【東マニラ教区年会】
5月1日、東マニラ教区の年会に招かれ、出席しました。午前から午後にかけて、各部署からの報告がなされ、様々な議題が話し合われ、決議されました。今年の年会では、6年間教区長を務めてこられたジェイサン先生が、再び教区長に推薦されましたが、精神的な疲労を覚えられたことから、すべての役職から退き、牧会の働きに専念されたいと議場で申し出られ、その申し出が承認されました。その後、私たちが礼拝に出席しているパルメラ教会のマーク・パピー先生が、新教区長として選出されました。マーク先生のこれからの働きとリーダーシップのために、どうぞお祈りください。
【ナザレン神学大学院 卒業式】
5月3日には、私たちが住んでいるナザレン神学大学院で第40回卒業式が行われました。ウェスレアン教会のジョマー・クレメンテ先生(聖書学)とジェイサン・オロ先生(実践神学)が、それぞれ修士課程を首席で修了されました。
ジョマー先生は視覚障害を抱えながらも、マルコの福音書8章21節から10章52節を帰納的聖書読解法を用いて解釈し、「目の見えない人の眼を通して、弟子の道にある十字架を見る」というテーマで論文を完成されました。
一方、ジェイサン先生は、教区長という重責を担いながらも学びを継続されました。その間に奥様のフィビー先生が妊娠・出産され、長年祈ってこられた第一子が与えられました。教区長としての働き、奥様の代わりに教会牧会、父親としての役割、そして論文執筆という多くの課題を乗り越え、卒業に至りました。論文のテーマは「パウロとテトスの『親子』の聖書的メンタリングの原則に従った東マニラ教区教役者の意図的メンタリング」で、これから教区で用いられていくのが楽しみです。
また、ジョマー先生が用いた聖書解釈法は、以前に常喜が聖書大学で教えた方法であり、先生がそのときのノートを参考にされたことを伺い、教えたことが実を結んだことに感謝と賛美をささげました。
私たちは、卒業する2人の先生、そして陰ながら多くの犠牲を払い支えてこられたフィビー先生に花束を贈りました。特にフィビー先生は「私のことも覚えていてくれてありがとう」と、そのご苦労を思い起こされたのか、涙を流され、もらい泣きしそうになりました。
卒業されたお二人の先生が、ウェスレアン教会においてさらに用いられ、学ばれたことが教会の成長と建て上げに生かされていくよう、心から祈っています。
【結婚式】
5月22日には、前述のジョマー先生とマリシャ先生の結婚式があり、出席しました。ロサリス聖書大学の卒業生で牧師同士の結婚式でしたので、出席者も久しぶりに会う牧師や懐かしい教え子たちが多く、そんな再会も嬉しかったです。
【賃貸契約更新不可】
毎年6月の借家の更新を前に、5月下旬にナザレン神学大学院生の事務所より連絡がありました。シンガポールにあるナザレン教会の地域事務所が、このキャンパス内へ移転してくることになり、そのため現在の住居も利用することになり、私たちの年間賃貸契約を更新することができなくなったとのこと。現在、フィリピンの宣教師間でやり取りされているメールやSNSを通じて、新たな賃貸物件を探し始めています。どうぞお祈りください。
【祈祷課題】
1. 新学期に入学した新入生たちが寮生活や学びに順応し、しっかりと訓練に励むことができるように。また、誘惑や過ちから守られるように。
2. 子どもたちが学校生活(学びと言語)に順応し、救いへと導かれるように。希乃実と実和子の夏休みのためにも。
3. 家族が事故・事件・怪我・過ち・災害・病気・疫病などから守られますように。