常夏の島フィリピンより主のご降誕の挨拶を申し上げます。この年もお祈りとご支援を賜わり心より御礼申し上げます。
【宣教車の購入報告】
故障が多くなっていた宣教車を、このたび買い替えることができました。8年間、各地の教会訪問や宣教旅行で大いに働いてくれましたが、最近は遠出が難しくなっていました。それでも9万キロを走りきってくれました。
フィリピンで中古車を探すのは、日本とは勝手が違います。私たちも頻繁に車を買い替えているわけではなく、今回のような大きな買い物は10年ぶり2度目(前回は7年前)になります。容易なことではありませんが、友人たちの知恵を借りながら、SNSの「Buy and Sell(売買掲示板)」を通して車を探しました。悪路や洪水の中での運転など、過酷な環境を考慮し、これまでと同じように車高の高い7人乗りの車を希望していました。
ちょうど宣教局から車購入の許可が下りた翌日、頂いた予算内で購入できそうな良質の中古車が掲示板に掲載されました。すぐに販売者に連絡したところ、まだ買い手はいないとのことで、すぐに下見の約束をしました。販売地は、聖書大学のあるロサリスから車で40〜50分ほどの場所です。
同じ掲示板を通して車を購入されたウェスレアン教会のアキノ牧師親子に相談したところ、下見への同伴を快く引き受けてくださいました。さらに、整備士のご友人が走行距離の改ざんや冠水被害、書類、故障の有無などを詳しく査定してくださることになりました。
木曜日の早朝、私は高速バスで現地近くまで向かい、アキノ先生たちと合流しました。その時にはすでに査定が済んでおり、「問題なし」との報告。実際に試乗したところ、状態も良好で、アキノ先生親子と整備士の方の勧めもあり、購入を決めました。翌週水曜日に正式に引き取りを行うことになりました。
引き取り前日には、日本から送金された予算を銀行で確認し、現金引き出しの手続きを済ませました(フィリピンでは高額の引き出しに事前予約と書類提出が必要です)。当日は、アキノ先生親子が銀行と取引場所まで同伴してくださいました。販売者から名義変更の手続きについて説明を受け、問題なく購入を完了することができました。続いてロサリスに立ち寄り、弁護士事務所での売買証書の公証手続きを終えました。そのときには、ジェイソン先生が同行してくださり、先生の教会の教会員さんが働いておられる弁護士事務所で手続きができました。
その翌日から、フィリピンでは「諸聖人の日」の連休に入りました。そのため、残りの、運輸局での名義変更、学校区域の通行許可証、包括車両保険の手続きは、11月3日(月)以降に進める予定です。


