KENYA(ケニア/テヌウェク)蔦田就子:帰国中
Miss Anna N. Tsutada
c/o Tenwek Hospita1, P.O.Box 39, Bomet, KENYA
e-mail : tenwekanna@yahoo.co.jp
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ホームページ用:包帯の送り方、」支援物資の送り方など(2019年2月17日記) 更新 4/15
ケニア・テヌウェク病院に送付して頂く包帯等について
お問い合わせを感謝いたします。お忙しい日本の方々が、時を割き、心を遣って祈り、包帯や 病理検査用の空き容器等を集めて送って下さっていることに、病院のスタッフ一同心より感謝 しております。
1. 包帯について
最近、色や材質についてご質問を頂きます。様々な用途に使いますので、結論から言うと、「何でも」感謝です。確かに白い木綿の平織りシーツから作られた物ならば、手術用の器械などと一緒に高圧加熱滅菌して使うためにも使えますが、例えば外来などで骨折している骨を「とりあえず」服の上から固定しておくためには、巻ければ「何でも」良いので、色付き柄付きシ ミ付きのシーツ、カーテン、タオルケット、裁縫用の布、フランネル、浴衣生地、さらし、などなど、語彙が乏しいのですべての種類を書き表せませんが、「なんでも」感謝です。
ただ、伸縮性のあるものは、巻くときに気を付けて取り扱わないと締め付け過ぎの事故を起こしてしまうので、「別に」して、「表示」していただけますと感謝です。届いた時に出来るだけチェックするようにはしていますが、チェック漏れしてしまうかもしれないので、お手数ですが宜しくお願い致します。
包帯は、もし可能でしたら幅は5cmから10cmの間でお願いいたします。いつか教報か広げた翼に8cm、と書いたような記憶もありますが、もとの布地の幅も色々あると思いますので、その辺りはきっちりでなくても大丈夫です。
また、長さは、長さとして測るというよりは、巻いていくと円筒状になるわけですが、その太さ(直径)が5cmから7cm位になるまで巻いていただくと、最初に使う時の握りやすさ、扱いやすさ、分量としてちょうど良いようです。大きく見えるシーツを縦に切っても、巻いていくと案外細くなってしまうもので、この円周になるまで巻いていくには1枚以上必要になる ようです。途中から違う色や材質のものになってもかまいません。
以前、「長ければ一本でたくさん使えるのでは」という配慮で、あるところから、直径20センチくらいのものを作って送って下さったことがあります。せっかくのお心遣いでしたが、狭い所を片手で操作するのに持ちきれず、結果として落としてしまったりしました。巨大な包帯を1 本作るよりは、手ごろな大きさの包帯を数本作って頂いた方が使い勝手がよく、複数の方々を手分けして一度に手当てすることも出来ますので助かります。
また、巻き続けていくときに、以前はハサミが手に入りにくかったので「縫わずに巻重ねる」ようにお願いしていた時期もありました。今はハサミもだいぶストックが与えられておりますので、簡単に、しつけ程度で良いのですが、「もし」出来るならば「縫って続ける」ようにし て頂けると感謝です。ミシンできっちり縫って下さるところもありますが、1本どりで簡単に縫っていただくと(ハサミがやっぱりなかった時に)適当なところで容易に切る(糸をちぎる)ことで長さを調節出来ます。日本も人手不足ですので、従来通り、「縫わずに巻き重ねる」 を続けて頂いても感謝です。
また、ある程度の太さになって巻き終わるとき、最後をセロテープで留めて頂くか、輪ゴムをかけるかして頂くと、輸送中や保管中に緩んでほどけてきて、ぐちゃぐちゃに絡み合ってしまうのを防ぐことが出来ます。テロ対策もあって、税関で一度は開けられて中をかき回されてチ ェックされるので、端がとめてあるとだいぶ助かります。一針かけて下さるところや、小分けにしてそれぞれビニール袋や買い物袋などに詰めて下さるところもありますが、御教会の方々の一番しやすい方法でして頂ければ感謝です。富沢宣教師が良く、「ご無理のない範囲で、喜 んで出来る範囲で」と仰っていましたが、そのようにして頂けましたら感謝です。
箱自体も途中で投げられたり積み重ねられたり、相当乱暴な扱いを受けることもあるようで、箱が大破して届くことがよくあります。最初に大きなビニール袋を箱に入れ、その中に包帯なり空き容器なりを入れて頂くと、万一箱が壊れても中身がこぼれずに済みますので、出来ればそうして頂くと感謝です。また、さらに可能でしたら、箱の外にひもをかけて頂いてあると、箱が壊れてもなんとか原型をとどめた状態で届きます。
2.空容器について(手術で摘出した組織をナイロビに送るための入れ物として使用します)
空き容器に関しては、広口で蓋のあるものならばどんなサイズでも感謝です。材質は、水の漏れないものならプラスチックをはじめとして何でも感謝ですが、ガラスは重くて送料がかかってしまうのと、輸送の途中で割れてしまう可能性があるため、出来れば避けて頂きたいと思います。また、コンビニの大きなサラダのドレッシング入れとしてついているような柔らかい素 材のものは、日本からの輸送途中でつぶれて穴が開いてしまったり、テヌウェクーナイロビ間の輸送中の激しい振動で液漏れを起こしてしまったりする可能性があるため、避けて頂けますと感謝です。
採取された組織をホルマリン漬けにして(理科室の標本のような感じです)、別の病院に送って検査してもらうまでの入れ物として使います。胃カメラや針生検の時に採取される組織は米粒大なので、カメラのフィルム入れ位の小さいものがちょうど良いですが、のどの甲状腺の手術の時などならばもう少し大きい例えばガムのキシリトールのボトル位のサイズから家庭用のキムチ、駄菓子屋さんの串ものの入っていた大きめの入れ物などが重宝です。お腹の手術になると、4リットルから5リットルサイズが必要になります。アイスクリームの大きめの容器を使ったり、消毒薬などの5リットル用ボトルをためておいて、上の方に切り込みをいれて大きなビニール袋に採取された組織とホルマリンを入れて口を縛り、切り込みをテープでまた塞ぐ、という方法をとったりしています。テヌウェク病院から検査してもらうナイロビの病院までにはがたがた道もあるので、しっかりした材質のものでガードすることが必要なのです。手術の内容や個人差で本当にさまざまなサイズのものが必要になりますので、どんなサイズでも感謝です。
3.その他
最近、三角巾を送って下さる教会もあり、理学療法室や整形外科外来で感謝しています。主に骨折した腕を「吊る」ために使いますので、例えば一辺が105センチくらいの正方形を斜め半分に切ったサイズの直角二等辺三角形ならば大人にも使えます。
インターネットで「三角巾」と入力して調べると、調理や掃除の時に頭にかぶるためのもののサイズも出てきますが、大人の腕を吊るためには小さすぎてしまいます。ただ、小児用としては使えると思います。
さらしの1反物や、手ぬぐい(色付き、名前付き、柄物も含めて)などは、包帯になっていても感謝ですが、そのまま送られた場合は、新生児室に送って、おむつに加工して使う事が多いです。普通のおむつにするよりは、普通の場所に「出口」が無かったり機能していなかったりする赤ちゃんに手術をして、おなかに作った「穴」から出るようになっている場合の特別なおむつを作るために使う事が多いそうです。
一般的な文房具(メモ用紙、ノート類、ファイル類、ボールペン、画鋲、ホチキスの芯、定規等)は、病院内での事務仕事のため、また鉛筆などは近所の孤児院や学校などに配ったりするためにも用いさせて頂いています。
タオル類は、職員用の手拭きとしては使わないように感染予防の観点から指導されるようになってきていますが、心臓外科手術直後の患者さんなど、シャワーを浴びられないのでベッド上で体を拭く必要のある患者さんのために用いられています。もしお手持ちがあれば、引き続き送って頂けますと感謝です。
固形石鹸類も、同様に職員向けには感染予防の観点から使わない傾向にありますが、小分けして上述のような患者さん方のために使う事は続けられていますので、もしお手持ちがあれば、引き続き送って頂けますと感謝です。
アクリルたわしは、固形の食用油で調理することが多く、牛乳の入ったチャイのカップを洗う事の多いケニアの院内での食器洗いに大変重宝しております。一度使い始めると、ぼろぼろの切れ端になってもそれをつまんで、文字通り最後まで使っているのを見ます。そのほかのお掃除グッズや食器洗い用のスポンジやブラシ、も感謝です。最近は進歩が著しいので、出来るだけ分かる範囲で使わせて頂いています。
雑巾はなかなか手に入らないので、特に規格のようなものもありません。日本で使われているサイズでしたら大丈夫です。もし「けば」の少ない材質で作ってあれば手術室内の清掃にも使いやすいですが、そうでなければ普通の所の清掃に使えますので感謝です。
ビジネスホテルや旅館に泊まるとついてくるアメニティ・グッズのうち、「剃刀」は最近基準が変わったので使う頻度が著しく減りましたが、他のものは歯ブラシなら歯科外来や心臓外科手術後の患者さんに、櫛やブラシは心臓外科手術後の患者さんに、石鹸はそのまま各所で、また心臓外科手術後の患者さんに、使い捨てのボディータオルやボディースポンジはICU等の寝たきりの患者さん用に、コットンや綿棒は手術前にマニキュアをふき取って頂いたり、機器類を掃除するために、髪留めは髪の長い見学者や患者さんの髪をまとめて頂くために、シャワーキャップは、髪の毛や頭皮が極端に汚れているが綺麗にする時間の無い患者さんや、ボリュームがあり過ぎて手術や麻酔に支障が出そうな患者さん 、また額の傷などの手術の時に、髪の毛をよけて手術の邪魔にならないようにまとめたり消毒薬や血液で髪の毛が汚れないように保護したりするため、また宗教上の理由で頭に常にかぶっていないといけないという方に、いつもかぶっている家からの埃だらけの帽子やターバンやスカーフを手術室に持ち込むのは良くないのでそれらの代用品としてかぶって頂くために(手術室用の帽子をかぶって頂いても良いのですが、今の在庫状況では、患者さん方に1時間程度使っては次々捨ててしまうよりはスタッフにまず行き渡るように出来るだけ節約したいので、という理由もあります。)、などさまざまに用いさせて頂いています。もし余分がありましたら送って頂けますと感謝です。
ベビー服をはじめとして衣類は、ケニアと日本の政府の間の取り決めで、「送ってはいけない」と明文化されています。残念ですが、ケニア宛の箱には「入れない」ようにお願い致します。
4.送り状について
送付先は「名前」の所に Tenwek Hospital と書いて下さると私が不在の時でも病院が受け取れるので助かります。
続く住所(Address)は P. O. Box 39, Bomet で、郵便番号(Post Code)は20400、Cityの欄も Bomet 国名は KENYA 、もし電話番号の記入が必要でしたら、+254-20-2045542 でお願いいたします。
名前の所にAnna N. Tsutada と入れて下さった場合は 住所(Address)が c/o TenwekMission Hospital, P. O. Box 39, Bomet となるだけであとは同じです。
内容物は、包帯ならば Rolled Bandages または Roll Sheets と書き、個数と値段を書いて下さい。手作りの包帯なので、値段は自分で決める事になりますが、受け取りの時に支払わなければならない税金の額にも影響しますので、出来るだけ安めに書いて頂けると感謝です。再販売ならば巷でも値段は下がりますし、もしこれをフリーマーケットやバザーに出すとしたら、と考えていただければよいのではないかと思います。その基準も地域や個人によって様々とは思いますが。病理検査用に送って下さる空き容器は、Empty Containers for Biopsy と書いて頂ければと思います。個数と値段もお願いします。
どうにも値段のつけようのないちょっとしたものには、Nil と書く事も出来ますが、出来るだけ10円でも書いた方が良いと思います。
麻薬防止やテロ防止のため、最近はほぼ全部の箱が一度は開封されて隅々までチェックされます。ついでにいれたものも、漏れなく内容物の欄に記入して頂きますようお願い致します。「こっそり」「故意に隠して」いつも何か送っているような印象を与えたくないためです。
もし文房具や飴玉、おせんべいなど入れる場合は、病院のスタッフのためでも宛先をAnna N.Tsutadaにして頂くと、開封の時に他のものと分別出来、経営陣と相談してから分配できるため、また高額な税金がかかった場合の対処もしやすいので、感謝です。その場合、「病院のスタッフのため」などと明記して頂いたり、あらかじめメールなどで知らせておいて頂けますと、誤用せずに出来るだけ当初の意図に沿って分配できますので宜しくお願い致します。出来れば、包帯や病理検査用の空き容器だけの方が 税金がかからず、現在200円前後の手数料のみで受け取れることが多いので、可能な範囲で箱ごとの内容の配分をご配慮いただけますと感謝です。
出来ればマジックで、箱の側面などのスペースに、FOR MISSION HOSPITAL (ミッション病院のためのもの、の意味。)、そしてNon-Commercial Value (商品価値なし、の意味)と大書して頂くと、税金が算出される時に法外にならずに済むようですので、お手数ですが宜しくお願い致します。
送付方法は、包帯や空き容器等ならば腐らないので、到着までに最低3か月、最長で1年以上かかる事もありますが、「船便」が安いと思います。今の所、最大30㎏まで送ることが出来るはずです。重量と送料の細かい内訳表は、郵便局やインターネットでご確認いただけましたら幸いです。
SAL便(航空便の空きがある時に送る)、航空便、EMSもありますが、ケニアは日本からもっとも遠い地域に分類されているので、送料がかなり高額となってしまいます。一度に送れる重量の上限も船便より低くなります。2キロ以下ならば、スモールパケット(小型包装物)という分類で送ることも出来ます。基本的には手数料や税金がかからずに、ハガキを受け取る時のように無料で受け取ることが出来ます。(かける基準や税率が現場に任されているのか、なぜそうなるのか「よく分からない」時もあって、税金がかけられることも時々あります。)
規定サイズ内の箱または封筒か袋に、ハガキを書くときのように直接宛先と送付先を直に書きます。郵便局で手のひらサイズくらいの専用の緑色のシール(記入用紙)を1枚貰って、Gift (贈物) にチェック。内容物と個数、値段の記入をし、危険物が入っていない事、内容物が一覧と一致している事を証明するための署名と日付など、必要事項を記入して、宛名のそばに貼ります。
出来れば Small Packet とマジックなどで箱の側面などに記入します。 船便や航空便、SAL便のどれで送るかを聞かれるので、指定します。出来れば予め決めておいた送付方法により、自分でも BY AIR(航空便)、または、BY SEA MAIL(船便)、または、SAL(SAL便)などと側面等に書いておきます。
言葉足らずの所も多々あると思いますので、ご不明の点など何度でもお問い合わせいただけましたら感謝です。ただ、たまにメールの不具合で、こちらにメールが届かず消えてしまう場合や、こちらから送信したものが途中で消えてしまってそちらに届かない場合などありますので、数日中に返事がないようでしたら、お手数をおかけして大変申し訳ありませんが、再送信していただきますようお願いいたします。
先生方、教会員の皆様に、感謝とともにくれぐれも宜しくお伝え頂けましたら幸甚です。
2019年2月17日 記
蔦田就子 Anna N. Tsutada
メールアドレス(インターネットやサーバーの調子が良ければケニアでも使っています)
tenwekanna@yahoo.co.jp
tenwekanna@gmail.com
(ケニア住所)
c/o Tenwek Hospital
P. O. Box39, Bomet 20400
KENYA
携帯番号(ケニア入国後再取得の予定)