公信247号(2025年3月)

3月半ばは、スピリチュアル・エンファシスと呼ばれる聖会週でした。カボソン牧師学校の校長先生が講師で、創世記のヨセフの生涯から語って下さいました。最初にアブラハムの記事から「貴方の生涯やキャリアの中で嘘は無いか?」と語られ、続いて「恵まれない家族環境の中で」「夢破れると見える中で」「理不尽な誤解と扱いの中で」の揺るがないクリスチャンとしての歩み、について語られました。

  ケニアでは「アニューアル・リーブ」と呼ばれますが、26日の有休をまとめて取ることが普通です。スピリチュアル・エンファシスの週から申請したので、各集会に出席でき感謝でした。

3月の特記事項は、80次年会という事で招いて頂いた一時帰国した。生で参加を許されることが嬉しい反面、日本の厳しい戦いの中奉仕為された先生方に混ざるのはおこがましくも感じられ、無事に任命式で返答出来るかという懸念がありましたが、各集会のメッセージ等を通して少しずつ語られ、「神様がともにいて下さるならば」と任命式で「はい」と返答することを許され感謝でした。短い時間でしたが、奇跡的に色々な方にお目にかかれたこと、心一杯日本語での賛美をゆるされたのも感謝でした。

もう一つの日本行きの目的は、愛の泉献金プロジェクトを通して購入した毛布兼寝袋の受け取りと病理検査用ビニール袋の購入でした。

テヌウェクの標高は、日本でいうと軽井沢位です。朝晩は冷え込み、息が白くなることもあります。ケニアでも海岸地方などは標高がゼロに近く、蒸し暑い所ですので、同じケニアでも遠くから来られた患者さんは、入院中「寒い」と難儀をされます。特に回復室では、点滴の管などが色々入っているのと処置の妨げになるので、普通の上着は着られません。もっとも、感染予防の点から、私服の持ち込みは忌避されます。

そんな中、日本のメールの合間に入っていた、毛布にも使える寝袋の広告に目が留まりました。電気を使わず自分の体温を反射しながら体を温められるものです。丸洗いも出来るので、感染予防にもなります。

海外には送ってもらえないので、神学院で受け取っていただき、今回の手荷物として持ち帰る計画を立てました。年会初日の集会後、12個の圧縮に、ユースインミッションの方々や先生方の助けを頂いて、思ったよりも短い時間で荷造りすることが出来、感謝でした。(画像)

ビニール袋に関しては、数年前からプラスチック製品の環境への影響の懸念から、ケニアでは民間でのビニール袋の使用が全面禁止になり、店頭からビニール袋が消えました。

一方、医療用のビニール袋の使用は許されています。病理検査をして下さるナイロビの医師からは、「必ずビニール袋に入れて、 空気を抜いて封をしてから空き容器に入れて下さい」と指定されています。しかし国内では追加購入が出来ないという矛盾の中で、3月半ばにとうとう在庫が尽きてしまいました。

日本滞在の短い期間で購入が許され、今度は毛布とビニール袋が税関を通るかどうか、税金がかかるかどうか、という問題が残ります。一部の先生方にお祈りしていただいておりました。結論から言うと、無事持ち帰ることが出来ました。感謝です。6種類くらいの税金がかかり、購入費用の半分以上を支払う事になりましたが、毛布の方は課税されなかったのも感謝でした。

祈祷課題

1. 日本との往復、年会出席、必要品の持ち込みがゆるされた感謝

2.年次休暇中に必要な整えが与えられるように

3.病院の働きが福音のために用いられ、働き人(ルカ10:2)が起こされ用いられるように