ISO(アイソ、国際標準化機構、の頭文字をとったもの)の監査のためにお祈りを有難うございました。
広げた翼や祈祷課題などでお祈りの課題として挙げさせていただいて以来、直接的、間接的に「今どうなっているか」とたびたびお問い合わせをいただきました。そのたびにお祈りいただいている事を感謝いたしました。なかなかまとまった報告が出来ず申し訳ありませんでした。
そもそも認定を受けると決めてから、まず検査室のスタッフに集中的に講義・研修などが行なわれ、それに基づく病院への提案、その反応としての改築などが起きました。次に病院全体への啓もうが始まりました。そもそもISOとは何か、なぜ必要なのか。
関連するように、病院としての5年計画(戦略)ですとか、自分の周辺の「文化」の評価と改善への提言、勤務評価方法の見直し等の講義もあり、別物でもあり関連事項でもあり、と少々混乱はありました。また、それぞれの要求に応えるために特に主任が報告のまとめや会議に追われていました。昔何かのコマーシャルで「ママいるけどいないの」とかなんとかいうセリフがありましたが、主任が出勤しているもののそうした会議や書類のまとめで通常業務にほとんど関われない日も多く、私は副主任として本当は主任のそうした業務をカバーするのも必要なのだろうがと思いつつ、通常業務の主任の分をカバーするのがメインのような感じでした。今の主任は出エジプト記のエテロ(イテロ)の助言のように人を選んで責任を分けていくことに優れており、ISOその他の関連にも、通常業務の方にも、スタッフを上手に巻き込みながら仕事を分けていっていました。しかし、間に合わない、終わらない、と弱音を吐く日も多々あり、日本の皆様が継続してお祈りして下さっていたことを心より感謝申し上げます。病院の経営陣としてもそんな部分があったようで、当日の朝になってから、「本日午後2時半からISO関連の会議をするのでXXの資料を必着でそろえて提出、会議に出席」と連絡がきて予定がひっくり返されてバタバタさせられる、という事が何度もありました。
先達となった検査室の主任やクオリティ・オフィサーという役職で、病院の質向上に特化して任命された看護師のA姉などが中心となっての院内組織がまず院内監査をして最初の院外監査に備えました。院内監査後に急いで改善されたものもあったのですが、それでも最初の院外監査で十数項目の改善点が指摘されました。
それらを中心に改善が見られないとISO認定も無いわけで、さらに改善のための努力やそのための会議や書類の作成などが続きました。病院のモットーは変わらずWe Treat, Jesus Heals (ウィートリート、ジーザス ヒールズ、私達は手当てをし、イェス様が癒して下さる)ですが、それは一体どういうことなのか、具体的にどうするのか、病院の「ミッション」「ヴィジョン」「ストラテジー」等も整理され、誰がいつ監査官に聞かれても答えられるように、教会学校の金言のようにみんなで覚えて、ちゃんと言えたらクッキーやペンなどのごほうびがもらえるようにした時もありました。
後期の監査が6月の3日から5日と発表されました。丁度ズームでの宣教祈祷会が5月末の直前でしたので、特に祈って頂きました。また女性牧師のズーム祈祷会が6月2日でしたので、そこでも祈って頂きました。実際は2日から始まり、その週の終わりまで続きました。手術室にも割り当てられた日があり、直前まで作業がありました。
近くのボメットまで文房具や場所によって交換するスリッパの買い出しに出たりもありました。また、今まで勤務表などに病院のロゴマーク等がついていなかったという事でつけていく、という作業もありました。書式によっては手元のソフトと限られた知識では手に負えず、時間が迫っている事もあり、今回は物理で(手作業の工作で)、と解決した書類もありました。そんなこんなで半徹だった事等もあり、当日は昼近くに離脱を許していただきましたが、のちに主任から電話があり、前回13項目近く指摘のあった手術室ですが、今回(特に厳しい、と事前情報で別の部署から伝え聞いていた方が来られたにもかかわらず)
は全く指摘が無かったとのこと、感謝でした。また病院全体としても、「60日以内にXXを解決すること、またそれよりも小さな問題について改善策を提示すること」との条件付きで、認定の運びとなりました。お祈り有難うございました!
「ここまで来て認定されないという事のないように」「トゥタシンダ パモジャ(私達は一緒に勝利します)」と繰り返しながら、直前のあれこれを伝えてきた病院の広報用ワッツアップでは、感謝の報告とともに「今後の維持が大切」とコメントしていましたが、今後のためにも引き続きお祈りをお願い致します。
昨今不規則な時間で移動したおかげで、最近出た虹の写真を撮れました。後で送付いたします。
5月は国際看護の日があり、病院でも看護週で祝いました。最終日の土曜日は、今年はサッカー好きのケニア人らしく、職員チームや学生チームや他のチームも交えてサッカーの親善試合がボメットの町のサッカー場で行われました。
祈祷課題
1. ISOの後期監査を無事に越えられた感謝
2.医療保険料の病院への未払い部分が与えられるように
3.病院の働きが福音のために用いられ、働き人(ルカ10:2)が起こされ用いられるように