12月のある日、手術室のオフィスに立ち寄った長期医療宣教師のR師が、「クリスマスお祝いしている?それともクリスマスどころじゃないって感じ?」と声をかけて下さり、内心ちょっとドキッとしました。
例年11月からクリスマスごろまで主任代行が入るので、1年の様々な蓄積と共に色々な事に心が乱れてクリスマス前後に落ち着かなくなってしまうのをなんとかしなくてはと思っています。
そんな中でも憐みにより、今年は主任代行の期間、エリック兄弟がヴィンセント兄弟の代わりとして入って下さり感謝です。いつも「もう一人の副主任」として大きな柱でいて下さったカロライン姉妹(宣教ビデオ内でケーキを切っていた方です)は、数か月前から新しいCTC(心肺センター)の方に専任になってしまいました。手術室主任ではなく、CTCの中の手術室、回復室、一般病棟、外来、内視鏡部門の全てを総括する総婦長に任じられたそうです。先日久しぶりに見かけたら、「得意じゃないのに書類仕事がいっぱいあって…」と言っていました。
さてエリック兄弟ですが、テヌウェク病院の隣の看護学校(今は大学)の出身です。学生実習で来ていた時、複数のスタッフが、「この学生のグループは本当に良い!表彰とかなんとかないの?するべきだ!」と主任室にかけあいに来ていた対象の一人だったと記憶しています。先日、働きながら看護学士コースを学び、先日無事取得と報告を受けて「エベネゼル」とデコレーションしたケーキで短くお祝いをしたところです。
手順や物品の複雑な整形外科部門の長のような立場にありつつ、スケジュールの作成などで主任のヴィンセント兄弟を助けていましたが、この度ますます主任業務に深く携わって下さり感謝です。10時2分のお祈り(ルカ10:2より)で働き人を願う時、主任業務にも、とお祈りをしていた答えの一つが彼か、と最近気づいたところです。
先日お伝えした改築が進行中で、使える部屋、必要なスタッフなどなどが刻刻変わる中、主任らしい大きな視点で中心のアキネータ医師やスタッフと交渉・調整を担っていて下さり感謝です。2月初めに結婚を控えており、彼自身も本来は年次休暇のはずが毎日のように呼び出され、申し訳ないと思いつつも日々助けられています。
おかげで、そんな中でもWGMの恒例の泊りがけの教区会、クリスマス礼拝などにも出席が許され感謝でした。クリスマスの日は、(年数から言えば私がしなければいけないのに、と思いつつも)クリスマス礼拝前に企画された単身宣教師同士の朝食、今年赴任したご家族からお招きいただいての昼食のご馳走とお交わりに加えていただき感謝でした。
22日の夜は、CTCの中にあるチャペルで宣教師を中心にクリスマスの賛美を賛美しようという集会が1時間持たれました。夜にそこまで出ることはなかなか無かったので、ようやく「ともしび」状態のチャペルの写真を撮ることが出来ました。宣教ビデオでは素敵なイメージ画像を載せていただきましたが、本物はいかかでしょうか。写真を添付いたします。
実現可能かわかりませんが、遠方、特に川向う、山向こうからどのように見えているのか撮影したいところです。
またそんな中、クリスマス前後の礼拝に、看護学生、看護師、として手術室を訪れ、麻酔科看護師の資格も取ってしばらく勤務していたへズボン兄弟がお子さん連れで出席していました。今はシエラレオネで奉仕されているという事で、「人も物もなにもかも足りないかの地のためにお祈りください」と祷告を依頼されました。かの地から見ればテヌウェク病院の状況はとても恵まれていると言えるのでしょう。「取るべきところなお多し」の賛美の歌詞が心をよぎりました。あちこちで働き人が求められる中、自分の居場所は、なすべきことは、と御心の中でありますようにと祈ったことです。
日本では急に郵便料金が値上がりしたと聞きましたが、そんな中、メールで、郵便で、たくさんのクリスマスカードを有難うございました。時を財を心を用いて下さった皆様に心を温められ励まされてことに主が豊かに報いて下さいますように祈ります。
祈祷課題
1. 主任不在中の助けが与えられ、主任も休暇から戻られた感謝
2.改築が、事故無く不和なく遅延なく不備なく完遂されるように
3.病院の働きが福音のために用いられ、働き人(ルカ10:2)が起こされ用いられるように
2016年5月〜の宣教報告(過去ログ)はこちら
ケニア・テヌウェク病院に送付して頂く包帯等について
お問い合わせを感謝いたします。お忙しい日本の方々が、時を割き、心を遣って祈り、包帯や病理検査用の空き容器等を集めて送って下さっていることに、病院のスタッフ一同心より感謝しております。くわしくは、こちら(クリック)をご覧ください。