公信251号(2025年7月)

ビザのためにお祈りを有難うございました。思い煩いで身の丈一尺も増えないと言い聞かせつつも、毎回期限の日近くまで心臓か胃がキリキリしそうな緊張に襲われそうになるのですが、今年9月6日以降の2年間のビザが既に与えられました。あっけないような通過に戸惑うほどですが、看護免許更新を含め、日本の多くの「義人」の方々の真実なお祈りの答え、と心から感謝申し上げます。パスポート写真を2枚撮影して持参、ナクルで残りの手続きをしてパスポートに証拠のスタンプをもらう事、同時に外国人登録証も申請して受け取る事、が残っておりますので、9月6日までにスムーズに全て終了できますようにお祈りください。

調印式?で始まった7月でした。

We treat, Jesus Heals (ウィートリート、ジーザス ヒールズ。私たちは手当てをし、イエス様が癒して下さる)を具体化するための手段として、ISOの申請と並行して、バランス・スコア・カードという方法が導入されることになりました。テヌウェク病院にとっては新しい方法なので、外部からの講師を招き、指導を受けていました。

日中のある日、各部門の主任が集められました。指導に当たって下さった外部の方々、病院の経営部門スタッフ、それぞれから幾つかのスピーチがされました。その後に、決意表明といいますか、発足に際し、「これからこの方法を成功させるために誠心誠意尽くします」といった趣旨の書類にまずCEOが、それから各部門の主任が署名していきました。署名に際しては、前方に設置された巨大スクリーンに直接「書き込む」方法と、前方のテーブルに準備された紙にペンで書き込む方法の2種類が取られ、ずいぶん「進んで」いるなあ、と思いました。経済的な安定や顧客満足度等だけでなく、「神様の御国の建設のために」が柱であることを講師の方々も理解され、祈りつつ励まして下さるスピーチに、この方々もクリスチャンで、それぞれの部門で活躍しておられるのだなあ、と感慨を深めておりました。

署名に先立って、「結婚式の誓約みたいでしょう」とチャプレン部門の先生がおっしゃっていました。日本だと役所に書類を提出する、という部分が結婚式と別のように扱われているかと思います。今まで出席したケニアの結婚式では、結婚する本人たちと立会人が書類に署名していく、という時間が、結婚式のプログラムの一部として入っています。署名が終わると司式の先生が書類を丁寧に折ってから上方に掲げ、「この書類は私が役所に届けます」と言って懐にしまうまでが一セットです。赴任当初の2000年当時は一般にカメラはあまり普及していなかったのですが、徐々に多くの人が手にするようになり、そのうちカメラ付きのスマホも普及して、署名の瞬間をとらえようとテーブルの周りにカメラマンが群がり、出席者にはよく見えない、ということも多々起きていました。

病院の行事でも同様に撮影者が群がって出席者に良く見えない、という事が多々ありましたが、今回は病院の広報部スタッフのカメラマン(ウーマン)のみが近接撮影をしていましたのでよく全体が見えました。

祈祷課題

1. これから2年間のビザが通った感謝と、残る手続きのために

2.医療保険料の病院への未払い部分が与えられるように

3.病院の働きが福音のために用いられ、働き人(ルカ10:2)が起こされ用いられるように