KENYA(ケニア/テヌウェク)蔦田就子
Miss Anna N. Tsutada
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公信241号(2024年9月)HP更新10/29
今年の九月は行事が多く、何だか日本みたいだなと思っておりました。最近大きな問題になっている事を取り上げた手術室スタッフの拡大(医師、研修医なども交えての)ミーティング、「ハート・ラン」と名付けられたチャリティーマラソン、泊りがけのWGMケニア宣教師教区会、インマヌエルの世界宣教局のオンライン局員会、A&Eと名付けられた新しい救急外来病棟の献別式、ステーション・ミーティングと呼ばれるテヌウェク病院関連の宣教師の会議もありました。
「ハート・ラン」は、心臓外科に必要な費用が払えない患者さんや、その他の医療費が払えない患者さんのためのチャリティーマラソンでした。今まで私自身はチャリティーマラソンの仕組みがよく分からなかったのですが、参加登録費用や関連Tシャツの売り上げ、ホテル宿泊やコンピューターなどの豪華賞品が当たるかもしれないくじの売り上げ、競技数日前のディナーパーティーの売り上げなどが、医療費が必要な方々への基金に回されるという事でした。当日はハーフ(21キロ)マラソン、5キロマラソン、2キロの歩きの3コースがありました。流石ケニア、トップの方は競技会並みのタイムだったそうです。近所の子供たちにサッカーを教えている宣教師の方や、麻酔科のU先生もなかなかのタイムだったそうです。後のWGM教区会で、AGCのビショップ(教会代表)が「私もスターターをやらせてもらって」とおっしゃっていたので、えっ、とビデオを見直したら、いかにもという感じの白シャツを着て「パーン」と空砲を鳴らしていたのは確かにロバート・ランガット牧師でした。
A&E (アクシデント、事故、とエマージェンシー、緊急)と名付けられた新しい建物は3階建てで、鉄とガラス、という感じの近代的な建物です。
「一部屋」にぎゅうぎゅうに詰まっていた以前を考えると隔世の感があります。手術室や病棟が詰まっていると特に患者さんが増える一方で、「病棟の空きを待ちながら、救急室の車いすの上で3日間過ごした」という話を聞いたこともあります。壁からの酸素も足りないので、枝分かれして酸素供給や吸引をするために「Y字のコネクターが無いか」と手術室に問い合わせが来ることもしょっちゅうでした。自動で連続して血圧を測る機械等のモニターも足りなくて、複数の患者さんでとっかえひっかえ使わねばならない状況のときもありました。外科だけでなく、内科、小児科など全科の重症患者さんの最初の窓口ですので、その負担は大変な物でした。
多くの祈りと涙と希望と展望、時間と犠牲等が注がれて、今は広いフロアにちゃんと各機能が動く移動式のベッドが多数あり、それぞれをカーテンで区切ることも出来ます。モニターや酸素なども完備しています。広い受付、家族の待合室、広いナースステーション、採光の出来る窓、主任のオフィスなどもあります。下の階には大きな液晶画面も装備した会議室兼研修室、スタッフ用の整った更衣室などがあり、上の階はCEOオフィスなど一部の事務部門が引っ越してきました。グランドオープンの式典は日中なので手術室の業務と重なり、参加は出来ませんでしたが風に乗って「おおみかみをほめまつれ」の賛美が聞こえてきて、ああ始まったな、と思いつつ神様に感謝したことでした。10分26秒のビデオにまとめて下さった宣教師がおられますので、日本の皆様にも「ご覧」(←クリック)いただくことが出来ます。
最近のCTC(心肺センター)でのセミナーでも述べられていましたが、神様が大きなことをして下さった、とまたも感謝する時であり、そこにこれからの希望を持てる時でもありました。
その他の活動報告や祈祷課題
祈祷課題
◆ マラソン大会が事故無く守られ、救急病棟の献別式もなされた感謝
◆10月予定の心肺センター献別式が守られて聖名が崇められるように
◆病院の働きが福音のために用いられ、働き人(ルカ10:2)が起こされ用いられるように
ホームページ用:「包帯の送り方、」「支援物資の送り方」など(2019年2月17日記) 更新 4/15
ケニア・テヌウェク病院に送付して頂く包帯等について
お問い合わせを感謝いたします。お忙しい日本の方々が、時を割き、心を遣って祈り、包帯や病理検査用の空き容器等を集めて送って下さっていることに、病院のスタッフ一同心より感謝しております。くわしくは、こちら(クリック)をご覧ください。
その他
2016年5月〜の宣教報告(過去ログ)はこちら
次回の帰国予定巡回予定などが決まった場合、掲載されます
申し込みは世界宣教局 まで
巡回報告予定
日時 | 教会・聖会 |
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