T25-04台湾2025年4月公信

イースター・イベント

4月前半は、イースターのための準備の時となりました。

今年のイースターは、イースターの日の午後二時から、外部向けのイベントが教会で開催されました。普段教会で礼拝後に行っている「にほんごカフェ」の生徒さんも運営として多く参加され、にぎやかな雰囲気の中で、様々な出店のアイデアが実現しました。

台中に置かれている日本語教会、という特性を生かした様々な企画がありました。特に、浴衣の着付けコーナーが人気を博しました。参加された方で、着付けを希望する方は、到着してまず浴衣の着付けをしてもらいます。そして、様々なアトラクションを回るという形になりました。迎える側も、鬼滅の刃柄の半纏など、和的なものを纏ってお迎えする方もおられ、和の雰囲気にあふれたときとなりました。

日本語カフェのコーナーでは、簡単な日本語を使っての、聖書クイズなどが行われていました。また、教会員の方が高級な豆を使ってその場で淹れてくださるコーヒーや、子供向けには、各ブースにクイズが仕込まれているエッグハントが開催されました。A4の紙にイースターエッグと中に入っている何種類かの動物をあしらったイラストの塗り絵もあり、各世代楽しく復活節を過ごすときとなりました。イベントは全体として、こじんまりとしたものでしたが、普段なかなか来ることが叶わない教会の関係者・礼拝に集われている方の友人の方々など、集われており幸いでした。

復活の約束

 また、今年のイースターの前後は、教会員の方、また教会につながっておられる方の、どちらも義理の親にあたる方々が、召されるという出来事もありました。それぞれほかの教会で救いに預かっていたので、復活の希望があることが感謝です。けれども、地上においては家族を失う悲しみがあることを覚えます。ご家族を天に送られた方々の上にお祈りください。

罷免(リコール)合戦

 台湾ではこの春、ねじれ国会で多数派をしめる中国国民党の国会議員に対する罷免運動が全土で起こっています。それに対抗する形で、政権党の民進党の国会議員に対する罷免運動もあります。

議員のリコールが成立するためには、第一段階として選挙区の一パーセントの有権者の署名が集まれば、罷免のプロセスが始まります。第二段階として選挙区の有権者の一割に当たる人の署名が集まると、その選挙区での第三段階として罷免投票が行われ、賛成票が反対票を上回りなおかつ賛成票が選挙区の有権者の25%を超えた場合に、罷免が成立し、当該の国会議員は失職することになります。

台湾は日本に比べ政治に関する意識が強く、人通りの多いところや、普段利用するコンビニの前などでも、若い人から高齢の方まで参加して、署名運動が続けられていました。政治的にみれば、改めて対立構造が可視化され、安定している状態にはないと言えますが、台湾の政治が安定し、内外の脅威から守られて歩めるようにお祈りください。

お祈りの課題

① 教会の救霊の働きに知恵が与えられるように。

② 夏になりつつある中で、牧師家族、信徒、関わりがある方々の霊肉が支えられるように。

③ 罷免合戦の中にある台湾の政治が守られるように。