ISO(国際標準化機構)認定の為、お祈りを有難うございました。10月31日、移動中の車中で、病院広報のワッツアップ(ラインのようなもの)を見て、認定がなされたことを知りました。CEOやスタッフが認定書と一緒に取った写真も添付されていました。
米国で行われた、医療費が払えない患者さん方のためのチャリティーマラソンの為にもお祈りを有難うございました。テヌウェク病院のCEOであるベン・シエレ兄弟がフルマラソンに挑戦し、健康も守られて無事完走されました。タイムは4時間12分25.9秒でした。帰国直後の礼拝で「4時間を切りたかったんだけどなぁ」と残念そうに話しておられました。また、マラソンの行われた場所近くの教会にはディアスポラ、渡米しているケニア人が多く集われていたそうです。元テヌウェク病院のスタッフだった方も多く、ゴール地点に多くのケニア人がバスで集合、今回のための2種類のTシャツ、「Run, Ben, Run(走れ、ベン、走れ)」と「Heart in Act(ハートインアクト、行動する心~今回のチャリティーの対象に心臓(ハート)外科関係の患者さんが含まれているのにもかけていると思います~)」を着て、ケニア式に歌ったりしてゴールを祝って下さったのには驚いた、と話しておられました。
テヌウェク病院の側では、スタッフや一般参加者を交えて、11月15日にチャリティーフルマラソンを開催予定です。昨年と同じならば、42キロはちょっと、という人のために短いコースもあると思います。そのアピールのために、前哨ミニマラソンといいますか、アピールマラソンが10月31日に行われました。有志がテヌウェク病院からバスで近くのボメットの町にあるテヌウェク病院の分院に移動、そこから出発して、テヌウェク病院の心臓胸部センター(CTC)まで走り抜ける(または歩く)というものです。全長8キロメートルほどあります。当日私はナイロビからテヌウェクに移動する日で、時間的にも終わった頃かなと思いつつ差し掛かりました。ところが、雨か何かで開始が遅くなったようで、丁度Tシャツを着たり、横断幕を持ったりしたたくさんの人が道路を走ったり歩いたりしている所でした。荷物もあって「乗せて~」には答えられませんでしたが、ちょっと車を止めて写真を撮ることが出来ました。
私事になりますが、母の召天に際し、多くの方のお祈りとお心遣いを有難うございました。月曜の入院はメールで知っていたのですが、木曜の容態変化と金曜の朝召天のメールは日曜の礼拝の後にラインで「メール見てる?」と親族から確認が入るまでチェック出来ておりませんでした。最近は帰国時には、「また地上で会えると思わなかった」と母から言われ、出国時には「三年の間にどうなるか分からないから今度会うのは『上』でだね」と母から言われておりましたし、諸々考えて帰れない、帰らない、と思っていました。母の報告も兼ねて日曜の午後にWGMケニアの教区長、テヌウェク病院周辺をまとめる宣教師代表、日本の関係者にもその旨連絡しました。
するとテヌウェク構内の二人の宣教師が飛んできて下さり、「文化的な事や色々あると思うけれど、WGMケニア教区長の許可もあるし、もし帰国の心が少しでもあるならサポートしますよ」と言って下さいました。隔週でテヌウェク構内で行われている賛美の集いの前によって下さり、「賛美の集いが終わったらまた寄るからそれまでに考えてみて」と時間を下さいました。もう母は地上にいないし、経済的な事も、等々考え、祈りましたが、お二人が戻られた時に「もし許されるならば」とお返事したところ、文字通りその場でコンピューターを開いて航空券を手配して、明朝空港に移動するまでの車の手配までして下さいました。手術室主任も許可を下さいました。月曜の朝テヌウェクを出てまっすぐ空港へ移動、月曜夜にケニアを飛び立ち、火曜の夜に神栖教会に到着しました。水曜日に告別式の予定だった火曜の夜に棺の中の母の顔を見ることが許された時、このためだけにでもとても意味のある事だった、と感謝いたしました。
月曜の朝、テヌウェクを離れる直前には、ケニアの祝日で少ない人数だったにも関わらず、主任を始めとする手術室のスタッフが玄関前に集まって下さり、一人一人声をかけながら女性スタッフはハグ(抱擁)して下さり、男性スタッフは握手して下さいました。皆を代表して、ケニアに入国した時にご兄弟の召天を知らされた、と話して下さった短期ボランティアのスーザン姉妹がお祈りをして下さいました。その後集まって下さったWGMの宣教師の方々にも祈って頂いてテヌウェクを出発致しました。
ワッツアップやメールでスタッフや宣教師関係者から心のこもったメッセージを数々頂戴し、また、主任を通して「広報に載せても良いか?」と病院から問い合わせがあったので承諾したところ、美しい弔文カードが掲載されました。スタッフ自身やスタッフの近親者が他界した時は、同様の文章が掲載されます。文化的にぎりぎりまで公表しない、または公表しない、という事がある為、前もって問い合わせて下さったようです。今は少し変化してきていますが、先輩宣教師によると、例えば「明日(自分の)結婚式があるのでしばらく休みを下さい」というやりとりなどもあったそうです。
少なくとも2週間、1か月でも、とWGM、病院関係者双方から言っていただいていましたが、移動日等を含めて2週間とし、金曜日にテヌウェクに戻った翌週の月曜には勤務に戻る予定でした。しかし週末に「もう一週間、臨時の国民祝祭日などを加味すれば休みが取れるから」と主任から連絡をいただき、やはり疲れや集中力の低下などもありましたので、ありがたくもう一週間休ませていただきました。日本滞在中には、インターネットの突然の中断をさほど心配することなく、28日のZoom宣教祈祷会にも加わることが出来感謝でした。
祈祷課題
ギフトにより、一時帰国がゆるされた感謝
2.医療保険料未払いの解消、また11月15日予定のチャリティーマラソン祝福のために
3.病院の働きが福音のために用いられ、働き人(ルカ10:2)が起こされ用いられるように




