-Pacific Nazarene Theological Seminary,
Ortigas Avenue Extension Kaytikling,
Taytay 1920 Rizal, Philippines
◆1.卒業された学生たちの教会での働きのために。夏休みに入った学生たちの霊肉がともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。マニラでの新しい生活に適応できるように。
「彼は主に叫んで祈った。」第一列王記17章20、21節
13月に入り、セミが鳴き始め、フィリピンに夏が到来しました。最近は、夜も寝苦しいくらい暑いときもありますが、何とか扇風機で済ますことができています。
【ファミリーキャンプ】
5受難週の金曜日からイースターの日曜日にかけて私たちは南スカイライン教区のファミリーキャンプに家族で参加しました。南スカイライン教区は2018年に教区で土地を購入しヘブロンキャンプというキャンプ場の建設を開始し、業者の手を借りず、信徒と牧師が協力し合って建設に取り掛かり、今では運営委員のほとんどは信徒がその荷を担って、キャンプの運営、建設、宣伝などの活動をしておられます。2019年に初めてこのキャンプ場に移して開かれたファミリーキャンプには、宿泊施設が整っていませんでしたので、私たちもテントを持参して参加しました。
今回は、キャンプ場内にある教区長ジャーソン・ダナオ先生のお宅に留めて頂くことができました。テントも持参していたので子どもたちは教区長宅の建設途中の二階にテントを張り、他の子どもたちと楽しく過ごすことができました。今回のファミリーキャンプのテーマは「主の御護り」で、国内教会局長のアモス先生が聖会と宣教会、教区長ジャーソン先生が2回の聖書講義を担当されテーマに則してメッセージが語られました。イースターの朝には5時半から早天イースター礼拝を守り、イエス様の復活を思い巡らすときが与えられました。今回は、コロナ禍ということもあり、2回に分けキャンプが開催され1回目はユースが220名、2回目はファミリーで380名、合計600名の参加者が与えられコロナで2年中止されてきたファミリーキャンプに主がたくさんの祝福を注いで下さいました。
帰り間際に宣教車の右後ろのタイヤがパンクしていることに気付き、知り合いの牧師たちに手伝ってもらいスペアタイヤと交換し出発することができました。ところが、広い国道に出たところで確認したところ、スペアタイヤの空気が少し抜けていたようで、このままロザリスまで運転するよりも、バギオ市内でタイヤを修理してもらった方が良いと判断し、バギオに戻りました。イースターということもあり、ほとんどの修理屋はお休みでしたが、何とか修理屋を見つけ、タイヤを修理をし、無事に帰ることができました。
【チャペル】
聖書大学では、対面での授業ができていませんが、毎週チャペルでの集まりをFacebookを利用して継続しています。今月は、常喜がメッセージ、そして特別讃美に私たち家族が担当となり、讃美のビデオとメッセージのビデオを作成しました。子どもたちが積極的に参加、協力し、家族で主を讃美するビデオを作成することができ感謝でした。メッセージは「祈り、嘆きから望みに向かって」と題して第一列王記17章から語らせて頂きました。
【パスポートの更新と課外授業】
子どもたちのパスポートの更新のために、2度ロザリスとマニラを往復しました。1度目は恭子と常喜と義実で手続きのために、2度目はパスポート受取のために家族で往復しました。無事にパスポートが更新されて感謝でした。この後古いパスポートにあるビザ証明印を新しいパスポートに移す手続きをすることとなります。
2年ぶりに家族でマニラに来たこともあり、今回は、課外授業の一環として大使館近くにある国立博物館と国立美術館を見学してきました。国立公園の大きな敷地内にそれぞれ想像以上の大きな建物でしたので家族で12キロ歩き回ることになりました。最後はヘトヘトに疲れ果ててしまいましたが楽しい一時となり、また次回の宣教訪問団を迎えるための下見ともなりました。
◆1.卒業された学生たちの教会での働きのために。夏休みに入った学生たちの霊肉がともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症の回復のために。
主は言われた。「わたしの臨在がともに行き、あなたを休ませる。」(出エジプト33章14節)
13月に入り、セミが鳴き始め、フィリピンに夏が到来しました。最近は、夜も寝苦しいくらい暑いときもありますが、何とか扇風機で済ますことができています。
【実喜と実和子のワクチン接種】
5歳以上11歳以下の児童を対象としたコロナワクチン接種があり、長男実喜と次女実和子が無事に接種を完了することができました(2回)。大使館からは地域のコミュニティーで設けられる接種会場でも日本人が速やかにワクチン接種を受けられるようにフィリピン政府と交渉すると連絡を受けていたので、何のトラブルもなく接種を受けることができたのは感謝でした。
【恭子の甲状腺嚢胞】
恭子の甲状腺嚢胞が癒やされました。主治医より経過観察をするように言われてから6ヶ月が経ち、もう一度、検査の上、主治医に診て頂いたところ、異常はなく完治しているとのことでした。これまでのお祈りに心より御礼申し上げます。
【とにフェス参加】
日本国内の中高生向けに開かれた「とにフェス」にZoomでゲスト参加しました。フィリピンからは3問、台湾からも3問出題があり、私たちも中高生と一緒に楽しい時間を過ごしました。国内にいる中高生と交わり、また宣教地について少しでも知っていただく機会を与えて下さり有り難うございました。私たちは、宣教地に派遣される直前に、第一回目の「とにキャン」にスタッフとして参加する機会がありました。その時以来、ここまで中高生への働きが継続されていることへの感謝と、中高生たちの活発な参加に大いに励まされる機会となりました。長女も参加し、同年代の仲間とともに幸いなときを過ごすことができました。日本で、とにキャンが対面で開催されることになったら、参加したいとのことでした。
◆1.聖書大学のオンラインクラスで学生たちの学びが祝され、霊肉ともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
山も丘も 義によって 民に平和をもたらしますように。(詩篇72篇3節)
1月中旬よりコロナのオミクロン新感染者数は減少し始め、2月末には千人にまで減少しました。この減少に伴い、全国の隔離措置対策(ロックダウン)の各地のレベルも引き下げられ、規制が緩和されていきました。最近ロザリスでは、5歳以下の子どもでもショッピングモールに入れるようになり(2年ぶり)、少し賑やかになってきました。
【教区リトリート】
北中央パンガシナン教区の教職者によるリトリートが近隣のリゾートホテルで2日間開かれ常喜は通いで参加しました。ゲストスピーカーはウェスレアン教会代表のギリアモ先生ご夫妻でした。ギリアモ先生は列王記19章から伝道者が覚える霊的、肉体的、精神的疲労とその回復についてウェスレアン教会の牧師先生たちが経験されていることと重ね合わせて話して下さいました。二日目は、自己評価ということについて、ウェスレアン教会の教義及び条例を取り上げて講義をされ、牧師先生たちから現場での体験を踏まえた質疑応答のときもありました。その中で、聖餐について質問や意見が活発に交わされました。コロナ禍にあって、こうしたリトリートが開くことができ、交わりの時が与えられたことによって牧師先生たちは慰められ、励まされて帰途に着きました。
◆1.聖書大学のオンラインクラスで学生たちの学びが祝され、霊肉ともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
見よ、神は私の救い。
私は信頼して恐れない。
ヤハ、主は私の力、私のほめ歌。
私のために救いとなられた。(イザヤ12章2節)
【第二学期開始】
53名(学士変更プログラム登録者含めると73名)の履修登録者が与えられ、第二学期が始まりました。常喜は久し振りに「預言書」を担当することとなり、授業計画を見直し、改善して授業に臨みました。9名の学生が受講しています。相変わらずオンラインクラスが継続されていますが、学生のほとんどは現在ノートパソコン(昨年はスマートフォン)でクラスを受けられるようになりました。この1年の間に経済的な犠牲も払っていたことを思わされました。今月は預言書の序論、歴史、文学、メッセージ、終末論を学びました。来月からは預言各書に入ります。
【台風オデット】
昨年12月中旬にセブ島を東から西へ通過した歴史的にもかなり大きな台風オデット(フィリピン名)はミンダナオ島北部、セブ島、パラワン島に大きな被害をもたらしました。現在も、電気がないところもあり、国からの支援が継続されています。セブ島とパラワン島にあるウェスレアンバイブルカレッジでも、敷地にある建物の破損、半壊、また倒木などの大きな被害を受けました。2校とも小さな学校なので修理や後始末で経済的な試練を通っています。セブ校の敷地内にある引退された牧師たちが住むウェスレアンビレッジも被害を免れず女性で独り住まいをされているジョビナさんの家は全壊してしまい、今は学校の女子寮で避難生活をされています。
◆1.聖書大学のオンラインクラスで学生たちの学びが祝され、霊肉ともに守られるように。
◆2.聖書大学では新年度(2022年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
「主はあなたに告げられた。人よ、何が良いことなのか、主があなたに何を求めておられるのかを。それは、ただ公正を行い、誠実を愛し、へりくだって、あなたの神とともに歩むことではないか。」ミカ書6章8節
主の憐れみの中に抱かれてここまで歩むことができました。皆様のお祈りに心より御礼申し上げます。
今年もコロナ禍でのクリスマスを無事に過ごすことができました。ロザリス教会でのクリスマス礼拝、そして礼拝後には昨年にはできなかった愛餐の時が守られました。ウェスレアン聖書大学の職員とその家族による年末感謝会も学校の食堂で開かれ、小礼拝、証し会、交わりの時が与えられました。折しも、日本でもフィリピンでもコロナのオミクロン株感染者が増加傾向にあるときで、年末年始にかけて8万6000ほど感染者が増加しました。
今月半ばに、希乃実の第二回目のワクチン接種のために宣教車でマニラに向かい無事に終えることができました。恭子の甲状腺のためにもお祈り頂き有り難うございます。クリニックの主治医がコロナに感染したため検査結果が出た後しばらく診察できない状態が続いていましたが、主治医も回復され、久し振りにクリニックで診察することができました。甲状腺の腫れも引いているということで3月まで経過観察することとなりました。
今月でサバティカルリーブ(長期休暇)を終え、新年より第四期の働きを開始します。早速、常喜は1科目(預言書)の担当を任されて新学期に望みます。子どもたちはホームスクールの学びが継続されます。第四期の働きのために引き続きお祈りご支援のほど宜しくお願い致します。
◆1.聖書大学の学生たちと先生たちがオンラインクラスでうまくコミュニケーションが取れ、霊肉ともに守られるように
◆2.聖書大学では新年度(2020年8月)から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
【ワクチン接種(第一回)】
お祈り頂いていたワクチン接種(一回目)を終えることができました。10月11日、在比大使館より連絡がありマニラにあるタギッグ市でワクチン接種が実施されること、マニラ首都圏周辺の接種会場の設定は困難で、今回が最後になるかもしれないという連絡がありました。
妻と相談して、新感染者数がまだ多数のマニラに接種のために出かけることにしました。
10月22日、子どもたちを残し、必要書類(通行許可証、問診書、接種申請書)を携帯し、朝四時に宣教車で出発しました。
一年以上振りの3時間以上、高速道路上、首都圏での運転でしたが夫婦で一時間ごと交代して運転し無事に接種会場(ショッピングモール)に到着することができました。
接種開始時間の2時間以上前の到着でしたが、会場視察の為にモールの6階までエレベーターで上がって行きました。
会場はほとんど準備ができている状態で大使館員の方が対応して下さいました。
接種開始まで時間があったので私たちは一旦モールの外を出て朝食を取りました。
開始一時間前には朝食を済まし、会場入りしたところ、ちょうど接種が開始されていました。私たちは2番目でしたので問診、登録、接種とスムーズに進み、無事に終えることができました。
会場を出たところ、接種の待ち合い座席はうまっていました。
帰りは、渋滞を避けるために新しく開通した南北ルソンの高速を結ぶスカイウェイを利用しました。
このスカイウェイのおかげで今まで空港と北ルソン高速道路入り口間の渋滞を抜けるのに2時間以上かかっていたのが20分に短縮されました。このことによって、マニラの空港からロザリスまで2時間半から3時間で移動が可能となりました。
これで宣教旅行の旅程も少し快適になります。
接種後の副作用は2人とも接種した側の腕に痛みを覚える程度のものでした。第二回目の接種は11月19日になります。引き続きお祈りにお覚え下さい。
◆1.聖書大学の学生たちと先生たちがオンラインクラスでうまくコミュニケーションが取れ、霊肉ともに守られるように
◆2.聖書大学で対面授業がもてるように
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために
フィリピンでは、デルタ株による感染者急増の峠を越し、現在ではコロナ感染者数は減少し、隔離措置(ロックダウン)の規制もだいぶ緩くなってきました。
【ワクチン接種】
ワクチン接種の為にお祈り頂き有り難うございました。11月19日に無事に2回目の接種を完了することができました。これで国内外の出入りや活動が比較的容易になります。常喜、恭子の2回目のワクチン接種の2週間前には大使館より在邦人の12歳以上のワクチン接種の案内があり、希乃実が対象年齢であったので申し込み、26日にはマニラまで接種しに行きました。接種後の副作用として、常喜、恭子は二日ほど熱があり、希乃実は接種した腕に痛みがありました。希乃実の2回目の接種は12月17日となります。
【パブロ先生召天】
11月24日、フィリピン・ウェスレアン教会の第二代総理であったアルフォンソ・パブロ先生が82年の生涯を全うされ召天されました。ウェスレアン教会を総理として16年間リーダーシップを発揮され仕えられてこられました。また、国際的にもウェスレアン世界フェローシップ(WWF)でも議長として活躍しておられました。私たちはパブロ先生が引退された後にフィリピンに宣教師として派遣されましたが、引退された後もパブロ先生と交わり、その人格に触れ、彼の説教を聞く機会が与えられました。
カリスマ性に富み、愛に満ちた人柄で皆から愛され、そして神様に愛された器でした。常喜は、ナザレンセミナリーで学んでいたときに、パブロ先生の説教のクラスを取り、そこで多くのことを学びました。パブロ先生はセミナリーに在籍していたウェスレアンの学生たち(私も含め)を集め交わりの機会を設け、語らい、励まし、慰めて下さいました。引退後も執筆にも励まれリーダーシップや家族についての本を何冊か出版され、70代後半には博士課程で学ばれ、牧会学の博士号を取得されました。最近、ご子息がSNSでパブロ先生が本を読んで学ばれている姿の写真を投稿されているのを見て、最後まで神と向き合う姿勢に感服しました。30日には教団葬に近い形で記念会がここロザリスウェスレアン大学のチャペルで催され、200名ほどが参列しました。司式は前総理であったパタクル先生がされメッセージが取り次がれました。アメリカのウェスレアン教会、ウェスレアン国際フェローシップ、そしてIGMからは梅田昇先生(前フィリピン派遣宣教師)からの弔文が読まれました。ご遺族の慰めと励ましの為にお祈り下さい。
◆1.聖書大学の学生たちと先生たちがオンラインクラスでうまくコミュニケーションが取れ、霊肉ともに守られるように
◆2.来年度から対面授業を計画中、そのための経済的必要と準備が整いますように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
【デルタ株の猛威】
フィリピンではコロナのデルタ株が猛威を振るい、各地で感染による死亡者が出ています。私たちにとって身近な人たちにもその猛威は及び、マニラ日本語キリスト教会を早期から支えてこられ、またフィリピンに赴任以来、色々な面で私たちを助けて下さったH兄、またロザリス教会が属するこの教区の教区長メルチャ・アキノ先生がコロナ感染で召天されました。お二人に共通するのは酸素の供給が十分に行われなかったこと、またアキノ先生に至っては入院ができず、十分な治療が施されなかったことがあげられます。お二人のご遺族のたまに主の慰めと励ましを祈るばかりです。
私たちが住むロザリスでも市場への買い物の制限(外出許可証の提示、週3回など)が再びかけられ、夜間外出禁止も継続されています。
在比日本大使館が八月より実施し始めた在比邦人に対するワクチン接種事業はこれまでに2回マニラ(ロザリスからは200キロの距離)、1回セブ島で執り行われました。基本的に、邦人滞在者の多い地域で実施されるので、ルソン島中北部での実施は難しいようです。私たちにはまだ案内が届いていません。できるなら、接種会場が近隣で設けられることを願っています。
【子どもたちのホームスクール】
昨年度は聖書大学に併設されたウェスレアンアカデミーのオンラインクラスで子どもたちは学んでいましたが、今年度はホームスクールに取り組んでいます。ホームスクールの運営者とコミュニケーションを取りながら、恭子が子どもたちをサポートしています。
【恭子の甲状腺嚢胞(こうじょうせんのうほう)】
検査後、主治医とこれからの治療について相談するために予約しているのですが、現在、その診療所が閉じられた状態で(もしかすると関係者に感染者がでたのかもしれません)、予約が延期になっています。
改めて予約の日時は連絡があるとのことでしたので、いつになるかもよくわかりませんが、待っている状態です。そうこうしている内に、感謝なことに恭子の甲状腺の膨らみ自体はほとんど見当たらなくなりました。
◆1.聖書大学の学生たちと先生たちがオンラインクラスでうまくコミュニケーションが取れ、霊肉ともに守られるように。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
ロザリスでは月末に50人ほどの新感染者が発見され、警戒しています。たまに買い物に行く隣町オルダネタ市では感染者が急増しロックダウン(隔離処置)することになりました。全国的に見ても隔離処置のレベルが少しずつ上がっています。
【新学期開始】
ウェスレアン聖書大学では新学期が始まり、オンラインでのオリエンテーションで先生たちと学生たちの顔合わせ、そして従業や生活についてのガイドラインが説明されました。翌週にはオンラインクラスが始まりました。今学期履修登録した学生は50名ほどで、昨年同様神様は新入生を与えてくださいました。オンラインクラスは、利点不利点両方ありますが、比較的ストレスも溜まることもありますので心理的肉体的に支えられるようにお祈りください。
【恭子の甲状腺嚢胞(こうじょうせんのうほう)】
現学長夫人は看護師を辞めて献身された方で、学校では保健室の役目も担っておられます。
先日、外で立ち話をしているときに、ぽつぽつと雨が降ってくるのを感じて、私は空を見上げました。そのときに私の喉を見た学長夫人が「あれ、甲状腺が腫れてるよ」と気がついてくださいました。それがなければ今でも気がついていなかったと思います。そのくらい、なんの自覚症状もないし、腫れていることも見た目には(素人には)ほとんどわかりません。触るとすぐにわかりますが、お風呂でも鏡を見ていても全く気がつくことはありませんでした。
学長夫人に「検査してみて」と言われ、3日後に家族でお世話になっている内科の先生のところへ行くと、血液検査とホルモン検査、エコーの検査をしてくださり、甲状腺外科の専門医のところへ紹介状を書いてくださいました。
検査の結果を持って、数年前から半年に一度の健康診断でお世話になっていた先生のところへ。この先生が甲状腺の専門だということをこの時初めて認識しました(確かに看板にはそう書いてありました)。
エコーと血液検査、ホルモン検査の結果を見ながら、甲状腺嚢胞だろうという診断でした。これからの治療を決めるために穿刺細胞診をすることになりました。嚢胞はエコー検査によると2.9cmの大きさだということでした。ここまでが、腫れていることがわかってから1週間。
その1週間後に穿刺吸引細胞診をしました。甲状腺エコー(妊娠検査の超音波みたいな感じ)で甲状腺腫瘍の位置を確認しながら、細い注射針でしこりを刺して直接細胞を吸い出し、顕微鏡で観察して良性か悪性かを判断する検査方法です。
その結果がで次第、主治医の先生と治療法を話し合う予定です。特に技術的というよりは、金銭的に保険が効く日本に帰る方が良いのか、帰国の費用、滞在費を含めると保険が効かなくてもフィリピンの方が安いのか、そのような判断基準になるのではないかと思っています。
ロサリスは人口7万人弱の小さな田舎町ですが、これら全てのことが、現在住んでいるバイブルカレッジから半径6km圏内で、しかも長い予約待機時間もなく出来ることに本当に感謝しています。またどの先生とも安心して話せていることにも感謝しています。いつの間にか経っていた14年間の時間にこんなにも人や場所との繋がりが出来ていたことを改めて実感し、ここまで導いて下さった神様の恵みを覚え、御名を崇めています。
◆1.新学期(8月) が始まった聖書大学の学生たちと先生たちのために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の網膜静脈閉塞症、恭子の甲状腺嚢胞の回復のために。
【宣教師ビザ取得】
お祈り頂いていました宣教師ビザと外国人登録証が無事に更新され発給されました。いつもならニ、三ヶ月で更新手続きを終えるところ、今回は更新手続きを二月に開始してから六ヶ月かかりました。代理人からも現在移民局では密を避けるために人員削減をコロナ対策として取り組んでいて、そのために色々な手続きが遅れているという話を聞いていたので覚悟していましたが、六ヶ月かかるとは思っていませんでした。それでも、昨年コロナが始まったときには、ビザの更新はこれからどうなるのか少し心配していたこともあり、こうして無事に宣教師ビザが再発給され、取得できたことに主に感謝致しました。皆様のお祈りに心より御礼申し上げます。
【歯科医のご家族の信仰】
半年に一度ほどのペースで家族全員歯科検診に行くようにしています。10年ほど前に私たちの住むバイブルカレッジからも近いウェスレアン教会で歯科医のご夫妻が救われて以来、その先生のところでお世話になっています。
先月先生の体調が悪いとコロナを疑い検査に行くと、コロナではなく乳癌が見つかり、緊急手術を受けられたとのこと。その手術の1ヶ月後には、建築中だった先生の別荘が完成し、聖別式がありました。ウェスレアン教会が式を執り行い、式の最後の先生からのご挨拶は、挨拶が段々とお証詞になり、5年前の銀婚式とは全く違う様子に、第二の転機があったんだろうなあという印象を受けました。
そのまた10日後には手術が無事に終わった感謝と聖別式の感謝ということで先生のご自宅へ女性の教職牧師ばかり6人で招かれました。成人されてそれぞれにご家庭のある3人の娘さんご家族もおられ、夕食を待つまでの時間に始まった分かち合いが結果的に夕食もすっかり冷えた頃に終わるほどご家族からたくさんの話を聞けました。フィリピンでの牧会、伝道の基本も家庭訪問です。恭子にとっては初めての牧会的家庭訪問の機会になり、もっと語学力をあげていこうと改めて強く思う機会にもなりました。
癌がわかってから今までの2ヶ月間で、歯科医という社会的な成功がありながら癌になるという「不幸」は、教会(信仰)のせいではないかと、たくさんのご友人、ご親族に言われたようです。フィリピンのプロテスタント教会内でもホーリネス派は多数派ではないので、具体的に「無条件的選び」「限定的贖罪」「不可抗的恩恵」について間違っていると説かれたり、「ウェスレアン教会の千年王国の理解は前、後、無、のどれか」と挑まれたり、聖別式がなぜウェスレアン教会なのか親族のあの人のあの教会があったのにと言われたりというお話を聞きながら、信仰の戦いの激しさに圧倒されました。その全てに「がっぷり四つ」の理論で返していかれたご主人もすごいと思いましたが、奥様も「ウェスレアン教会で経験する愛情が私には必要」と静かに返されたというお話に、礼拝以外の平日の聖書の学びと愛の実践の大切さ、またご奉仕を誠実に続けてこられた代々の牧会者を改めて覚えて、育ててくださる神様の恵みとその栄光にも触れたようで圧倒される思いがしました。
3人の娘さんたちとそのご家族は、急にご両親が救われても自分たちは自分たちの生活を続けておられましたが、今回大嵐の中で叫び溺れそうになる自分たちとは対照的に、静かに強く信仰に立っておられるご両親の様子とそのお二人とご家族を支えるウェスレアン教会の方々の愛情に触れ、彼女たちにとっても信仰の転機になったとのこと。主牧先生方がフォローアップしておられます。
◆1.新学期(8月) が始まった聖書大学の学生たちと先生たちのために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜(網膜静脈閉塞症)の回復のために。
【聖書大学Zoom感謝祈祷会】
「教育局長アキノ先生からウェスレアン聖書大学各校(ロザリス、コーディレラ、パラワン、ヴィサヤン、カバカン)の先生たちに声が掛けられ感謝祈祷会をZoomで開くことが出来ました。18名の先生たちが集い、局長からの先生たちの働きを労うメッセージ、各学校、先生たちによる感謝の証し、直面している課題の分かち合い、最後には皆で祈り合い終えることができました。コーディレラ、パラワン、ヴィサヤン校では学生たちを受け入れられず、またオンラインでのクラスも出来ない状況でした。
カバカンでは学生たちをキャンパスに留まらせ対面でのクラスを持つことが出来ましたが、新学期は同様のことが出来るか分からないとのことでした。おそらく迎える新学期は対面での授業が許されない状況でオンラインクラスが行われることとなるかもしれません。コロナ禍で迎える2年目の戦いのためにお祈りください。
【宣教師ビザ】
宣教師ビザのためにお祈り痛き有り難うございます。代理人より宣教師ビザが更新されたという連絡を受けましたが、これから外国人登録証の手続きに入るためにパスポートと外国人登録証が私たちの手元に届くまでにはあと1〜2ヶ月かかるとのことです。引き続きお祈りください。
【ワクチン接種】
フィリピンでは最前線で働く人々、高齢者へのワクチン接種が始まっています。現在のところ必要回数のワクチン接種完了された割合は2・4パーセント(日本は12・9パーセント)となります。日本政府は海外在留邦人で、在留先でのワクチン接種に懸念を有し、日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する人たちを対象に、成田空港及び羽田空港においてワクチン接種事業を8月から来年1月上旬まで実施すると報告がなされました。私たちもできれば一時帰国しワクチンを接種する予定でいます。
【長期休暇】
日本に一時帰国できるかどうかは分かりませんが、世界宣教局より配慮を頂き、私たちは8月より長期休暇(サバティカルリーブ)を取ることになりました。宣教師の働きは一期4年と定められていましたが(現在3年)、私たちは第三期の6年目に入っています。本来なら日本で巡回報告のために帰国し、リフレッシュし第四期を迎えたいところだったのですが、コロナ禍でそのことも適いませんでした。神様の恵みと皆様のお祈りに支えられ、ここまで来ることができました。聖書大学、またウェスレアン教会にも理解していただき宣教師館に留まりながらフィリピンでの宣教活動を今年12月まで休止させて頂くこととなりました。この間、次期の働きに向けて霊肉ともに整えられるようにお祈りください。
◆1.新学期(8月)に入る聖書大学の学生たちと先生たちのために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜(網膜静脈閉塞症)の回復のために。
神を待ち望め。(詩篇42篇11節)
フフィリピンは雨期に入り、午後には雷の伴った強い雨がしばしば降るようになりました。
【最後の授業】
「ウェスレー神学」のクラスは本来前期に取り行われることとなっているのですが、諸事情で受講できず卒業を控えた男子学生ジェイマークのために豊田が受け持つこととなり、一対一でクラスを行なって来ました。毎週、クラスだけではなく、課題が与えられ答えを発表し、それに対して常喜が質疑応答し、また議論したりしてきました。
最後の授業は、ウェスレーの説教を一つ読んで、それについて発表してもらいました。聞き手が常喜にだけというのも寂しいと思い、密かに同級生の男子学生2人に声を掛け参加してもらうことにしました。発表当日、ジェイマークは何も知らず、常喜にだけ発表すると思いオンラインクラスに入ってきたところ、同級生の2人の学生たちがそこにいたので驚き、盛り上がりました。実は、この3人の学生は前期で常喜のクラス「ダニエル/黙示録」を受講していたこともあり、懐かしい再会ともなりました。そしてジェイマークの発表後、学生たちから「アダムの罪」について質問があり、白熱した議論となりました。その後、学生からは前期でも同じようなことが何度もあり本当に懐かしくまた恵まれたという感想をいただきました。
【卒業式】
62期卒業式が開かれました。政府からは対面での卒業式は禁止されているため、予めプログラムを作成し、プログラムに割り当てられた関係者の方々にビデオを送って頂き、ビデオを編集・作成し、それをSNSで配信する形式で卒業式は開かれました。常喜は校長ジャンレイ先生の割り当て部分のビデオ収録、編集に携わり、また恭子は卒業式の司会進行役のナレーションを担当しました。卒業式では「困難な時代にキリストに根ざす」というテーマのもと、ウェスレアン教会代表ジャニー・ギリアモ先生より式辞説教が語られました。今年卒業された学生は、全部で93名でした(学位更新プログラム卒業生含む)。卒業後には、現地の教会へ遣わされ、或いは教育現場で働き、学校で身に付けたことを発揮し、神の国を立て上げ、拡大するために労していくこととなります。主が卒業生たちを御霊を通して用い下さいますように。そして、サタンからのあらゆる誘惑、攻撃から守られ、主の召命に答えていくことが出来ますようにお祈りください。
◆1.卒業(5月)をした学生たち、夏休みに入った学生たちが霊肉ともに守られるように。
◆2.来学期(8月)に向けて進められる大学の準備のために。ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。宣教師ビザの更新手続きのために。
「この方こそまさしく神。
世々限りなく われらの神。
神は 死を越えて私たちを 導かれる。(詩篇48篇)
フィリピンは盛夏で、日中35度を越える猛暑に見舞われています。一方、大学は学期末を向かえ、学生たちも先生たちも四苦八苦しながらも主の恵みによって支えられここまで来ることができました。来月には、卒業式を迎えます。
【グッドフライデー】
受難週、キリストが十字架に架けられた金曜日(グッドフライデー)に、職員とその家族が集まり礼拝する時がチャペルでもたれました。プログラムの中で、十字架状で発せられたイエス・キリストの七つの言葉に思い巡らし、分かち合う時が与えられていました。私たちにも弟子の一人にマリヤを委ねられたことば(ヨハネ19章26−27節)が予め割り当てられていました。私たちの順番では、二人で前に出て、二人で御言葉の思い巡らしを分かち合いました。プログラムでは、職員の子どもたちの特別讃美もあり、希乃実が参加しました。
【宣教師ビザの更新】
オンライン授業をどのように進めるかはそれぞれの先生に任されています。フィリピンでのオンライン授業の難しさは学生たちのネット環境が整えられていないこと、またほとんどの学生たちはパソコン、タブレットをもっていませんのでスマートフォンで受講し、課題などに取り組むこととなります。こうしたことを考慮しながら、オンライン授業を進めようとすると色々な困難が生じます。
例えば、ネットの速度が遅いために授業に参加ができない学生がいたり、課題を締め切り期日に提出できない学生がでてきます。常喜のクラスの場合は、オンラインクラスを録画しておき、ビデオと授業で使われた資料を投稿し、オンデマンドで学生たちがいつでも視聴できるようにしておきます。
提出期限は設定しますが、スマートフォンで課題を作成していることの困難さを考慮し、採点には影響が出ないようにしています。課題やテストについては、学生たちを非倫理的な行為から遠ざけるため、論述形式にし、授業内容の理解を確かめる程度の課題を出します。論述形式は採点に時間と労力がかかりますので、返却に時間を要してしまうことがあります。オンライン授業を進めて行く内に改善点が見つかれば、改善して行きます。
◆1.卒業(5月)をした学生たち、夏休みに入った学生たちが霊肉ともに守られるように。
◆2.来学期(8月)に向けて進められる大学の準備のために。ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。宣教師ビザの更新手続きのために。
「なんと美しいことか、
よい知らせを伝える人たちの足は」(ローマ10章15節)
今月でフィリピン宣教第三期六年目の年が始まりました。
条例では一期は四年ですが、コロナ禍の帰国巡回延期で五年目を迎え、そして六年目に入り最長記録を更新中です。
【コロナ禍の状況】
今月中旬に、政府が警戒レベルを引き下げたところ、新感染者数が増加し始め、今月下旬には一日平均5千人から1万2千人の新感染者数が出ている状況です。私たちが住む町内でも感染者が出て、学校の目の前にはバリケードが設置され隔離処置がとられています。常喜が教えているマニラ在住の学生の家族からも2名の感染者が出てしまい、本人も体調が優れずクラスを休みました。ワクチン接種は今のところ人口の0.05パーセント、5万6百人ほどに行き渡りました。学校も、今年は対面での卒業式やクラス再開を期待していましたが、現在のところ政府はまだ禁止している状態です。五月の卒業式もオンライン形式で執り行い、準備することとなりました。そんな中、オンラインではありましたが久しぶりに夫婦でインマヌエルの年会に出席することができたのは感謝でした。
【宣教師ビザの更新】
2年に一度の宣教師ビザの更新時期に差し掛かり、先月より書類を揃え始め代理人を通して移民局に提出することができました。昨年から移民局内で何度もクラスターが発生しているため、その度に出勤人数が削減され、全ての手続きに時間がかかっているとのことです。更新手続きが問題なく、速やかに済みますようにお祈りください。
【チャペル】
夫婦でそれぞれチャペルでの説教の奉仕がありました。今月のテーマは「地よ、主の声を聞け」で、常喜は第一列王記17章17−24節よりエリヤの声と十字架に架けられたイエスの声、そして復活について思い巡らし、恭子はローマ人への手紙10章15節より快適なところから飛び出して福音を伝えることの大切さについて語りました。説教を作るだけでなく、ビデオを作り、Facebookのグループページに投稿しなくてはならず、一手間も二手間も増えましたが、コロナ禍にある学生たちが霊的、心理的にもメッセージを通して励まされることを祈ってやみません。
◆1.学期も締め繰りに差し掛かり、卒業(5月)を控えた学生たち、在校生たちの学びと訓練のために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。宣教師ビザの更新手続きのために。
あなたは 人を御使いより
わずかに欠けがあるものとし
これに栄光と誉れの冠を
かぶらせてくださいました。(詩篇8篇5節)
【ボン先生の御母様の召天】
以前校長として長年奉仕し、現在も職員として働いてるボン・ワギ先生のお母様が召天され、常喜は他の職員と一緒に葬儀に出席しました。
先月も同じ職員のお父様が召天されたばかりでしたので、神様の慰めと励ましを必要とする年始となりました。
【年次報告】
宣教車で一時間半離れたダグーパン市にある移民局(支局)で、在住外国人の年次報告の手続きを済ませました。例年だとベンゲット州にあるバギオ市(二時間半)の支局で手続きを済ませてきましたが、私たちが住むパンガシナン州にもあることを知り、夫婦で出かけました。
こういう時に、子どもたちが自分たちで留守番ができるようになってきたことは感謝です。私たちが朝一番で到着し、手続きも問題もなく速やかに終えることができました。
【JOMAの宣教セミナー】
JOMAの宣教セミナーがZoomで開かれ、夫婦で出席しました。テーマは「宣教師とその家族のケア」で、私たちが置かれた状況にあてはまったことが語られ、大変有意義なセミナーでした。午前に、常喜は「宣教師の発掘」、恭子は「宣教師マインドの育成」という分科会に出席しそれぞれのテーマについて発題者からの体験談、報告を聞き、またグループに分かれてディスカッションの時を持ちました。常喜は分科会で書記の奉仕をしました。午後の主題公演では、宣教師のケアということについてOMFの菅谷容子先生より講演をいただき、宣教師のケアについて色々な角度からの示唆をいただき、考えさせられ、大きなチャレンジをいただきました。ここでも、グループに分かれて話し合われるときがもたれました。(後日、そこで出会った方々とメールで分かち合うことができたのも感謝なことでした。)学生たち一人一人の顔を画面越しでも久し振りに見ることができ少しホッとしました。オリエンテーションの最後には辞任された校長アレックス先生と校長代行のバルデス先生が挨拶をされました。
【世界宣教局長との面談】
こちらでも年度末の時期ということで、月末には、ウェスレアン教会の世界宣教局長シルバー先生ご夫妻と私たちとでZoom面談の時が持たれました。お互いの近況報告を分かち合い、また私たちの昨年一年の働きについて報告しました。短い一時でしたが、最後には祈っていただき締め括られました。
◆1.オンラインクラスでコミュニケーションをとっている職員と学生たちの健康と霊性のために。校長代行のバルデス先生のために。常喜は3科目を担当しています。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、病気、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。宣教師ビザの更新手続きのために。
幸いなことよ
弱っている者に心を配る人は。
わざわいの日に 主はその人を助け出される。(詩篇41篇1節)
【副校長と校長の辞任と校長代行】
今年に入り副校長レニール・サゴッド先生が御夫妻で辞職されマニラにあるナザレン神学大学院に引っ越しされることになりました。奥様アーリー先生はそこで教員として働かれます。2人の若い、優秀な先生が辞めることになり学校にとっては大きな損失となりました。
さらに、その翌週、学期が始まる直前、本部から会議のために訪問された教育局長アキノ先生から職員に招集が掛けられ、緊急職員会議が開かれました。
会議ではアキノ先生によってエペソ4章から勧話があった後、校長アレックス先生が校長を辞任されることが突然報告されました。もともとこの4月の教団総会までの任期だったのですが、まさかこんなに突然辞任されるとは誰も予測していませんでしたし、サゴッド先生ご夫妻の辞職も合わせ青天の霹靂でした。校長代行には男子寮監ジャンレイ・バルデス先生が代表と局長だけの臨時会議によって選出されました。バルデス先生には突然のことで、受け入れることに戸惑いもあったようですが、信仰をもって受け止め、決意を証しして下さいました。4月の人事委員会で正式に新校長が選ばれますので、それまで校長代行という立場ですがバルデス先生のために是非お祈り下さい。
【二学期開始】
新年に入り二学期が始まりました。一学期に履修登録した学生たちのほとんど全員(50名ほど)が再登録しました。早速、オリエンテーションがビデオ会議の形態で開かれました。その会議の中で前期のオンラインクラスについての反省点とこれからの改善点、心構えについても話されました。 学生たち一人一人の顔を画面越しでも久し振りに見ることができ少しホッとしました。オリエンテーションの最後には辞任された校長アレックス先生と校長代行のバルデス先生が挨拶をされました。
今学期、常喜は歴史書、聖書神学、ウェスレー神学の三科目を担当することになりました。聖書神学は教えるのが初めての科目で準備が大変ですが、準備をしながらたくさんの恵みを受けています。この恵みが、学生たちにうまく伝えられ、実践の場で活かせるように教えられることを願っています。また、ウェスレー神学は学生の一人があと二科目で、現在卒業見込みの学生たちと一緒に卒業できるので教えてもらうことが可能か学監から尋ねられ、喜んで引き受けました。毎週、一対一で講義と対話をしながら授業を進めています。
彼は、全き心で彼らを牧し
英知の手で彼らを導いた。(詩篇78篇72節)
一学期も無事に終わり、コロナ禍で迎えるクリスマス。普段出席しているロザリス教会では、クリスマス礼拝後、例年のような愛餐のときは持たれませんでしたが、プレゼント交換だけが行われ祝いも簡素になされました。こうして教会では自粛されながらも、イブの夜、そして年越しにはあちこちで花火が上げられていました。
【教会訪問】
学校のプロモーションのために2つのウェスレアン教会を訪問、奉仕しました。アニス教会は、一度訪問したことがあり、以前はハロブロック、コンクリート剥き出しの教会でしたが、現在は壁にはクリーム色のペンキが塗られ、床には煌びやかなタイルが貼られ、屋根も頑丈なカラースチール屋根に張り替えられていました。
このことのためにメンバーの方々がどんなに祈られ、捧げられてこられたかを想像すると、主がここまで彼らの信仰を支えて下さったことに感謝しました。サンタローサ教会には昨年も訪問する機会がありました。宣教車で訪問するにはそれほど遠くない教会なのですが、今回は教会に行くまでの道が行き止まりになっていたため、遠回りして行かなくてはならず、宣教車がなくては辿り着けませんでした。教会学校では恭子の準備してきたお菓子の景品付き手作りゲームで子どもたちが楽しんでいました。子どもたちが楽しむ様子のビデオ(クリック)
【校長父アンヘルさんの召天】
校長アレックス先生の父アンヘルさんが召天されました。
アンヘルさんは、一時、大工技能を生かして、建造物の建築、修繕を手伝って下さいました。私たちの宣教師館のドアや網戸を修繕して下さったのもアンヘルさんでした。ウェスレアン教会代表ギリアモ先生ご夫妻に他州を跨がるための許可証を取得していただき、彼らを宣教車でお連れし、ヌエバビスカヤ州カバナトゥアンにある葬儀場に出かけました。およそ60−70人ほど家族、遺族、関係者が集まり告別式が執り行われました。アンヘルさんのカンナで木材を削って寡黙に働かれている姿が懐かしいですが、今は、主の御許で安らいでいることと思います。
【常喜の右目】
常喜の右目のためにお祈り頂きありがとうございます。その後、血圧抑制剤を服用し続け、血圧も150/85と下がってきましたが、依然右目網膜
の回復には至っていません。お祈りの程宜しくお願い致します。
◆1.後期のオンラインクラスが始まった職員と学生たちの健康と霊性のために。常喜は3科目を担当します。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、病気、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。
Rev. Tsuneki & Mrs. Kyoko Toyoda
c/o Rosales Wesleyan Bible College, Inc.,
San Pedro West, Rosales, Pangasinan
2441, Philippines
e-mail : igmtoyoda@gmail.com
彼女(やもめ)は行って、エリヤのことばのとおりにした。(列王記第一17章15節)
【宣教礼拝】
今年巡回予定であった武蔵村山教会からお招き頂き、宣教礼拝で現状報告と宣教メッセージを語るときが与えられました。録画した映像をストリーミング配信する形式での奉仕でしたので、教会の皆さんの顔は拝見できませんでしたが、礼拝後には教会の皆様から報告とメッセージの感想や激励と祈りのことばをいただき、多くの恵みをいただきました。
ウェスレアン・ロザリス教会でも宣教礼拝での奉仕がありました。主任牧師夫妻は他教会での奉仕で当日不在でしたが、キャンパスに残っている学生たちと礼拝のプログラムを準備しました。フィリピン・ウェスレアン教会が宣教師たちによって生み出されていった歴史を恭子がタガログ語で脚本にまとめ、学生たちに演じてもらい収録し、礼拝で皆で映像を観ました。その後、常喜が宣教メッセージを語りしました。
【台風22号(ユリシーズ)による被害】
フィリピンを襲った台風22号(ユリシーズ)は各地で大きな被害をもたらしました。
ウェスレアン教会では、建設途中であった教会堂の骨組み破損、教会堂の屋根の破損、浸水被害、農作物への被害、そして、牧師一人が濁流に呑まれ行方不明となりました。行方不明となった牧師アレハンドロ先生は、私たちの教え子でもあり、また宣教師館でしばらくお手伝いをしてもらった卒業生のお父様でもあったので、一日も早く発見されることを祈っています。また、被害に遭った教会には本部や被害のなかった教区の教会から支援物資が送られたことを伺っています。
【常喜の右目異常】
11月中旬、常喜は右目に異常を感じ、隣町にある眼科に診てもらったところ、網膜を精密検査(OCT 検査)する必要があると診断され他の眼科で受けました。検査結果が出るのに2週間かかるとのことで、2週間後、再度検査結果を携えて眼科医に診てもらうこととなりました。
異常というのは、普段は両目で見ているので問題はないのですが、左目を閉じて右目だけで何かを見ようとすると焦点の下側に部分的に明るい灰色の地図のような模様が入ります。今回は、本を読んでいたときにそのことに気づき、妻と相談し翌日には隣町の総合病院に行きましたが、眼科医は出張でおらず、その翌日(土曜日)の朝に診てもらいました。
今回こうなって初めて、眼科の診察が他の科に比べて極端に少ないということに気がつきました。ロザリスでは、眼科は週に一度、半日ほど。車で約30〜40分のところにある近隣で一番大きな総合病院でも月、水、金の半日だけでした。さらに精密検査となると、OCT検査機器(高価)が設置してある病院は限られており、パンガシナン州内に二箇所だけとのことでしたが、そのうちの一つが総合病院のすぐ近く、州立眼科センターにあったことは、今回本当に助かりました。
2週間後、精密検査(OCT検査)の結果を携えて、眼科医に診て頂いたところ、網膜の静脈2箇所に血栓が発見され網膜静脈閉塞症と診断されました。検査では両目に網膜動脈硬化への変遷も見られるとのことでした。一応、心臓外科医に診てもらうことになり、翌週に診てもらいました。血圧を図ってもらったところ150/100と高血圧であったので、高血圧を抑える薬を2種類処方していただき、一週間朝夕血圧を測りモニターすることとなりました。それから、心電図と血液検査をすることとなりました。一週間後、その間の血圧が160/100でしたので、血圧を下げるもう少し強い薬が処方されました。
9月の健康診断では全く問題のなかった血圧でしたが、8月からのオンラインによるクラスや作業のストレスが蓄積されていたことや、忙しさにかまけて一時間の散歩を怠っていたことなど、食生活も含め思い当たる節は多々ありますので、生活習慣を改善していきたいと思います。
◆1.これからクリスマス休暇に入る学生たちの健康と霊性のために。
◆2.職員たちの次学期の準備が十分にできるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。常喜の右目網膜の回復のために。
「人の手のひらほどの小さな濃い雲が海から上っています。」列王記第一18章44節
【ホセ先生一家の感染】
今月末の教区の教会の礼拝を中止するという連絡が入りました。初めはどうしてか分かりませんでしたが、尋ねたところ、この教区の牧師であるホセ・ラデロ先生と2人の息子さんがコロナウイルスに感染したとのことでした。
このため、二週間前に開かれた教区会では教区の牧師たちが集まったために、一応、二週間、各牧師は様子を見ることとなりました。幸い、奥様レス先生と娘さんには感染していなかったとのことですが、ホセ先生たちは病院に隔離されるため、しばらく家族が離れて暮らすことになります。
ホセ先生と2人の息子さんたちの癒しのために、一人で牧会していかなくてはならない状況にあるレス先生のために、そして教会のためにお祈り下さい。
【ロザリスの隔離措置レベル引き下げ】
ロザリスでは、11月からの隔離措置レベルがさらに引き下げられました。
このことにより、外出できる年齢範囲が広がり、これまでは22歳以上60歳未満でしたが、15歳以上65歳未満となりました。
ショッピングモールなどでは、年齢制限に厳しく、身分証明書の提示が要求される場合があります。
子どもたちも外出はできますが入れるお店などは限られています。ストレスが溜まっていたようで、久し振りに買い物に着いていくことができ大変喜んでいました。
◆1.新学期を迎える職員と学生たちの健康と霊性のために。
◆2.ウェスレアン教会の霊的、経済的な必要のために。
◆3.事故、事件、病気、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。常喜の右目と血圧の回復のために。
あなたの口にある主のことばが真実であることを知りました。(第一列王記17章24節)
【RWAのネット環境調査】
子どもたちが通うロザリス・ウェスレアン・アカデミーでは、オンラインクラスで教える教師たちのためにインターネット環境が整備されましたが、 どうも不具合があるので見てもらえないかという依頼があり常喜が原因を調査することとなりました。
結果は、ワイヤレスのシグナルを発信するルーターに原因があり、またそのルーター自体もアカデミーが契約したサービスで提供されるはずのものとは異なっていました。他にも必要な改善点を見つけ、校長先生に報告しました。
【Zoom宣教祈祷会】
巡回で訪問する予定であった中目黒教会の宣教祈祷会にお招き頂き、コロナ禍にある私たちの現状報告とメッセージの奉仕をさせて頂きました。
メッセージはエリヤの祈りから語らせていただきました。Zoomで祈祷会を始めてから最も多い41名の出席者が与えられたということを伺い御名を崇め感謝致しました。こうしたツールを用いて国内の教会と繋がることができていること、またともに教会と宣教について祈り合うことができる幸いなときとなりました。
【JEA宣教フォーラム】
月末には、JEA宣教フォーラムにZoomで参加することができました。次世代への宣教や国内と国外を繋げる橋渡しとしての宣教師の役割について考えるよい機会となりました。
◆1..学生たちの健康と霊性のために、そしてリモート学習スタイルに一日も早く慣れるように。
◆2.学生たちと職員たちのコミュニケーションがリモート学習を通しても、うまく取れるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
私の敵をよそに あなたは私の前に食卓を整え 頭に香油を注いでくださいます。 私の杯は あふれています。 (詩篇23篇5節)
【新学期開始】
8月10日より新学期が始まりました。昨年度よりも入学者数を少なく見積もっていましたが、オンライン受講という便利さが、入学者数の増加に繋がったようで、感謝なことにオンライン入学登録者は53人となりました。
8月17日よりクラスが開始されました。「柔軟な授業形態」ということで、各先生方にその授業形態は任されています。常喜は、オンラインで毎回授業を試みています。2週間ぐらい様子をみたところ、2年生の「聖書解釈」のクラスでは、16名中10名ほどがオンラインクラスを受講することができています。その日の授業で使ったパワーポイントと出席確認のための簡単なお復習い問題や課題を学習管理システムに挙げています。
3週目からは、授業に出席できない学生たちのためにオンラインクラスを録画し、ビデオファイルを学習管理システムに挙げ、視聴できるようにしました。まだ、オンライン形態での学習に慣れないことが教師と学生両方にあり、試行錯誤しながら前進しています。「黙示文学」のクラスは最上級生の学生3名が出席し、主に学生たちにレポートをしてもらい、それについてディスカッションやコメントをしながら授業を進めています。「とても良いディスカッションができた」というコメントを学生から頂き主に感謝しました。
授業では、講義し、質疑のときを設けても、あまり理解していない学生もいます。また、コンピューターでも、タブレットでもなく、スマートフォンだけでクラスに参加し、課題に取り組んでいる学生たちもいます。こうした学生たちにどのように対応していくべきなのか、たくさんのチャレンジを受け、日々、神様の助けと知恵を頂きながら準備をしています。
【子どもたちのオンライン授業】
子どもたちの学校も新学期が始まりました。
子どもたちの学校(ロザリス・ウェスレアンアカデミー)も学習管理システムを利用しながら、オンライン授業を行っています。大変なことの一つは、端末の操作ができない子どももいるので、恭子が付き添っていなければならないことです。とはいえ、子どもたちは楽しんで授業に参加し、また課題にも取り組んでいます。先生たちも、色々と工夫を凝らして授業を進めているようです。
◆1..学生たちの健康と霊性のために、そしてリモート学習スタイルに一日も早く慣れるように。
◆2.学生たちと職員たちのコミュニケーションがリモート学習を通しても、うまく取れるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
神はそのただ中におられ、その都は揺るがない。神は朝明けまでに、これを助けられる。 (詩篇46編5節)
八月に入りフィリピンのコロナウィルス累計感染者十万人を越え、とうとう東南アジアで最も多い感染者数となりました。とりわけ、マニラでは、経済の回復を目的に、隔離措置が一時引き下げられましたが、感染者増加で医療は逼迫した状態となり、医療従事者たちが大統領に直訴する事態となりました。結局、隔離措置はハイレベルに戻りましたが、感染の状況は悪化の一途を辿っています。
【学習管理システム使用セミナー】
7月6日に、常喜は、職員を図書館に集め、学習管理システム(Google Classroom)のワークショップを開き、このシステムの使用方法をプレゼンテーションしながら、一緒にクラスを作成していきました。常喜も職員も暗中模索しながらクラスの進め方を考え、カリキュラムを作成し準備に取り組んでいます。学生たちとのコミュニケーションが果たしてどのくらい取れるのかどうか分かりませんが、できるところまで準備を進めていきます。
【入学登録開始】
Facebookページを通して新学期の入学登録がはじまりました。感謝なことに現在のところ53名の入学登録者が与えられ、その内、50名が通常のカリキュラムを取る本学生となります。引き続き入学登録者が与えられるようにお祈り下さい。
◆1..学生たちの健康と霊性のために、そしてリモート学習スタイルに一日も早く慣れるように。
◆2.学生たちと職員たちのコミュニケーションがリモート学習を通しても、うまく取れるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
しかし、ダビデに免じて、彼の神、主は、彼のためにエルサレムに一つのともしびを与えて・・・(第一列王記15章4節)
フィリピンでは日毎の感染者数が目立って増加しており、一日に千人を超えることもあります。回復者数は3万6千人を超えました。私たちが滞在するパンガシナン州では、それほどの感染者数増加は見られませんが、ロックダウンのレベルが引き下げられたとはいえ、楽観視せず自粛生活を営んでいるように見えます。
【学習管理システム導入】
六月下旬、二度の不承認後、三度目の正直でグーグルより教育機関向けサービスを提供して頂くこととなりました。さらには、マイクロソフトにも申請し、同等のサービスを受けられることとなりました。
常喜は学校がサービスを有効活用できるように設定をしたり、ガイドラインの作成、教師向けのワークッショップを開くなどの準備に追われています。また、姉妹校(カバカン、コーディレラ、パラワン、ビサヤン)にもシステムの利用を呼びかける予定です。8月に始まる新学期開始に間に合うように、引き続きお祈り下さい。
【宣教車の窓ガラス破損
恭子が2人の女性を連れて宣教車で買い物に出かけ、帰りに公道を走行中、石が後部座席右側の窓に当たり、窓ガラスが破損しました。幸い、ガラスはヒビが入っただけでしたので、窓越しの座席にいた先生に怪我はありませんでした。どうして石が飛んできたのかは分かりませんでしたが、通りかかった警察によると、おそらく、オードバイに踏まれた石(飛び石)とのことでした。
警察は、保険に必要な証明書を作成するために、パトカーで警察まで誘導して下さいました。証明書は無事に発行され、受け取ることができました。帰宅途中、大きな振動を与えると細かなヒビの入ったガラスがポロポロとこぼれ落ちてくるので、スピードを緩めて走行し、無事に帰宅することができました。翌日には、保険代理店と連絡が取れ、保険で保障されることとなりました。主の御守りを感謝しました。
【夏休み聖書学校】
帰省できず校内に留まっている学生たちが、職員の子どもたちのために夏休み聖書学校を六日間、毎日午前中開いて下さり、私たちの子どもたちも参加することができました。
普段、長時間交流できなかった仲間たちと過ごす時間は貴重で、楽しかったようです。
長男は言葉が分からなくても、積極的に参加し、「楽しかった」といって毎日帰って来ました。
聖書のことばに友だちと触れられる感謝なひとときとなりました。
◆1.学生たちの健康と霊性のために、そしてリモート学習スタイルに一日も早く慣れるように。
◆2.学生たちと職員たちのコミュニケーションがリモート学習を通しても、うまく取れるように。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
教会は・・・主を恐れ、聖霊に励まされて前進し続け (使徒の働き九章31)
フィリピンでは、六月一日より、緊急事態宣言(ロックダウン)の部分的解除がなされましたが、事態は改善に向かうどころか、一日あたりの感染者数が百人から二百人だった数が、3−5倍に膨れあがり、一日あたりの回復者数は100−150人と変わらず、悪化の一途を辿っています。
【学習管理システム導入】
八月の新学期開始に向け、どのように授業を進めていくのか大学職員の先生方は暗中模索の中にあります。そこで四月より常喜が、解決策の一つとして学習管理システムの導入を校長と学監に提案し、了承を頂き進めて来ました。このシステム導入のために、Googleから政府認可の教育機関に無料で提供される教育サービスに申請したところ、最終審査の段階で、学校のホームページ提示を要求されました。自分でホームページを作成しようかとも思案していた丁度その時に、恭子の友人(Webデザイナー)がボランティアで手伝ってくれることとなりました。
最終的に、システム導入とホームページ作成の企画をまとめ、会議が開くことができないため一人一人の職員を訪問し説明し、全員の同意を頂き、企画を進めることになりました。現時点で、ホームページは完成し、公開するところまで進み、Googleに再申請しているところです。審査がとおり、承認されることを祈るばかりです。
【職員会議】
長らく延期されていた職員会議が今月末に開くことができました。Zoom会議をしてはどうかと提案しましたが、どうしても対面での会議を望まれ、ここまで延期されてきました。緊急事態下における対面での会議は十人までが限度のため、校長アレックス先生による発案で教室とチャペルの間にある格子を境にし職員をそれぞれ振り分け、ソーシャルディスタンスを保ちながら、対面での会議を開きました。
私たちが働く聖書大学は、他の教育機関同様に大きなチャレンジを受けています。
政府の方針は、柔軟な学習指導を大学に要請しています。この「柔軟な学習指導」とは、オンライン、オンデマンド、ホームスクーリングなどの形態を用い、学生たちの実情に合わせた指導を心がけるという提案です。
今回の会議で、職員一人一人の意見を聞く機会がありましたが、まだ実感が湧かないのか、また戸惑っているのか、具体的な方向性を提案される先生はおられませんでした。
そのような中、恭子がパワーポイントを使って、聖書大学の実情を踏まえた学習スタイル、また予算などについて具体的に提示しました。その提案を土台に、ある程度のことを、議論することができたことは感謝でした。しかし、議論は煮詰まらず終わりました。ニューノーマルな形で迎えようとする新学期に神様の知恵と助けがあることを祈るばかりです。
【腐敗槽設置】
汚水を処理する腐敗槽(セプティックタンク)を増設しました。以前よりゲストルーム側の下水管が詰まりやすくなり、トイレ・浴室の利用者に大変ご迷惑をお掛けしていました。
原因の一つは、腐敗槽までの下水管の長さと傾度の問題がありました。そこで、話し合った結果、ゲストルーム側のトイレ・浴室の裏側に腐敗槽を増設することにしました。
営繕係ジョージさんと学生たちが二メートルほどの深さの穴を掘り、そこにハロブロックを、セメントコンクリートで固めながら積み上げ、腐敗槽を設置して下さいました。これから、心置きなくゲストを迎えることができるようになりました。
◆1.夏休み中の学生たちの健康と霊性、大学職員の8月新学期に向けての準備のために。
◆2.ウェスレアン教会の牧師とその家族の健康的、経済的、精神的必要のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
「彼がわたしを愛しているから
わたしは彼を助け出す。」(詩篇91篇14節)
フィリピンでは夏に入り、ロザリスの日中気温は37度に達しています。宣教師館前のマンゴやアボカドの木にも実が実り、居残りの学生たちが一生懸命取って各家庭に配ってくれました。
【新型コロナウイルスの影響】
新型コロナウイルス拡大に伴い、ドゥテルテ大統領が「マニラ封鎖」を宣言しマニラ首都圏への出入りが制限されました(13日)。「封鎖」といっても正確には各自治区における感染監視を強化するという「コミュニティー検疫(隔離)」を意味します。
続いてマニラ首都圏に夜間外出禁止令が履行されました(15日)。公共交通機関は停止され、高速道路も封鎖されました。こうした現状を踏まえ、フィリピン各地域においても対策が講じられ、クラスター感染の恐れのある集会・イベント(含教会)の禁止、それに伴い全国的に学校は4月12日まで休校となりました。
【ウェスレアン教会】
ウェスレアン教会代表ギリアモ先生は、フェイスブックのグループにビデオを投稿、公式声明を発表し(1)自分と他者の健康に配慮し(2)集会・イベントの開催・参加を控え(3)各教会がもう一つの問題(感染)を生み出すのではなく、この問題の解決となるようにという奨励と共に御言葉をもってメッセージを送りました。尚、代表の依頼により常喜はこのビデオ収録・編集・作成に携わりました(13日)。
【聖書大学】
私たちの聖書大学も14日早朝に緊急会議を開き、大学を休校し、学生たちを帰省させることにしました。この休校の期間は、各教師と学生たちはSNS を通して連絡を取り合いながら、課題を熟すことでクラスの埋め合わせをすることとなりました。 常喜のクラスは巡回帰国の予定(3月)で、2月までに終わっていましたが、無料の学習管理システム(LMS)をとおして課題やテストの出題、提出、質疑応答を継続することにしましたが、十分なネット環境が整えられていない学生たちもいましたので色々と手探りしながらコミュニケーションを取っていきました。
【近隣の感染者】
ルソン島全域に「より強化されたコミュニティ隔離」の措置が取られることとなり(17日)、私たちが住むロザリス市も夜間外出禁止(八時から五時まで)が徹底され、各家庭に1部ずつ外出許可証が配布され、各家庭一人に限定されて外出(生活必需品の入手、通院)が許可されました。
さらに、近隣のバランガイ(自治体)から新型コロナによる死者が一人、感染者が一人確認され、濃厚接触者の健康観察に伴い、二つの自治体が完全隔離されることとなりました(23〜30日)。完全隔離された自治体はそこからの外出は許可されず政府から食料や必需品が支給品されます。このことにより外出許可証を確認する要所が増え、外出がより厳重化されました。私たちの大学の正門前にも昨日なかったバリケードが敷かれていました(24日)。それでも、私たちの居住区域は水曜日と金曜日にそれぞれ1回、外出が許可されました。
【セブ島脱出劇】
以前、宣教訪問団に参加し、現在セブ島で語学研修中の姉妹から連絡が入り、28日に帰国する予定が、突然航空会社から航空便キャンセルの知らせが届き、どうしたら日本に帰国出来るか相談がありました(18日)。ラインで親御さんも交えながら、色々と策を探りましたが、非常事態のためにセブ島も陸海空とも隔離してしまっている状態となっおり、その日は、航空会社のカウンターに姉妹の名前を残して帰ることとなりました。その翌日、マニラの日本人協会の後押しもあり、政府は航空会社に日本への特別便を出す許可を与え、姉妹は名前を記載していたので連絡が入り、その第1便に乗れることとなりました。そして、20日の夕方無事に日本に到着することができました。このフィリピン脱出劇の中にも、神様が色々な形で働いておられたことを感謝しました。
【医療崩壊】
マニラの幾つかの主要病院(24日以降)が立て続けにオーバーシュート(爆発的患者急増)が発生し、患者を救護できなくなってしまっている状態(医療崩壊)の危機に瀕していることを公式発表しました。おそらく、こうした医療機関の脆弱性を把握していた大統領・政府はいち早くマニラをはじめとする各地域を封鎖(ロックダウン)したのではないかと思いました。
【神学校の日本人学生】
バギオにあるアッセンブリーの神学校には6人(内一人は4人の子連れ)の日本人学生が学んでいて、3月の期末試験が終わり次第それぞれ帰国予定でしたが、緊急事態が発生したためその内5人が取り残されてしまいました。また、マニラにあるナザレンの神学校にも二人(内一人、奥さんと2人のお子さん連れ)の日本人学生が学びの最中にあります。不慣れな土地でこのような非常事態に遭われている日本人学生たちとそのご家族を覚えてお祈り下さい。
政府が発表した隔離期間まであと二週間となりました。ここまでの主の御守りとあわれみに感謝しつつ、尚受難週と復活節を過ごしたいと思います。
◆1.非常事態によって帰省中の学生たちの学び、健康、霊性のために(4/14帰着予定)。
◆2.2.フィリピン各地で、封鎖され衣食住に困っている方々のために。
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害、疫病から家族が守られますように。
Rev. Tsuneki & Mrs. Kyoko Toyoda
c/o Rosales Wesleyan Bible College, Inc.,
San Pedro West, Rosales, Pangasinan
2441, Philippines
e-mail : igmtoyoda@gmail.com
主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。
主よ あなたの恵みはとこしえにあります。
あなたの御手のわざをやめないでください。(詩篇138篇8節)
新型コロナウイルスによるロックダウン措置が取られてから、一ヵ月が過ぎました。感染者総数は八千五百人を超え、回復者は一日20〜40人、死者数は一日10〜20人程です。
私たちは大学の敷地内に住んでいますので、敷地内に限り比較的自由に出入りできます。日中は、灼熱の日射しのため外出が困難ですが、涼しくなる朝夕、各々外出し散歩や運動をしています。
四月の動向をお知らせします。
【ロックダウン延長】
まもなく、強化されたコミュニティ隔離措置(ロックダウン)が解除される日(4月14日)が近づいていたとき、その延長(4月30日まで)が大統領府長官より報告されました(4月7日)。
【学生たちへの対応】
学生たちが戻れなくなったため、課題やテストの方法の変更を余儀なくされました。なるべくネット回線の弱い環境に置かれた学生に合わせ、また、学生たちの精神状態にも配慮し、さらに、図書館がないという前提で課題とテストの内容の変更を試みました。学生たちも、一生懸命取り組み、一つ一つに課題とテストをこなしています。期末試験と期末論文提出は5月上旬までですが、延期することもやも得ないと考えています。何と言ってもフィリピンは日中35度〜40度にあるので、集中するのもままなりません。学生たちのためにお祈り下さい。
【ウェスレアン教会】
日本と同様に、礼拝自粛に追い込まれているウェスレアン教会の牧師たちはSNSを使って積極的に礼拝を配信しています。とはいえ、フィリピン全体で経済活動が停止し、献金も滞り、牧師(家庭)たちは困窮してきています。政府からの援助も十分に行き渡らず、とりわけ、マニラは物価が高いため、貧しい人々、そこに含まれる経済力のない地域の牧師(家庭)たちは逼迫した状況に追い込まれています。この牧師たちの中には私たちの教え子たちも含まれるため祈らざるを得ません。こうした貧困化は、治安悪化を招いているようで、在比日本人が買い物に食料品店に入ろうとしたところ、強盗に遭ったというニュースも入ってきました。
【パンガシナン州】
私たちの住むパンガシナン州では新感染者数が一週間ほどゼロが継続し、このままいったら4月30日の隔離措置が解除されるのではと妻とも話し、淡い期待を寄せていたところ、政府から隔離措置の延期(5月15日まで)の発表がありました(4月24日)。折しも、その日に、三人の感染者がパンガシナン州に出てしまっていたため延期措置を飲み込まざるを得ませんでした。
【オンライン礼拝】
4月はオンラインで日本の礼拝(深川、久留米)や祈祷会(富士見台)に出席することができました。Zoom(ズーム)を通しての双方向な礼拝、YouTube(ユーチューブ)での礼拝ライブ配信をとおして、日本語の讃美を歌い、説教を聴き、また、子どもたちも教会学校に出席し楽しみ、とても感謝な時となりました。深川教会では、近況報告、証し、そして家族で特別讃美をさせて頂きました。。
「私の避け所 私の砦 私が信頼する私の神。」(詩篇91篇2節)
【ベレン先生訪問】
月初め、私たちは年次報告の手続きをするためにバギオにある移民局に出かけました。手続を終えたあと、代表ギリアモ先生の奥様ベレン先生が胆嚢結石除去手術をバギオの病院でされ、南スカイライン教区事務所で療養されていたのでお見舞いに立ち寄りました。思った以上に元気な様子でしたのでホッとしましたが、除去された結石を見せていただいたときはギョッとしました。というのも、それがピンポン球に近い大きさだったからです。断続的に痛みが十年ほどあったということでした。痛みは一時的なものでしたので、病院に行くほどでもありませんでしたが、今回は耐えきれず病院で検査したところ胆嚢結石が発見されました。主の御守りに感謝し、これからの回復のためにお祈りをして帰途に着きました。
【インターン実習生訪問】
バギオの移民局へ向かう途中、自転車に乗って走っているインターン実習
生ノエル兄とすれ違いました。2人で話し合い帰りに彼を訪問することに
しました。ノエル実習生はスブスブ教会に派遣され、そこで1人で牧会伝
道に励んでいます。教会は、幹線道路から200メートルほど離れた所にあ
ると聞いていましたが、実際には500メートルほどあり、車中で子どもと
待機していた常喜はなかなか戻らない恭子を心配しながら待っていました
。
【パンク修理】
先月に引き続き今月は2度も宣教車のパンクを経験してしまいました。二 度とも恭子の運転の最中で、一度目は近くのタイヤ修理屋で修理(釘抜き )をしてもらい、二度目は、学校から300メートルほど離れたところで、 近所の男性の方が手伝って下さり予備タイヤと交換してもらいました。二 度目のパンクは致命傷でタイヤの買い替えが必要で、予備タイヤも劣化が 酷く、結局タイヤを二つ交換することとなりました。宣教車で運転し始め て10年以上になりますが、タイヤのパンクを初めて経験し(しかも二、三 週間で三度も)、いずれも神様が助け手を絶えず与え、その場を乗り切る 体験をさせていただきました。
【帰国延期】
二月に入り、三月の帰国に備え、徐々に荷物の整理、年会の申し込みを進
めていましたところ、日本の新型コロナウイルスのニュースが私たちのと
ころに飛び込んできました。局長に相談し、局長も代表と相談して下さり
、最終的に帰国を6から12ヶ月延期することになりました。巡回報告を申
請して下さった教会もあり、また三月の年会に出席し、全国の先生方とお
目に掛かれるのを楽しみにしていましたので、残念でした。一方で、娘2
人は学校の友だちとの別れが延期され喜んでいました。
◆1.帰省中の学生たちの学びと訓練のために(課題が与えられています)。
◆2.非常事態によって帰省した学生たちが、健康的にも霊的に守られて無事に帰ってくることができますように(4/14予定)
◆3.事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。
主、主はあわれみ深く、情け深い神。怒るのに遅く、恵みとまことに富み、恵みを千代まで保ち、咎と背きと罪を赦す。(出エジプト記34:6–7)
【イザベラ教区のプロモーション】
9月28、29日、学校のプロモーションのために、バン一台と宣教車に教職員と私たちが便乗し、学生たちはバスに乗って、イザベラ教区の諸教会を訪問しました。私たちはイザベラ州の主都イラガン市にあるカラマグイ・セカンド教会に派遣されました。宣教車で片道7時間以上の長旅でしたが、事故もなく往復の旅路は守られました。教会のフロレス先生御夫妻と教会の皆さんが私たちたちを温かく迎えて下さり、恭子は学校紹介、特別讃美、常喜は説教を担当しました。
礼拝後のランチを終え、私たちは大戦中に日本軍が地元の人々に掘らせた洞窟を見学に行きました。フロレス先生御夫妻は、この町の観光地でもあるこの洞窟に連れて行くべきがどうか躊躇っていたとのことでしたが、私たちの方から行きたいとお願いされたので安心したと話して下さいました。実は、昨年、この洞窟の見学を計画していたのですが、派遣された教会から離れていたのでその時は断念しました。
今回は、願ってもない機会でしたので、行くことにしてました。子どもたちも一緒に見学することができて感謝でした。この洞穴は、戦中に日本軍が地元の人々を酷使して作らせた洞穴でゲリラ戦、反乱者の投獄や拷問、戦利品の貯蔵のために利用されました。悲しい歴史的な出来事(戦争)を乗り越えて私たち、日本人とフィリピン人の友好関係がここまで築き上げられてきたことをもう一度心に刻むことができたよい機会となりました。
帰り際には、二袋のお米と一袋のバナナの収穫が学校に捧げられ、宣教車に載せて持って帰ってくることができました。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆月1度のマニラ日本語キリスト教会(MJCC)の働きのため
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのため。
主は言われた。「外に出て、山の上で主の前に立て。」(列王記第一19章11節)
今月で夏休みは終わり、八月から新学年度が始まります。在校生たちが一人も漏れなく帰って来ること、そして、新入生が沢山入って来ることを願うばかりです。
【職員家族遠足】
今月から新学年度が始まる前に聖書大学の職員の家族総勢38名で遠足に行ってきました。私たちの車を含め3台の車に乗り合わせ、片道1時間半ほどの目的地クラーク市に到着。私たちがまず訪れたのは以前ウェスレアン教会の本部の財務局長をされ、引退されたトゥアゾン婦人牧師でした。久しぶりの再会に喜びを分かち合い、短いときでしたが家拝を持ちました。みんなで大きな声で賛美が捧げられている間、トゥアゾン先生は涙しておられました。その後、博物館に出かけ、色々な視点から、パンガシナン州とクラーク市について学ぶことができました。ランチは韓国商店街通りにある韓国の焼き肉レストランで別室を借りきり、みんなで賑わいながら食べ放題の焼き肉を食べました。最後は免税店で買い物をして帰宅。多忙極まる新学期開始直前の憩いのひと時でした。
【新学年度開始】
特新学年度が始まりました。今年は前年度よりも多い18名の学生たちが新しく加わりました。入寮して一週間もしないうちにホームシックにかかった学生もいましたが、今に至るまで継続して学びと訓練に励んでいます。常喜は二科目担当することとなり四年生には「ダニエル書・黙示録」、二年生には「聖書解釈」を教えています。二年生の学生たちに教えるのは初めてで名前と顔を対話しながら覚えています。
【吉原宣教師御一家帰国】
フィリピンに20年滞在し、北ルソン・ベンゲット州バギオ市にある太平洋神学セミナリー(アッセンブリーオブゴッド)で18年もの間宣教師として従事されてこられた吉原宣教師ご一家が日本に帰国されることとなりました。セミナリーでは英語やギリシャ語を教え、また遠近にかかわらず地域教会を訪問、奉仕をし、また対外的にも北ルソン日本人会でご活躍されていました。山岳域の教会を訪問のおり、中古車がパンクしたり、破損したり、事故に遭ったりとハラハラするような報告を伺うたびに家族で祈り、新車が与えられたときにはホッとしたのを今でも覚えています。最後に訪問した際には、日本食を箱にいただき、帰宅してすぐに実和子がデング熱に罹ったときには、その箱に入っていたスポーツドリンクの粉が大変助かりました。吉原先生御夫妻からはたくさんのお励まし、また主にあるお交わりをいただきました。この2年間で、フィリピンで労された3カップルの日本人宣教師御夫妻が帰国され、少し寂しく感じますが、帰国後もSNSなどでお互いの情報を交換したり、励まし合うことができていることに感謝しております。なお、吉原先生ご一家の日本での新たな歩みの祝福のためにお祈り下さい。
【実和子のデング熱】
次女実和子がデング熱に罹りました。我が家では、初めてのデング熱患者で、恭子が一生懸命情報を集め対処に追われました。バギオから帰宅してすぐに発熱、倦怠感を訴え、横になっていました。食欲はあり、また歩けることもあり、私たちは風邪ではないかと思っていましたが、三日後に隣のお家の先生から、デング熱かもしれないから検査してはどうかというアドバイスをいただき、早速、病院で血液検査を受けたところ陽性でデング熱と診断され、入院を勧められましたが、とりあえず、準備のために帰宅。その後、主治医との連絡で実和子の状態(食欲、歩ける)から、入院はせず、自宅療養することとなり、とにかく脱水症状にならないように気をつけていました。デング熱には治療法がなく、深刻な場合は入院し、脱水を避けるために点滴を受け、あとは自然治癒(免疫力)で回復するしかありません。実和子は幸い、免疫力が強かったのか回復が早く、検査の二日後には熱が下がり、三日後には回復の兆しとなる赤い発心が身体に現れ、翌日の検査では血小板数値が平均値以下となりましたが、その翌日にはその数値が上がり、後は回復の一途を辿りました。峠を越えた後、いろいろな方々(経験者)から体力回復するまで大変だということを伺っていましたが、その言葉とは裏腹に、本人はすぐに元気に学校に通いだし、好きなダンスをしたりしていました。SNSを通して、たくさんの方々から励ましと慰めの言葉、そしてお祈りをいただきました。そして、日本の教会の皆さんにも祈っていただきました。本当にありがとうございました。
【MJCCでの奉仕】
今月で最後となったMJCCでの奉仕。次女がデング熱の渦中にありましたので、今回も、常喜一人が高速バスを乗り継いでマカティにあるマニラ日本語キリスト教会で説教の奉仕をしました。第一列王記19章から『山の上で主の前に立つ』と題し、精神的、肉体的、霊的に疲労困憊したエリヤが、ホレブの山の上でモーセのように神の声を、そして神との対話ができたのは洞穴の中ではなく、洞穴の外で、主の前に立ったことから始まったこと。私たちに休息を与えられる神は、私たちに次に踏み出す一歩を期待しておられる。ということを語らせていただきました。
【フィリピン文化の日】
毎年恒例のフィリピン文化の日の催し物が開かれました。
午前の部は宣教礼拝で日本に派遣されることとなっているパタクシル・ケンジ先生がメッセージを取り次ぎ、学生たちに宣教へのチャレンジが投げかけられました。また、ウェスレアン教会前代表のアルバート・パタクシル先生も出席下さり、宣教に必要な3つのことについてお話し下さいました。午後の部は、学生たちが一生懸命フィリピンの歴史や文化に関連するダンス、寸劇、歌などをグループ、あるいは有志個人で準備して披露してくれました。宣教と文化について考える良い機会となりました。
「その石で、彼は主の御名によって一つの祭壇を築き、その祭壇の周りに、ニセアの種が入るほどの溝を掘った。」 列王記第一18章32節
今月で夏休みは終わり、八月から新学年度が始まります。在校生たちが一人も漏れなく帰って来ること、そして、新入生が沢山入って来ることを願うばかりです。
【ウェスレアン教会全国祈祷会】
マニラにあるカインタ教会で開かれたウェスレアン教会の全国一斉祈祷会に常喜が出席しました。この日は、年に一度、フィリピンのウェスレアン教会のすべてが、何かしらの形で祈祷会を開きウェスレアン教会に関わる様々なことのためにお祈りをする日です。教区長ジェイサン先生よりお勧めがあった後、五つのグループに分かれ、五つの部屋をまわり、それぞれの部屋に掲載された祈祷課題にしたがって祈りました。最後は、ランチが振る舞われ、愛餐のときを持ち、解散となりました。このマニラ東教区の祈祷会では約百名ほどの方々が集まりました。
【パルメラ教会訪問】
特に、奉仕の依頼はありませんでしたが、マニラにあるパルメラ教会の礼拝に家族で出席しました。そこで、ミンダナオ島からナザレンセミナリーで学ぶ予定のヴィルマー・ディングリ先生御夫妻にお目に掛かることができました。以前より、話しには聞いていたのですが、なかなか会う機会がありませんでしたので、良き交わりの時となりました。彼らの二年間の学びのためにお祈り下さい。
【日本巡回同行】
7月下旬の1週間、フィリピンウェスレアン教会から代表のギリアモ先生と宣教局長のルマハン先生の日本訪問に恭子が同伴しました。前半は、恭子の神学校と実習教会のあったTEAM宣教師の働きである高松コミュニティーチャーチを訪問し、フィリピンウェスレアン教会から送る準備をしている宣教師の最終的な打合わせと確認をしました。また礼拝では、フィリピン人会衆が大半をしめる礼拝と日本人が多く集う礼拝と両方の皆さんにお目にかかることが出来ました。ルマハン先生は二度目の訪問でしたが、ギリアモ先生は初めてでしたので、教会の皆さんの宣教師への期待が想像以上に大きかったと、驚きと感謝と少しの緊張感の中、無事に宣教師を送り出せるようにと祈りながら東京に移動しました。
後半は東京でインマヌエルの本部を訪問し、代表を初め総務局長、国内・世界各宣教局長と会談し、インマヌエルとの宣教協力への感謝、これからの協力確認、またお互いの教団の運営の様子などにも話が及びあっという間の2時間ほどでした。暖かく迎えてくださった本部の皆さんに心から感謝しました。
また神学院(横浜)も訪問させて頂き、朝イチの時間でしたが、丁寧に案内してくださった馬場姉と渡辺真理先生、河村院長先生にも心から感謝しました。その後中目黒教会の祈祷会に参加、そして在日フィリピン人教会連合の理事の宣教師の先生方とウィクリフ宣教師の福田崇先生との面会もありました。
行く先々で良い出会いと良い繋がりが生まれ、帰りの飛行機の中では三人とも心地良い疲労感の中にも充実感があり、これからの働きについて建設的な話し合いをしながらマニラに着きました。日本はちょうど梅雨明け前後の涼しい週で、とても過ごしやすかったです。
恭子が日本に帰国中、常喜と子どもたちは留守番をしていました。学生も夏休みでいないということもあり、宣教師館周囲の草が伸び、とりわけ裏の物干し周辺は少し足でかき分けていかなければならない状態になったので、常喜は学校の草刈機で宣教師館の周囲の草刈をしました。常喜にとって草刈機を使用するのは神学院時代のことで、神学生時代を懐かしみつつ作業に精を出しました。
【マニラ日本語キリスト教会】
今月も、マニラ日本語キリスト教会(MJCC)での奉仕のために常喜がマニラに出かけました。最近、マニラでは、渋滞軽減のために、高速バスに限り指定されたバスターミナル(二カ所だけ)でしか下車できなくなり、少し不便になりましたが、下車してから路線バスに乗り換え目的地に向かい、無事到着しました。
列王記の連講第四回を迎え、列王記第一18章のカルメル山の記事から『主こそ神です』と題し、出エジプト記、ヨシュア記、そして主イエスの十字架の物語と結びつけて、説教をしました。
この日は、昨年受洗された方が日本に帰国されることとなり、礼拝後には、その方の送別会が開かれ、送別会後には愛餐のときがもたれました。フィリピンに来て、様々な苦難を通られ、その中で福音に触れ、クリスチャンとなり、日本に帰国されるこの方の信仰が守られるようにみんなで祈って送り出しました。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆月1度のマニラ日本語キリスト教会(MJCC)の働きのため
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのため。
昼 には主が恵みを下さ り夜 には主の歌が私とともに あり ます。 私 の いのち なる 神 への 祈り が。(詩篇四二・八)
【全国職員研修会】
5つのウェスレアン聖書大学職員が4年に一度集まって開催さる全国職員研修会に常喜が出席しました。2泊3日で開かれたこの研修会には合計25名が出席し、各種セミナーを通して学び、またお互いの聖書大学の現状を知り、励まし合う時となりました。セミナーでは、21世紀の学生たちに教えるということがどのようなことなのかということについて、現代のフィリピン学生たちの傾向性などを紹介しながら心理学者のサム・アキノ先生からお話を伺いしました。また、ジョン・アルフレッド先生からは学習成果基板型教育(OBE)について講義がなされ、私たちの教授法について再確認しました。この講義のあとには、それぞれの聖書大学の教職がグループとなり、自分たちの状況と課題を確認し、話し合う時がもたれました。また、リサーチの方法、論文の書き方についても、これからそれぞれの大学で教えていくという提案と議論がなされました。良い交わり、学びの時となりました。
【マニラ日本語キリスト教会(MJCC)で説教の奉仕】
常喜はマニラ日本語キリスト教会(MJCC)で説教の奉仕をしました。現在、MJCCには専任牧師がおらず、信徒持ち回りでバイブル・スタディという形で毎週礼拝を守っておられます。そのような中、月に1度、旧約聖書から説教してほしいという依頼があり、引き受けました。列王記の連続講解を始め、今回が2回目でした。また、今回は、常喜一人だけのマニラ上京となったために、ロザリスとマニラをバスで往復(片道4時間)しました。長旅でしたが、大変祝された1日となりました。
【プロモーション】
聖書大学のプロモーションのために東マニラ教区にあるタイタイ・ウェスレアン教会を訪問し、奉仕しました。タイタイ教会は宣教車がやっと通れる程の狭さの路地にあるため、緊張しながら、ゆっくりと運転し、たどり着きました。子どもも含め30名ほどの方々が集っていました。ちょうどその日は、父の日でもあったので常喜も含めて頂き、普段教会に集っているお父さんたちが前に出て、レイモンド牧師に感謝と祝福のお祈りをして頂きました。
レイモンド牧師は、常喜の教え子であり、このタイタイ教会には先月赴任したばかりでした。前任地は大きな教会で副牧師として働いていたため、まだ慣れない環境で、色々と不安や課題があり、礼拝後には彼からそうした話を伺い、お祈りしました。困難、課題を乗り越えながら、彼が神に委ねられた教会を愛し、仕えていくことができるようにお祈り下さい。
【MJCCでの奉仕】 月末にはマニラ日本語キリスト教会で奉仕をしました。今回は、ナザレンセミナリーで学ぶ 後藤献五郎さんと稲葉先生御一家を宣教車でお連れし出席することができました。多数の新来会者のせいか、いつもよりも出席者がたくさんあるなか、常喜は列王記第一十七章から説教をしました。礼拝後には、説教を通して聖書を改めて読み直したいと話して下さった未信者の方からの反応に御名を崇めました。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆月1度のマニラ日本語キリスト教会(MJCC)の働きのため
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのため。
【アジア太平洋ナザレン神学大学院の卒業式】
常喜はミャンマーのウェスレアン教会からフィリピンに来て学ばれていたヴァン牧師の卒業を祝うためにアジア太平洋ナザレン神学大学院の卒業式に出席しました。ヴァン先生は、奥様とお子様たちをミャンマーに置いて来られ、経済的な理由のために3年間一度も戻ることなく学びに専念され、この度卒業することとなりました。國重潔志先生が短期宣教でミャンマーのウェスレアン聖書学校で教鞭を執られたときの学生の一人でもありました。
【リザル教会を訪問】
聖書大学のプロモーションのために、リザル教会を訪問しました。リザル教会には、私たちの教え子たちが奉仕をしていましたので、前日より訪問し、一泊し、交わりのときをもたせて頂きました。聖日には、常喜が説教、恭子が学校案内と特別賛美をそれぞれ担当しました。リザル教会から、聖書大学のための献金と、農産物(お米、玉ネギ、ココナツの実)をいただきました。リザルに到着してから、宣教車の後部タイヤがパンクしていることに気づき、教会の方に手伝って頂き予備のタイヤと交換して何とか帰ってくることができました。
【マニラ日本語キリスト教会(MJCC)で説教の奉仕】
常喜はマニラ日本語キリスト教会(MJCC)で説教の奉仕をしました。現在、MJCCには専任牧師がおらず、信徒持ち回りでバイブル・スタディという形で毎週礼拝を守っておられます。そのような中、月に1度、旧約聖書から説教してほしいという依頼があり、引き受けました。列王記の連続講解を始め、今回が2回目でした。また、今回は、常喜一人だけのマニラ上京となったために、ロザリスとマニラをバスで往復(片道4時間)しました。長旅でしたが、大変祝された1日となりました。
【ロザリス・ウェスレアン聖書大学/第60期卒業式】
ロザリス・ウェスレアン聖書大学では、第60期卒業式が執り行われ、神学部27名、宗教教育学部21名の合計48名が卒業しました。2週間前には実習地から卒業する学生たちが皆守られ誰一人欠けることなく帰って来ることができ、卒業式を祝福の内に迎えることができ主の御名を崇めました。
これから、それぞれの地域教会に、あるいは教育関係の仕事に携わる卒業生たちの働きのために、主の豊かな祝福があるようにお祈り頂ければ感謝です。また、在校生たちは、夏休みに入り、実習することとなります。新学期が始まる8月に一人も欠けることなく帰ってくることができるようにお祈りください。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆月1度のマニラ日本語キリスト教会(MJCC)の働きのため
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのため。
王は主に信頼しているのでいと高き方の恵みにあって揺るぎません。(詩篇21:7)
フィリピンは盛夏となり、ロザリスでは日中38度を超えることがしばしばあります。
【ファミリー南スカイライン教区ファミリーキャンプ】
今年もイースター前の木曜日から日曜日までのホーリーウィーク連休に、南スカイライン教区のファミリーキャンプに参加しました。今年はファミリーキャンプ史上初の教区所有のキャンプ場での開催となりました。20数年前にこの教区でファミリーキャンプが始まり、10年前には教区所有のキャンプ場をと土地を購入、2年前に計画が具体的に祈りの課題になり、昨年からとうとう本格的に工事が始まりました。資材は献金で賄い、労働力は全て牧師と教会員のボランティア、重機は会社で所有している教会員さんの無料貸し出し、その様子がSNSに逐一載り、他の教区からもボランティアを組んで応援の輪が広がり、今年のキャンプ開催になりました。とは言え、今回に間に合った建物は、トイレ・シャワー棟の10ブースと屋根付きの多目的スペースだけで、あとはまだ整地だけされた空き地に大型テントを2基張って、その下で分科会をしました。宿泊は各自持ち寄ったテントです。
「人間をとる漁師に」というテーマで朝晩のチャペル、昼の分科会でメッセージが語られ、通いの方も多くおられましたが、毎日300人は出席があり、最終日のイースター礼拝と聖餐式には600人強の方の出席がありました。500人分準備していた椅子が足らず、急遽資材として置いてあったH綱を並べて座ったりもしました。2日目に夕立があり、泥濘ができましたが、あとは天候も守られ、みんなでのテント生活も楽しかったです。SNSの普及により色んな方面に色んな変化がもたらされたとは思いますが、まずはキャンプの様子をSNSで見た他の教区にもここ数年で「教区のファミリーキャンプ」という行事が広がりました。それから今回のキャンプの後、準備からキャンプの様子までをSNSで見ていた他の教区の方々に「自分たちの教区もキャンプ場を作りたい」と言う志が与えられているのを見ました。これからの変化も楽しみにしています。
【チャペルの特別讃美】
約10年ぶりに恭子が一人で特別賛美を担当することになりました。
特に他意はないのでしょうが、豊田家は特別賛美とは全く無縁の生活をフィリピンでは送っていますので、担当者欄に名前があったことに、まずはビックリしました。しかも一人で。
韓国の賛美「主はあなたを守る方」を英語とタガログ語の歌詞にして歌いました。詩篇121篇の聖句をほぼそのまま置き換えて翻訳したのですが、学生たちは詩篇121篇の聖句だとは全く気がついていない様子で、気がついていたのは先生たちだけでした。恭子の音痴と発音の悪さと他にも色々大丈夫だったんだろうかと、不完全燃焼感に満たされ終了。あと10年後くらいを目指して精進していこうと思います。
【マニラ日本語キリスト教会ファミリーキャンプ】
今まで常喜が2度ほど呼ばれたキャンプのご奉仕に、今度は恭子が呼んで頂き、行ってきました。初めて声がかかった時は、冗談だと思ってスルーし、次は別の方を推薦、三度目にようやく本当に自分が呼ばれていることに気がついて驚きながらも、光栄な機会でした。
3日前のチャペルと同じ箇所から今年のキャンプのテーマ「愛・あい・アイ、君も愛されている」に沿った着地点でのみ言葉の分かち合いになりました。
天候も健康も守られ、昨年のキャンプの反省が大いに改善されているのを随所で見ることもでき、準備委員の皆さんの様子にこちらが良い刺激を受けました。
年末から聖書の中に出てくる石について広く深く調べ続けてきた学びもこれでひと段落し、少し「石ロス」状態になりました。
◆夏休み中、学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育の奉仕のために。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。
【サタンの攻撃】
今月は、私たちが聖書大学で働きを開始したとき以来の大きな出来事がありました。詳細は述べられませんが、このことで6人の学生たちが停学処分となりました。引き続き、学生たちがサタンの攻撃から守れ、学びと訓練に励むことができるようにお祈りください。
低地の暑い気候に慣れた常喜にとっては気温差が10度から20度になりますので、最近ではこの気候に寒さを覚えるようになりました。少し風邪を引いていましたが、健康に気をつけながら5日間のクラスを終えることができました。現在、学生数の減少が祈りの課題となっていますが、そのような中でも1人、2人と毎年与えられていることは感謝です。日本の教会が建てた宣教師館で寝泊まりしましたが屋根の軒裏が剥がれていたり、雨漏りで床が抜けてしまったりと修理を必要としたために責任者のホセ氏にお願いし修理をして頂きました。
【チャペル】
学校の週2回のチャペルの時間は13人の教職全員がローテーションで御用を担当しており、今月は恭子の順番が回ってきました。ヨシュア記4章から「次へつないでいく」と言う月間テーマに沿ってみ言葉を分かち合いうことができました。
【マニラ日本語キリスト教会ファミリーキャンプ】
今まで常喜が2度ほど呼ばれたキャンプのご奉仕に、今度は恭子が呼んで頂き、行ってきました。初めて声がかかった時は、冗談だと思ってスルーし、次は別の方を推薦、三度目にようやく本当に自分が呼ばれていることに気がついて驚きながらも、光栄な機会でした。
3日前のチャペルと同じ箇所から今年のキャンプのテーマ「愛・あい・アイ、君も愛されている」に沿った着地点でのみ言葉の分かち合いになりました。
天候も健康も守られ、昨年のキャンプの反省が大いに改善されているのを随所で見ることもでき、準備委員の皆さんの様子にこちらが良い刺激を受けました。
年末から聖書の中に出てくる石について広く深く調べ続けてきた学びもこれでひと段落し、少し「石ロス」状態になりました。
◆学生たち(とりわけインターンシップの学生たち)がサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育(聖書解釈)の奉仕のために
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
「主のおしえは完全で たましいを生き返らせ 主の証は確かで 浅はかな者を賢くする 」
(詩篇十九・七)
【短期集中講義】
ロザリス校での新学期が開始される直前に、常喜は短期集中講義のためにベンゲット州シニプシップにあるコーディレラ校に一週間滞在し、「ダニエル書・黙示録」を1年生から4年生の学生7名と一緒に学ぶことができました。シニプシップは標高2700メートルに位置するため、空気は薄く、そして現在は最も寒い時期で夜は8度位まで下がります。
低地の暑い気候に慣れた常喜にとっては気温差が10度から20度になりますので、最近ではこの気候に寒さを覚えるようになりました。少し風邪を引いていましたが、健康に気をつけながら5日間のクラスを終えることができました。現在、学生数の減少が祈りの課題となっていますが、そのような中でも1人、2人と毎年与えられていることは感謝です。日本の教会が建てた宣教師館で寝泊まりしましたが屋根の軒裏が剥がれていたり、雨漏りで床が抜けてしまったりと修理を必要としたために責任者のホセ氏にお願いし修理をして頂きました。
【新学期開始】
ロザリス校の新学期が開始されました。今学期から4年生は自分の所属する教区の教会、または学校にインターンシップのために派遣されているため、学校の寮には1年生から3年生の学生が留まっていますが、4年生の人数が多かったこともあり、以前よりは静かになりました。常喜は、今学期「聖書解釈」を2年生に教えています。学生は5人で以前(15人、30人)よりも少ないのですが、学生たちとの距離感が縮まり、学生たちもよく質問をしてくれます。
【MJCCでの奉仕】
マニラ日本語キリスト教会(MJCC)に依頼され常喜は礼拝での説教、恭子は教会学校で奉仕をしました。朝7時にロザリスを出て3時間かけてマニラに到着しました。
礼拝では、特別賛美のプログラムで教会学校の子どもたちが賛美し、我が家の子どもたちも予め知らされ、練習していたので参加し、大きな声で歌っていました。MJCCには現在担当牧師が不在のために、信徒が持ち回りで毎週礼拝の説教(正確には学びのシェアタイム)をしています。そんな中、月に1度旧約聖書から説教をして頂きたいという依頼がありました。今回は列王記からソロモンについて学び、説教をしました。
◆学生たち(とりわけインターンシップの学生たち)がサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育(聖書解釈)の奉仕のために
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
「祝福に満ちた神の、栄光の福音によれば、そうなのであって私はその福音を委ねられたのです。」
テモテへの手紙第二1:11
【リバイバル週間】
10月の第一週はリバイバル週間で卒業生でもあり、私たちの教え子でもある視覚障害者のジョイス・ロペス先生を講師として招き3日間に亘り三回の説教をして頂きました。二日目のランチでは、彼女を我が家に迎え、楽しいひとときを持つことができました。
ジョイス先生は現在マニラにある視覚障害者たちのための学校の働きに携わり活躍しています。会議に出席するために一人でアメリカを訪問したときの苦労を冗談を交えながら話してくれました。一方で、フィリピンではまだ社会にあまり認知されていない視覚障害者たちの過酷な現状も吐露してくださいました。フィリピンに限らず発展途上国における障害者への働きがもっと必要とされていると感じました。
【ルソン島域ウェスレアン教会教職会議】
今月はルソン島域のウェスレアン教会教職者会議がロザリスから車で1時間ほど離れたターラックで開かれました。大学の教授陣はこのセミナーに参加するためにこの週は休講となりました。私たちも参加を願っていましたが、常喜は火曜日のチャペルの御用と諸用で参加できず、恭子がフェローシップで審査員を任されていたので1日目の夜だけ出席しました。
最終日の午前中に、同じく学校に居残っていたボン・ワギ先生が突然、我が家を訪れ、シニプシップにあるコーディレラ校の校長ロニー先生の車が故障して高速道路で助けを必要としている、と緊急事態を知らせてくださり、宣教車でボン先生と常喜で出動しました。途中故障の原因となったラジエーターのホースを購入し、目的地に到着。木陰など一つもない高速道路、炎天下の中でロニー先生と奥様ジュディス先生とミラー先生と奥様メリーロス先生の4人が待ちわびていました。高速道路をパトロールしている道路警察も駆け付けていましたが、ただ私たちの到着を待ち、修理が終わり、立ち去るのを待っているだけでした。購入したホースのサイズが合いませんでしたが、器用なロニー先生とボン先生は古い部品とつなぎ合わせ応急処置をし、とりあえずその場を凌ぐことができました。
それから、高速道路を出てロザリスにあるお店で適切な部品を購入し、10分もしないで修理は完了。ボン先生と車中で、この時のために、私たちはセミナーに行かずに居残っていたのかもね、と冗談を言いながら帰途に着きました。
その晩には、パラワン島からの若い牧師たちがセミナーを終え、ロザリスに立ち寄って下さいました。みんな私たちの教え子で、近況や思い出話に花が咲き楽しい、そして感謝な一時を過ごすことができました。
◆学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育の奉仕の ために。常喜は『ダニエル書・黙示録』と『ウェスレー神学』を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
義は 主の御前に先立って行き
主の足跡を道とします。
詩篇85章13節
フィリピンでは雨期真っ盛りで、台風の影響もあり豪雨になるときもあります。宣教師館の屋根を止める釘についたパッキンが経年劣化したことが原因でよく雨漏りするようになりましたが、学生にシーリング材で補修してもらいました。
【台風22号による被害】
台風22号のためにお祈り頂き感謝します。私たちも日本の方々からたくさんの安否を尋ねる連絡が入り、日本でも報道されていることを知り驚いていました。得られる情報を集め、台風で吹き飛ばされそうなもの(番犬含む)すべてを宣教師館に入れ、念のため食糧も確保し、台風上陸に備えました。
台風の中心から外れていたものの、豪雨は強く、夜中に2、3度停電し、翌日の夕方まで強い風と雨は続きました。3日目の聖日には晴天となり、礼拝後校内と町の様子を視察しに行きましたが、校内も町の様子も変わらず、河川の水位が普段より高いほか大きな被害は見受けられませんでした。
日本でも報道されていましたように、一番被害が大きかったのは台風の中心が通過したバギオを含むベンゲット州でした。普段の雨天でも土砂崩れ、落石が起こりやすい地域でしたが、今回はバギオ市いくつかの地域が冠水の被害にあい、また土砂崩れで山道は閉鎖されたり、家を失う人々もいました。ウェスレアン教会の南スカイライン教区長ジャーソン・ダナオ先生からは台風による教区内の各教会、教会員への被害はなかったと伺いました。また、私たちが住んでいたシニプシップも大きな災害から免れました。引き続き被災された方々のために復興のためにお祈りください。
【ラバヨッグの日比友好記念礼拝】
シソン市ラバヨッグ区のウェスレアン教会で牧会されている先生より連絡が入り日比友好記念礼拝に日本人代表として是非参列して頂きたいという依頼がありました。この記念会は、シソン市ラバヨグ区近辺の山中で戦死した日本兵の生存者と親族の方々が巡礼するようになり、記念碑を建てさせてもらってから始まりました。今では高齢化が進み巡礼も困難となってきました。それにもかかわらず、ラバヨグの人たちは日本人が訪問しようがしまいが毎年9月の第2日曜に記念会を催しています。関係者のほとんどは区役所の職員と学校の教師で構成され、ウェスレアン教会の方々もいらっしゃいました。
式典の中で、戦中には日本にひどいことをされたが今はこうして友好関係が築けていることに、そしてこれまで受けてきた経済的支援に感謝を表明されていたことに、深い感銘を覚えました。私たちもそれぞれ挨拶する機会が与えられ、こうした貴重な記念会に参列できたこと、また日本がフィリピンにしてきたことへの慚愧の念、そしてこうして友好が保たれていることへの感謝を表しました。フィリピンに来てから日本にいたときよりも戦争について考える機会がなくなっていた私たちにとってよい機会となりました。
【プロモーション】
今月は西マニラ教区とイザベラ教区の教会に大学のプロモーションのために訪問、奉仕をしてきました。西マニラ教区ではサンファン教会というウェスレアン教会の中でも歴史のある教会に遣わされました。この教会は一人の信徒が自分のジプニーの中で聖書研究会を始めたところから始まった教会です。今でも、その開拓に関わられたメンバーが集われ、信仰も受け継がれ老若男女バランスよく70から80人ほどが毎週出席されています。礼拝後には弟子訓練の一環として求道者へのアプローチについて有志が集まって学ばれていました。
1年生の学生2人が証しをし、それから恭子が大学の紹介と案内、そして常喜が説教をしました。1年生の二人は初めてということもあり、時間をあまり気にせず1人20分という長さで証しをしてしまい、フィリピンでは当然なのかもしれないのですが、慣れない常喜は迫る時間に焦り始めました。いよいよ常喜の番になったときには残り10分となりましたが、常喜は腕時計を外しながら「皆さん、時間は過ぎますが、説教に耳を傾けることに御協力ください。」と話すと会衆は笑いながら受け止め、忍耐して耳を傾けてくださいました。
イザベラ教区はロザリスから250キロ、車で6時間ほどの距離にあります。早朝4時に学生2人と家族を車に乗せて出かけ、急カーブのある道で工事中のところもあり運転するのに困難を覚えましたが何とか目的地に到着することができました。
私たちが遣わされたのは常喜の教え子でもあったマーク・ジョン先生が牧会するアリシャ教会でした。
昨年結婚された奥様ジェーン姉は出産を控え実家に戻られており、マーク先生と彼の妹と姪が私たちをもてなしてくださいました。慣れない外国人へのもてなしの様子、また出産予定日が二日後に迫る奥様への心配な様子のマーク先生を横目にし、帰るわけにも行かず、申し訳ないなと思いながら、先生とお互いの近況を話し合い、また教会、伝道、牧会のことを話しました。夕食はアヒルの料理でもてなしくださいました。子どもたちはアヒルを絞め、捌いている様子を観察していましたが、美味しく食べていました。また、教会に来る子どもたちと仲良くなり色々な遊びで楽しいときを過ごしていました。牧師館は手狭なこともあり、教会の隣にある信徒のお家に泊まらせて頂くこととなりました。
聖日には恭子が学校の報告、案内だけでなく、イロカノ語で特別讃美も歌い会衆を和ませ、常喜の英語の説教も恭子がタガログ語に翻訳したスライドをパワーポイントで会衆の皆さんに見てもらい理解して頂きました。田舎の小さな教会で結婚し、一生懸命に牧会・伝道に励む若い牧師に励まされながら帰途に着きました。数日後、奥様ジェーン姉は第一子長女を出産されました。安産でした。
◆新学年度が始まった学生たちが サタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育の奉仕の ために。常喜は『ダニエル書・黙示録』と『ウェスレー神学』を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
主は言われた。「外に出て、山の上で主の前に立て。」するとそのとき、主が通り過ぎた。
(列王記第一19:11)
フィリピンでは雨期真っ盛りで、台風の影響もあり豪雨になるときもあります。宣教師館の屋根を止める釘についたパッキンが経年劣化したことが原因でよく雨漏りするようになりましたが、学生にシーリング材で補修してもらいました。
【全国責任者会議】
8月14-17日まで4年に一度行われるウェスレアン教会の全国責任者会議が開かれ、全国各地より教区長御夫妻(22教区)と聖書大学各校校長御夫妻(5校)、そして各局長御夫妻合わせて62名がパラワン島に集まり、私たちは家族で招かれ出席しました。今回は常喜が主講師として招かれ二日間の朝のチャペルでエリヤの生涯から講解説教をしました。
今回の会議のテーマは「ともに労し、ともに成長」でしたが、代表ギリアモ先生より奉仕の依頼があった時より列王記第一19章のエリヤの物語が心に留まり、一日目は17章から「神が求める真の預言者」、二日目は19章から「出て、神の前に立つ預言者」と題してそれぞれ説教しました。たくさんの方々より恵まれた感想をいただき、御名を崇め感謝しました。
ある局長と教区長のそれぞれの先生からは「どうして恵みの座を開かなかったのですか。」「開いてたら私がまず前に出てたのに。」という感想も頂きましたが、心中ではそんな余裕がないほど緊張していました。年齢的にはほとんど私の方が若いのですが、皆さん真剣に耳を傾け応答して下さり、主が御霊を通して働かれていたことを実感しました。
会議ではワークショップがあり今回はとりわけビジネスの現場でも使われるSWOT分析が紹介され、この分析によって各教区、各聖書学校を分析する作業をみんなで取り組みました。
夜には男性と女性に別れ、女性は証しを中心に集会が行われ、恭子は『宣教師の妻と宣教師としての役割』と題して証しを依頼され15分ほどの証しをしました。
普段お目に掛かれない教区長、校長先生たちと共に過ごし、交わりができたのは大きな収穫でした。
【新学期開始】
新しい学期が始まりました。新入生は12名、全学生数は45名となりました。政府が11、12年制を組み込んだことによってここ2年間は新入生が僅かでしたが、今年は12年教育課程を終えた学生たちが入学してきました 。
実は、聖書大学としては新入生の人数をもう少し多く期待していました。ところが政府が指定する大学に入学すれば奨学金が出るという制度ができ、おそらくその奨学金を頼りに他大学に入学してしまった子もいるようですいずれにせよ、学生たちが一日も早く大学での生活に慣れ、訓練と学びに励むことができるように引き続きお祈りください。常喜は『ダニエル書・黙示録』『ウェスレー神学』を今学期4年生に教えることとなりました。
◆新学年度が始まった学生たちが サタンからの誘惑、攻撃から守られ訓練と学びに励むことができるように。
◆聖書大学での神学教育の奉仕の ために。常喜は『ダニエル書・黙示録』と『ウェスレー神学』を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害 から家族が守られますように。 子どもたちの学びのため。
【卒業式】
第59回卒業式が6月8日に執り行われ、宗教教育学部から5人、神学部から22名が卒業しまし た。多くの卒業生を送ることができ、感謝でした。新しい任地に遣わされる卒業生のためお祈りください。
【聖書大学プロモーション】
恭子は6月末に10日間、ミンドロ島に行ってきました。聖書大学 プロモーションのため、教職10人で2台の車に乗り合わせての片道 640キロの旅でした。ミンドロ島教区は今回が約12年ぶりのプロモーション受け入れ。聖書大学の夏休みを利用した10日間でしたが、 小中高はもう始まっているため、我が家は療養中の常喜が子どもたち3人と残ってくれました。 ミンドロ島教区内には270キロ離れた2つの市にそれぞれ8つと4つの教会と伝道所があり、2回の日曜日に2、3人のグループに分かれて訪問しました。 ミンドロ島教区の教会は、パラワン島教区の地方教会と街の雰囲もよく似ていて、初めてなのに久しぶりな感じがしました。また、大岡昇平の俘虜記にも出て来るサンホセを通ったり、日本の戦争の跡を感じる場所でもありました。
私たちのプロモーション自体は他の教区でもしているのと同じ要領でしたが、今回は私がタガログ語で喋るのをビデオで撮っていてくださった方があり、初めて自分のタガログ語を自分で聴くと、思っていたよりもはるかに日本語訛りの強いタガログ語でガッカリはしましたが、改めて慢心せず高嶺を目指すモチベーションも与えられました。
【留守中の出来事】
9泊10日を陸路で、ネットも電気もままならない、ストレスを感じやすい旅を仲間と過ごした時間がとても貴重で、無事に往復できたことを感謝しました。 恭子の留守中、常喜は子どもたちの世話をしていました。掃除、洗濯、食事の準備(これは恭子が作り置きしていたものに熱を加えるだけ)、買い物、実喜の学校同伴など毎日汗を流すうちに体調も以前よりよくなってきました。
ある日、ドスンと台所で大きな音がして、しばらくすると実喜が 常喜のところに駆け込んできました。見ると冷蔵庫のドアが外れて 倒れていました。持ち上げてみると結構重かったので、実喜がドアの下敷きにならずに済んだことは不幸中の幸いでした。今は新しい冷蔵庫を購入することができました。普通に開け閉めできる冷蔵庫の有り難さを感じています。
◆夏休みに入った学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆パラワン島で全国の教区長、各聖書大学職員が集う会議(8月)で常喜が2回のチャペルを任されています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。
あなたは御救いの盾を私に下さいます。
あなたの右の手は私を支え
あなたの謙遜は私を大きくします。(詩篇18:35)
【献堂式】
私たちが二年間滞在していた山岳域シニプシップにあるグレイト・マウンテン・ミッションでは長年祈って来た会堂建築が完成に近づき、五月に献堂式がもたれました。常喜は、式辞説教の当務にあたるウェスレアン教会代表ギリアモ先生を宣教車でお連れし、参加しました。参加者が新会堂に入る前に、献別の祈りが捧げられた後、常喜とカナダから駆け付けたコリンさん、そして初期バイブルカレッジの卒業生二人がリボンカットを執り行いました。参加者は一二〇名ほどで、以前なら満堂となる人数ですが、新会堂は余裕をもって収容することができました。代表ギリアモ先生からはエペソ書から「教会は人である」ことを中心に教会の重要性についてメッセージがなされました。献堂式後には、愛餐のときがもたれ、祝福されたときとなりました。
【チャペル】
常喜はチャペルで奉仕しました。今月のテーマは「神の計画」でした。今回は、説教というより自分がどのようにして宣教師としてここにいるのかを証ししました。三月にウィクリフの宣教チームがロザリスに訪問してくださった際に、自分が神学生のときに、日本でウィクリフが開催した「ジャーニー」という宣教師疑似体験ツアーで、神学校の教師として奉仕をしたことを思いだし、神様のご計画の深さを知る機会となりました。そのことも含め、宣教師になるまでを証ししました。
【プロモーション】
学校のプロモーションのために常喜と恭子は宣教車に三人の学生を乗せ、一時間半離れたカバナトゥアン教会を訪問しました。この教会では青年たちによってコワイヤーが編成され、合唱がなされ、元気で明るく大きな声が会堂に響き渡りました。恭子はタガログ語と英語で証しを交えながら学校の案内とアピールをし、常喜はダニエル書から「謙遜」についてメッセージをしました。帰りはまた三人の学生をそれぞれ乗せ帰途に着きました。みんな疲れてぐっすり休んでいました。
帰国後も宣教団体の宣教師をサポートされる働きに携わることとなります。ともに祈り合い、励まし合いながらフィリピンにおける宣教の働きに携わってきた者として少し淋しいですが、引き続き主が彼らを用い続けて下さることを祈って止みません。
【常喜の高血圧】
五月上旬にロザリスとシニプシップの往復運転してから常喜は体調がよくない状態が続きました。始めは、長い運転から来る疲れと腰痛、それから風邪、便秘などと風邪薬を飲んで休んでいましたが、倦怠感は続き、五月末に血圧を測ってみると上一六〇代、下一〇〇代と高血圧であることが分かり病院で診察、検査してもらいました。コレステロールと腎機能の数値が高かったため、適度な運動と食事の節制を必要と医者から診断されました。
◆夏休みに入った学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆卒業生たち(6月)のために、新しく任命される地で、あらゆる誘惑から守られ、教会を建て上げていくことができるように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。パラワン島で全国の教区長、各聖書大学職員が集う会議(8月)で常喜が2回のチャペルを任されています。
【イースター礼拝】
妻と子どもたちはロザリス教会で、常喜はマニラのパルメラ教会でイースター礼拝を守りました。
フィリピンのほとんどの教会ではイースター礼拝を早朝五時から始めるのが恒例となってきました。朝日が昇る時間帯に主の復活を覚えて礼拝を守るという慣習はイースターをより身近にそして新鮮に思い巡らせる恵まれた機会となりました。
礼拝後には礼拝に集ったメンバーの方々と朝食を囲んで愛餐のときをもちました。
【チャペル】
恭子は久し振りにチャペルで説教をしました。
良い忠実な僕、という月間テーマに添い、忠実な僕と怠惰なしもべを比べながらマタイ24〜25章を共に学びました。
【村島宣教師御夫妻訪問】
長年フィリピンで宣教師として翻訳の働きに携わってきた村島宣教師御夫妻がその働きを閉じ、日本に帰国することとなったので、帰国する前に家族で訪問しました。村島御夫妻とは私たちがフィリピンで働きを始めたときからのお付き合いがあり、香港インマヌエル國際基督教会教会に所属され、フィリピンの危険地域でその働きを進めておられました。
帰国後も宣教団体の宣教師をサポートされる働きに携わることとなります。ともに祈り合い、励まし合いながらフィリピンにおける宣教の働きに携わってきた者として少し淋しいですが、引き続き主が彼らを用い続けて下さることを祈って止みません。
【義実のビザ取得】
お祈り頂いていた義実のビザをやっと取得することができました。
フィリピンではほとんどの書類手続に時間が掛かることは当然のこととはいえ、申請から取得するのに半年以上掛かると、色々な意味で忍耐が試されます。いずれにせよ、祈りに答えてくださった主に感謝致します。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆地域教会でインターンシップ中の4年生のために。あらゆる誘惑から守られ、教会を建て上げる喜びを体験できるように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。
あなたがたが、私たちの奉仕の結果としてのキリストの手紙であることは、明らかです。それは、墨によってではなく生ける神の御霊によって、石の板にではなく人の心の板に書き記されたものです。(第二コリント3:3)
【第二学期開始】
第二学期が再開されました。常喜は今学期「聖書解釈」のクラスを担当することとなりました。
受講する学生は全部で13人で、その内の三人は視覚障害者です。学期を通じて聖書を自分で読み、観察、解釈、適用できるようになる訓練をしていきます。
【ビカート先生訪問】
常喜は諸用でマニラに行かなければなりませんでしたが、丁度どこの学校も学期開始で学生たちの移動と重なり、マニラへ向かう高速バスはどれも満員で、妻にお願いして二つ前の隣町でバスにのることにしました。ところが、そこでもどのバスも満員で乗ることはできませんでした。翌日にはマニラに到着しておきたかったので、とうとう意を決して二時間離れたバギオまで逆戻りし、そこからマニラ行きの始発に乗ることにしました。
バギオに夕方到着後、南スカイライン教区長ジャーソン・ダナオ先生を訪問し、一緒にバスのチケットを買いに行きましたが、一時間毎に出ているバスは翌早朝まで満員で朝四時頃のチケットを取り、その夜は教区のオフィスで夜を明かすこととなりました。
チケットを買いに行く途中、車中でジャーソン先生がフィリピン・ウェスレアン教会で長年宣教師として働かれたことがあるビカート先生が入院しているので訪問したいか尋ねられたので、訪問する意向を伝え、バスのチケット購入後、病院に行くことになりました。実のところ、ビカート先生の入院のことについてはフェイスブックで伺っていましたので、バギオに向かうバスの中で訪問したいと思ってはいたのですが、もう既に暗くなっており、バスの時間帯も分かりませんでしたので諦めていたところでした。
ビカート先生は短期宣教のためにバギオに滞在し、現在平信徒のための訓練プログラムを立ち上げようとしているところでした。ところが、1月中旬に歯が欠けたところから感染し、下顎が大きく膨らみ、入院することとなりました。抗生物質を投与するもなかなか完治せず、常喜が訪問した前日には肺炎を患っていることが分かりました。久し振りにビカート先生御夫妻と再会が許され、しばらく良き交わりの時が与えられました。最後はお互いのために祈り合うことができました。その一週間後には、退院することができ感謝でした。ご高齢でありながら宣教の働きを進められているビカート先生御夫妻のためにお祈りください。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆地域教会でインターンシップ中の4年生のために。あらゆる誘惑から守られ、教会を建て上げる喜びを体験できるように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。義実のビザ取得のために。
あなたがたが、私たちの奉仕の結果としてのキリストの手紙であることは、明らかです。それは、墨によってではなく生ける神の御霊によって、石の板にではなく人の心の板に書き記されたものです。(第二コリント3:3)
【ボリナオ教会訪問】
学校のプロモーションのために、ボリナオの教会を訪問しました。この教会は11月に伝道所から教会として正式に承認され、記念式典が開かれた教会です。8月の訪問団のメンバーが訪問した教会でもあります。
私たちがこの教会を初めて訪問したのは10年前でしたが、その時は、マンゴの木の下で十数名の方々と礼拝を捧げていました。それが、今ではメンバーが増え、土地と会堂が与えられ、教会として承認されるまでに成長することができました。この教会だけでなく、ウェスレアン教会が力を入れている働きの一つは青年たちへのアプローチです。この日も、たくさんの青年たちが礼拝に集い、証しや特別讃美をしてくださいました。毎週、金曜日の夜には青年の集会があります。このような素晴らしい教会を建て上げた主任牧師マーク先生御夫妻は、もう既に次の教会開拓について検討しているとのことです。恭子が学校の紹介を、そして常喜が説教をしてプロモーションを終えました。
【第一学期終了】
今年度の学期を恵みの内に終えることができました。今学期は常喜が2科目を教え、両科目とも四年生が受講しました。四年生は第二学期からインターンシップで地域教会に遣わされ四ヶ月の実習期間を過ごします。毎年のように、この実習期間中に問題を起こし、卒業を引き延ばされる学生が出てきますので、彼らがすべての誘惑から守られ、無事に卒業できますようにお祈りください。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆地域教会でインターンシップ中の4年生のために。あらゆる誘惑から守られ、教会を建て上げる喜びを体験できるように。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。義実のビザ取得のために。
アブラハムは主を信じた。それで、それが彼の義と認められた。(創世記十五・六)
【世界宣教聖日】
日本の教会と同様に、フィリピンのウェスレアン教会も十一月に世界宣教聖日礼拝が守られます。
今年は、常喜が説教者として招かれ、説教をしました。神の御心としての宣教と、その宣教のためにどうしても人を必要とし、その人への神の愛について語りました。礼拝を締め括るにあたり、私たち家族が前に呼ばれ、同席されていたウェスレアン教会の代表ギリアモ先生がお祈りして下さいました。
【チャペル】
今月のチャペルのテーマは「ホーリネス」で、常喜はマタイの福音書八章よりイエスがツァラアトに冒された人に手を伸ばされ、触れられ、癒やされた箇所からホーリスネスについて話しました。説教の後には、聖餐式が執り行われ、主イエスが十字架の上で割かれた肉と、流された血の恵みに与りました。
【パスポート申請と取得】
義実と恭子のためにお祈り頂き有り難うございます。恭子は日常生活には困らない程度まで回復してきましたが、二時間おきに授乳をしなければならないので夜はあまり眠れていないようです。そんな中、二人の娘たちが代わる代わるに義実を抱いたり、あやしたりして母親を助けてくれています。最近は、目が見えてきたのかよく笑うようになってきました。
義実(いさみ)のパスポートを申請し、無事に取得することができました。申請するのに一番困ったことは、写真でした何度撮っても目が開いた状態で写っている写真が撮れませんでしたが、段々と成長するにつれて顔立ちがハッキリとしてきて第三週目でようやく撮ることができました。また、申請、取得に際してもロザリスからマニラまで往復しなければなりませんでした。いずれにせよ、申請から取得まで何の支障もなく手続が進み、終えることができて感謝でした。引き続きビザの申請と取得のためにお祈りを宜しくお願いします。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆来年から四年生はインターンシップで四ヶ月地域の教会に住み込みで奉仕をします。準備と見守りのために。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。(恭子と義実のために)。
Rev. Tsuneki & Mrs. Kyoko Toyoda
c/o Rosales Wesleyan Bible College, Inc.,
San Pedro West, Rosales, Pangasinan
2441, Philippines
e-mail : igmtoyoda@gmail.com
「「イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされて、神の栄光と誉れが現されますように。」ピリピ1:11
【義実の誕生】
10月12日午前7時20分、第四子次男が誕生しました。朝、恭子に「産まれる」と起こされ、子どもたちを起こし、身支度をし家族で病院へ。到着してものの15分ほどで産まれました。
夜明けから連絡を取っていた担当医も間に合わず、分娩室に行く暇もなく、救急のベッドでの出産でした。上の子供たちの時もそうだったのですが、誕生の瞬間、常喜は涙が出てしまいました。
「誕生は奇跡」と今夏の宣教訪問団のメンバーに教えてもらいましたが、まさに「奇跡」に遭遇した感動の瞬間でした。ピリピ1:11から義実(いさみ)と命名しました。
神様が私たちに与えて下さった4つの「果実」(希乃実、実和子、実喜、義実)がこのフィリピンの地でスクスクと元気に育ち、人々に愛される者として成長していきますようにお祈りください。
【一時帰国】
義実の出生届、そして戸籍謄本の取得はフィリピンでもできるのですが、
戸籍を取得するのに二ヶ月掛かります。
その二ヶ月の間に緊急事態が発生したとき、私たちは身動きが取れなくなります。
そのため、局長に許可を頂き、10日程帰国して手続をしました。
これから、義実のパスポートの申請、取得、さらにビザの申請、取得と、ロサリスとマニラの往復が続きますので、引き続きお祈りの程宜しくお願い致します。
◆新校長アレックス先生のリーダーシップのために。学生たちがサタンからの誘惑、攻撃から守られ、学びと訓練に励むことができるように。
◆神学教育の働きのために。今学期は常喜が『ウェスレー神学』『ダニエル書・黙示録』を教えています。
◆事故、事件、怪我、過ち、災害から家族が守られますように。子どもたちの学びのために。(恭子と義実のために)。
「しかし、知識は人を高ぶらせ、愛は人の徳を立てます。」1コリント8:1
日本では九州の豪雨で大きな被害があったと聞いています。教会はどうだったのでしょうか。お祈りしています。
【メデリヤン教会再訪問】
常喜は短期集中講義のためにセブ島にあるヴィサヤン・ウェスレアン大学に一週間滞在しました。月曜日から始まるクラスでしたが前週の金曜日夜に到着し、土曜日の午後から2013年11月に大台風ヨランダによって被災したセブ島北部メデリヤンにあるウェスレアン教会を再訪問しました。
折しも教区長バシスタ先生がその教会を巡回予定でしたので一緒にバスで行くこととなり、大変心強い助け手を神様は与えてくださいました。セブ市内のバスターミナルからエアコン付きバスに乗る予定でしたが、エアコン付きバスは夜間運行のみとなっていたため、急遽エアコン無しのバスでメデリヤンまで四時間掛けて行くこととなりました。30度を越える暑さでしたが何とか耐えつつ、そして外の景色を眺め楽しみながら無事にメデリヤン教会に到着することができました。
この教会は台風によって教会堂や信徒並びに関係者の家屋は被災してしまい、周囲の教会からはもうこのウェスレアン教会の活動は終わりとまで言われていました。しかしながら、教区長バシスタ先生、牧師クリストファー先生、信徒の1人1人、そして教区の牧師や信徒の皆さんが協力し合って翌年2014年には立派な新会堂を献堂することができました。
この建築は日本のインマヌエル教会やアメリカのウェスレアン教会からの経済的援助によってなされたものでしたので、礼拝の折には常喜を覚えておられる教会の皆様から大変喜ばれ、感謝されました。被災された信徒の方々も足繁く教会に通っておられ、礼拝後には5人の女性のためにビーチで洗礼式を執り行うことができました。クリストファー先生は信徒の家を訪問し、セルグループをし、地道に伝道、信徒訓練に励んでおられ、その結実を今回見ることができ大変幸いなときとなりました。礼拝の折には教区長より挨拶を依頼され、私たちインマヌエル教会が祈ってきたこと、そして私たちがメデリヤン教会にしたように、同じことを他の