《熊本大地震災害対策本部からのご報告(最終号)》2016年11月29日
「この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から救い出された。」(詩篇107:7)
現地災害対策室から:國重潔志
救い主の御名を讃美申し上げます。
先の熊本震災にて苦しみのなかを通られた方々を覚えて祈り、また様々なかたちを通して、そして御献金によって、苦しむ方々を苦悩から救いだそうとされる主の御働きに加わられた全国の教会の皆さまの故に御名を崇めます。また、微力ではありますが、実際に被災された方々のところにお伺いしております熊本地震災害対策本部・現地対策室のためにお祈りくださいましたことを心から感謝申し上げます。
救い主の御名を讃美申し上げます。 先の熊本震災で苦しみの中を通られた方々を覚えて祈り、また献金などを通して、苦悩から救い出そうとされる主の御働きに加わられた全国の教会の皆さまの故に御名を崇めます。また被災地に伺う熊本地震災害対策本部・現地対策室のためにお祈りくださいましたことを心から感謝申し上げます。
現地対策室では、熊本教会へは支援物資や支援金をお届けする他、九州キリスト災害支援センター(九キ災)の諸活動に加わってきました。具体的には、九キ災関係の牧師らとともに阪下謙師(佐賀教会)、吉村和記師(久留米教会)、そして國重の3人が交代で、震源地の益城にある木山キリスト教会(安食教会の島田貴子牧師の出身教会)の講壇支援にあたりました。牧師の小田師は震災でお住まいを失い、教会をボランティア活動の拠点に供されたことで説教準備がほぼ不可能な状況に追い込まれておられます。九キ災の牧師らの講壇支援は終わりましたが、現地対策室3牧師は交代で月1回、講壇支援にあたっており、これは年度末まで続けられる予定です。
対策室では、教団の愛兄姉方と同じように、九キ災によって進められているボランティア活動に加わり、また九キ災の運営委員会にも加わりました。最近は被災教会で自立再建の困難な教会(特に小規模の教会)への経済的支援の査定訪問にもあたっています。さらに、これは異例のことですが、行政からの依頼で、九キ災が仮設住宅のコミュニティつくりや、心身に痛手を受けた方々へのケアに当たっています。クリスマスには仮設住宅800軒にケーキを手渡しすること活動にも参加しています。
熊本のために祈っておられる方々のお心をどれだけお届けできたのか、足りない働きで主の前に、また全国の皆さまに申し訳なくもありますが、なお引き続きお祈りに覚えて頂ければ感謝です。
◇教団代表・災害対策本部長 藤本 満 ◇災害対策委員長 蔦田直毅
この度の熊本震災に際し、全国の教会のお祈りと多くのご支援に感謝致します。震災の復興はなお続いていますが、教団としては10月末をもって代表を長とする緊急の災害対策本部を閉じ、通常の災害対策委員会の活動に戻ります。同時に現地対策室も活動を終了しますが、上記の通り木山キリスト教会の講壇支援は明年3月まで継続いたします。
お献げいただきました支援金の残額は、前回の東日本大震災時と同様、(あってはならないことですが)次の災害に備えて、災害対策基金として蓄えます。他教団を含め、お献げくださった全国の教会、また教会員の皆様に、主の豊かなお報いをお祈りします。加えて、被災地の教会に格別な聖誕節のご祝福をお祈りします。
ご承知の通り、福岡の道路陥没、福島の地震と津波など、災害は休むことなくやって参ります。主のお出でがますます近くなったことを覚えます。教会周辺の避難場所や経路、備蓄品や消火器の賞味期限・使用期限、規模によっては消防検査や避難訓練が義務付けられている教会もあるでしょう。これらのことにも心を用いつつ、地上の災害への対策とともに、何よりも天への備えを確かなものにいたしましょう。
《熊本大地震災害対策本部からのお願い 第5号》2016年7月1日
「あなたは地をゆるがせ、それを引き裂かれました。その裂け目を、いやしてください。地がぐらついているのです。……あなたは、あなたを恐れる者のために旗を授けられました。それは、弓にかえて、これをひらめかせるためです。」(詩篇 60:2~4)
熊本大地震のためにお祈りとご協力を頂き、感謝申し上げます。
余震もなお続いていますが、復旧、また復興へ向けて少しずつではありますが前進が続いています。皆さまの祈り心をかたちに表されました尊い支援金も災害対策委員会の熊本地震災害対策本部でまとめられ、本教団の熊本教会のほか、熊本の諸教会に届けられ続けています。状況は少しずつ良くなってきてはいますが、以下の報告をお読みくださいますとともに、なお引き続いてお祈りくださいますようお願い申し上げます。
国内災害対策フォーラムから(岩上敬人師)
6月28日(火)JEA援助協力委員会の呼びかけで開催された国内災害対策フォーラムにイムマヌエルから、蔦田直毅師、岩上敬人が出席してきました。
各教団の災害対策室や危機管理の担当者、また災害支援団体(ワールドビジョン、国際飢餓対策機構、救世軍、クラッシュ・ジャパンなど)が一同に集まり、各教団の災害対策が報告されました。
それぞれ独自性や特徴をもって、災害支援活動をしていることがわかり、またお互いの弱いところを補い合い、強い部分を生かし合う可能性が見えてきました。
地域教会ネットワークや災害対応チャプレンの働きも紹介されました。
日本の福音派の教会が、それぞれ教団、教派の独自性を持ちながらも、災害時には地域内、あるいは地域間で、また教団同士で情報交換や協力をしながら、さらに災害支援団体とも連携しながら、災害支援ができれば素晴らしいと思いました。
災害の多い日本で、福音派の教会が一つになって災害対応に取り組むことは、宣教協力においても大きな意義があると感じました。
現地災害対策室から國重潔志師)
【インマヌエル熊本教会】
熊本教会は、すべての公会と支部が震災前と同じ内容と時間で活動が進められています。被災された教会員の方々も、7月末には避難生活から仮住まいの生活に移る予定が立ち始めていますが、なお見通しが立たず避難生活を続けておられる教会員の方もおられます。また、住まいが損傷しつつも未だ修理がなされておらず、先の豪雨も屋根をブルーシートで覆ったなかでの生活を余儀なくされておられる方々もおられます。引き続きお祈りください。
【益城の木山キリスト教会】
島田貴子先生ご出身の単立木山キリスト教会は、付近一帯の地盤が沈下したことから、教会前の秋津川に仮堤防がつくられましたが、先の豪雨で川が氾濫し、教会駐車場の半分ほど水に浸かりましたが、教会建物まで水が及ぶことなく守られました。
島田貴子先生のお母様は、避難所生活を続けていくなかで体調を崩され肺炎で入院されました。容体は安定しつつあるとのことですが入院生活は続いています。避難所生活を続けておられる島田先生のお姉様とその御家族のみなさまをはじめ、被災者の方々のためにお祈りください。
【日本ホーリネス教団熊本教会】
高速道路の熊本インターチェンジ近くに、日本ホーリネス教団の熊本教会があります。
熊本のきよめ派連合聖会、また九州聖化交友会などで本教団とも親しくお交わりを頂いています教会です。
地震のため、教会建物の柱がずれたり壁にひびが入ったりなどしましたが、建築士による「使用可能」との診断を受け、礼拝を再開されました。
教会の今後につきまして、主の導きを求めておられます。どうぞお祈りください。
【九州キリスト災害支援センター】
熊本でのボランティア活動の拠点は熊本市北部にある植木キリスト教会に移りました。瓦礫処理や被災家屋内の片付け、引っ越しの手伝いなど、なすべき務めは多くあります。所属教会の牧師と相談のうえ、ぜひボランティア活動にご参加ください。申込は、九州キリスト災害支援センターのホームページ上からできます。
ボランティア活動内容や参加方法についての詳細は、現地対策室の國重までお問い合わせください。
被災地と教会のため、引き続きお祈りとご協力を、主にあって宜しくお願い申し上げます。
《熊本大地震災害対策本部からのお願い 第4号》2016年6月17日
「なぜなら、この奉仕のわざは、聖徒たちの必要を十分に満たすばかりでなく、神への多くの感謝を通して、 満ちあふれるようになるからです。」(コリントⅡ 9:12)
熊本大地震のためにお祈りとご協力を頂き、感謝申し上げます。
余震も少なくなってきたと思われていた中、12日には再び震度5弱の余震が熊本を襲いました。被害の報告は入っておりませんが、現地の方々の不安は消えない状態にあります。
今週14日に、災害対策本部の会合を開催いたしました。報告された全国の支援献金の総額は、14日現在までに、5,183,596円となっております。おささげくださった教会、また皆様方に心より厚く御礼申し上げます。
その内、第一次支援金として既報の通り1,903,458円(送金手数料等を含む)、加えて第二次支援金として今回、3,002,268円(送金手数料、現地対策室活動費、交通費等を含む)を支出しました。
インマヌエル熊本教会へは、東日本大震災のときと同様に、全・半壊のご家庭や部分被害のご家庭へのお見舞金をお届けしました。加えて家屋が全壊し、今も避難所生活をしておられる島田貴子師のご実家、島田師の出身教会でもある木山キリスト教会、熊本ナザレン教会、そして全壊した熊本東聖書教会等に、それぞれ支援金をお届けいたしました。現地の情報をさらに集め、必要があれば支援させて頂きます。
現在までの活動として、現地対策本部の國重潔志師が、5回ほど現地入りされ、また木山教会での説教などの支援をされています。
去る5月30日に現地の「九州キリスト災害支援センター」(略称「九キ災」)の運営委員会(於 植木キリスト教会)、続いて「熊本地震支援会議」(於 益城の木山キリスト教会)が開催され、運営委員会にはインマヌエルの現地対策室の國重師・吉村師、クラッシュの岩上敬人師が出席され、100名を越える集会となりました午後の会議には上記の3名の他、熊本教会の末弘師ご夫妻、長崎教会の坂田師ご夫妻、現地対策室の阪下師、南日本BAの岩上祝仁師、そして災害対策委員として蔦田が出席いたしました。(九キ災では、一部ではありましたが被災された先生方のリトリートなどもなされたと伺いました)。
その後、幾つかの教会と、5月末までベースとなっていた熊本ハーベスト・チャーチ、6月からベースとなっている植木キリスト教会を訪問させて頂き、指導者の方々とお会いし、またお見舞金をお届けいたしました。
現地災害対策室から
【インマヌエル熊本教会】
地震災害の復旧が少しずつ進むなか、熊本教会ではいち早く業者が修理にとりかかり、教会内部と外壁修理は完了されました。信徒の方々も励んで礼拝をはじめとした諸公会に出席しておられ、7月からは伝道会もいつもの時間通りに開かれる予定です。
林田定住伝道師をはじめ、ご自宅が全壊された教会員の方々は、仮のお住まい入居の抽選にあたるなどし、今後2年間の住む場所の目処が立ちつつありますが、まだ今後の予定が見えない状況におられる会員の方もおられます。また、屋根が損傷しブルーシートで雨をしのいでいる状態の方々もおられます。引き続きお祈りください。
【近隣の教会】
島田貴子先生ご出身の単立木山キリスト教会は、益城地区のクリスチャンボランティア活動の拠点、また必要な物資をご近所の方々にお分けする場を提供しつつ、礼拝など教会の営みも進められています。小田真由美牧師をはじめ教会員皆さまは被災者でありつつ、益城町の方々のために愛の労苦を担っておられます。お祈りください。
熊本のきよめ派教会が連合しての聖会が毎年開催されていますが、今年は会場教会の熊本ナザレン教会の修復が完了していないことから、インマヌエル熊本教会を会場にして、6月19日(日)~20日(月)にかけて連合聖会が開催されます。
今年の講師は奇しくも熊本ナザレン教会出身の坂本誠先生です。恵み溢れる2日間となりますようお祈りください。
【九州キリスト災害支援センター】
熊本市内の支援活動拠点が熊本ハーベストチャーチから、熊本市北部の植木キリスト教会に移りました。被災地の中心からやや離れていることから、活動も少々難しい面も出てきています。また、これまで拠点場所を提供してきた熊本ハーベストチャーチは、震災から約2ヶ月経って、ようやく自らの復旧活動に取り組んでおられます。これまで熊本ハーベストチャーチが払ってこられた尊い犠牲によって多くの方々が主の恩恵を受けられましたことも覚え、熊本ハーベストチャーチのためにもお祈りください。
ボランティア活動について
・これまでクラッシュ・ジャパンを通して、あるいは、九州キリスト災害支援センターに直接行って、熊本でのボランティア活動に参加してくださったことを心から感謝申し上げます。ボランティアの方々は、熊本市や益城町、また南阿蘇まで行ってくださり、現地の必要に応じて、たくさんのボランティア活動に携わってくださいました。また医療・看護チームに加わって、専門性を生かしたボランティア活動に参加してくだった方もおられました。皆さまの愛の労に主の豊かな報いをお祈りしております。
・クラッシュ・ジャパンでは初動の支援活動が落ち着いたことで、ボランティア募集を一時停止しました。けれども現地では多くのボランティアの必要があると聞いています。ボランティアを希望される方は、九州キリスト災害支援センターに登録をお願い致します。今後、傾聴や心のケアの部分でクリスチャンボランティアが必要とされると思います。ぜひお祈りをお願い致します。
・熊本では7月16日(土)に傾聴・心のケアトレーニングが開催される予定です。
クラッシュ・ジャパン派遣:岩上敬人
被災地と教会のため、引き続きお祈りとご協力を、主にあって宜しくお願い申し上げます。
PDFファイル:熊本大地震災害対策本部からのお願い 第4号
熊本大地震災害対策本部からのお願い 第4号 ←PDFファイルです。必要なかたはDLして、教会掲示用などとしてお持ちいください
《熊本大地震災害対策本部からのお願い 第3号》2016年5月13日
「神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。それゆえ、われらは恐れない...... 神はそのまなかにいまし、その都はゆるがない。神は夜明け前にこれを助けられる。」 (詩篇 46:1〜5)
熊本大地震のために、篤いお祈りとご協力を頂き、感謝申し上げます。また、支援献金にご協力 を頂いておりますことを主にあって厚く御礼申し上げます。
余震も少しずつ減り始め、不通だった道路箇所も減ってきていますが、依然多くの方々が避難 生活を余儀なくされています。引き続き、お祈りを宜しくお願いいたします。
災害対策本部から
5月10日(火)に本部で災害対策本部会議が開かれ、被害状況と復旧の進み具合について報 告がなされ、今後取り組んでいく課題などについて話し合われました。
◇熊本教会の状況
熊本教会と熊本教会の皆さまが受けた被害状況については、既報の通りですが、講壇後方の 内壁修理は完了されました。今度の日曜日から伝道会も再開されるとのことです。
お住まいを失われた林田先生と益城に住んでおられた教会員のご家族についてですが、林田 先生は教会員宅で、そして益城に住んでおられた教会員ご家族は教会の母子室で生活しておられます。落ち着ける先を探しておられますが、こうした状況ですので、なかなか見つからず、困難を極めています。
◇益城町木山キリスト教会の状況
熊本県益城町では甚大な被害が出ましたが、島田貴子先生の出身教会である単立木山キリス ト教会は、ニュースでよく映し出されていた益城町役場から南に約400メートル、インマヌエル熊本教会から東に約5キロほどのところにあります。ニュースなどで報道されていた通り、教会周辺 の地盤は沈み多くの家々が倒壊しているなかで、太い柱と鉄骨で建てられた教会の建物自体は 構造的損害を被ることはなかったそうです。会堂内のアップライト型のピアノが倒れるほどの揺れであったにもかかわらず、窓ガラスが落ちた程度で済んだとのことです。木山教会の小田先生と 教会員の皆さまも大怪我をされることは無かったとのことですが、先生をはじめとして避難生活を 強いられている教会員の方々も少なからずおられます。 被災された方々、特に自宅を失われ避難生活を余儀なくされておられる方々は大きな困難の中 にあります。
ボランティアについて
熊本市内にあるハーベスト・チャーチを拠点としたクリスチャン関係のボランティア活動も進めら れています。
クラッシュ、ワールドビジョン、九州キリスト災害支援センターとも協力しつつ、飢餓対 策機構のリーダーシップのもと、熊本の諸教会も含め、現地の方々の必要に応えるべく様々な要 請に応じています。既に当教団からも何人かの方々が参加されています。
現在のボランティア活動は、主に後片付けや清掃作業となっています。熊本の諸教会から、また 地域の方々から寄せられる要請に応えています。物的支援はすでに十分とのことですが、人的・ 経済的支援の必要はまだ続いています。
ボランティア参加者の宿泊場所は、現在のところ、熊本市内にある熊本ハーベストチャーチとなっています。食事は各自でとなっていますが、物流は回復しており食事に不自由することはないでしょう。
本教団からはクラッシュを通じてボランティアの参加申込みをすることになっています。牧師とよくご相談のうえ、窓口となっています武蔵村山教会の岩上敬人先生(timiwag@gmail.com)にご連絡ください。
被災地と教会のため、引き続きお祈りとご協力を、主にあって宜しくお願い申し上げます。
PDFファイル:熊本大地震災害対策本部からのお願い 第3号(写真・長)
熊本大地震災害対策本部からのお願い 第3号(写真・長) ←PDFファイルです。必要なかたはDLして、教会掲示用などとしてお持ちいください
《熊本大地震災害対策本部からのお願い 第2号》2016年4月28日
「神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。それゆえ、われらは恐れない……神はそのまなかにいまし、その都はゆるがない。神は夜明け前にこれを助けられる。」(詩篇46:1~5)
熊本大地震のために、篤いお祈りとご協力を頂き、感謝申し上げます。また、支援献金にご協力を頂いておりますことを主にあってあつく御礼申し上げます。
なお余震は続いており、避難所生活をしておられる方々の中で亡くなる方や、ウィルスの感染なども報じられております。引き続き、お祈りを宜しくお願いいたします。
現地からのご報告
熊本教会では、24日の聖日に55名の礼拝が持たれ、今後のために会員の方々の現状の詳細な調査をしました。
死亡者はありませんでしたが、家屋の全壊、レスキュー隊によって救出されたご家族、入院中の方々がおられます。伝道師の住んでいたアパートも倒壊しました。現在、10名を越える方々が教会で仮住まいをしており、避難所生活をしている会員もあります。家屋の全壊は1件、確認された被害は8件とのことです。
今後の必要として
①教会の会堂の修理工事
②教会員の家屋の修理
③一部の方の住まいの確保等が上げられています。引き続き、お祈りをお願いします。
余震の続く中、牧師方は2Fの牧師館ではなく、玄関で靴を履いたままで就寝しています。先生方の霊肉のみ守りと、教会の必要のため、引き続きお祈りとご支援を宜しくお願いいたします。
◇活動報告
災害対策本部立ち上げに先行し、4月19日に國重潔志師が現地入りされ、また、全国の教会への支援金のお願いを開始しました。その後、4月20日に対策本部が発足し支援を開始しました。
25日に、九州キリスト災害支援センターの全体会が開催され、現地対策室の3名が出席しました。JEAを通して刻々と入ってくる関係の諸教会、また諸団体の活動のご報告を伺いつつ、各方面との協力のもと、お送り頂いている支援金を始め、適切な対応をさせて頂きたいと願っています。
災害支援センターを通しての物資援助は今のところストップのお願いが来ていますが、ご承知の通り現地の必要はまだ多くあります。物資の足りていない地域、ボランティアを必要としている地域もあります。正しい判断のうちに支援がなされるよう、対策本部のためにもお祈りを宜しくお願いいたします。
ボランティア募集についての情報
現地でのボランティア活動について、下記のような情報が入って来ています。よくお読みくださり、牧師とご相談の上でご参加ください。なお、参加は自弁が原則ですが、交通費等の補助が必要な場合は教会経由で災害対策本部にご相談ください。なお、ボランティア募集は刻々と状況が変わりますので、その都度確認をお願い致します。
【クラッシュ・ジャパンより】 窓口は武蔵村山教会・岩上敬人師(timiwag@gmail.com)
クラッシュ・ジャパンでは現在、2名のスタッフを現地に派遣しています。現地からの要請では、
・教会をはじめ、後片付けや清掃作業のボランティア
・避難所の子どもたちと一緒に遊ぶボランティア
を募集中です。1日50名のボランティアが必要とのことです。
既にボランティア登録は開始されていますが、クラッシュ・ジャパンでは個人登録に対応することが難しいとのことですので、
・なるべく教会(複数教会、教区も可)単位でチームを作って
・代表者(チーム・リーダー)が登録し、派遣までの責任を持って頂くということでお願いいたします。
宿泊所は熊本ハーベスト・チャーチ、YMCAなどが用意されるとのことです。
※ご参考までに、九州キリスト災害支援センターからのボランティア募集についての資料です
・募集人員と期間:1チーム8名まで、実働2日以上(1名から参加可能)
・ボランティア内容:家屋内の片付け、炊き出し、避難所・地域の必要に応える働きなど(変更あり)
・必要な物:ゴム手袋、マスク、寝袋、作業服、安全メガネ、底の厚い靴(トレッキング)、常備薬等
(その他、個人で必要と思うもの)
・その他の連絡事項:食事や洗濯などは基本的に各自で用意して下さい
・宿泊:九州キリスト災害支援センターが指定した熊本の諸教会、もしくは熊本YMCA(GW中のみ)
・その他:宿泊所までは自分でお越し下さい。各自治体で加入することが出来るボランティア保険
に事前に加入して下さい。申込書は九州キリスト災害支援センターHPからダウンロードできます。
http://jeanet.org/release/2016/04/903
その他、前号でお知らせした中・長期のボランティア、医療関係のボランティアにもご奉仕の道があります。専門的な技術や資格を持っておられる方で、参加を希望される方はご相談ください。
被災地と教会のため、引き続きお祈りとご協力を、主にあって宜しくお願い申し上げます。
熊本大地震災害対策本部からのお願い 第1号 2016年4月21日
去る4月14日夕刻、熊本市を中心に発生した震災は、一週間経った現在も、震源地を移動しつつ震度5クラスの余震を含む余震が継続しており、地震に関連して亡くなられた方も50名を越えています。今なお多くの方々が避難所や車中で不便な中を通過しておられます。
現地の情報
熊本教会:既報の通り、末弘嘉孝・稔子牧師は守られ、教会の建物も軽微な被害で守られました。しかし一教会員の家屋が全壊し、ご夫人が骨折・入院しておられます。他に、余震のために家に帰れない方々十数名が教会で生活しておられ、近所の方々数名も教会で宿泊されています。電気は通っており、水道は回復(水の備蓄が役に立ったとのこと)しましたが、ガスはまだ通っておりません。交通も報道でご存知の通りです。
別府教会:建物の被害は報告されていませんが、内部は相当の被害があり、また中津や大分も相当の揺れが報じられています。
これらは継続しており、余震が加わるたびに、被害が拡大していること、そして被災地の方々の精神的な疲労・消耗は加わるばかりであり、特に先生方のご心労は、計り知ることができません。
◇現地の対応
この地震発生に際し、まず熊本の牧師会がまとまり、さらに九州全体の教会から、日本イエス・キリスト教団福岡教会油山シャロームチャペル(横山法路師)を中心に「九州キリスト災害支援センター」が立ち上げられ、熊本ハーベストチャーチの中村陽志師を本部長とする「熊本災害支援本部」が立ち上げられています。各教団、団体等も今後、ここを窓口として支援していくことになるでしょう。◇教団の対応
IGMでは4月17日の第一報と共に、東日本大震災と同じルートでの支援金の募集を開始いたしました。さらに、条例第140条および細則に則り、教団代表を本部長とする「熊本大震災災害対策本部」を立ち上げました。本部長、災害対策委員の他に、南日本ブロック・アドバイザーの岩上祝仁師、「現地対策室」を加えました。
「熊本大地震現地対策室」について
この度の、熊本大地震のためにお祈りとご支援をたまわっておりますことを心から感謝申し上げます。
今回は震度7の地震が余震、そして本震と続くという前例のあまりないタイプの地震となり、熊本地方に大きな被害がでました。またそれだけでなく、本震の震源から離れた大分でも震度5強の別の地震が発生して、被害がでています。
インマヌエル教会の中で、熊本教会にも会堂に被害があり、教会員の方の中には家が全壊の方々や今なお、避難所生活をしておられる方々もいます。
このような状況を踏まえて、熊本大地震現地対策室を立ち上げました。
メンバーは國重潔志先生(福岡教会・室長)・阪下謙先生(佐賀教会)・吉村和記先生(久留米教会)の三名です。中堅の牧師三名がそろっている教区が多くない中、このような時のために、主が九州に器を備えていて下さったと感謝しております。
先生方には二つの面での働きを担って頂くことになっています。
一つは、インマヌエル熊本教会・別府教会の被害状況の確認と報告。そして、イムマヌエル教会関係者への支援の窓口と実施です。教団内での支援体制を構築して行きます。
もう一つは、もっと大きなキリスト教界の支援体制との連携です。
熊本では地震直後から、熊本教役者会が熊本教役者会熊本地震支援センターを立ち上げて、被害のなかった熊本県北部地域に活動拠点をおいて、情報の発信、物資支援、人材派遣を初めておられます。
その働きを支える形で18日(月)には九州災害支援センターが日本イエス・キリスト教団福岡教会油山シャロームチャペル(横田法路先生)に設置され、北部九州を中心にして、より広い範囲での支援体制を整えています。福岡で物資整理と仕分け、ボランティアの働きの仕分けなども行い、現地の必要に答える形での具体的な支援を行うための取り組みがなされています。
インマヌエルもこの働きに協力して、より大きなキリスト教界の熊本大地震の支援に関わって参ります。
今後の支援について、一応の現地窓口は、イムマヌエル福岡キリスト教会 國重潔志先生になっております。皆様のご支援をお願い申し上げつつ。 (南日本BA 岩上祝仁)
「熊本大地震ボランティア活動」について
4月19日現在、まだ被災地では余震活動が続いており、緊急支援が必要とされる段階にあります(二次災害の危険性や現地や現地教会への負担を鑑みて)。一般の方がボランティア活動をできる段階にはないと判断されます。
ボランティアに参加したいと願っておられる方々もいらっしゃるかもしれませんが、現地の情報をしっかりと把握した上で、現地や現地教会に負担をかけないように注意が必要です。
18日、福岡で被災地支援とボランティア活動の受け皿となる「九州キリスト災害支援センター」が発足しました。今後は、このセンターを中心に、クラッシュ・ジャパンをはじめ、災害支援団体と連携しながら、ボランティア活動に参加することができればと思います。これから、災害支援センターから発信される情報をイムマヌエル教会の皆様にシェアしていきたいと思います。どうぞお待ちください。
現在、九州キリスト災害支援センターから、中、長期のボランティア・スタッフとして奉仕をしてくださるクリスチャンの募集が届いております。
*ボランティアスタッフを求めています。
①長期スタッフ(3週間以上)――コーディネーター、被災地・被災者との橋渡しなど。
②中期型スタッフ(1週間以上)――電話の対応、物資の管理、ボランティアの対応など。
③短期スタッフ(1日から6日まで)――センターの手伝い、避難所のサポート、被災者のサポート等
④専門スタッフ――通訳、大工、電気工事など
参加したい方はインマヌエル武蔵村山キリスト教会・岩上敬人(timiwag@gmail.com)までご連絡ください。(災害対策室/クラッシュ・ジャパン 岩上敬人)
私たちの支援
Ⅰ.まず何をさておいても「祈る」こと。
個人で、教会で、ぜひお祈りください。この支援は、クリスチャンである私たちにしかできない特別の支援であり、またどんな活動にも優る最強の支援です。
Ⅱ.「支援献金」にお加わりください。
すでに全国の教会にお願いしていますが、物資の必要は刻々に変わります。また、現地にしかわからない必要もあります。今日の食糧や水、というだけでなく、継続的な支援や、現地の方々の慰労など、さまざまな必要に応じて用いて頂けますので、各教会でとりまとめてお送り下さい。いろいろな募金活動もありますが、教会を通して用いられることには特別の意味があります。何よりも主にある兄弟姉妹の「愛」を直接に表わす恵みの手段です。
先ず、東日本大震災の後、「災害対策基金」として凍結してありました基金から、熊本教会、別府教会(中津・大分を含め)、またご実家が被災された師にとりあえずお見舞いとしてお送りしました。また現地対策室の活動費、九州キリスト災害支援センターへの献金をお送りしました。
地震はまだ続いております。今後、状況を見極めつつ、被災された教会員の支援や、今後加わると思われる必要に対して適切に支援をさせて頂きます。
Ⅲ.「人材」と「物資」の支援について。
「人材」の派遣に関しては、上記の「クラッシュ・ジャパン」の項をよくお読みください。とくにホーム・ページなどで現地の必要を確認して、慎重に行動して下さるようお願いします。
・「現地に負担をかけない」という大原則をお守りください。善意が思わぬ「迷惑」になることがあります。自分の足・食料・水・宿所(寝袋等)は、全部用意した上で、さらに現地の必要を確認した上で行かれることが大切です。現地の先生方に頻繁に電話をかけることなどは、作業の手を止め、休息の時間を奪い、幾度も同じ説明を繰り返すことなども大きな負担となります。「行けば何かある」、「行けば何とかなる」はありません。
・「自分自身の身を守る」ことも最低限のルールです。専門的な知識・技術・資格などを持たずに危険地域に入ることなどには、二次災害を起こす危険があります。あくまでも現地の必要に応じて、現地の対策室や支援センターと連絡を密にした上で行動して下さい。
・「物資」の支援については、上記災害支援センターから昨日、「物資は現在のところ足りているので、もう送らないでください」とのお願いが来ています。交通や配達業者もまだ全面的に回復していませんので、必要以上の負担をかけないようにご配慮下さい。
震災の援助は、その時だけの援助で終わりません。東日本大震災の援助活動もまだ続けられています。これから先、長きにわたる復興のため、ことに主にある教会・兄弟姉妹が支えられ、現地でキリストの御名が崇められるため、一致・協力して進みましょう。
「マケドニヤの諸教会……の満ちあふれる喜びは、その極度の貧しさにもかかわらず、あふれ出て、その惜しみなく施す富となったのです……神のみこころに従って、まず自分自身を主にささげ、また、私たちにもゆだねてくれました……あなたがたの間にある愛にも富んでいるように、この恵みのわざにも富むようになってください。」(Ⅱコリント8:1-7)
◇支援金のお願い
災害対策本部では、熊本大地震のための「支援金」をお願いしております。下記の口座宛に、原則として教会ごとに「(熊本)支援金」と明記してご送金下さい。なお、下記口座に個人で直接ご送金下さっても結構ですが、その場合「謝状」等は発行できませんので、ご了承下さい。
振込先:ゆうちょ銀行 口座番号 00110-7-133609
「イムマヌエル綜合伝道団」
※ゆうちょ銀行以外の銀行からお振込みの場合は
ゆうちょ銀行 店番 〇一九(ゼロイチキュウ)支店
預金種目 当座
口座番号 0133609
名 義 イムマヌエル綜合伝道団
となります。
本部費と同じ口座宛 に、毎月の送金時にまとめて下さっても結構ですが、いずれも「支援金」と明記してご送金ください。 なお、教会としての会計の扱いは、収入は「その他の献金」、支出は「他教会支援」の項目です。
まだ先の見えない部分も多くあります。支援金もお受けしていますが、何よりもお祈りを宜しくお願いいたします。